ここしばらくモニタがなおる気配がなく(涙)。そういう時は、読んだコミックスのレビューを書けばよいのだ! 
ということで、佐藤両々先生の、待望のコミックスから。

もちろん、2巻に収録されたエピソードはすべて、連載で追いかけてきっています(「MOMO」はすべて読んでいるはずなので、1巻もほとんど読んでいるはず?)。
それでもはやいところ2巻を読みたいと思っていた理由のひとつだった扉絵、「奈緒さんの宴会芸(?)・鏡餅」が本編冒頭に収録されていてうれしく思いつつ笑いました。単に収録上の都合なのでしょうけれども。
順番が前後しますが、カラー描き下ろしの作品。この作品が始まったころは、ふつうに主人公の中井モモさんと王子先生がくっつくストーリーだと思っていたので、2巻収録分の時期の展開が本当に意外だったというか、今となっては爆笑ネタにすぎないというか(笑)。

2巻では、その王子先生を巡るふたりの女性、建部桜さんと佐藤緋衣子ちゃんが登場したわけですが、緋衣子ちゃんの登場は(2巻冒頭の回です)、ほんとうにインパクトがあったんだよなあと、思いだされます。
なんといっても、緋衣子ちゃんは、最初は意外(失礼)に美人だったんですよねぇ。彼女が頻繁に登場するようになって一時、「ブッサイクだなあ…」と思っていた時期があって、そのころはキャラクターとしては無視していたのですが、以前にもちょっと書いたように、緋衣子ちゃんが奈緒さんから産婦人科の看護について教わるようになって、緋衣子ちゃんに対する認識を改めたというか。
今となってはマジ、スマンという心境ですね。

あと、2巻の時期には日生姉弟が個人的にプチブレイクしましたね(笑)。コミックス42ページからの、「剣くんパンスト出前編」は、はっきりとしたエロ描写があったわけでもないのに、なんかエロかったんですよ…。シチュエーションとか、日生姉の挙動とかから、なにかを感じたんだろうか? と。
それにしても、建部桜さんは、最終的には剣くんとくっつくんではないかと思っていたのですが。2巻でも割りと派手に沈没してたけれど、このあと見事に轟沈してしまったからなあ。なにが悪かったのか…。剣くんに、幸あれ。

ところで、2巻最後に収録の『天使ふこうか』。モモさんや幸花さん(『こうかふこうか』「まんがくらぶオリジナル」連載中)が通う高校の養護教諭が、どうみても沖田先生(重野なおき『Good Morning ティーチャー』「まんがくらぶオリジナル」などで連載中)なのですが、これってすごい裏設定じゃないのかと(笑)。現在の(=『グッティー』の)高校へ赴任する前の話ってことなのでしょうけれども。

あいまいな記憶でしたが、奈緒さんご出産あたりまで2巻に載るのかと思っていたら、ご懐妊がわかった直後あたりで2巻終了でした。当然、3巻が終わるまでは連載が続く。むしろ4巻以降まで、という思いでおりますが。
連載ができるだけ長く続いてほしいものです。