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日記といふもの

日々どうでもいいことを書き連ねて「いきたい」日記帳です。 最近はTwitterに逃避しがち。良ければそちらもよろしくです。

27 2月

樹るう先生サイン会 in COMICSJUNKDO津田沼店

2月はこの週にサイン会が集中しました。ということで土曜日一発目のサイン会は千葉の津田沼です。
樹るう先生のサイン会『ポヨポヨ観察日記(9)』刊行記念のサイン会。樹るう先生は4コマ漫画家さんのサイン会常連クラスになりましたね。
ジュンク堂なので予約は楽にできましたが、この後の佐野妙先生の初サイン会情報が後から入ってきたので大変なことに。なんで同じ竹書房のサイン会が同日になるかな…

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風船か…そりゃ一点ものですね。

タイトなスケジュールだったので、津田沼ではほとんど樹るう先生ともお話できず…残念でした。でも今回はポヨだけでなく、萌さんや英くんも描いていただけるイラストの選択肢に入っていたのがよかったです。
樹るう先生は、いつもとても丁寧に描いてくださりますし。
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帰り際にはポヨでこチョコ(きなこもち味…ツボ入った…)のお土産までいただきました。
樹るう先生、そしてサイン会を開催してくださった竹書房さん、COMICSJUNKDO津田沼店さん、いつもありがとうございます。
6 2月

柳原望先生サイン会 in ジュンク堂書店池袋店

2月もサイン会が多くなりそうな予感です…!
そんな2月最初のサイン会は、柳原望先生です。『高杉さん家のおべんとう(3)』(メディアファクトリー刊)の刊行記念。
柳原望先生というと、私は白泉社で描かれた『まるいち的風景』から入った者ですが、この作品でもまるいちが登場していたり、オールドファンの目から、といっては失礼ですが、そういう目からも楽しくなってくる作品です。でももちろんそれはあくまでも別線のもの。
柳原先生らしい、読んでいて心が暖かくなる作風を楽しむのがメインなこの作品です。
そんな柳原先生のサイン会を楽しみにしていました。

さて当日は、ちょっと目白や池袋のサンクリ(同人誌即売会)を歩き回ることになった一日でしたが(バス代高いし)、暖かい午後にサイン会はスタート。
早めに並んだので、すぐに私の順番でした。
「以前から作品を読んでいたので、今回のサイン会を楽しみにしていました。」とお伝えすると、私の宛書のペンネームをみて、「この宛書のネームとか、読んでいてくださった感じですよね。」と。
たしかに、『まるいち』だけではないのですが、こういう作品を読んでいるからこそ名づけたハンドルネームでもあったので、そう言ってくださったのは嬉しかったです。

今回は柳原先生のサインと、好きなキャラのイラストシールを一枚貼ってくださるということで、小坂さんを選びました。むしろそれしかないと思っていたのですが、久留里ちゃんも選びたかったなあ。「見ないで。」と、イラストの横に書いてあったんですよね(笑)。
ともあれ、あっという間にサインを書き上げられた柳原先生でした。
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楽しみにしていたサイン会、参加できてよかったです。
柳原望先生、メディアファクトリーさん、ジュンク堂書店池袋店さん、ありがとうございました。
29 1月

ツジトモ先生サイン会 in 芳林堂書店池袋コミックプラザ

サイン会の余韻を味わいつつ更新。

ということで、あけましておめでとうございます(遅)。
ことし最初のサイン会は、講談社のモーニングで連載されている「GIANT KILLING」第18巻刊行記念の、ツジトモ先生サイン会でした。
アニメ化もなされていますが、それだけでない要因で、人気がすさまじい作品になっているように感じます。整理券配布日も、私は始発で来て並んだのですが、朝9時前には希望者でいっぱいになってしまい、お店の開店時間より前倒しで配布せざるを得ない状況でした。早く来てよかったです…。
でも整理券の配布数が少なめだったのは(100枚)、ツジトモ先生が時間に追われないようにするための配慮だったようで、そのためかツジトモ先生も、かなりゆったりとサインやイラストを描かれていたように思います。

さて当日、整理券番号順なのでゆっくり来たのですが、会場にはパッカ君の着ぐるみも参加。列に並んでいる写真も、講談社の方(?)が撮られていたようです。
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だいたい14時ごろからサイン会も始まり、列に並ぶ参加者には、ツジトモ先生からチュッパチャップスのプレゼントも(笑)。すぐに私の順番が来るところだったので、私はまだ飴を舐めてませんが…。

そして私の順番。ツジトモ先生がじっくりとイラストを描かれているので、ゆっくりツジトモ先生とお話ができる時間が取られていたのがありがたかったです。
私は、「『GIANT KILLING』は、作品の枠線の外を想像できてワクワクできる作品だと感じます」という感想と、「達海監督を中心とした、監督から見たサッカーをモチーフにしていながら、選手達もとても濃く描かれていて、とても情報量の多い作品だなと感じます」という感想を伝えましたが、ツジトモ先生も、「『枠線の外にあるもの』を想像してもらえるのがいい漫画だと思うので、そういう感想は嬉しいです」と言ってくださいました。「毎回あたふたしながら描いてるんですけどね(笑)」とも。

そういえば、ツジトモ先生は最近発売が決まったETUのレプリカユニフォームを着てサイン会をされていましたが、なんかサイン会前に聴こえてしまった(笑)関係者様の話を聴くと、きょう着られていたのはアディダス社の展示用試作品を借りてこられたもので、現物はいまのところツジトモ先生のお手元にも届いていないのだとか。講談社さんにも現在一枚も現物がなく、アディダス社からは「欲しいなら次の予約販売で注文して」といわれているとか…。どんだけ厳しいのか(笑)。

そんな間にツジトモ先生はサインとイラストを描き終えられました。椿選手を描いていただきました。この作品は、椿選手の成長譚でもあると思うので!
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作品のロゴまで手描きされるサイン会は珍しいですね…
丹念な事前準備が感じられた今回のサイン会。ツジトモ先生にも、講談社さんにも、芳林堂書店さんにも感謝の言葉で一杯です。ありがとうございました。
20 12月

吉川景都先生サイン会 in ブックファースト新宿本店

今月5日のかずまこを先生サイン会のときに、「これが今年のサイン会〆」と書いていましたが、後から入ってきてしまいました(笑)。
「片桐くん家に猫がいる(3)」(新潮社刊)の刊行記念サイン会です。
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ブックファーストでのサイン会名物のホワイトボード板書。今回もありました。

整理券ゲットは発売日の夜でしたが、20番ぐらいの順番で、開始30分ほどで書店併設カフェ内の会場に入れました。
でもまたその後の待ちも若干あり、開始から40分ほどで順番が。

いつものようにハンドルネームを宛書に書いていたら、4コマ作品を書かれていた頃(「24時間サインシャイン!」[芳文社]など)にブログでいくつか感想を書いていたのを思い出してくださいました。
「片桐くん家~」は、ほのぼのとした、猫といっしょの日常を描いているのですが、4コマ時代に描かれていたシュールさというかナンセンスな部分もほのかに漂わせた作品を描かれているところが私には嬉しいのです。
吉川先生は、「あちこちで描いてるので…」と言われていましたが、そういう蓄積がここでも役立っているのかなと。

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そんな感想を話していたらサインとイラストを描き終わる吉川景都先生。
ミノは美人なのに男前な姉御肌でいいですよね…

初サイン会で緊張されていたらしい吉川景都先生ですが、いいサイン会になったのではないかと思います。
そして開いてくださった新潮社さん、ブックファーストさん、楽しいサイン会をありがとうございました。
4 12月

かずまこを先生サイン会 in 有隣堂ヨドバシAKIBA店

さあ。私にとっての2010年〆のサイン会となる可能性が高いサイン会の日がやってきました。

今回のサイン会は、かずまこを先生。一迅社の「百合姫」や、白泉社の「楽園」などで執筆されている方です。
一迅社からの2冊目の単行本『さよならフォークロア』の刊行記念として行われたサイン会。有隣堂ヨドバシAKIBA店のわりには予約はすんなり行ったのですが、当日がけっこう紆余曲折ありました…
昼前、実家から「父が入院?」という電話がきたり(結局、即入院は避けられました)、サイン会の参加券を予約した直後に、とある準備会の会議が今日に決まったりと…。
その関係もあり、結局現地到着は16時半過ぎ。参加券を発売日に取りにいけたので、結構早い順番を取れていたのですが。まあ間に合ったのだから御の字ですよね。

45分ほど待って順番が。
今回は宛書をハンドルネームにしたのですが、それを見たかずまこを先生が、ツイッターでのことを思い出してくださったのが印象的でした。そういえばサイン会で私のツイッターを引き合いに出されるのは初めてかもしれない。
今回の『さよならフォークロア』は、前作の『純水アドレッセンス』での「生徒と教師」という関係から「後輩と先輩」という関係に作品の舞台が変わりました。でも、作品構成の技量は上がっていても、前作で描かれた、想いの純粋さ、想いの熱さ、想いの気高さ、それらの描き方が失われずに描かれたことは、とても嬉しいです。そして、読んでいると思わず感情移入してしまうんだよなあと。
そんな感想を言わせていただくと、かずまこを先生は「男性の方にも、読んでいる作品に感情移入していただけるのは嬉しいですね」、「自分のよさと思ってくださっているところが失われていない、と思っていただけてるのはよかったです!」と返してくださいました。

