サイン本を購入してはや数ヶ月。夏に入ってしばらくたち、そろそろ読んでみようかと思いたちました(遅)。

数々の猟奇・怪奇な事件を、「魂」という側面から解析・捜査する女性・天御宮祭(アマミク マツリ)にまつわるストーリーの1巻目。
題材のせいもあってか、読み始めるといっきに、物語に引きずり込まれるように読み進んでいくことができます。
そして、その助けとなるのが、森ゆきなつ先生が描く、天御宮祭のキャラクターであり、その周辺のキャラ達の存在です。
序盤から色気をがんがん漂わせてくる天御宮祭ですが、描かれていくうちに、だんだんとキャラクターの心の中まで、ふくらみをもって設計されていっているように感じます。
その上司の比嘉警視。常に部下たちの2・3歩先を進んでいるような雰囲気がニクいです(笑)。魅力的ですね。
天御宮祭の同僚(部下? あるいは下僕か?)・君塚警部補は、ムダ走りするタイプというか、空回り形の若い刑事なんだろうけれど、その「ムダ走り感」が楽しいキャラです。

敵役(?)のキャラとしては、最初の回に登場する、槇村透の魂の狂い方(犯罪の犯しかたというか)が面白いかなと。魂の狂い方としては下っ端というか、チンピラ感も多々感じられますが。
2話目はバランスが取れているというか。
3話目では、物語の展開にかなり手が込んできてしまっていて、最後も後味が悪い(決着のつけ方としてはしかたがないのだけれど)のが残念ではあるのですが、面白く読める範囲の中ではあります。

そして、各エピソードの あいだにある4コマも面白いなと。個人的には、1話目のあとにある、「ケーキとプリンに釣られる天御宮祭」の4コマがとても楽しく。じつは、「小梅ちゃん(「いんどあhappy』「まんがライフMOMO」連載中)みたいだぁ…」と思ってしまうのです(笑)。

ところで、1巻の最後に導入編が載っているのですが、まさか、2巻にも続いてきそうな、「白い男」の正体が、導入編で天御宮祭と出会った真栄田亮一くんだったら悲しいことになりそうだな? と戦々恐々です。
それを知る意味でも、はやく2巻を読もうと思っております!