師走冬子さん(同人誌なので「先生」ではなく)の、アメリカのドラマ『CSI』の同人誌です。

アメリカのドラマは、『CSI』シリーズに限らず、いや『CSI』シリーズではとくに(笑)、アメリカ人特有の性格というか、特有ではないかと思われるようなメンタリティ(楽天的というか、パンキッシュというか…)がとてもよく出てくると思うのです。
アメリカのドラマだし当然…、と思うのだけれど、『ER』シリーズなんかだとそうでもない気がする。職種の違いか?
…いやまあ、アメリカ人にだってつつましやかな人はいるとは思いますけどね(むしろその方が多い)。

それはともかく、師走さんは『CSI』シリーズのそういうところを、よくとらえて描かれている(この場合はお話を作られているというか)なあと思いました。そういう部分がお好きなのかな? というところもありますし。

師走さんがいちばんお好きだというグレッグ(私が観ていたころはまだラボ担当だった。いまは捜査官?)。楽しいです。たのしすぎ。
師走さんが描かれると、『CSI』最強キャラというか、最弱キャラというか(どっちだよ!)。
そして、主任のグリッソムを中心に、彼に絡んでくるキャラクターもまた、面白く描かれているなと思います。

そしてグレッグと同じラボの人・ホッジス。あなたなんてツンデレ野郎ですか(笑)。

最後の4コマが面白かったかなと。
グレッグ、ぜんぜん男らしくないその髪型…(笑)。
アメリカ人って、そういう髪型でも男らしいって思うものなのかな…?

ゲストの小笠原朋子さんの作品も、グレッグとサラしかいませんけども、ふたりで漫才?みたいなお話になっていて楽しいです。
最初とオチで笑わせてもらっています。オチはですね…たぶんそれ実際にやったらくさいぞ…
おっとこれは映画『メリーに首ったけ』へのツッコミであるような気がする(笑)。

いやほんとに楽しいご本です。またあらたなご本を読む機会があることを願っています。