荒井チェリー『三者三葉』
葉山さんVS西山さん。「なかよくケンカしな」って感じでしょうか?(笑) 動物好きなマインドはおんなじだったりしますし。
心のマグマが。7本目のオチでは、ほんとに音を立てて葉山さんの心のマグマが噴火していそうです。

「黒さ」では葉山さんの圧勝。つーか、西山さんと一緒に動物タウンに行くのも、「自己鍛錬」て、ねえ? 
西山さんにやりたい放題やらせておいてさいごにシメる(笑)あたりは、ほんとうに黒いですよ。いや、悪い人ではないと思うのですが…。
得意げになってる西山さんの表情はよかったなあと。ほれぼれします。どこまでいっても葉山さんの手のひら、ではありますけど。


湖西晶『かみさまのいうとおり!』
引き続き、「ハワワワワワーイ!」ぐらいに、ハワイのたびを謳歌中なまりあちゃん達一行です。今回はくりちゃんがメイン。くりちゃんの魅力満開です。けれども。

扉絵。4人おそろいのゾウ柄トレーナーはいいんだけど、くりちゃんのだけは胸に隠れたか、ゾウの牙が見えない。ていうか、鳥居さんがよせる胸とトレーナーの柄との関係を見て鼻血が出るということは、まりあちゃん知ってるんだな…。

ドリンクのサイズ。アメリカでは「Lサイズ」がいちばん下、つまり標準よりも下のサイズらしいですが、ほんとに飲みきってるのか?アメリカ人は。
そのLサイズを飲み干したくりちゃんを見た山伏ちゃん。「50年後の…」って、富永一郎先生の漫画みたいに、くりちゃんの胸ががなっちゃうってか? まずは、鳥居家のお母様やお祖母さまを見てから判断したいところです。どうなんだろ?
もし、お祖母さまが今でもくりちゃんのような胸を維持しているなら、山伏ちゃんは土下座でもして謝るべきだと思います(笑)。でも、鳥居一族ならふつうに維持していそうでこわいです。

動物園に来たのはいいけど、やっぱり飲みすぎたー! な、くりちゃん。そりゃLサイズ一気飲みすればお腹も痛くなりますて。
しかし山伏ちゃんはいじがわるい。自重しろ、っていうか、この場合は湖西先生自重してくださいってところか。マニア向け(謎)じゃないんだし、音まで書くことはないでしょうに。常識的に考えて…。
オープンな動物園。アメリカだと(ここは本土じゃなくてハワイだけど)、土地を広く使えるから、日本のように檻や塀などで完全封鎖する必要がないんでしょうか。
クジャクの放し飼いは日本でも見られますけどねえ。でも血の匂いに寄ってくるんかいクジャク。肉食、ではないですよね。私が通っていた小学校でも飼ってたくらいだから、雑食なのか?
まりあちゃんの鼻血で真っ赤に染まったガラパゴスゾウガメも、シュールです。

そしてよりによって、トイレでゾウとの遭遇を果たしたくりちゃん。ゾウがトラウマにならなきゃいいですが(笑)。それにしても、何に引き寄せられてくりちゃんをイジりに来たのか。
ゾウは皮膚も固いだけに(刺そうとしても注射針が曲がるくらい)、そこから生える毛も固いのか。

それにしても今回は、まりあちゃんも盛大に鼻血まくってるわけですが。海外で、出血多量→輸血という流れは、かんべんな…。


きゆづきさとこ『棺担ぎのクロ。?懐中旅話?』
前回に引き続いて、鏡の中に引き込まれたサンジュちゃんの苦闘ぶり。

普通に考えれば、鏡に映るのはあくまでも自分の姿だけなはず。でも、鏡の中にいるのが、自分とはまったく別の自分だとしたら。
しかも、そんな別の自分が、こちらと入れ替わろうと画策してたら、なんて考えると、なるほどこれはたしかに怖いおはなしです。
どうすれば元に戻れるか。ある意味、ニジュクちゃんとサンジュちゃんなだけに(笑)、さらにややこしくなってしまう話なのですねえ。

クロが気づいてくれたから元に戻れたわけですが、クロの知性をもってしても戻れるか戻れないかはかなり紙一重だったようで、このあたりのリアルそうな加減が(名探偵じゃあるまいし、そうはズバリと解明できるわけもない)、面白いキャラ作りになっているのではないかなと。
そして、鏡の向こうにいたクロは…。やはり、クロと彼女はそういう相関になっているということをあらためて認識しました。


ざら『ふおんコネクト!』
冒頭から『たかじんのそこまで言って委員会』(よみうりテレビ)ネタですか。これ、全国的にわかるのか? DVDは発売されていますけれど(だから、関東生まれ・関東在住の私の友人にもこの番組の大ファンがいます)、テレビでは、少なくとも関東地区には放送されてませんから…。
地方局では大人気でネットされる関西発の番組も、関東キー局が意地になって放送しない(たとえば、北海道発ですけど『水曜どうでしょう』とかもそうだ)のはよくある話。過去にあった、『パペポTV』とか『探偵ナイトスクープ』みたいに、深夜枠でも放送されるだけまだマシだったりしますよホント。
それはさておき。

しかし放送部、製作のレベルが高すぎだろ…。しかもそのパネラーに、学校の表も裏も知ってる交流さん(「地獄に咲く赤い薔薇」て【笑】。)がいるし。
いちおう「バラエティ」だから、交流さんの「お色気担当」もありか(笑)。
選挙ネタはいいんですが、交流さんの「利権レクチャー」で、生徒会・クラス委員に候補者乱立っておまえら現金すぎ! と笑えないのが悲しい現状ですね。
ある意味、現実がまんがを追い越しちゃったものな。今週の週刊誌の中刷り(『週刊朝日』だったか)を見たら、国会議員の「錬金術」について特集してたし。
夕先生、妹さんを指して、「悪をもって悪を制す!」で選挙管理委員任命とは、理由が嫌すぎです!

だが選挙でもろくなことをしないなあ、ふおんは(笑)。泡沫候補の乱立、さらに選挙違反の教唆と手引き…。二段階作戦かい。
反対票の受け皿を拡散するための泡沫候補乱立戦術は、私の地元の知事選で現職陣営がやっていたので、これにはいまだに腸が煮えくり返る思いですが。
しかもここにきて選挙公約を破棄するようなことまで…。おっと筆が滑った。

そんなふおんがいるから。だから今回は、いや今回も、交流さんは正義の人になります。「偉人」こと、一瀬 具さんを生徒会へ押し上げるために、影と日向、両方で尽力しました。さすがです。
そして交流さんに、「こなきー」な夕先生、かわいいです。つーか、かわいすぎる…(笑)。
ラストは、どこの社保庁ですか?って感じですが。うーん今回はまったく社会派寄りな作品であることよ…。「でも」なのか、「だから」なのか、やはり面白いです。


前半はこのくらいで。のちほど後半を。