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行ってきました2公演。やはりみゆサマーは「熱」かったです。
まずは14時開演の昼公演。会場の渋谷・クラブエイジアは坂の途中にあるクラブスペースなので、待機列にいる時点で日に当てられてかなり暑かったです。
今回は、昼公演が入場列222番で夜公演が118番だったので、あんまり前のほうでは観られないな?と半ば諦めつつ。
しかし、当然なのですが入場も後のほうになるので厳しかったです。近辺には日よけになるものもなかったですし(周りはすべてクラブかライブハウスかラブホ【笑】)。
あと、物販も200番以降ではかなり厳しかったです。長蛇の列を並んで物販の場所に近づいた段階で、残っているのがTシャツだけとは…。

公演開始前の注意事項は、いつも松来さんのお役目です(笑)。舞台袖あたりでいつもやってらっしゃるんだろうなと。
昼夜ともに、携帯電話の電源や撮影・録音禁止とともに、「松来未祐より目立つ行為はやめて」と説明されていましたが、これって遠まわしに「(過剰な)オタ芸禁止」ってことなのかな?
自分はいちど、オタ芸(をやりたい)連中からいやな目にあったことがあるのでそれなら大歓迎ですけれども。

松来さんのライブで曲を演奏される三十路バンド、今回は緊急事態でメンバー交代されて、ひとり二十五歳のかたが「(松来さんはじめ、バンドのほかのメンバーの方々が語るところの)救世主」として入られていましたが、その三十路バンドが位置につかれて、いよいよ松来さんが舞台に。
と松来さんを見たら、やせてる!
5月に行われた、はりけ?んず前田登さんのソロコントライブ『登風』にゲストされた松来さんを観て以来だったのですが、松来さんがやせてる! のです。すごい。
「正月太りが半年近くたっても続いている」と嘆いておられた松来さん、でも5月以降、「ライブまでにダイエット成功させる!」とラジオ等でおっしゃっていた松来さん。やはり有言実行の人です。

例によって、セットリストなど記憶・記録できる状況ではないので書けないのですが(でもやっている方もいるんですよね。あれはすごい。)、昼公演と夜公演とでかなりセットリストは変わっていたような。昼のほうがバラード系が多かった印象があります。そのぶん、昼は歌や曲をじっくり聴くことができたような。
そのかわり、盛りあがりは夜のほうがありましたけれども。夜はアニメ『ひだまりスケッチ』シリーズやアニメ・ゲーム『ダ・カーポ』シリーズのような知名度が高いタイトルの曲も多かったですし。
昼の回の物販の列に並んでいたとき、ロビーをぐるっと見回しなが進んでいたのですが、たくさんあるお花の中で佐々木望さんからのお花を見つけまして、あれ?なにかの作品で共演されてたりしたかな、と思っていたのですが、昼の部で理由が判明。
今回の企画として、曲自体は松来さんとは直接関係ないけれども、松来さんにとってゆかりのある曲を松来さんがうたうコーナーが昼夜両方でありまして。
昼の回で松来さんがうたっておられたのが、松来さんが中学生時代にファンだった『サムライトルーパー』のキャラクターを演じられていた佐々木さんが歌うキャラソンだったのですね。その縁だったのか。佐々木望さんというと、松来さん近辺の世代のアニメ好き女子にとってはアイドル的存在ですねえ。いまもかな?
夜の回では、松来さんが以前のアニメ等のオーディションで歌の審査があったときに必ず歌っていたという、川本真琴さんの「1/2」をうたっておられたのですが、松来さんが意識しているかどうかは別として、この曲もアニメ『るろうに剣心』のテーマ曲でしたから、るろ剣ファンを自負される新谷良子さんあたりにとっては思いいれがある曲なのではないかなと気づきました。
きょうは新谷さんが観に来られていたのかどうかわかりませんが…。と思っていたら、新谷さんのブログで観にいかれていたことがあきらかに。

