ひさしぶりの休日。渋谷まで出た時にふと思い立ち、文教堂書店青葉台駅前店(神奈川県横浜市)での「まんがタイムきららコミックスフェア」に行ってきました。
…と言っても微妙に開催時期を外れてしまったらしく、原画の展示はすでに終了していたようなので、結果的には『HR(2)』(長月みそか先生)につく青葉台駅前店限定特典のペーパーを目当てに行くことになったわけですが。

まず渋谷から東急田園都市線に乗って。しかし渋谷から青葉台は遠いんです(苦笑)…。三軒茶屋をぬけて、は地下だから見えないけど、二子玉川をぬけて多摩川を渡って溝の口をぬけて鷺沼をぬけてたまプラーザをぬけてあざみ野をぬけて…、青葉台は長津田のすぐ手前。急行に乗っても30分。他の私鉄に比べると比較的運賃が安いのが救いですが。

そもそもなぜ、同じ文教堂の溝の口本店(神奈川県川崎市)でもなく、先日岬下部せすな先生がサイン会をされた渋谷店でもなく、都心からかなり離れた青葉台のお店限定のペーパーを作るようなフェアをされるのかと不思議に思っていたのですが。
行ってみて、その理由がちょっと理解できたような気がします。
売り場自体は普通の書店の4コマコミックス売り場とさほどかわりのない広さと品揃えなのですが、KRコミックスの棚には目立つデザインの手描き&手書きのポップが多く取り付けてあったのです。

写真を撮れないのがつくづく残念(店内ですからねえ)だったのですが、『ねこきっさ』(ととねみぎ先生)や『火星ロボ大決戦!』(なかま亜咲先生)には、この作品を読んだときの心情を切々とそして激しく(笑)綴られた感想を書いたPOPがあったり。
そしてなんといっても、サイズは小さかったのですが、やはり作品について簡潔かつ的確に語られた内容と、オリジナリティにあふれた、シンプルかつきれいなデザインの『教艦ASTRO』(蕃納葱先生)のPOPに、私は見入ってしまいました。

言い方としては身もふたもないかもしれませんが、品揃えでは都心(あるいは横浜市中心部なども)の書店に太刀打ちできないような小さな売り場でも、4コマコミックスを強く推していくことはできるのだということを感じました。
4コマコミックスを商う隠れた名店として、今後も期待していきたいです。

そうそう肝心の『HR』おまけペーパーですが、青葉台では素子ちゃん&ハナちゃんの「測定」ネタなのですね。じつは「とらのあな」限定ペーパーと対になっているものだったりするわけですね(「とら」では千夜ちゃんの「測定」ネタなので)。ふー(笑)。
それとフェアで販売されていると思われる、『けいおん!(1)』(かきふらい先生)と『帝都雪月花-昭和怪異始末記-』(辻灯子先生)のサイン本もゲット。おそらくスペースが空いていたもう一種は『HR(2)』だったと思われますが…。
どちらも残る冊数は1冊か2冊かと思いますのでお求めの方はお早めに。