「まんがライフMOMO」での連載は終わってしまいましたが(涙…)、コミックスが出てくれました。連載中にも書きましたが、本当にありがたいと思います。
作品本文につきましてはほぼすべての回を「MOMO」の感想内で書いていますので、本文の感想ではなく、コミックスで新たに描きおろされた部分について。

表紙:帯が掛かるから、肝心な部分は隠れてるんだよな…? とか思ってたら、帯がhoseee(笑)。アキちゃんスカートが見えてるよ。
というより、よく着せたな…理子ちゃん(カバー折り返し参照)。
それにしても腰が細いんだアキちゃんは。なんというプロポーションかと。なるほどこれじゃ、麻生くんが「じつは亜季は女なんだ!」と自分自身を騙そうとしたのも無理はない。

描きおろしカラーページ:連載最終回で北欧から帰国した麻生くんを囲んで。なんですけど。
なんですかこの、亜季くんのもつ透明感は! もう、「かわいい」とかそういう次元じゃありません。エロスです。誰ですかこのスーパーモデル級…。
相手が麻生くんじゃなくても、こんな亜季くんを野放しにしておくのは危険すぎると思います。エロスなのはいけないと思います!
案の定、麻生くんは亜季くんに夢中ですし。理子ちゃんが精いっぱいおしゃれしたというのに。麻生くんはほんとダメだね(笑)。
しかし奈月さんは、麻生くんの弱みを握っている状況ではあるのだけど、亜季くんと麻生くんの双方を見て面白がっているのだろうか。
しまいにゃ麻生くんが、亜季くんの食べてるパフェを分けてくれたからって間接ki(略)。
もはや昇天してもおかしくないんじゃね? 麻生くんは。

本文の感想云々書いておきながらですがちょっとだけ。
全編通してみると、連載が始まった頃は、「MOMO」での前作、『悪の生徒会長』の頃の画をかなり受け継いでいるように感じられるのですね。
それが連載が進むにつれて、だんだんこの作品独自のものに変わっていくような。

描きおろしモノクロ:文化祭・アリスを演じる亜季くん、って、ええ!? それは連載中のどこかで入れてほしかったですねぇ。
連載中でそれをやると、麻生くんが「アリス」を見ることになるから、おかしなことになるのかもしれないけれど。
理子ちゃんと亜季くんはラブラブになれてよかったですね。でも北欧へ行く前に亜季くん理子ちゃんのもとへ淡々と送り出してあげたわりには、麻生くんも往生際が悪いな(笑)。
そしてカラーページの、「麻生くん・ココロの修羅場」に戻るわけですが…。

小笠原朋子先生フリートーク「Hiスクラップいろいろ」:今回、カラーページでもやっていますけれども、理子ちゃんは「餅」よりも髪を下ろすほうがおとなっぽく見えますし、モテそうではありますよね…。
亜季くんのお兄さん・真季さんは、キャラクターに隠された引きだしが多そうだったから、もっと出てほしかったんですよね。
本格的に登場した一回だけでも、亜季くんにラブラブなお兄さんだったり、亜季くんのためなら何でもやりそうな(それこそ平気で自分の手を汚しそうな)ところが見えてきていたり。
麻生くんのその後。「次の世代」って、亜季くん(&理子ちゃん?)の娘と結婚したい! ってことですか? それはそれで犯罪的じゃねーか! って感じがいいですね(笑)。

カバー裏4コマ:『アキ編』お兄さんにそこまで見え見えの嘘でだまされる亜季くんて…。ていうか真季さん、江戸時代の迷信とかじゃないんだからさあ(笑)。
『麻生編』好きな女(&亜季くん)を見れば盗撮してしまう…。このひと、元からこういう人だったわけじゃあないんですよね。やはり亜季くんがすべての始まりだったのか。そう考えると、彼にとっての亜季くんとの出会いはやっぱり…? いやいやそんなことはない。幸運だったのですよ。


一巻で終わってしまうというのはやはりさびしい限りですが、たのしいコミックスに仕上げられたのはよかったと思うのですよ。
いろいろコミックスのために仕組まれたところもたくさんありますし、そういうところもぜひ読んでいただきたい一冊です。