師走冬子『あおいちゃんとヤマトくん』
なにかに追われて恐怖のあおいちゃん。誰に追われているのかと思ったら、あおいちゃんのお兄さん・藍ちゃんです。あおいちゃんにとっては愛すべき存在で(いろんな意味で)あるはずなのに…。
でも藍ちゃんがこわいんじゃない、藍ちゃんの作ったゲテモノ料理がこわいのです。「あの」あおいちゃんが、食べることを怖れるって…。しかもなにげに、あおいちゃんにすがりつかれたヤマトくんのほうが怖がっているように見えるのは気のせいか?(笑)
ふたりとも、藍ちゃんのゲテモノ料理によほどのトラウマがあるのでしょうか(笑)。
そしてせっかくかくまったのに、藍ちゃんにブツを見せられたら一発であおいちゃんを差し出すヤマトくん。スパイの尋問かとこれわ。

それにしても、底なしの胃袋を持つ妹と、作った本人以外食べてくれる人のいなさそうなゲテモノ料理をつくる兄、「メーワク(by ヤマトくん)」の度合いはどちらが上でしょう?
さらに、一部にとっては危険な教授までやってきちゃあ。たしかに危険人物でいっぱいだなこの店は。
かえでちゃんは、エドワード・G・フォレストの小説を読む。誰ですか? なんて、先刻ご承知。先月発売されたコミックスにも載っている、教授の仮の姿ですよ。かえでちゃんも人が悪いわ(笑)。しかも読み上げる。教授には羞恥プレイ以外の何物でもないようです。
これまでかなりの強敵(だれの敵だって?)と思われた教授ですが、己がいちばんの強敵だったとは。ってそんな結論づけてどうする。
でもこれは、ふたりの立場がいれかわり、かえでちゃんが攻めに転ずる展開になるということでよろしいのでしょうか。

そこへさらにやってくるゆかちゃんですが、今回は、いつもと違うような気がします。
そういえば今回は、傍若無人だったり、人でなしだったりするところがないんだ(どんなキャラなんだ彼女は…)。
むしろ今回は、その腕っぷしから同級生の男子におそれられてしまうことを嘆いてみたり、かわいいところが出ているように思います。
そんなゆかちゃんが、藍ちゃんのゲテモノ料理を食べた! でも美味しそうに食べてる。たいていのものは平気らしいゆかちゃん、そういうところも強いのですね。
そして、そんなゆかちゃんを見た藍ちゃんはちょっとキテます。惚れてる、惚れているぞこれは…!? いやいや、そういう展開は考えてなかったです。

それにしても、藍ちゃんて見た目がかなり華奢ですし、料理好きですし、なんか女子と勘違いしそうなのですが男の子なのですよね。
しかし、今回ゆかちゃんが惚れるパターンも、なんか逆っぽいんだよなあ。ゆかちゃんが男の子で藍ちゃんが女の子のほうがしっくりくるでしょうこれ。もし成立したらおもしろいカップルだなと。
そしてあおヤマのふたりも恋愛フラグ立ててみる? って、そういうのは自分らで意識的に立てるものでもないからなぁ。
しかも、翌日にはあおいちゃんが忘れてるだろうって、論外だろ!?


テンヤ『先生はお兄ちゃん。』
かわいいものをたべてはいけません>1本目
かわいいもの=正義、なまゆちゃん。友人Aさんが買ってきたトナカイのパンに夢中みたいです。だからそこは空気を読もうよ、友人A。よくわからない「空気」だけど。
でもとっておいても悪くなるだけなのだが。まあ持って帰って食べればいいだけの話か、友人A。
安上がりでいいかも。いやいやいや>2本目?4本目
兄です。クリスマスプレゼントの「箱」だけを、保健室に預けに来ました。月子先生でなくても、おかしいと感じるだろ…。
「お兄ちゃんがプレゼントだよ[はあと]」。ベタだ。ベタというより、それは普通にキモいわあ(笑)。結果が見えてるだろうに、兄もこりない。
漫画のありがちな展開としては、箱ごとそのまま粗大ごみ置き場にでも放置されそうな感じですよね。
月子先生は、クリスマスを実家の家族と過ごすみたいですが。恋人と一緒のクリスマスにも飽きたのでしょうか…。

さすがにまゆちゃんといえども…>5本目?9本目
サンタクロースはパパだとわかっていた。でも幼稚園のときのまゆちゃんにとっては兄がサンタさんだったようですね。共働きなのか、両親とも家にいないらしくて。
しかしまゆちゃんは、幼稚園の時からあんまり変わってないんだな。すでに兄より賢いところもあるような気がします(笑)。
兄も変わってない。というか、この頃はまだ良かったほうなんだろうか…って、それもなぁ。
「お兄ちゃんのハートはまゆにつかまってるよ[はあと]」なんて言ってたり、「おにーちゃん」といわれて感激しまくっている兄。たしかにバカだ。
でもまゆちゃんは、パパがサンタさんじゃないのが悲しかったのか。一生懸命サンタさんになっても報われなかった兄。ちょっとふびんかも…。