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そんな間にイラストとサインを描いてくださった、かずまこを先生。
今日はかずまこを先生にも、サイン会を開催してくださった一迅社さん、有隣堂ヨドバシAKIBA店さん
にも感謝です。癒されました。ありがとうございます。
25 11月

コミティア94P&R投稿しました。

「夜蝕病棟」 渚のハイカラ金魚(あ07b)
看護士の女性と入院患者の青年とのあまりにも潤いのないセックス。看護士が主導権を握っているにもかかわらず、看護士からは青年への情感が全く見られない。
情感の無さの、あまりにも悲しい理由は後に明かされるが、最後の転回によって訪れる救いのない結末と相まって、物語に叩きのめされ、心の中で涙が拭いきれなくなる。
美しく、そしてせつなすぎる物語に、かき乱された。


「お母さんは水の中6」 渚のハイカラ金魚
ことし商業単行本にもまとめられた、金魚とひよこの親子(?)のかわいい4コマ作品。
今回は、金魚にあるまじき肥満ぶりに苦しむことになったきんぎょちゃんがダイエットに悪戦苦闘するナンセンスぶりが笑いと直結していてニクい。
しかし、実在の金魚もそれほど動かずに餌を食べているように見えるのに、なぜ丸々と肥えたきんぎょちゃんのようにならないのだろうか…


「ふかふか(2)」 やたこ(ま21a)
高校生のちはやと、幼稚園児のひろのふたりのお話を綴った商業再録本の完結を告げる2冊目。
1冊目でのちはやとひろのなかよしぶりは2冊目でもそのままだが、2冊目では、成長していくちはやとひろ、そして、ちはやの幼稚園の篤人先生へのほのかな恋心も加わり、読んでいてのわくわく感も増していく。描きおろしで夢と恋心をかなえた、ちはやの笑顔がまぶしい。


「Carnival After」 T-NORTH(Z06b)
商業誌に掲載された作品の後日談もの。作者は「男の娘」もので新たな境地を開拓していることをはっきり感じさせる。
可愛いもの、美しいものに対してエスカレートしていく感情は、いかなる条件・障害をも超越できるものである、と声を大にして言いたくなる作品。
主人公の郁己(いくみ)のかわいらしいこと…

「06」 ogasite(は18b)
以前に刊行した同人作品の後日談と、商業作品の後日談を収録したもの。
眼鏡男子をモチーフにした作品では、眼鏡男子の田中くんが眼鏡をかけたり外したりするたびに恋心を不安定にさせる、鈴木さんの感情のアップダウンが見ていて楽しい。そして、自分の背が田中くんよりも高くなってヘコむ鈴木さんの姿もまた愛らしい。
商業作品の後日談は、バカ3兄妹(失礼!)がさまざまなベクトルにバカやってるところが笑える作品。空回りバカ系な兄二人の存在が笑いをさらに盛り上げている。

「BLACK BLACK BLACK」 猫丸印(み06b)
軽妙に怪奇を描いた作品あり、叩きのめされるような怖さを描いた作品あり、と三者三様の怖い話を描いた三人誌。
女の子(?)同士の化物を描いた作品は、キャピキャピとした女の子のじゃれあいを描いていながら、場面転回で一気にお互いの怖さが余すところなく描かれている。

「ようちえんのミカタ」 ムンチャイ(ま19a)
商業誌で連載された2作品の再録誌。
幼稚園児たちが主役だった前半は、はしゃぎまわる園児たちの動きが目まぐるしい。
前半作のスピンオフ的に連載された幼稚園の先生を描いた作品は、新米先生のあたふたぶりに、自分の社会人なりたてのころもあんなだったなあ…と、ある種の共感を持って読むことができた。

「24時間チェリー」 Nekomitsu
投稿した後で気づいたのだけれど、どこのサークルで頒布していたのかわからない…。
女生徒と女教師の恋愛短編。女教師に惚れる強気女子がかっこいい。いつの間にか引きずられる女教師の弱さもかわいい。

14 11月

MATSUDA98先生サイン会 in COMICZIN秋葉原店


先週に続いてサイン会です。ええと、この次は12月4日のかずまこを先生サイン会(有隣堂ヨドバシAKIBA店)の予定ですが…果たして!? と予告。

今週はMATSUDA98先生のサイン会。作品・単行本ともに多数出されている漫画家さんですが、今回が初のオリジナル短編集(「U15’s」ジャイブ刊)とのこと。私がMATSUDA98先生のサイン会に参加するのも初でした。

参加券配布日は、開店前に増枠分も含めて枠が埋まってしまった盛況ぶり。さすがですね。
そして当日が15時からの開始だったのは、各地でサイン会多発だったこの日のための、COMICZINさんの粋な計らいだったというもっぱらの噂ですが、真相はいかに?(笑)

売り場が増床されたCOMICZIN秋葉原店ですが、イベントスペースは4Fにそのまま確保されています。4Fには10人ほどしか並べないんですけどね。お店の前で順番待ちの人並みができてしまうのはどうなのかなーと感じるのですが…。

そして開始から10分ほどで4Fに上がれました。描かれるスピードが結構速いのかなあと。
そしてここで痛恨事が。ZINでのサイン会は、参加券にアンケートも付いていて、あらかじめ書いておかなければいけなかったのに、すっかり忘れていました。白紙のまま…。

そしてじきに順番が。
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こういうペーパーが一人一人に渡されて(!)、この5人の中からイラストを描いてもらうキャラを選べました。
そしてその結果がそのまま人気投票になっていたようです。
私は主人公のやちえちゃんを。

MATSUDA98先生の「98」ってどう読むのか?という質問をまず先生にぶつけてみたのですが、普通に「きゅうじゅうはち」と読むのがスタンダードとの事。
しかし、編集者やデザイナーさんには、「きゅっぱち」と読む方もわりとおられるとか。パソコンかよ…と(笑)。

そして、MATSUDA98先生の作品に出てくる少女達は、なにかみな「かっこいい」という印象があるなあと先生にお伝えしました。
先生は「押しが強いんでしょうか…」と言われていましたが、それよりも私は、かっこよくて可愛い少女を描けるというMATSUDA98先生の大きな才能なのだろう、と感じています。

そんな間にサインとイラストを描き終えられるMATSUDA98先生。速い!
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じつに楽しいサイン会でありました。
MATSUDA98先生、開催されたジャイブさん、そしてCOMICZINさんには大感謝です。
6 11月

宮原るり先生サイン会 in ジュンク堂書店新宿店

久しぶりのサイン会レポ。更新を滞らせまくってほんとすみません。よっぴーこと、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーのサイン会やトークイベントには行っていたのですがねえ…
まあ、来週のMATSUDA98先生サイン会(COMICZIN秋葉原店)へ行く予定はあるので、こんどは2週連続更新にはなると思います(汗)。

さてその久々のサイン会とは、これまた二年近くぶりの、宮原るり先生のサイン会であります。
前回は、「恋愛ラボ(2)」の刊行記念で、2009年の1月にブックファースト新宿本店のこけら落とし的イベントとして行われ、今回は、「恋愛ラボ(5)」(芳文社刊)刊行記念となりました。前回の参加券ゲットの時はかなりまったりした雰囲気だったと思うのですが、今回は、開店の朝11時にはレジ前に列を成し、11時35分ごろには完売するなど、巻を重ねるごとに人気が増していくのが分かるというものです。
当日は参加券に記載された番号どおりの整列ということで、やはりまったりした雰囲気でした。
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アンケートに描かれていたキャラクターイラストのサンプル。

前回はほぼひとりで参加していたサイン会も、ツイッター上で話をするサイン会がらみの友人が増えたので、いまはひとりになるのが珍しくなりました。今回、一人当たりに掛かる時間が2分半ほどあり、宮原るり先生がサインとイラストにかける時間の濃さを思い知らされましたが(笑)、ひとりでなければ待つ時間もさほど気にならないわけで、このあたりはツイッターのサイン会クラスタの存在がじつにありがたいと思います。

そういえば、私のちょっと前の順番の人は、宮原るり先生が座り芳文社の方々もいる机の横に配置された恋愛ラボの立て看板(実物大マキリコの水着にサンバイザー姿)に影響されたのか、サンバイザーを被ったリコを指定していたのですが、宮原るり先生がサンバイザーを描くことに慣れていなかったようで、けっこう危険だったようです(笑)。日付も間違って書かれてさらに慌てる辺りは、「みそララ」の麦みそさんを思いだ(略)。

