松来未祐さんの、ファン待望のベストアルバム。アニメのキャラソングがほとんどですが、松来さんはこんなにたくさんの曲を歌っていたのか…とファン初心者にはびっくりさせられます。
「待望」ついでに言えば、せめてもうひと月早く発売してくれればライブ「M5」に間に合ったのに?と、このCDが発売されることが決まってからずっと思ってます。
とはいえ、ライブで歌われている曲も数多く収録されているということは、今後のライブへの「予習盤」としてもぴったりということです。
それでは、知っている曲も知らない曲も、全曲レビュー目指して行ってみましょう。
1曲目は、『ムスメゴコロ☆オトメゴコロ』(NEW Arrange Ver.)。先日の「M5」でも、「いい曲だな」と思った曲のひとつ。このCDでは松来さんのソロバージョンとなっているので(オリジナルは金田朋子さんとのデュエット曲)、ライブに行かれた方には、よりライブの雰囲気を思い出せるのではないかと思います。
このCDの1曲目にふさわしい、聴いていて心がわくわくしてくるハートウォーミングな曲。
2曲目の『ここだよ。』(COCO Version)は、コミックとらのあなのイメージソング。こういう曲を歌っていた頃もあったんですね。
松来さんが歌う歌詞と歌うときのテンションの高さが相まって、私の中では、『あなたのハートにはきゅん!どきゅん!』と並ぶ2大電波ソングだなあと(ゴメン…)。
さいごに言っときますけど、私はこのテンション大好きですから。
3曲目の『サニサニデイ♪』は、「鉄道むすめ」というファン層がかなり限定されたところ(いや私は好きなのだけども)で使われる曲ですけれども、松来さんの声の「癒し」の効果を感じられる曲のひとつではないかと思います。
4曲目の『おみくじ 第八千八百拾番』は、他の曲とはなにか違うところを感じさせる曲です。「歌声とささやきの中間を狙った」歌だそうですが、松来さんがささやくように歌われているせいか、歌に乗っかってくる松来さんの息遣いすらも感じられそうな曲になっていて、声の官能性まで感じられる曲になっています。
5曲目から続く、アニメ盤「D.C ?ダ・カーポ?」シリーズのキャラクターソング。私は、このシリーズは名前だけ知っているぐらいですが、松来さんひとりだけで6曲も歌われているというのは、このシリーズと松来さんが演じたキャラクターにすごく人気があったんだろうなあとわかります。
『アイ・ウイル!』や『煌めきの彼方へ』は、松来さんがキャラクターに乗せた気持ちがとても強く現れている歌で、ほとんど知らない私も一度聴いただけで好きになりました。『オレンジワルツ』はとても曲が良く、そこに松来さんの歌と歌詞が乗ったことでとてもきれいな調和がとれていてすばらしいなと。
11曲目の『ちいさな翼』は、このCDでは数少ないオリジナル曲(なのか?)。松来さんのデビュー直後の曲だそうですが、歌からしてもう、松来さんの初々しさが出ているなと感じられます。松来さんらしい、ほのかな光を感じさせる歌。
12曲目は『妄想クロッキー』。このCDを通して聴いてみると、この曲でも「おとなしい」と感じてしまうのですが(笑)、松来さんが表現する吉野屋先生のキャラクターづくりと、手綱がとれているように感じる曲と詞の絶妙さに、「上手いっ!」と感じられる曲です。
13曲目『カメラ=万年筆』と14曲目『ハンドメイドでNe!』は、OVA『HAND MAIDマイ』のOP曲とED曲。調べてみると、この作品はかなり不幸な生い立ちの作品なのですよね(販売元が倒産したため、1話は発売されたものの2話以降が現在もお蔵入り状態)。
でもそんなことは関係なく、この2曲を聴いていると心が暖まってきます。面白い曲と歌ですよね。詞は文章としてすごく良い文だと思いますし。
そしてこのCDの大本命(?)。ラストを飾るのが『あなたのハートにはきゅん!どきゅん!』。『ここだよ。』のところでも書きましたが、CDで落ち着いて聴いていると、どう聴いてもこの曲は「電波ソング」という印象から抜けられません。ライブの時の、松来さんとファンのハイテンションにだまされてはいけません(笑)。もちろん、こういう曲に意味を求めるのは野暮の極みなわけですがね。
でも逆の目線から見ると、そういう「意味のない」ところがあるからこそ、ライブなどではみんなぶっ飛んで行けるのです。だからそこにこそ、この曲の意味があると思います。
ファンも、そして松来さんご本人も待望されただけあって、いい曲が揃った文字通りのベストアルバムです。
これからも、松来さんの声や歌の特性を生かした曲と歌(もちろん今後は三十路バンドと組んだ曲も聴きたいです)が聴けることを願って。
