小笠原朋子『ごくらくハート小笠原的トラベルスケッチ』3ヶ月ゲスト第3回
小笠原朋子先生と、9歳の姪っ子さんとのグアム旅行記も最終回。
しかし、旅行記ですがなんというか、姪っ子さんのウォータースライダー日記になっとりゃせんかと(笑)。
グアム滞在も後半となり、すでにウォータスライダー200回以上を達成したといいます。トータルでは何回滑ったのか姪っ子さん。300回?400回?
そして小笠原先生は、そんな姪っ子さんの姿をせっかく買った完全防水デジカメで撮影できたのかどうなのか。明らかに姪っ子さんと違う子と間違えて撮ってしまうのはやはり撮るのが難しいのか。
ウォータースライダー以外をなんとかしたい小笠原先生。姪っ子さんに、イースターエッグを作る(というか塗る)作業を体験してもらうことにしたわけですけれども。
考えてみると、こういったいかにも「器用さが大事」な作業で欧米人の子供が流暢に絵を描けるというのは、やはりこういう作業は器用さよりも慣れが必要なのかと。
姪っ子さんがどうだったかといえば、まあ失敗しちゃったわけですけれども。でも絵を描くのに慣れているわけではない人が曲面に絵を描くというのはかなり難しいことだと思うのです。
これは姪っ子さんにも卵にも、両方にとって不幸な出会いだったというしかないですね…。
でも、失敗したので割ってしまおう、という姪っ子さん。つええな。でもイースターエッグ(だったはずのもの)を割ろうだなんて、罰当たり(?)かもしれません。

「ある人(←ある人て!)のことを思い出」し、おうちへ電話しても里心がつかない姪っ子さん。9歳だとそういうものかなと思うのですが。やはり独立心は強いのかも?
むしろ、「早く日本に帰って来い!」といわんばかりのお祖父様(小笠原先生のお父様)を諌めるかのようにツッこむ姪っ子さんの強さが目に付きます。
そして、お姉さんがいない理由を「歯医者に行っている」と伝えられて見事にだまされてる甥っ子くん(4歳)。よりにもよってなぜ歯医者なのか。なぜそんな理由を(笑)。
6日間も歯医者さんから帰ってこないって、合宿治療か!?(そんなものはない)
旅の帰り際といえば、お土産を買うのも楽しみですよね。そして姪っ子さんのお父さん(小笠原先生の弟さん)へのお土産は。
これは載っている作品を読んでいただいて、小笠原先生のお気持ちを共感していただきたいなと。
ただ、娘さんが6日もご自身のもとを離れられて、帰ってきたときにもらうお土産として…。役には立っていそうだからいいのかな!

独立心を持っていても、旅が終わるころにはさすがに寂しさを隠せないのか姪っ子さん。寂しさがつのり出す前に帰れるという意味で、「このくらいの旅行が一番いいかもね」って、9歳の段階で結論を出すのはほんと早いです(笑)。
最後の夜までウォータースライダー三昧で日本に帰ってきた姪っ子さん。いやほんとにグアムまで行ってウォータースライダーを滑ってきたという感じだったのでしょうか。
でも日本へ帰ってくるとき、「朋子ちゃん(小笠原先生)と離れるのはさみしい」と語った姪っ子さんです。やっぱり楽しかったのですね。そのひと言で、小笠原先生にとってもいい旅になったのではないでしょうか。

ヤマザキマリ『イタリア家族風林火山』
ヤマザキマリ先生と結婚されたベッピーノさん。前回も書きましたが、論理的に熱いラテン系な旦那様です。
ですがベッピーノさんを溺愛する彼のお母さまも熱い。こちらはストレートに熱い。
これって、イタリア人としても珍しいレベルの「溺愛」なんですかねえ?
そして、論理的に熱くお母様を説き伏せようとするベッピーノさんのひと言ひと言が奥さまへのフォローにはなっていないところが笑えます。ベッピーノさんは、真面目に結婚に反対されるお母さまを説き伏せているんですけども。

そして結婚式はカイロのイタリア大使館で。ってあまり聞かない場所での結婚式ですね。しかし、なれないところで結婚式なんてするもんじゃない、という結論になってませんかこれは?(笑)