そして順番。私は、サイン会クラスタあらため「サイン会Gメン」(宮原るり先生命名)4号だったようです。
私も含めて、前回のサイン会と連続で参加している人が多かったのには宮原るり先生も喜ばれていたようで、「ずっと応援してくださる方が多くいらっしゃるのはありがたいです」と。
今回は、イラストのキャラクター指定がかなり緩めだったので、私が「メガネのリコでお願いします。…略すとメガリコ。じゃがりこみたいだな…」と妙な一人ツッコミをしてしまいましたが、
宮原るり先生の後ろにおられた芳文社の方が、「じゃがりこ…!」とツボに入られていたようなのは良かったのかどうなのか(笑)。

「恋愛ラボ」に限らず、宮原るり先生の作品には嫌いなキャラクターが出てこないどころか、好きなキャラクターばかりで、こういうサイン会のような限られた機会のときに誰を選ぶかとても迷います。
そう話す私に、宮原るり先生も喜んでくださったようでよかったです。キャラ作りには漫画家のみなさん知恵を絞られていると思うのですが、絞りぬかれて出てくるキャラでも魅力的なキャラばかりになるのはなかなか無いことだと感じます。それだけに、宮原るり先生の作られるキャラクターはすごいなと。

そんな話をしている間に、サインとイラスト、さらに落款まで押される宮原るり先生でした。
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お忙しい中だったと思うのですが、大々的にサイン会を開いてくださった宮原るり先生、芳文社さん、ジュンク堂書店さんには頭が上がりません。じつに楽しいサイン会でした。
9 9月

コミティア93P&R投稿しました。

「0105」ogasite (う01a)
子供からいい大人まで様々な世代がいる作品群を読んでいると、
子供には子供のひたむきな思い、大人には大人の揺らぐ思いが
それぞれあるということを気づかせてくれる総集編。
「ひた向きな思い」から感じる心地よさは、
大人になると得にくくなる感情と同じものなのだろうか。

「ふかふか1」やたこ(し23a)
女子高生のちはやと、生意気だけどどこかピュアな甥っ子のひろ。
二人ともかわいい同士の「おいおば」作品は、時々子供らしく
バタバタ動きまわる事もあるけれど、まったりした日常の雰囲気
のなかで流れていく「時」がとても心地よい。
読んでいて、いつまでもこの時が続いていれば良いのに、と感じる。

「秋風と君の花飾り」WATTS TOWER(み06b)
なかなか世に広まるチャンスが少ない、雑誌の単発掲載作品集。
だが、どの作品にも必ずどこかの場面で、心がきゅっと
しめつけられるような感覚を受ける。
でもそれは不快感などではなくて、心温まる瞬間を
目撃した時の驚きだと感じる。
素直に、「読んでよかった」と思うことができる作品たち。

「腐女子の『腐』っ。H2」猫丸印(て12b)
腐女子の心情を面白く描いている。
恋人同士を描いた前半の作品は主人公・いづきの
男前な同人者思考に笑いが止まらない。
オタクな兄妹を描いた後半の作品では、妹の、
オタク的思考への浸かりっぷりと、それに比べて、
兄の半端な性格のほほえましさが脱力的な笑いに
繋がっている。両方とも続きが読みたい作品。

「ラストデイ。」ムンチャイ(し09a)
商業誌連載作品(「先生はお兄ちゃん。」)の番外編となる作品。
連載時の主人公でもある兄妹の、絆の深さをあらためて感じられる。
素直に気持ちを出せなくても、妹は兄のことをちゃんと見ているし、
常に妹にべったりだった兄は当然のように妹の事を思っている。
そんな「二人だけ」の世界を描くからこそ描ける作品。
24 8月

フェローズ・フィエスタ in COMIC ZIN秋葉原店(森薫先生&入江亜季先生サイン会)

8月22日、秋葉原のCOMIC ZINでは「フェローズ・フィエスタ」なるイベントが開催されました。
エンターブレイン社刊行の漫画誌、「Fellows!」とその掲載作品を押し出すイベントとして、出版社と書店がとても近い位置で共催するもので、その一環として同日に、Fellows!での掲載作家7人によるサイン会が開催され、しかもそのうちの一人である森薫先生は300人を相手のサイン会を敢行!、というのが分かってきたのは当日になってからという話なのですが。
まあともかく、思わず「正気か?」と言いたくなる規模ですが、じつは過去に、あずまきよひこ先生が2007年に「電撃祭」において350人サイン会を開催されていたのですね。とはいえ、一書店でのサイン会としては最大規模だったことは疑いないところです。

一書店でのサイン会の規模が前代未聞なら、その参加券の配布も前代未聞。前日の21日午前8時からの配布という異例のギリギリさ&時間の早さでした。
理由は様々に考えられますが、私にとっては、ちょうど21日が仕事だったこともあり、その早さなら参加できるということでありがたかったです。
万全を期して山手線の始発で到着し、その時点ですでに店の前に40人ほどの「列のようなもの(COMICZINの名物ならぬ名人店長・塚ぽんこと塚本氏いわく)」が出来ているのも異例のことかと。この塚本氏の発言も、徹夜&早朝の列伸びを止められないまでも最低限のところにしたかった、塚本氏の苦心が言わせたところなのかと。

森薫先生のサイン会はただでさえ希望者が多く、これまでのサイン会でも配布日の6時7時に来たぐらいでは確保が覚束なかったわけで、それを考えると今回の300人サイン会は大英断でした。
と、森薫先生以外のサイン会では、笠井スイ先生の参加券が最初に完売したわけですが…。もちろん笠井先生が悪いわけではないですが、参加者の先物買いが過ぎるのではないかとちょっと思わなくもない気がしたのはなぜなのだろうかと。

そして当日。私が確保した入江亜季先生のサイン会が7人サイン会のトップバッター。平行して森薫先生がサイン会を続けられているので厳密には最初でもないかもしれないですが。
11時から開始でしたが、さほど広くは無いZINの店内では人を待たせる場所もなく、お店の外や3階のFellows!関連の展示フロアーにも人があふれたようでしたが、それが想定内のものだったのかは果たして…。
いきなり4階のサイン会会場まで上がってみると、塚本氏が普通に私の入江先生サイン会参加券を見て、イラスト希望キャラ(『乱と灰色の世界』の主人公・乱の子供キャラか大人キャラの選択)をたずねてこられたので番号関係無しかと思ったら、違っていることに列に並びかけてから気づいたりしましたが(笑)、外でしばらく待ったのち、12時すぎに順番が。
ZINのサイン会は宛書が本名フルネーム制なので、私の場合たいてい名字ネタで時間を使い果たしてしまうのですが、今回は入江先生・森先生ともに、イラストへの描きこみが半端ない感じでしたので、それ以外のことも合間合間に話せる感じなのが嬉しかったです(笑)。

入江亜季先生には、「精緻な描きこみで、漫画を読んでいる側、絵を見ている側にも刺激になる作品だなと感じます」と作品の感想を言わせていただいたのですが、入江先生にはあまり言われないタイプの感想だったようで、ちょっと驚かれた様子でした。
あと、私の前にサインをいただいていたツイッターサイン会クラスタの葵さん(アカウント @xiang4ri4kui2 )の発言を受けて思い至ったのが、「雰囲気は1960年代~70年代の漫画作品から感じるようなものなのに、不思議と古さを感じさせない」というところでした。これには入江先生も、「もっと、新しさを感じさせるようなものになっていくべきなのかと思うのですが」と言われていましたが、そういうものはキャリアを積むごとに自然と変わっていくものではないか、と私は思いました。

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入江先生からサインをいただいた後少し待ちましたが、13時前には森薫先生の順番に。
森先生には、「作品の展開の緩急の付け方というか、アップダウンが自然なのに、気づくと高低差があるところがすばらしいです」と感想を言わせていただいたのですが、「上がっても下がっても、あまり単調では飽きが来てしまうので大変です」と、森先生。
その前には私の名字ネタで、私の父方の実家が熊本だと知り、「Fellows!の掲載作家さんでも、熊本ご出身で珍しい名字の方(百名 哲先生だったかな?)がいるので、熊本は珍しい名字が多いのでしょうか」と話されていたのも印象的でした。

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サイン会以外にも、読めるバックナンバーや原画の展示もあったりして、「あ、この人もFellows!執筆者なのか!」と知る機会になりました。
秋葉原はおろか、他のどの書店でもできないであろうイベントを実行してしまったCOMIC ZIN さんには頭が下がります。
そして300人サイン会を達成してしまう森薫先生にも頭が下がります。凄すぎます。
1 8月

なぐも。先生サイン会 in 有隣堂戸塚モディ店

今日はゲリラ豪雨に悩まされた日中でした…。
さてそんな今日のサイン会は、なぐも。先生の「ラジオでGO!(3)」(芳文社刊)最終巻刊行記念サイン会でした。
群馬県在住のなぐも。先生ですが、今回の会場は横浜の先にある戸塚。横浜市内ですが、すぐ近くに藤沢市との境があります。
でも湘南新宿ラインを使うと高崎・前橋からも一本の電車で来られてしまうというすごい場所なんですねこれが(笑)。