と思ったら>10本目?
現在の兄はまゆちゃんに抱きついてボコられてるし、そんなふびんな過去もどこ吹く風(?)。
最後は、予想を裏切らずに兄がプレゼントでしたが…。逆にまゆちゃんからプレゼントをもらえてよかったね兄。

来年2月、コミックス1巻発売とのこと。ジャンボでの掲載開始から一年あまり?で、ラブリーで連載が始まったのはたしか今年の春でしたから、コミックスまでの道のりが早いですね。でも、コミックスが出てからが始まりですから。楽しみです。


柚月もなか『手のり魔王』ゲスト掲載
先月号あたりから、おとなりさんちの猫・加藤梅吉さんとバトル展開中の魔王様です。
それにしても、梅吉さんかわいいよ梅吉さん。まるっこくてやわらかそうで。
地球ではちょうどネズミとサイズが一緒であるように思われる魔王様。梅吉さんにじゃれられたり、頭にかぶりつかれたり。
というか、頭にかぶりつかれたら即死しかねない気がするのは気のせいか?(笑)
たしかに魔王様が言うとおり、魔王様と梅吉さんは仲がいいのではないと思います。梅吉さんに一方的に遊ばれているような…。
むしろ魔王様を手下にしようとしてないか!? 梅吉さん。ネコのくせに。

回覧板を初めて見た魔王様ですが、そんなことを回覧板に書かれても、しょぼいぞ>「この町内は頂いた!」
美由ちゃんにとっては、お隣に行くのも大冒険ですね。ふらふらするな?。そこの魔王様も(笑)。


口八丁ぐりぐら『花と泳ぐ』
会長が電柱に咲いた花を取りに飛んで、菊子さんがびっくりしているのですが。
菊子さんたちがいる部屋はたぶんアパートの2階だと思うのですが、それぐらいの高さだったら、猫だと普通に飛んで着地できる高さではないのかなぁ?

幸太くんたちは大学で講義を受けている。
「ハムレット」のオフィーリア。そんな芸術的な飛び込みを見せたら、川に落ちても死なないのでは?(笑)
私も、「ハムレット」って単語は、子供の時には「なんかおいしそう」と思っていたかも。たしかにこの語感は料理っぽいですから。

ふみちゃんは、いまだになにかを思い悩んでいるのか。ふみちゃんがみんなを信じるようになったら、まわりの世界も、もちろん良い方向へと変わっていくはず。

そして、「眠り姫」菊子と大家さんが夢の中でふたたび出会ったのかも。幽霊の菊子さんと重なるときはくるのか。


津嶋やすひろ『放課後必修倶楽部』ゲスト掲載
眠りを妨げる為に鳴るものはすべて破壊するありえさん。しかし携帯電話まで破壊するのは、ありえさん自身でも見さかいないと思わんか?>1本目
部長さん。青春を大事にするあまり、大学に何年残る気ですか?(確定かよ!)>3本目
アクションに強いのはありえさん。素人さん(?)で女子プロ映画に出演してスタント無しで演じきれそうなのは、さしあたってありえさんだけだと思うのですが…>4本目
あれだな、ありえさんのここまでいさぎよい良い品揃えは、自分の書くものに自信があるか、それとも、いくら書き損じても気にしないほどズボラなのか、そのどちらかだな(笑)>5本目
回復系アイテム。たしかに合っている。しかも自然志向。じつはありえさんたちが考えこんでのチョイスだったり?(それはないか)>7本目

ありえさんのアクション。これはこれでありだと思うのですよ。ある意味新感覚アクション>8本目
珈流さんのアクション。これは違うだろ、そもそもジャンル(?)が違うだろ(笑)>9本目
あーそうね。女の子に踏まれてうれしくなる男の子もたしかにいるわね。しかしありえさんたちが相手だと、お互いがよけいに加速しそうでイヤですね(笑)>11本目


かたぎりあつこ『ハッピーカムカム』
先月号から「パパンZ」編なのです。しかし、ホコちゃんのお兄さんがパパンZの人とはねえ。
でも、そのお兄さん、パパンZに中の人などいない、と言っているのですが。だとしたらホコちゃんはどこの人なんだよ!?
それにしても、似てるんだなほんとに>パパンZとホコちゃん
ラストで、「背中にチャックがない」って言われてましたけど、まさか…。

あみさん。よくある引っ掛けにかかっちゃってまあ(笑)。そこまでまんまと撮られる人も最近珍しいと思います。


続く作品ものちほど