これまでCOMIC1には参加していなかった私でしたが、蒼樹うめさん(apricot+・ふ29a)がオフセットで新刊を出されるということで行ってきました。
「コミックレヴォリューション」の実質後継イベントとして始まって、もう3年経つのですねえ。
さすがに年一開催をレヴォのように年二回には変えられないようですが。

4時半に目覚ましをセットしながら二度寝して(笑)、6時前に家を出たのですが、むしろそのほうが、都営一日券を無駄なく使うのにはよかったようです。現地に近づくにつれてバスも動きはじめていたし。
豊洲からはゆりかもめを使うほかなかったですが、8時前には一般入場列に並ぶことができました。まずまず。
しかし今日は朝から暑かった、というか陽射しが強かった印象。自宅に帰ってから気づいたのですが、微妙に日焼けしたのか火照りが…。
入場列ではぐうぜん、右隣と前方に並ぶ人が女性だったのですが、圧倒的に男性が多い場所では、女性は物静かになるものなのでしょうか?
むしろ私の左側にいた学生さんらしき男性グループや若者たちのほうがかなりかしましかった!(笑)
開場時刻の10時半になると、外の入場列でもみんな拍手をするのはコミケ文化ですね(笑)。

11時前には私のいた列もつつがなく入場。私はもちろんapricot+へ。
スペースの場所が近づくにつれて、「なんか4ホールから6ホールまでぶち抜きで列ができてねえか!?」とびびったのですが、その列はCUT A DUSH!!さんの列だったので(笑)安心したのですが、apricot+もけっこう長い列になっていました。
とはいえ、今回の頒布は新刊1種で、一回あたりの購入数を3部限定にされる絶妙さ(だったと思います)でしたので、列に並んでから15分ほどで購入することができました。
蒼樹うめさんのご本は、これまで私はコミケのときに人づてで購入してもらっていた(いちばん最初のときだけ書店委託)ので、蒼樹うめさんのスペースで直接購入するのは初めてだったりします(笑)。
この時間、蒼樹うめさんも売り子をされていたのですが、残念ながら蒼樹うめさんが売り子をされていた列には並べず(そもそも列は選べないので)。
でも、蒼樹うめさんの「ありがとうございます!」というお声が、売り子で接客される頻度よりも明らかに多く聞こえたのは、私を含む購入者さんみんなに向けてのお声だったのかなあ? と思うと、うめ先生いいひとすぎ! と感じずにはいられませんでした。

蒼樹うめさんの今回のご本は、ひとことで言うと「よろず本」。
『喰霊 -零-』の、マイナーコードっぽいイラストは、一枚絵だけど文章並みに語っている絵だなあとか、モンハン4コマはすごくイカしてたり(「踊ってる!!」に笑いました!)、オリジナルの甘々恋まんがでは、最後のページで坂口くんがする、体は佐倉さんと反対に向けながら手を「ユー!」と向ける身振り手振りに吹きつつもしみじみしたりして、とてもたのしいご本です。
というか、「恋」って、あんな感じでいいんだよ! グリーンダヨ!(違)
書店委託等で、読みたい人がみんな読むことができれば良いのですが。

そのほかのサークルさんは、待機列でなんとか探し出したサークルさんばかりなのですが(カタログ当日購入なので…)。

みぶなつきさん(Lily Lily Rose・ふ56a)のご本。一冊は新シリーズの「設定」本。どうやら今後は、オリジナルのキャラ付けを行ったキャラクターを揃えて制服本を作りたいご様子。
まんがになるのかイラストの集合体で作られるのか、楽しみになってきます。
もう一冊の、他の作家さんと2人誌で出された「しゅごキャラ!」本は、動きを感じさせるイラストで、相方の作家さんのイラストとともに、楽しいというのか、エロスというのか、面白い。

今回時間的にはいちばん長時間並んだ石恵さん(偽MIDI泥の会・ふ21a)のご本は、いつもは書店委託で購入しているのですが。
なんというか、この方はいつもフルカラーで力の入ったご本を作ってくる作家さんですよね!
で、今回のご本でいちばん…なのは裏表紙の唯[けいおん!]だと思います。脱いですらいないんだけどね(笑)。
でもって、今夏には単行本(成年向)も出されると?
成年向けコミックの単行本は意識して買わないようにしていたのですが(理由は単純。欲望の赴くままに買っていたら収拾が付かなくなるから)、石恵さんの単行本なら、買います。

そして今回唯一歩いていて見つけた、ナナミヤスナさん(りんごマニアックス・せ52b)のご本。といっても、この方のご本、『くちどけショコラ』を書店委託で購入しているので、その表紙を見つけて足を止めたのですが。
最初に読んだ『くちどけ?』のときから思っていたのですが、この方の描くキャラクターは表情が豊かだ、というか。画に表現力がある人だと思いました。
今回の新刊の表紙はすごいし(いろんな意味で)。
でもなんか、今回の『ゆきどけシュガー』&前作の『くちどけ?』のような表紙とそのキャラは今回限りらしいですけども。というか、今回購入した新刊と前々作を含めて3作とも同じキャラらしいのですが、前々作と後の2作ではぜんぜん違う?(笑)。でも前々作のもそれはそれで、良いです…。

で、今回まわったサークルさんは全部だったりします。午前中には退散。やはり朝早くから並んで歩き回るのは厳しいです。

あと、このイベントはカタログが面白いのです。レヴォ時代からの伝統ともいえますが。
今回、内村かなめさんが4コマで描いておられて(というか、連載?)、これがさすがに笑えるのですよ。当事者でなければ(笑)。
いや私も、COMIC1では当事者じゃないから良いんだ、笑ったって。
それと高永浩平さんが描く、売れない漫画家さん貧乏物語が面白いです。きれいな川や田んぼに住んでいないザリガニには、寄生虫がいるらしいから要注意だ! ジストマとかがいるとわりと命に関わるらしいです。

それと、館の内外を歩くたび(というかほとんど外周を見ていたわけですが)、COMIC1のスタッフさんたちが働いているのを見ていて、私も今後(お盆と暮れに)スタッフとして働くための活力を与えられた気がしました。
あと、こういう感じで横断的にスタッフが揃うイベントだと、自分が働いているホールのノウハウだけじゃない、他のホールのノウハウも吸収できるという点で面白いなと、外周の列に並んでいて思った次第です。