今日ももちろん時間通りに行く予定だったのですが、時間近くになって舞い込んだPCでの作業をやっているうちにゲリラ豪雨発生。
練馬区東部と豊島区西部だけ降り注いだらしいですが、おかげで13時近くまで外出できず…。遅刻確定の状況で戸塚へ向かいました。
そして14時半過ぎに会場に着いてみると、既に長い列になっているのは当然でしたが、ツイッター内の4コマ漫画好き&サイン会参加好き者が似たような位置で並んでいるのはどういうことなのかと(笑)。

そこからはひたすら並ぶことになるわけですが、今日は横浜でもサイン会が行われていて、掛け持ちで参加している人が大勢いたためか、遅い時間でも後から後から並ぶ人が増えていたようです。結局終わったのは18時ごろだったようですし。一人当たりの時間も長かったのかなと。
私のほうは16時過ぎに順番が。

ご挨拶をし、メガネな沙絵さんをお願いして(じつは単行本12ページの太めフレームを、とまでお願いしたのですが、マジックだと描き分けできないとのこと)、なぐも。先生が描き始めようとされた時、使われていたマジックを換えたばかりらしく、出方をちょっと気にする感じだった、なぐも。先生。
「やはり、人によってはマジックを頻繁に換えられたり、気にされるものなのですかねえ」と、私が主に編集者さんへ向けて世間話風に話を振りました(笑)。
すると、なぐも。先生が「私の場合は、いま変えたばかりのマジックが2本目ですよ」と。このあたりは「人による」ということなのでしょう。さほど力に対して強くないマジックの極細だけを使って何十人分ものサインとイラストを描かれるわけですから、筆圧とか、かなり気を入れて描かれているのではないかと推察しました。

今回は、宛書きに本名以外でも可、だったので、私の苗字について色々と話す必要も無く助かりました。使い分けができるのがいちばん良いんですけどね…。
沙絵さんも風見Pも、幸せな結末を迎えられた展開がとてもよかったと思います!と感想を言わせていただいているうちにイラストとサインが出来上がります。

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なぐも。先生の次回作に期待をしています。やはり次回も職能系が面白そうですが…。どんなお仕事も楽しい作風で描かれそうですが。
なぐも。先生、芳文社の方、そして有隣堂モディ戸塚店のみなさまには、本当にありがとうございます。有隣堂、戸塚に3軒もあるとは知らなかった(笑)。
18 7月

石川雅之先生サイン会 in 東京駅キッチンストリート

今日は朝から陽射しが強くて暑い一日になりました。そんな今日、東京駅では早朝から熱い行列が…。
石川雅之先生のサイン会の参加券を求める列でした。
情報が出たのは講談社の雑誌が最初なのでしょうか?それともネットでしょうか?ネットだと開催2日前の15日・木曜日が初出だと思うのですが。そうだとすると告知から当日までが異様な短さでした。
そして今回のサイン会のもう一つの異例な点は、このサイン会が講談社が主催する「『もやしもん』ドラマ化記念石川雅之先生原画展」の一環で、書店とのタイアップ企画ではないため、対象書籍が「石川雅之先生の講談社における刊行作品すべて」、なおかつ、「参加券+対象書籍があれば、どこで購入した書籍でもサインを受け付ける」ということ。これは私にとっては初めてのケースでした。てっきり駅ナカの書店とタイアップしていると思っていましたので。会場には物販コーナーもあるのですが、石川先生の単行本は置かれてなかったような…。「もやしもん」の絵本はありましたが。

まずは参加券を確保しなければ、ということで朝5時起きで電車に乗り東京駅へ。
6時前に到着した時点で、すでに20人近くの人数が並んでいましたが、それ以降、東京駅方面に向かう電車がまだ動かないのもあってか、しばらくはじりじりと人数が増えていく程度。
8時を過ぎた辺りから一気に人数が増え始めて、おそらく9時前には120人の定員に達したのではないかとみられます。
事前には10時半からの参加券配布予定でしたが、そういう状況なので9時半からに前倒し。早くから並んでいた者には助かりました。

参加券をゲットし、そのあと「献血ルーム:akibaF」に向かうとツイッターでつぶやいたら、akibaFの中のかたから羨望のまなざしを向けられるなどありまして(笑)。「もやしもん」ファンで、17日には会場に行かれたのだとか。

献血も終わって、東京駅へ。本に挟んだ参加券の所在が分からなくなって一瞬慌てるハプニングもありましたがすぐみつかり、13時前には列に並び、13時ごろからサイン会もスタートしました。

今回のサイン会は、サインのほかにイラストも入れていただけたのですが、私のように「もやしもん」の単行本を持っていくと、青カビ菌のオリゼーのイラストになるのが必須だったようです。他の作品単行本ならどうだったのかを知りたいですね。
今回はスペースの構造上、入り口に向かって石川雅之先生が背を向けておられたので、前の人2人ぐらいの方のサインやイラストを入れておられるところは見られたのですが、ひとりには違うイラストを入れられていたような…。もうひとりはオリゼーで間違いないのですが。
しかし今回はスペースが狭い上に、スペース内にサイン会以外でふつうに観覧している方も混ざったカオス状態だったのは、石川先生には酷だったかもしれません。

だいたいふつうなペースで、25分ぐらいには私の順番が。
今回は参加券に本名を入れるのが必須だったので、私の場合いつも不安に思っていたことがあったのですが、今回もそれが的中しました。
私の名字の話題だけで終わってしまったという…もういい加減本名オンリーの宛書きはヤメヨウヨ…orz
「私の名字は本来漢字ではなくて…」「父の実家は熊本で、殿様から刑罰でもらった名字で…」「最近は実在の人物より非実在の人物のほうが同じ名字だったりします…」と、この三題で話が終わってしまうのです。なんだかなあと(笑)。
講談社の方からは、「キャラの名字に困る漫画家さんにはあなたの名字を薦めておきますよ」というお言葉も。でも小鳥遊(たかなし)みたいに増えまくっても困ると思うのですが。漫画家さんは変名好き、という点では講談社の方と意気投合できました(笑)。

そうこうする間に石川雅之先生がサインとイラストを描き終えられて。
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「もやしもん」レベルのクオリティを持つ作品に言うことではないかもしれませんが、読み始めた一ページ目からどんどん作品の中に引き込まれる作品というのは本当に凄いと思います。読んでいても、「すげえすげえ…」という言葉しか出てきません。

石川雅之先生とは初めてのサイン会でしたが、サイン会の輪の中にかなり楽に入ることができてよかったです。
石川雅之先生、講談社ほか会場の関係者の方にはひたすら感謝の気持ちを伝えるのが精一杯です。
12 6月

むんこ先生サイン会 in COMICS JUNKUDO津田沼店

さあ6月に入って、怒涛のサイン会ラッシュとなってまいりました。
その第一弾は、今日のむんこ先生サイン会でした。ジュンク堂のサイン会はそれほど気合を入れなくても整理券をゲットできるのが良いですね。
けさは有隣堂ヨドバシAKIBA店での勇人先生サイン会の電話予約に負けただけに、いっそうそう感じます。

さて重野なおき先生サイン会の参加券をゲットした新宿から移動した先は、千葉県の津田沼。
ここでひとこと。津田沼は習志野市です。「津田沼市」という都市はありません。豆ち(略)。

昨年何度か訪れた、COMICS JUNKDO 津田沼店がサイン会の会場。津田沼店初のサイン会だったそうです。
ついに10巻目を数えるに至った、「らいか・デイズ」の刊行記念サイン会。ほのぼのとした日常が変わらず描かれ続けているあたりは素晴らしいと、読んでいてあらためて感じます。

13時半に整列開始と、東京でのサイン会よりも早めのスケジューリングは初サイン会ならでは、か(笑)。
14時にサイン会は予定通り開始。スピード自体は普通だったかと思いますが、整列開始が早い分、並んでいる時間は長く感じます。

私はこれまでなかなか予定があわず参加する機会がなかったのですが、前のほうでは顔見知りの方もいらっしゃるのでしょう、結構盛り上がる様子でしたが。
私は感想を言うぐらいだからどうしようかな、と思っているうちに順番が近づきます。
私のすぐ前の方はわりと大きな娘さんを連れた母子連れのかたで、しかもお二人ともこの作品を読んでおられるようで、この作品の読者層の広さをうかがわせます。

そして私の順番。挨拶して、先にも書いたような初参加な理由を話したりしたあと、イラストを描いていただくキャラクターを伝えるのですが、今回はギリギリまで、来華の伯父さんの教え子の院生さん(メガネ女子)といちばん好きなレギュラーキャラの蒔奈と迷ったのですが、メガネをかけた蒔奈、という折衷案(笑)で。

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私が、蒔奈がいちばん好きなキャラで、「彼女は『大人びている』というより、ほんとうに大人なキャラなんですよねー」と理由を話すと、むんこ先生は、「蒔奈は竹田といっしょで、周りの環境が『子供でいること』を許してくれなかったキャラなんですよ」「だから、まなみのような子に憧れているところもありますよね」という裏話をしてくださいました。深いな…。
またそういうところがキャラからにじみ出ているところがむんこ先生の凄さです。

