きょうは、あさってのための買出しに、文京区の根津へ。
行きは日暮里駅から谷中墓地を抜けてきたのですが、この墓地は単なる墓地にとどまらず、歴史的に面白い場所だなと感じました。
青山霊園あたりは大正期?昭和前期に亡くなった著名人が多く眠る場所ですが、谷中はもともと寛永寺や上野の山が近いためか、おもに明治?昭和初期に亡くなった文化人や著名人が眠っているところです。
雲井龍雄の墓碑(墓所は山形に移ったのだとか)や川上音二郎の墓所、歌舞伎で当たり役を取った役者が建てたという相馬大作の招魂碑なんてものまで。そういえば、五重塔が焼失した(昭和32年)のもここなのかと。私がそのことを知ったのは、その時代に描かれたと思われる貸本まんがの再録本に載っていたまんがからなのですが(たしか再録本は文春文庫から出ていたはず)。
貸本まんがに心中ネタが載るあたり、昭和30年代のこどももマセていたんだなと(笑)。


買い物の帰り。そのとき頭の中で地図を思い浮かべて、「日暮里も駒込も、わりとどちらも近いのではないか」となぜ考えたのか、私も意味不明ですが、駒込まで歩いてみることにしました。
根津から駒込のそばにある六義園のところまでは、不忍通りを道なりに進めばいいのですが、やはりわりと距離があります(笑)。
で、歩いているうちに、本駒込4丁目で、いかにも元都営交通が関係している場所のような都営アパート(都バスの車庫が併設されているようなつくりの建物・例:南千住や早稲田)を見つけたのですが、その建物の裏にある公園が、

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都電について書かれた本でよく見ていた、都電の神明町車庫跡地がここだったか。

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元・都電6063号。柵に囲われているので、なかなかよく見えませんが。

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こちらは元・都電の貨物車、乙2型。

どちらも柵に囲われているので、遠目からはなかなかよく見ることはできませんが、整備はされているようで、美しい姿を残していたのが良かったです。

結局、根津から駒込までは、歩いた時間は30分弱ぐらいだったのかな? ふつうに歩く距離では、ないですかね?