野広実由『うちの姉様』
今月は遠野さん特集?
2本目なのですけどね。まず遠野さんと「眼鏡カフェ」、というか遠野さんと「形から入る萌え系」というのが水と油のように思うのです。でもその前に、遠野さんの同級生さん。坊主頭で眼鏡カフェのウェイターさん…。お客さんにはウケてるのかなあ?(佐藤両々先生にはウケると思うけど【笑】)
3本目。1コマ目のあのしぐさがウケるとは考えにくい…。むしろキモい…(暴言・笑)。
もちろん涼音さんがお店に来なければ話にならない? わけですが。しかし今回の彼女は、来たは良いけどお店では奇行しかしてない。何をいまさらですが。
そうか、遠野さんの場合は「朝まで実験」につきあってくれるのが一番うれしいのか。
しかし遠野さんも最後は、奇行というか怪しい言動で返してしまいました。「いやらしい意味でだ!」ってやはり遠野さんも男だし(笑)。
そしてあさみさんはかなりの常識人キャラなんだなー、というのがよくわかります。日ごろはタイムマシンとか発明してるけど。

東屋めめ『リコーダーとランドセル』
1本目>ようするに成長してないってことですね、あつしくん。
2本目>あつしくん。夏休みだからって、家でごろ寝はどんなもんかな…。タケ兄もニートだからって、日がなごろ寝は。
3・4本目>あつしくんと沙夜さん。やはりこのまま勘違ったまま距離が近づくのでしょうか。ばれた時が怖い(笑)。
7本目>「見るだけでなにもしないから!」って、さすがにそれは無理筋がありすぎるでしょう東屋先生。でも笑った。
9本目>盛山先生。ネットの情報丸写しな子を探せるから、「自由研究(を見るのが)楽しみですね」か。黒い、黒いな(笑)。というか世知辛い時代になったということでしょうか。
盛山先生、今回は幼げな感じです。回ごとに見た目の印象が違うのは、設定的にいまだ年齢不詳であったり、描かれる東屋先生も、設定を決めきれない部分があるのかなと。

佐藤両々『こうかふこうか』
先月号では幸花さんが台風を呼び込んで開催を阻まれた、海水浴が実現です。両々先生は今回描かれるためにご苦労されていたようですよ(8月発売の「すくすくパラダイス」Vol.10【竹書房】ご参照)。
今回は慶喜さんが活躍されているのです。というか幸花さんのお守り役できたはずなのですが、岩井さんと絡んでまともでいられる数少ない一人が慶喜さんなように思います。強いですよね?(ほめ言葉にならんか)。
でも、慶喜さんはおねえちゃんだからな! 慶喜さんに助けられた通りすがりのゆうくん。

そういやこの季節だとくらげがいるのか。「クラゲがいると泳げないね?」となるのが普通のパターンですが、幸花さんたちは泳いでます。つーか岩井さん、幸花さんをくらげの海へジャーマンはどうなのか(笑)。もはや狙っているとしか思えません!(笑)
しまいにゃクラゲを投げちゃう岩井さんはすごい。雪合戦じゃないんだから。でも慶喜さんのほうがうわてですよね。海パンに入れますかクラゲを。あのう、それって入れたのは後ろのほうですよね? で、そのタイトルは「クラゲ受難」。岩井さんじゃなくてクラゲのほうが災難なのですね。

山野りんりん『ヒジキのお仕事』
3本目>天は私を見放したー!(違う違う!) ヒジキさんたちにパンチしてもらって、浮かびますかねアイデア?
5本目>志村ー! って感じですけど。タイミングがかぶっているからわからないのか、鰐石さんが机に伏して寝ているのが、起きてるのと見分けがつかないのか?
6本目>猫たちが寝ることを交代で出来たなら、苦労はしない!(何の苦労?)
8・9本目>「秘技」っていうわりにはヒジキさんたち寝てるのか…。なんか知らんけども、死屍累々って感じでねえ。鰐石さんには、夏の夜の恐怖体験になったようです。

富永ゆかり『クロジとマーブル』
2本目>マーブルのモヒカンヘアー。どんだけ風が強いのか。どんだけマーブルの毛が(略)。
4本目>マーブルのほうが一枚うわて。そんな高等技術(?)をいつ覚えたのか(笑)。
5本目>撃った(?)マーブルが無表情なところが味わい深いです。

小池恵子『おかあさまといっしょ』
そうそう、以前ここでも取り上げた『あれるげん』がデジタルで読めるようになったらしいです。しばらく前に、私も2巻を探しだす事ができたのですが、本を探さなくても読めるようになる機会が増えるのは良いですね。

今回は、かなり息が合っていると思われるお嫁さんとお姑さんである。しかしその「息の合う理由」がなあ(笑)。他者にツッコミを入れることで息が合っちゃうというのは、たしかにお嫁さん言うところの「下衆の勘ぐり」ですわな。でも、ありがちなことだとも思います。
で、ラストにお嫁さんの出生の秘密の一端が? お嫁さんの幼少期は、ネグレクトの被害者だったのかい?