最後に、今回のためにむんこ先生が作られたらしいハンドタオルをおみやげにいただきました。
またその前には、アンケートと交換する形でむんこ先生のmixi日記再録本も。結構味があって面白い日常をおすごしのようです。

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むんこ先生、そして今回のサイン会を開催された芳文社とジュンク堂の皆様には本当に感謝です。
短い時間でも濃い時間というか、楽しいイベントでした。
4 6月

増刊 超(スーパー)ほんとうにあったここだけの話 ヒドイ女たちSP Vo.1(芳文社)

テンヤ先生の、実話系初登場を読みたくて買ったのですが、他にもあたりな作家陣が揃っていたのでブログで…

テンヤ「片付けできない女!!」
まず一本目はP.Nテンヤさん。本人登場は実話系でよくありますね(笑)。でも1枚入りのCDケースには、絶対2枚入りませんから! なぜ入れたのかが分かりません…。
本編の内容としては、癒し系?(笑) 2本目の猫ちゃんといい、なにか癒されるものを感じます。テンヤ先生独特の作風が生きてますね。逆に言うと、今回はないですが、殺伐系を取り上げるのは難しいでしょうか。
「片付けできない系」も、ズボラ型、他人のズボラを止められない型、ひどすぎて家が壊れたり家族を壊す(?)型ありと、いろいろな系統があることがわかります。
実話系では珍しい癒し系作品は面白いかと。次回以降にも期待します。

NYAN「実録!女の壮絶派閥バトル」
他社では「看護婦のないしょ」や、祥寺はるか名義でオリジナル4コマを描かれているNYAN先生。たしかに、(アシスタントさんと?)二人なら派閥にはなりませんか。タイマンにはなりますが。
こちらも、作風は他作での作風を取り入れられている感じで良いかと。男女キャラともにキャラデザインが際立っているのも、NYAN先生の特徴であり、人気の秘訣なのではないでしょうか。
店長派対若店員派の話、店長さんの秘密がばれても人気急降下はないのでは? と思うのはうがち過ぎなのでしょうか。
最後の話、女同士のチキンレースですか(笑)。

笹野ちはる「オマエはどんだけ女王様!?」
最近は、ぶんか社の実話誌でよく読む笹野ちはる先生作品。嫌味になるかならないか、ぎりぎりの線を狙うキャラクターづくりが、題材によく合っているなと。
そういうタイプの女性は、ほんと強いですね。

氷純舞「猫かぶりな女たち」
画が、描き込まれているようには見えないのだけど上手く感じる、そんな感じの、思わず初見でも引き込まれる感じの画です。
投稿ではなく、近しい人からネタを拾って来られているようですが、ネタになるような人ばかりである意味うらやましい、のか?(笑)
でも女性不信になりそうでもあるなと…(笑)。

藤城翔「なぜかモテル女の話」
何本かある、「女性にモテそうな女性」のキャラが良いなと。
そういえば、オリジナル4コマ作品でも、フェミニンな男性とか、女性に持てそうな女性キャラを描くのが上手かったですよね…。

こたろ「逆襲!嫁姑バトル」
この方の画は、うまく4コマナイズされた画になっているところが上手いなと。この方のオリジナル4コマ作品はないのかな…?
2 6月

一葵さやか先生サイン会 in COMICZIN秋葉原店 & 「東京都青少年健全育成条例」改正案を考える議員たちの演説会 in 秋葉原駅前ロータリー

ダブルヘッダーから一夜明け、翌30日日曜日は秋葉原で一葵さやか先生のサイン会。
『コスちゅ!』2巻(一迅社刊)の刊行記念サイン会です。

ZINの場合、参加券配布日が対象書籍の発売日であることが多いのですが、コスちゅ!の発売日が土曜日であったのに、とあるお盆のイベントのための所用で動けず…。友人に参加券を確保していただきました。ありがとうございます。

さて当日、サイン会は15時からの開催で、私の参加券は16時からのもの(40番台~)。なので16時前にお店にきたのですが、その時点で参加券の順番は20番台。うーんこれは時間がかかるかなあ? と感じたので、時間を見計らって、秋葉原駅ロータリーでの民主党若手都議会議員の街頭演説会へ。
「東京都青少年健全育成条例」の、東京都が提出した改正案に対する意見表明のための演説会。
今回参加されたのは、地元千代田区選出のくりした善行都議、練馬区選出のあさの克彦都議、中野区選出の西沢けいた都議と吉田康一郎都議、そして秋葉原が地盤の千代田区議・小林たかや氏でした。
今回の5人の演説に共通するのは、理由に関わらず、この改正案には賛成できないというもの。
創作物上での青少年が性行為などの事象を行うことを描写することを、「みだりに性的対象として肯定的に描写すること」が「青少年の健全な成長を阻害するおそれがある」として規制しようという条文が、表現の自由を阻害する恐れがあるということだけでなく、議員の目から見た反対理由として、議員の眼も届きにくい密室の会議で、出版や表現者の意見もいれず、官僚と学者と「有識者」だけで決めたことを、無条件で議会(&議員を選んだ都民)に認めさせようという東京都側の態度がおかしいというものがあって、こちらにも深く感心しました。
主催したくりした都議は、いっさい動員をかけなかったことで、どれだけの人が来るのか不安でしかたがなかったようですが、始まってみるとどんどん人が集まって、私も気づかないうちに100人を超える人が演説会を聴きに来られていたようです。

17時に演説会が終わり、そろそろかと思いZINに戻ります。
しばらくして私の順番が近づきます。ZINの場合、サインの宛書は本名オンリーなのですが、それが私にとっては面倒くさいことに…。
その他のアンケート記入は家で済ませていたので(笑)、前から回ってきた、ファイルに入った一葵さやか先生の生ネーム原稿を見ることができました。完成間近の段階のものなのか、かなりきれいな画になっていて、楽しく読むことができます。
さて順番、「はじめまして!」の挨拶もそこそこに、一葵さやか先生が宛書きの私の名前を見ると、「珍しい名字ですね…?」と。ああ、やはりそこに食いつかれるですか。
と、一葵さやか先生がサインとイラストを入れられる間に私がひとしきり私の名字の由来を説明していると、だいたい一葵さやか先生はイラストを入れ終わってしまうわけで。

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これって、ZIN新宿店での井ノ本リカ子先生サイン会のときと一緒じゃん! ということで何とかならないものでしょうか…(苦笑)。
「コスちゅ!」は、他作品だと隠し味ぐらいになりがちなコスプレという題材を前面に押し立てている着眼点がすばらしいと思います! という話をさせてもらったぐらいで時間切れでした。

うーん。名字の由来を説明するのって、それ自体はいいんだけど、サイン会を楽しむ上では微妙なんだよなあ…。
ともあれ、一葵さやか先生、そして一迅社とCOMICZINの皆様には、本当にありがとうございます!
2 6月

双見酔先生サイン会 in 有隣堂AKIBAヨドバシ店 & 乙ひより先生サイン会 in ジュンク堂池袋店

先週は久々に土日ともサイン会が入るハードスケジュール(笑)でした。
まずは5月29日土曜日。この日は秋葉原と池袋でサイン会という、私にとっては約一年ぶりのダブルヘッダー。

まずは秋葉原の有隣堂で双見酔先生のサイン会。「空の下屋根の中」2巻(芳文社刊)の刊行記念サイン会です。
このサイン会は、まず予約を取るところからが大変で、予約開始日の朝9時半から電話をかけて予約を取り(店頭予約なし)、さらに発売日の朝から、予約した本を取りに来た順番で整列順が決まるという、かなりシビアなものでした。私の場合、有隣堂AKIBAヨドバシ店でのサイン会参加は初だったのでなおさらそう感じます。
なんとか10時前ぐらいに予約を終えて(10時過ぎには予約終了だったようです)、発売日の夕方に取りに行って20番目ぐらいのところ。予約はシビアでしたが、整列順取りはそうでもないのですね…。

さて当日。13時40分頃に会場入りして、50分ごろには整列開始というスムーズさでした。
長い列を見て、何のイベントかと知りたくなるのは人情。私もおそらくオタクな方に、何のイベントかと聞かれて答えたのですが、その方は双見酔先生の名前と単行本を見せてもピンとこなかった様子。
まあ、アニメ化しているわけでもなし、知名度はまだまだでしょうか…。

と、しばらくして私の横に並んでいた、このサイン会では珍しい女性の方から話しかけられまして…。
なんと私の次に、予約した本を取りに行ったのは「とりはる☆ガーデン」のとりはるさんだったという(笑)。なんという偶然。
私、その日がたまたま休みになってしまったのですが、そうでなければ当日サイン会の前に確保していたはずなので、出会う可能性はあまりなかったような。

2~3分ほど遅れてサイン会はスタート。列は若干長めなので、最初の位置からだと双見先生の姿は見られません。でもスピードはわりと早目だったでしょうか。
列に並んでいる間に、6人のキャラクターの絵のサンプルが前から回ってきたり、まあまあ列に並ぶ間の退屈さもまぎれる感じ。
そういえば、今回サイン会に来られて参加券の受付などもされていた芳文社の編集者のお偉い方も見るのは久しぶりだなあと。コミカプのときはいらっしゃらなかった気がしたので。

