じつは私、師走冬子先生の作品のなかで、唯一『あいたま』だけは、雑誌掲載分(双葉社「コミックハイ!」)も、単行本1巻もこれまでまったく読んでいませんでした。
なぜかと聞かれると困るのですが。風のうわさで、「コア過ぎて初心者にはお勧めできない」と言われていたのも理由のひとつでしょうか。
でも、1巻の帯をみてちょっと笑って、読んでみたいなあと思いつつ、きっかけがつかめなかったのも事実。
しかし過日の夏コミで、『百合のコミックハイ!』に掲載された師走先生のまんがの感想を師走先生にお話したとき、師走先生から、2巻も今年中に出ることを聞き、直接聞いたからには2冊まとめて読まなきゃ、ということで、2巻が発売されると同時に1・2巻ともに購入して読んでみたのです。
読んでみて、この作品のどこがコアなのかと思ったしだいです。いや悪い意味ではなくて、むしろ、師走先生の作品でも、かなりとっつきやすい作品のほうじゃないかということで。
キャラクターがみんな魅力的ですし、物語が回を追うごとにふくらんでいく感じで、外れの回がほとんどないのも魅力です。
主人公の暮巳あいちゃんは、かなり無軌道に暴走するアイドルマニアの女の子。そんな娘がアイドルだらけの学校に入学するなんて、本人はおいしいけど、まわりはどうなの!? というのがこの作品のメインテーマ。
あいちゃんの暴走ぶりは、見ているほうはとても笑えますが、アイドルさんたちはほんとに大変だろうなあと(笑)。目の前で鼻血は吹かれるし、目の前で自分にハァハァされまくっているのは、はっきり行って迷惑以外の何物でもないだろうと。
でも、そんなあいちゃんを暖かく(時にはなま暖かく、か?)見ているのがアイドルさんたち。そのなかでも、私が第一印象で、いいと思ったのが水橋蓮ちゃん。
巨乳なのはとりあえずおいといてください(笑)。グラドルとして、カメラの前では別人格だったりするところとか(ある意味「プロ」向きなひとだ…)、天然系なのかしっかりしているのか、つかみどころがないところがいいなあと。
そんな蓮ちゃんとコンビ的な存在を示す、はみちゃんこと葉月薔子(はづきしょうこ)ちゃん。こちらは完全に天然系だよな、と。プールに入って大脱出! なネタには爆笑です。
あいちゃんたちのクラスの担任秋沢先生も、話の流れ的にはボケ通しって感じのキャラですが(現役テレビアナウンサーなのに、出るごとに噛みまくる…)、特殊な立場にいる生徒たちが多いクラスの娘たちを包み込む感じの包容力が魅力的です。コミックスを読んだあとからいえば、『百合のコミックハイ!』のときも秋沢先生の下着がみたか(略)。
2巻では、それまでのなかなかにヤバい暴走ヒロインだったあいちゃんが、アイドルのみんなを守ろうと奮闘したり、自分の立ち位置について悩んだり、物語にふくらみが出てきた感じで、先がどんどん楽しみになっていきます。
ほんと、いろいろな理由があるかもしれませんが、「あいたま」を食わず嫌いしている人がいるとしたらもったいないですよ! 私は、これまで読んでいなかったことを後悔するくらいには面白いと感じました。
「コミックハイ!」の連載も読んでいきたいという誘惑にも駆られるようになりましたし。でもまだ読みたいのが1作品だけだからなあ。
ともかくオススメです。『あいたま』
なぜかと聞かれると困るのですが。風のうわさで、「コア過ぎて初心者にはお勧めできない」と言われていたのも理由のひとつでしょうか。
でも、1巻の帯をみてちょっと笑って、読んでみたいなあと思いつつ、きっかけがつかめなかったのも事実。
しかし過日の夏コミで、『百合のコミックハイ!』に掲載された師走先生のまんがの感想を師走先生にお話したとき、師走先生から、2巻も今年中に出ることを聞き、直接聞いたからには2冊まとめて読まなきゃ、ということで、2巻が発売されると同時に1・2巻ともに購入して読んでみたのです。
読んでみて、この作品のどこがコアなのかと思ったしだいです。いや悪い意味ではなくて、むしろ、師走先生の作品でも、かなりとっつきやすい作品のほうじゃないかということで。
キャラクターがみんな魅力的ですし、物語が回を追うごとにふくらんでいく感じで、外れの回がほとんどないのも魅力です。
主人公の暮巳あいちゃんは、かなり無軌道に暴走するアイドルマニアの女の子。そんな娘がアイドルだらけの学校に入学するなんて、本人はおいしいけど、まわりはどうなの!? というのがこの作品のメインテーマ。
あいちゃんの暴走ぶりは、見ているほうはとても笑えますが、アイドルさんたちはほんとに大変だろうなあと(笑)。目の前で鼻血は吹かれるし、目の前で自分にハァハァされまくっているのは、はっきり行って迷惑以外の何物でもないだろうと。
でも、そんなあいちゃんを暖かく(時にはなま暖かく、か?)見ているのがアイドルさんたち。そのなかでも、私が第一印象で、いいと思ったのが水橋蓮ちゃん。
巨乳なのはとりあえずおいといてください(笑)。グラドルとして、カメラの前では別人格だったりするところとか(ある意味「プロ」向きなひとだ…)、天然系なのかしっかりしているのか、つかみどころがないところがいいなあと。
そんな蓮ちゃんとコンビ的な存在を示す、はみちゃんこと葉月薔子(はづきしょうこ)ちゃん。こちらは完全に天然系だよな、と。プールに入って大脱出! なネタには爆笑です。
あいちゃんたちのクラスの担任秋沢先生も、話の流れ的にはボケ通しって感じのキャラですが(現役テレビアナウンサーなのに、出るごとに噛みまくる…)、特殊な立場にいる生徒たちが多いクラスの娘たちを包み込む感じの包容力が魅力的です。コミックスを読んだあとからいえば、『百合のコミックハイ!』のときも秋沢先生の下着がみたか(略)。
2巻では、それまでのなかなかにヤバい暴走ヒロインだったあいちゃんが、アイドルのみんなを守ろうと奮闘したり、自分の立ち位置について悩んだり、物語にふくらみが出てきた感じで、先がどんどん楽しみになっていきます。
ほんと、いろいろな理由があるかもしれませんが、「あいたま」を食わず嫌いしている人がいるとしたらもったいないですよ! 私は、これまで読んでいなかったことを後悔するくらいには面白いと感じました。
「コミックハイ!」の連載も読んでいきたいという誘惑にも駆られるようになりましたし。でもまだ読みたいのが1作品だけだからなあ。
ともかくオススメです。『あいたま』
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