神堂あらし『永久就職活動中』ゲスト掲載
このタイトル、「永久就職」の「就職活動」をするってことなのね。
主人公のまゆきさんが、常識人なんだか、ダメ人間なんだか、いろいろと混在しているところが面白いというか、深いですよね。人間にとっていちばん怖いのはやはり人間? ってことでしょうか。さすがにそういう考えをもったまんがではないと思いますけどね(笑)。
でも、まゆきさんのあずかり知らぬところで永久就職のチャンスを逸したり、自業自得だったりするところあり、面白いキャラクターですね。あくまで周りから見る分には(酷い?)。

小笠原朋子『ゆなさなニッキ』
夏休み。思春期に差し掛かった小学6年生のみんなに、「ヤンチャしないように」と注意する浅野先生です。ヤンチャねえ。もうちょっと大人だと、「羽目を外す」というのが合ってますかね。
ていうか佐奈ちゃん。ヤンチャの意味を「背伸びして悪いことをする」と知って、なんで佑奈ちゃんのほうで想像するんか(笑)。むしろオトナな佑奈ちゃんはそんなことしないよ…。
で、夏休み本番。ヤンチャしてるのは佐奈ちゃんのほうでした!? だけど佐奈ちゃんの場合、年上男をかばって年上女相手に睨み効かすのもハマりすぎてます。そりゃ幸子さんも驚く。
と思ったら、これは自作自演(?)だったらしい。芝居のタイトルは「お兄ちゃんのヤンチャな夏の後始末」。脚本が佑奈ちゃん、主演のふたりが佐奈ちゃん(兼演出)と、お兄さん? そう。佑奈佐奈姉妹にはお兄さんがいたんですねえ。彼はかっこいいみたいです。幸子さんの目で見ると。
でもけっこういい歳(失礼)そうなお兄さんだけど、なんかこの人から胡散臭さを感じるのはなぜだろう。それは後でわかるようですが。

夏を迎えて、佐奈ちゃんはまた背が伸びたらしい。また本来の小学6年生から離れていってるんですね(笑)。でもたしかに外見だけは18歳で通りそうなわけで。あくまでも外見だけは(大事なことなので2回言いました)。
しかも胸まで成長!? って幸子さんが驚愕してますが。これは仕込みだったようです。胸に肉まんを。あれ? ま、まあ、さすがに小6の子がヌーブラつけて胸を仕込むわけにもいかんわけだが。
でも佐奈ちゃん、「おなかがすいたらたべるんだよ」って、そういやふかした肉まんを胸に押しつけていて熱くなかったのか? しかもいまはタイトルどおりの季節なわけで。なんにも包んでなかったら、きっと汗まみれなわけで。もしおなかが空いてなくても、人にはあげないほうがいいよ? 
いやむしろマニア垂涎ものか?(死)

幸子ちゃんも、佑奈佐奈姉妹のお兄さんから一緒にお茶に誘われるわけですが、その誘いに、どうもいい顔をしないのが佑奈ちゃんです。幸子さんが考えたように、「そうか。佑奈ちゃんはお兄ちゃんのことが…」と考えるのが普通かもしれません。ですが、「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので(笑)。
お兄さんが連れて行った先はメイドカフェでした。そうです、お兄さんは見た目だけはかっこいいオタクの人(佑奈ちゃんいわく、「こっちの人」)だったのです。
高校2年生の彼は、夏休みのプチひきこもりから脱出するために、外デビュー。しかし外の荒波(?)は高く、思いっきり佑奈ちゃんに助けを呼んだのでした。っておい!(笑)
高校2年生が小学6年生に助けを求めるか。
「なんてこう面倒くさいの うちの兄妹」「あたしもヤンチャしたいよ…」という佑奈ちゃんのつぶやきが、「心の叫び」に聞こえてきます。
なんですかねこのヒエラルキー。佑奈ちゃん(小6)>>佐奈ちゃん(小6)≧お兄さん(高2) って感じ?

昔から女の子が苦手だったというお兄さん。ガキのころから優男ですね、わかります。
双子の妹さんが産まれたときには、「このまま小さければ…」「それか大きくなって僕を守って…」と願ったといいます。ていうか、後者のほうは、あまりにも情けなさ過ぎて涙が(笑)。
それはまさしく、佑奈ちゃんが言うとおり「呪い」の域だと思いますね。ほんとに。

森井ケンシロウ『さかな&ねこ』
モチーフがシュールなので、それほど問題はないと思うのですが(むしろ私は爆笑してます)、最近のネタが、強盗殺人じゃね? って感じのネタが多いのは面白いのだけど気になります。今回でいえば2本目とか4本目とか5本目とか。2本目とか4本目とかだと、ねこがさかなを食べた後、お金とか払ってないと思うのです(笑)。
5本目もねえ。なんか、ニュース映像とかでよく出てくる、アメリカのコンビニ強盗を防犯カメラが撮影した図みたいでねえ(笑)。あれは律儀にお金を払っているのかな?
それでいうと3本目も、金魚すくいでを金魚をたくさん取られた腹いせにさかなを食っちまってるような気がして。
それをいったら、この作品世界がシュールなんだからまともじゃないんだけども。