やがて30分ほどで順番が。
双見先生って、男の方だったんですね。そのわりには、「空の下~」に出てくる笹川母のキャラクターはいい味出してるような(笑)。女性の方が描かれるなら、ああいう「オカン」キャラもわかるのですが。
この作品、やはりかなえさんのかわいさと、それに反する(笑)、「ニート」という題材で、しかもニートあるある系な作品にするところが面白いと思うのです。
こういうと各方面に失礼ですが、わりときららキャラットの読者にとっては痛みを感じやすい作品ではないのかと思うのですが(笑)。

そんなことを双見先生や、双見先生が座る机のところにいらっしゃる編集者の方と話していると、双見先生はサインとイラストを描き上げているわけで。

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双見酔先生、そして今回携わった芳文社や有隣堂の方々、本当にありがとうございました。


そして池袋へ山手線で移動。今度はジュンク堂池袋店で乙ひより先生のサイン会です。
百合姫コミックスの単行本、「水色シネマ」と「オレンジイエロー」(一迅社刊)の2冊同時刊行記念サイン会。
こちらはジュンク堂ならではで、予約開始は発売日よりかなり早いですし、電話予約も出来ますので、予約は楽です。私は地元なので店頭で予約しましたが。

こちらは15時過ぎに着いた時には長い列。もうほとんど参加券を持っている人が並んだ感じでした。ジュンク堂の場合は並んだ順ですから、ひたすら待つことになります。
双見酔先生のサイン会は、さすがに男子率が100パーセント近いものでしたが、乙ひより先生のサイン会は女子:男子の比率が7:3ないし6:4ほどだったかと。女性読者が多いんですね。
つい先日まで、百合好き女子は都市伝説レベルだと思っていたので(笑)、やはり驚きます。
最近のジュンク堂池袋店でのサイン会の列は、BLコーナーに行くことなく裏口の階段に伸ばすようになったのは、なってみると残念なような(笑)。

結果的には2時間近く並ぶことになりましたが、アンケートを書いたあとはひたすら2冊の単行本を読みこめたので、サインをいただくときには役に立ったかも?
私の場合、百合姫コミックスは両手で数えられるぐらいの冊数しか読んでいないのですが、情熱的な恋を描いた作品が多いなか、乙ひより先生の作品はゆるーい恋愛が多いような印象を受けるのですが、「水色シネマ」を読むと、そのゆるさから段々と熱を帯びた愛情へと加熱する、いわば低温やけどのような熱の帯び様を感じました。
また、「オレンジイエロー」は短編集ですが、愛情の温度とか、心の通い合いの描き方にエッジが効いていて良いなと。『恋の証明』とか、『ナミダグスリ』あたりは傑作ですね。
タイトル作の「オレンジイエロー」は、最終話のみゆきと淳のやりとりが面白いですね。
私が乙ひより先生に描いていただいたイラストも、『恋の証明』の山本先生でした。今回のサイン会一番人気キャラとのこと。

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乙ひより先生にとってはかなり難しい作品だったようで、それだけに人気の高さが感無量だったようです。
待つのは長かったですが、その分面白いサイン会になりました。
乙ひより先生、そして携わられた一迅社とジュンク堂の皆さんには、ほんとうにありがとうございます。


12 5月

コミティア92 PUSH&REVIEW 再録

書いてみた&ブログにも載せてみた。

「うら★うらら」WATTS TOWER
作者自らが、「おバカな作品」と語り、おそらく読者も、
「これはおバカだ!」と納得できる作品。
だが、実はその裏に隠れたものがあるのでは?とも感じる作品。
あなたは愛している相手の「別の面」も愛せるか?
主人公からはそんな葛藤を感じる。
絵の可愛さは商業誌等でもおなじみ。さすが。

「RD」T-NORTH
いわゆる「男の娘」を扱った作品は幅広く出てきているが、
この作品からはひと味ちがうものを感じる。
シチュエーション、展開、主人公とヒロイン(?)との
心の接近ぶりetc…
読者の側も一緒にドキドキできる作者のストーリーテラーぶりは、
素晴らしいのひとこと。
24 2月

超☆ひだまつり 2~4時間テレビ in パシフィコ横浜国立大ホール(蛇足編)

以前の「ひだまりないと」のときもやったのですが、書いた後から思い出すこともいろいろあるので感想含めちょこちょこと書いていこうかと思います。
レポと比べると気が楽だ。どこで止めてもいいから(笑)。

今回の超ひだまつりは、後藤邑子さんの存在がとても目立ったように思います。なんというか、先にも書きましたが「姉御」的な面で。ご本人も自覚されてるみたいですが(笑)。
とくに目立ったのは、新入りの小見川千明さんとの絡みでしょう。アフレコ3回目で、小見川さんの後藤さんへの挨拶は頭突き。そして気が付くと小見川さんが後藤さんの太ももをなでなで、とかどこの百合漫画だよ!って感じで(笑)。
別な見方をすれば、小見川さんは後藤さんに甘えてる、というか信頼してるからこそそういうことをやるのでしょうけども。

その小見川さん。私が小見川さんのお仕事を見るのは初めてなのですが、不思議ちゃんですよね彼女は(笑)。最初の登場時、司会の吉田アナに自己紹介を振られてからしばらく固まっていて、大丈夫かと思ってたら「生きてますよ!」、って(笑)。先にも書いた原田ひとみさんの似顔絵もよくよく考えてみると、あなたは男子小学生かと(笑)。
そして原田さん。小見川さんから似顔絵で「おっぱいな人」よばわりされてかわいそう…(笑)。ですが、衣装が似ていたせいか、最初の登場時に「松来さんまた○った(自主規制)んか!」と思ったのはナイショ。
でも小見川さんも原田さんも、ほんと声優というお仕事に真面目に取り組まれている様子で、とくに原田さんのTwitterでのpostを読んでいるとその様子や折り目正しさが目に見えてくるようです。

そのpostにもお名前が出ていた水橋かおりさん。芸達者であることは前回のひだまつりZでもよく分かりましたが、今回はチョーさんファンとしての熱さがどれだけ高いかというのを見せ付けられました(笑)。「ひだトーク」のコーナーで、「きょう黄色いパーカー着てるから、メガネかけて帽子かぶればチョーさんできるよ」と言っていたのは後への前フリだったのか否か(笑)。
あと原田さんのpostから見ると、ひだまりラジオなどでのキャラとはちょっと違って、かなり人望がある方なのかなと思いました。
原田さんのpostで、もうひとりお名前が出ていた松来未祐さん。松来さんは、ここにきて「お姉さんキャラ(not姉御)」が定着してきたような感があります。対阿澄さん、対うめ先生、対原田さんetc あー、それなんて百合百合ワールド…。というかいままでが「いじられキャラ」で、お姉さんキャラではなかったのが不思議なんですけどね(笑)。
意外な「熱さ」を知ることができたのも、私にとっては松来ファンとしての収穫でした。

後藤さんが目立った反対で今回ちょっと後藤さんの影に隠れた感もあった新谷良子さんでしたが、お絵描きコーナーで見事にブレイク! は良かったのかどうかですが(笑)、しかし後藤さんとのユニゾンは完璧でした。さすがにひだまり前から交流のある二人は違いました。おみ足の美しさ(うめ先生除く)は今回もトップクラスだったと思います。
そして阿澄佳奈さん。もうねえ、描かれる絵が普通になってしまって私は悲しい。喜ぶべきことなのですが(笑)。何もなかったところから主役を張られて、しかもそれが3期も続くなんて、そうそう例のない新人さんだった阿澄さんですが、新人という位置を離れたこれからは、『ひだまりスケッチ』を、そしてご自身の他のお仕事も軌道に乗せていかなければいけないわけで。期待しています。
チョーさんはもう、今回出てくださったというだけでもすごかったと思うのです。前回は前説&追い出しのナレーションのテープでだけご出演でしたが、『ひだまりランド・ゴーラウンド』という曲があった以上、ステージに立って歌っていただきたかったというのは正直な感想だったので、それが今回叶ってくれて本当に良かったです。芸の幅も広い方ですしねえ。トーク上手くて、踊りも上手くて、歌も歌い上げる…。すごい。

うめ先生。本来なら主賓として関係者席で見ててもいいようなお立場なのに、今回はなにげに八面六臂のご活躍。歌も歌えば人形劇の声もあて、司会業まで務めると。
吉田アナではないですが、うめ先生がいなければこの作品はなかったわけで。
あえて不足な点をいえば、もっと自信を持ってほしいと思いました。ネタだとしても自己評価額600円はないですわ>ひだまり鑑定団
いやでもほんと、うめ先生に感謝しつくしてもまだ足りない、とは思います。

