日曜の深夜25時というのはさすがに起きていられません…。

ということで録画したものを帰宅してから観ている(残念ながら12chは映りが悪い…)わけですが。

最初のシリアス気味な展開から、コミカルな展開に、さらにシリアスとコミカルを行ったりきたりさせていくあたりの転換のうまさを感じます。
今回は、石見翔子先生が描かれた連載(単行本1巻)第1話と第2話の前半を題材に作られた第2話なわけですが、石見先生が描かれたものをシナリオ化するだけでは時間的に量が足りないわけです。そこで、場面や各声優さんのセリフを増やしてつなぐことによって量をましていくわけですが、この「アニメ独特の部分」にあたるところの膨らませ方がうまいと思いました。自然に増えているというか(こう書くと増毛法みたいだ)。
なぜ自然に見えるかというと、『かなめも』を読むときに、読者が石見先生にうまく誘導されて、まんがの作中で描かれていなくても私たちの脳内で補完していたであろう部分が、アニメではうまく継ぎ足されているというか。

作品への感想はこれぐらいにして、作中への感想はといいますと。

「風新新聞」の見出しにかこつけた時事ネタが多いっすね(笑)。
「何が悪い」には爆笑。
あと、時事ネタとは違う気もしますけど、新聞屋さんの壁に貼られた、「みかん狩りに行こう!」の貼り紙は、どうしても「狩りに行こう!」に目が行っちゃうんですよね。モ○ハン?

そして場面転換になると出てくるのが、石見ロボだった!(笑)
でも出てきたから言えますけど、じつはそういうところででてくるんじゃないかなと予想はしてました。さすがに石見先生ご本人の声はなかったか(笑)。

声優さんも、イメージとかなり合っているように感じました。
かな役の豊崎愛生さんは初めて聴く声でしたが、豊崎さんの声は石見先生の作品が持つ雰囲気や「間」を表現できているのではないでしょうか。
代理役の水原薫さんは、ある意味石見先生が描く代理よりもSっぽいというか。失礼だなあ、私。でもよりアグレッシブなところが面白いです。
ゆめ(CV:広橋涼さん)とゆうき(CV:遠藤綾さん)は、ぴったりなのもそうなのですが、原作よりも進んでますよねいろいろと。早くも空気が違うというか。ここはかなり驚いた点かもしれないです。
ひなた(CV:喜多村英梨さん)は、どちらかというとラジオなどでやられている「かっこいい」感じの喜多村さんの演技がうまくはまっているなあと。アニメでは存在感がより増すかもという感じですよね。
そしてはるか役の堀江由衣さん。この新聞屋さんのメンツのなかでは最年長な役どころで、存在感というか、演技に手ごたえのある方が演じられているのは安心感があるなあと。あのはるかさんのセリフを表現できてしまうのは凄いですよ…。あきらかにパワーアップしてるし(笑)。
エンディング曲(堀江さん作詞・作曲)も、ビートが効いたポップな曲は「かなめも」の明るさにうまく合っているように感じます(これはオープニングもそう感じますが)。

そしてこの作品でもエンドカードがある(今回は未影先生)ということは、毎回きららの作家さん(とは限らないけれども)がエンドカードの画を描かれるのかな。
MAXの漫画家さん中心なのか? 今期は『GA』もありますからねえ。どうなんでしょ?

映りが悪いけど、日曜深夜では起きてられないけれど、悪条件ばかりですが次回以降も楽しみです。