「待望」ついでに言えば、せめてもうひと月早く発売してくれればライブ「M5」に間に合ったのに?と、このCDが発売されることが決まってからずっと思ってます。
とはいえ、ライブで歌われている曲も数多く収録されているということは、今後のライブへの「予習盤」としてもぴったりということです。
それでは、知っている曲も知らない曲も、全曲レビュー目指して行ってみましょう。
1曲目は、『ムスメゴコロ☆オトメゴコロ』(NEW Arrange Ver.)。先日の「M5」でも、「いい曲だな」と思った曲のひとつ。このCDでは松来さんのソロバージョンとなっているので(オリジナルは金田朋子さんとのデュエット曲)、ライブに行かれた方には、よりライブの雰囲気を思い出せるのではないかと思います。
このCDの1曲目にふさわしい、聴いていて心がわくわくしてくるハートウォーミングな曲。
2曲目の『ここだよ。』(COCO Version)は、コミックとらのあなのイメージソング。こういう曲を歌っていた頃もあったんですね。
松来さんが歌う歌詞と歌うときのテンションの高さが相まって、私の中では、『あなたのハートにはきゅん!どきゅん!』と並ぶ2大電波ソングだなあと(ゴメン…)。
さいごに言っときますけど、私はこのテンション大好きですから。
3曲目の『サニサニデイ♪』は、「鉄道むすめ」というファン層がかなり限定されたところ(いや私は好きなのだけども)で使われる曲ですけれども、松来さんの声の「癒し」の効果を感じられる曲のひとつではないかと思います。
4曲目の『おみくじ 第八千八百拾番』は、他の曲とはなにか違うところを感じさせる曲です。「歌声とささやきの中間を狙った」歌だそうですが、松来さんがささやくように歌われているせいか、歌に乗っかってくる松来さんの息遣いすらも感じられそうな曲になっていて、声の官能性まで感じられる曲になっています。
5曲目から続く、アニメ盤「D.C ?ダ・カーポ?」シリーズのキャラクターソング。私は、このシリーズは名前だけ知っているぐらいですが、松来さんひとりだけで6曲も歌われているというのは、このシリーズと松来さんが演じたキャラクターにすごく人気があったんだろうなあとわかります。
『アイ・ウイル!』や『煌めきの彼方へ』は、松来さんがキャラクターに乗せた気持ちがとても強く現れている歌で、ほとんど知らない私も一度聴いただけで好きになりました。『オレンジワルツ』はとても曲が良く、そこに松来さんの歌と歌詞が乗ったことでとてもきれいな調和がとれていてすばらしいなと。
11曲目の『ちいさな翼』は、このCDでは数少ないオリジナル曲(なのか?)。松来さんのデビュー直後の曲だそうですが、歌からしてもう、松来さんの初々しさが出ているなと感じられます。松来さんらしい、ほのかな光を感じさせる歌。
12曲目は『妄想クロッキー』。このCDを通して聴いてみると、この曲でも「おとなしい」と感じてしまうのですが(笑)、松来さんが表現する吉野屋先生のキャラクターづくりと、手綱がとれているように感じる曲と詞の絶妙さに、「上手いっ!」と感じられる曲です。
13曲目『カメラ=万年筆』と14曲目『ハンドメイドでNe!』は、OVA『HAND MAIDマイ』のOP曲とED曲。調べてみると、この作品はかなり不幸な生い立ちの作品なのですよね(販売元が倒産したため、1話は発売されたものの2話以降が現在もお蔵入り状態)。
でもそんなことは関係なく、この2曲を聴いていると心が暖まってきます。面白い曲と歌ですよね。詞は文章としてすごく良い文だと思いますし。
そしてこのCDの大本命(?)。ラストを飾るのが『あなたのハートにはきゅん!どきゅん!』。『ここだよ。』のところでも書きましたが、CDで落ち着いて聴いていると、どう聴いてもこの曲は「電波ソング」という印象から抜けられません。ライブの時の、松来さんとファンのハイテンションにだまされてはいけません(笑)。もちろん、こういう曲に意味を求めるのは野暮の極みなわけですがね。
でも逆の目線から見ると、そういう「意味のない」ところがあるからこそ、ライブなどではみんなぶっ飛んで行けるのです。だからそこにこそ、この曲の意味があると思います。
ファンも、そして松来さんご本人も待望されただけあって、いい曲が揃った文字通りのベストアルバムです。
これからも、松来さんの声や歌の特性を生かした曲と歌(もちろん今後は三十路バンドと組んだ曲も聴きたいです)が聴けることを願って。
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