司会の吉田尚記アナウンサーは、レポの冒頭で感想を書きましたので割愛しますが、ほんとこのイベントの盛り上げの一翼を担ったのはこの人でした。
さいごに。アニプレックスのゆまさんはほんとバカだと思う。こんな(主催する側にとって)厳しいイベントにしなくても、楽に、安全にやれる道はいくらでもあっただろうに。それをわざわざ厳しい道を行くんだから…。強いですね。
これでようやくレポも最後です。本当にありがとうございます。
23 2月

超☆ひだまつり 2~4時間テレビ in パシフィコ横浜国立大ホール(後編)

さあ、あとは最後の出演者ご挨拶&『ひだまりランド・ゴーラウンド』、そしてトリプルカーテンコールですが、このあたりは印象に残った発言などをピックアップしていこうかと。
たしかもうこの時点で20時45分を回ってたかなあ? 吉田アナの「もうほんとに、楽しい時間なんですけど、明日もここで『戦国BASARA』のイベントがあるのでこの辺でお開きにさせてください~!」的なトークが入り(もしかしたら、「超ひだまつり」の撤収後に即設営とかだったのでは…)、出演者のみなさんが一列にステージへならんで最後のご挨拶。
その中でまず気になったのは、原田さんの「このイベントで『ひだまり』の一員になれたかなって…」という涙ながらの挨拶。シリーズを重ねてきた『ひだまりスケッチ』も、途中からの新規レギュラーとして入った声優さんは小見川さんと原田さんが初めて。小見川さんも原田さんもすごく真面目そうな声優さんで、そういう意味ではすごく好感が持てるお二人なのですが、そんな原田さんも『ひだまり』のベテランさんたちの中に入っていくのは大変なんだなあと。
そして松来さんも、挨拶前は「泣くわけがない!」とか言っておきながら、「ひだまりスケッチのアニメは、(悪い?)大人が『これで一儲けしてやろう』などと誰も考えないで、みんなが自然と『この作品でアニメを作ろう』と考えて作られた作品ですから、これだけの人が集まるような作品になってほんとうにうれしいです」と涙ながらの挨拶。
私も松来さんが生でおしゃべりする場所には何度か足を運んでいますが、松来さんがこれほどまでに熱っぽく作品のことを語るのは珍しいと思うのです。
ファンやスタッフへの感謝の気持ちは忘れなくても、作品とかキャラクター自体については冷静な目で発言することが多い方ですから。そんな松来さんも熱くなってしまう『ひだまり』&ひだまらーのパワー。
そして並び順でいくと松来さんのあとはうめ先生からチョーさんという流れでしたが、ここは吉田アナがナイスアシストで、「じゃあここはチョーさん先にご挨拶を」と一言。チョーさんも異存なしで。
今回がひだまつり初参加のチョーさん。とにかくひだまらーのパワーにビックリされていたようでした。「(ひだまらーの歓声が)腹にくるんだよ!」と。今回、チョーさんが入ってやっと本当の『ひだまりランド・ゴーラウンド』になるわけで。観ている私のほうも感慨無量でした。
そしてうめ先生。挨拶の内容はあまり覚えていませんが、「みなさん生活しているそのなかで(自分の時間を割いて?)私が創った作品を楽しみにしてくれる人がいてくれて、しかも今日はその人たちが5000人も来てくださるなんて…」と話したあと号泣されてしまって、隣の松来さんや阿澄さんたちが後ろから「大丈夫か大丈夫か」と心配しているところに吉田アナが、「他局社員の自分が言うことじゃないですけど、きょうはTBSの(編成の?)えらい人も来てますよね。みんなこうして盛り上がっているじゃないですか。『ひだまりスケッチ』のアニメをもっと続けていきましょうよ!」のようなアオリを入れてくれたのは、個人的にはGJだったなと。

最初のアンコール。
校長先生の「このへんで!」と観客の「えー!」の掛け合いが面白かったです。もちろん私も「えー!」ってやってたけど(笑)。
さいごは校長先生の「終了……しません!」という声とともにアンコールの幕開け。
登場したのはmiccoさんとうめ先生。なんと即席ユニット「ひだまーぶる」結成。で、後からわかった情報では、うめ先生はわずか24時間前に渡された資料で『さくらさくら咲く』のハモリを覚えたらしい。しかもリハーサルをやる余裕もなかったとか。まじ即席やん。しかもうめ先生普通に歌ってるし。
この日2度目の『さくらさくら咲く』でしたが、ほんとこの曲は神曲だと思います。marbleというユニットはすごいパワーを持っているユニットだと思います。
そして『できるかなって☆☆☆』。音源化されたものを聴いてるとピンとこなくても、生で聴いてると良さがわかるものってありますよね。この曲もそんな感じでした。
最後は紙テープまで飛んでお開きかなー、なー、と思ってたらどうもそういう空気じゃない。
再び校長先生が登場して、「もう体力も限界です。そろそろ終了…」それに対して観客が「えー!」と返すと、「するのは名残惜しいですね」と同時にチョーさんがステージへ。
「私のうた、聴いてもらえますか?」。観客が一瞬「?」となるなか、『ごみ収集車の歌』を歌い始めるチョーさん。この曲がまた哀愁あるし身につまされて(笑)良いんだなあ。
豊島区、09年度にいきなり分別区分が変わったんだよな…。まさかこの場面でこんな曲が聴けるとは(笑)。
そしてステージ上に揃う出演者の皆さん。あれ、ひとり足りない。おめしかえでもしてる様子のその声は、水橋さん。
あらわれたその格好は、黄色いパーカーはそのままですが顔にはメガネ、頭に帽子。「たんけんぼくのまち」じゃないですか。チョーさんコスか(笑)。
そして最初はチョーさんと水橋さんが、すぐにステージ上のみんなが、そして観客席からも「たんけんぼくのまち」主題歌熱唱となりました。
歌い終わると、水橋さんがチョーさんの隣へ行って土下座せんばかりの勢い(というより土下座してた笑)で謝ってました。水橋さんほんとチョーさん&「たんけんぼくのまち」が好きなんだなあと。チョーさんも知らない、完全なサプライズ演出だったらしいです(笑)。
そして本当のラストとしての『スケッチスイッチ☆☆☆』。
要するに、1年生から3年生まで計6人がそれぞれメインでサビの部分を歌えるようにサビを繰り返し続けるわけですが、いやほんと疲れました(笑)。サバイバルの様相を呈していたような。歌いきれず、立ち続けられずに座った人もいたみたいだし。私は体力も考えずにやりきりましたけど(笑)。
最後は大型ビジョンに歌詞が映し出されて観客席からもサビを熱唱。喉まで酷使する結果となりました(笑)。

そして曲が終ったあとも、上から落ちた風船で一階席とステージのみんなが遊んでいるような感じで。でももう流石に時間が…。
そこで吉田アナが、「フジテレビに『サザエさん』という終わらないアニメがあるよ。うめ先生も長谷川町子先生みたいになればいいんだよ!ファンも大事だけどうめ先生はこの作品の神様なんだから(?)、みんなでうめ先生にお礼言おう!」という上手いアオり。そして観客席からみんなで「ありがとうございました!」の声が響きました。
それでもなかなか席を離れられない私たち。阿澄さんが、「もう、うめ先生が『帰って』って言わなきゃみんな帰らないよ」というと、うめ先生から「家に帰るまでがひだまつりです、気をつけて帰ってくださいね」というお言葉をいただいて、ようやくお開きとなりました。

いや長かったね今回のレポ。ようやく完走です。ありがとうございました。
うめ先生、出演者の皆さん、スタッフの皆さん、司会の吉田アナウンサー、そしてひだまらーのパワーに、ありがとうございました、とあらためて。
22 2月

超☆ひだまつり 2~4時間テレビ in パシフィコ横浜国立大ホール(中編)

さて後半。
「ひだトーク」の開幕ですがやはり話題の中心はひだまつり初登場のチョーさん。
アニメひだまりスケッチのアフレコ現場では基本的に紅一点ならぬ「黒一点」となるチョーさんですが、アフレコの合間などは「私、基本黙ってます」だそうで。
というのも、女性陣が怒涛の勢いでしゃべり倒してこられるので(私がステージ上での女性陣のしゃべりぶりを聞いてて思ったのは「女子高トーク」笑)、チョーさん自身がしゃべる必要がないからのようです。
あと、この後のコーナーでも盛り上がるわけですが、大のチョーさんファンなのが水橋かおりさん。同じ作品に出演するとか、あまつさえ同じステージに立つなんて信じられないと、興奮を抑えきれない様子だったのが印象的でした。
そして姉御肌・ゴトゥースこと後藤さん。私からみると、前回の超ひだまつりZでは印象が薄かったのが残念だったのですが、トークではかなり良さが前面に出てくる印象です。このステージでは、まず阿澄さんと衣装が被ったり(まったくの偶然らしいですが)、阿澄さんがひだまりラジオで「ふてぶてしくなったなあ」とか、なずな役の小見川千明さんは阿澄さん以上に馴染むの早い&ふてぶてしさがすげえ、とか(「3回目のアフレコで頭突きであいさつしてきた」とか笑)。そこまで周りを把握できるのも姉御キャラの証でしょう。あと後藤さんには、吉田アナのネタふりで『エンドレスエイト』絡みのネタもあったなあと。
原田さんは他の現場でお仕事されたときに「『ひだまり』いい現場だよ」といろいろな方から言われていて、参加してみたらそのとおりだったとか。女性陣はすごく楽しい(&チョーさんは聞き役にまわる)現場なんだなと。

そして次のコーナーが「曜日対抗ひだまり選手権(タイトルあってたかな?)」ええあのお昼休みのあれですよ。このコーナーではうめ先生が吉田アナとともに司会役、というかひだまりの神としてご登場だったようです。吉田アナもしまいには、「うめ先生にはお昼休みのタモリさん並の権力があるので」って言ってましたので、ってそれ隠してないぞ(笑)。
このコーナーはまさしく神展開でした! 基本は「一年生(小見川さん&原田さん)」「二年生(阿澄さん&水橋さん)」「三年生(新谷さん&後藤さん)」「教師(松来さん&チョーさん)」「marble(miccoさん&菊池さん)」の各チームに分かれてのお絵描きクイズコーナーだったわけですが、ほら、ひだまりには阿澄画伯という巨匠がいらっしゃいますし(笑)。しかし今になって思うとこのコーナーってお昼休みのあれというより「お笑いまんが道場」テイストな気がします。
そしてこのコーナーの賞品として、『☆☆☆』にちなんで「三ッ星レストランのお食事券」が優勝チームに進呈されると発表されたとたん、松来さんの目がマジに(笑)。「早く始めましょー!」と、声まで変わってました(笑)。
第一問は、ステージに向かって左側の人に出題されたお題(ふたりが描き終わるまで観客にも秘密)の絵を描いて、それを受けた右側の人がしりとりで絵を描くといういきなり難題レベルなクイズ。
おふたりそれぞれ30秒ずつの制限時間、描くのに結構苦心されている方あり、すらすら描かれてる阿澄画伯あり(笑)というなか、出揃った絵は…。
三年生チームの新谷さんが一見意味不明な絵を描かれていたのでトリに回されて(笑)、まず二年生チームから発表。マゲをつけた頭に四角い胴体、手足がピョンピョンと伸びてるのは…コロ助(「キテレツ大百科」)」だ。これは一発で観客もわかった様子。それを受けた水橋さんの絵がむしろ意味不明でしたが…。コロ助の「け」つながりの毛糸球(けいとだま)と判明。ステージ上でだれか上手い上手いと言っていたのですが、正直私は毛糸球と説明されても「?」でした(笑)。
次の発表は一年生チーム。小見川さんが描かれたのがスティッチ(「リロ&スティッチ」)のなのはわかったのですが、それを受けた原田さんが、なぜかサ○エさんカットのアナゴさんみたいな絵を描かれていたのはやはり?。これはいまだに謎です。そして外したことに気づいた原田さんの発言は、「痴呆症のサ○エさんです!」。これは!(笑) 思わず私の中で、「あやまれ! 長谷○町子美術館にあやまれ!」と思ったのはいうまでもありません。いろんな意味で(笑)。
教師チーム。松来さんが描いた絵がルフィ(「ONE PIECE」)だったのはわかったのですが、チョーさんはおわかりにならなかったようで…。なぜブリーフ(しかもなんか妙に…)の絵を描かれたのかと思ったら、手が伸びているルフィを見て、「スタジアムなどで観客がやる『ウェーブ』」と勘違いされたのだとか。でもチョーさん、アニメ「ONE PIECE」にご出演されているわけで、そういうお立場で気づかないのはヤバいのでしょうか? 吉田アナも、「これから海賊船に(チョーさんが演じるキャラだけ)乗ってないとか、ないですよね?」 と心配されていました(笑)。
marbleチーム。miccoさんが描かれていたのは頭がデカくてなにか光るペン先(吉田アナいわく、「サイリウムですか?」)を持っているキャラ。私は一瞬、「みなもと太郎先生の自画像か、よりによってそんな難題をmarbleチームに…」と思ってしまいました(バカ)。でもほんとに似てました。それを見た菊池さんは串にささったお団子の絵を描かれていて、他のチームとは別の意味で「?」だったのですが。なんとそのmiccoさんが描いたキャラが「ダースベイダー」だったなんて…。これは菊池さんの「miccoさんは細部に注目して物を描くから」という観察眼がすばらしい、としか言いようがありません。
そしてトリの三年生チーム。新谷さんが描かれた絵がほんとうに意味不明で、これは???と思っていたのですが。後藤さんの説明によると、木から垂れたブランコと、犬に見えるけどじつはヤギ、それに女の子の絵があったからこれは「アルプスの少女ハイジ」の絵だろうと推察されたのだとか。これが見事に的中! それを受けた後藤さんの写実的な絵は(吉田アナはことあるごとに強調されてました)、「『じいさん』だと、『ん』がついちゃうから、『じじい』で」というお答え。これには阿澄さんも、「後藤さん!こーとーばーづーかーい!」とたしなめる始末(笑)。
というわけで、二年生チームと三年生チーム、そしてmarbleチームにポイントが加算される展開となりました。

第二問は、お互いのユニゾン度を競う対決。「『ひだまりスケッチ』の中で癒し系キャラといえば?」というお題で、二人が同じキャラを描けるかというもの。
ひだまりスケッチの癒し系といえば…なのですが、ふたを開けてみると結果はちょっと違ったようで。
阿澄さん、新谷さん、後藤さん、松来さん、miccoさんがうめ先生と書いてたのですが、水橋さんはチョーさんと書くし、チョーさんはお風呂シーンの「お風呂のアヒル」と書いてるし。チョーさんは「お風呂シーンちゃんと見てるんですね(笑)」と吉田アナにツッこまれ、チョーさんも「男なら当然でしょ!見て悪いか!」と逆切れしていたのがやはり印象的でした。
新一年生は、原田さんがなずなと書いてた記憶があるのですが、小見川さんが誰を書いたのか(うめ先生?)、そして菊池さんも誰と書いたか記憶が…。
あと、おなじ「うめ先生」と書いていても、絵を添えたときにその絵がどういう絵かにも違いが。
阿澄さんが意外とまともなうめ先生を描かれていて正直落胆したのですが(俺ひどい)、新谷さんは新生児のようなうめ先生を描き、miccoさんはなぜか首に横線を引いて、引いた瞬間に観客から「えー!」的なブーイング(?)を受けてましたが。たしかに体に線があるように見えるので引いてしまう理由も分かるのですが。
結局、「女同士、一緒にCDアルバムも作った仲!」な新谷さんと後藤さんが25万点、獲得です。

最初はこのコーナーが二問で終わる予定で、得点も最終問題らしく25万点(笑)だったのですが、どうも「面白いから続けろ」的な指示が吉田アナのもとに来たらしく、「時間おしまくってるのに知らねえぞ。俺は面白いからいいけど!」風トークの後、第三問へ。
第三問はそれぞれのチームがお互いの似顔絵を描く対決
書いていて思ったのですが、ここは順番よりも面白さの度合いで書いていったほうが良さそうな気がしたのでそうします。
まず面白かったのは一年生チーム。原田さんが描いた小見川さんも、昭和の少女漫画チック(あれ、新谷さんがどっかでキレそうなフレーズ笑)なポニテ少女でよかったのですが、小見川さんが描く原田さんがさらによかった。結論から言うと、小見川さんにとっての原田さんは、「おっぱいさん」なんだなあって。だって誰が見ても原田さんの顔よりもおっぱいに重点を置いて描いてるのがみえみえ(笑)。ステージ上でも阿澄さんか後藤さんあたりがツッコミいれてましたが。
味があったのがmarbleチーム。とくに菊池さんが描いたmiccoさんが、一目見た印象として、「山藤章二の似顔絵塾」を彷彿とさせる感じでした。マイクが空中に浮いているように見え、その後ろで大きく口を開けて歌うmiccoさん、という構図が。miccoさんの描いた菊池さんも、当たり前ながら特徴を良く掴んでいるというか、感じ感じ、というところ。
あと、水橋さんが描く阿澄さんも、どちらかというと「似顔絵塾」的な、輪郭を省略して、ぱっちりした目と口、そしてぎゃわぎゃわとしゃべっている様子を描いたところがなんか…。
逆に写実的な方向だったのが松来さんを描いたチョーさんと、新谷さんを描いた後藤さん。
とくにチョーさんは、そのまま「松来未祐お面」にしてもよさげなぐらい、だったのですが、女性を描くにはあまりにも写実的すぎたのもまた事実。たしかに松来さんからすれば、「私ってこんなん?」と思うのも無理はなし。
そういう面では、さすがに女性が描く女性ということで、写実的な中にもきっちり新谷さんのチャーミングな部分を強調して見せた後藤さんの絵は「上手い」の一言。
新谷さんが描いた絵とあわせて、うめ先生も納得の5万点獲得。みごとお食事券、ゲットだぜ! なおふたりでした。

後編へ続きます
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