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そして夜の回。2回回しで観ていた私ですが、思い入れのある曲が多く聴けたのは夜の回でしたし、やはり聴いていてとても楽しいと思えたのも夜の回でした。少しですが、ステージからの距離も近かったですし。
とくに記憶が強いのは、『ダ・カーポ』シリーズからの一曲、「オレンジワルツ」。松来さんを見ながらこの曲を聴いていたとき、私は『レ・ミゼラブル』のミュージカルに出演されていた役者さんから出た、ある言葉を思いだしたのです。それは、「(レミゼに出演して以降)一曲の歌をうたうということは、ひとつのミュージカルを演じることと同じなのだと気づいた」というもの。
そういう言葉を思いだすということは、おそらく私は、『オレンジワルツ』をうたう松来さんからそれだけの説得力を感じられたのです。

吉野屋先生のキャラソンを松来さんが昼夜ともにうたわれていたのはわたし的には普通だったのですが(笑)、「ひだまりランド・ゴーランド」を夜の部でうたわれたのは意外でした。
というかこれはサプライズとして用意されていたのではないかと?
そこに行くまでの過程がまた…。
今回はわりとさらっとライブの流れが流れていくのかなと思っていたら、松来さんがアンコールでステージに戻ってこられて、三十路バンドのみなさんからきょう一日の感想などを聞いておられるうちに感極まってしまったのか、ご自身の感想を話されるときにはなみだ声になってしまわれて。
「ライブに入る前は、きょうのライブで観客のみんなをどう楽しませるか悩んでいたのだけれど、ライブに入ったとたんにそんなことは吹き飛んでしまいました」
「みんな(観客・バンド・ライブのスタッフも含めたすべてのひと)がいるから楽しめるんだなって…」
そんな松来さんから出るお言葉を聴いていたら、こちらまで一瞬うるっと来てしまいました…。
いやもうこちらが「ありがとう」って言いたくなるのでほんとに。

「あなたのハートにはきゅん!どきゅん」があればみんな盛りあがれてしまう松来さんのライブなのですが、それだけじゃない部分も数多くあると感じた今回のライブでした。

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ほか、気づいた点としては、

・昼夜ともに、松来さんが以前に撮られたPVがライブ中に放映されたのですが、昼のやつはなんというのか、ソロ曲なのに「ドリカム風味」というか、昭和じゃないけどギリギリ平成センスというのか。 「松来さんは今のほうが若い」という、リハ中にあったらしい三十路バンドからのお言葉は正しいかも(笑)。
夜の部に流れたPVは、撮られたときのいきさつのほうが…。正直PV自体の感想が吹き飛んだ…。

・「LOVE YOU」は、今後の松来さんライブの定番になりそうな予感! それぐらい、「適度に」盛りあがれる曲だと思いました。
「はきゅん!どきゅん!」も大好きだけど、ああいう、ある意味「盛り上がりすぎる」曲が何曲もあっても困るし年寄り的に(笑)。

・「ときめき☆フォルテッシモ」も、どちらかというと「盛り上がりすぎる」曲なのかも。あのノリは好きだけども昼夜1回ずつでいいな年寄り的には(笑)。
逆に、「ここだよ。」が昼の回だけだったのは残念。

・そういえば、「サニサニデイ♪」が夜の回のアンコール前ラストだったのも驚きでした。この曲も「適度に盛りあがる系」でしょうか。

・「絶望レストラン」初フルバージョンがこのライブだったとは。ライブでの使用許可を取るときの松来さんと、キングレコードさんとのやりとりが軽すぎて、その重みが実感できません(笑)。

・音響は良くなかった今回のライブ。松来さんの歌が聴き取りづらいところがあったのはいただけません。バンドの音は良かったんですけどね。このへんは、「ライブハウス」ではないクラブエイジアの限界?

とりあえず書きだして見るとこんな感じかなあと。
バンドの皆さんもおっしゃっていましたが、松来さんのライブは今後も毎年やっていってほしいですね。年を重ねて熟成していくものもある。
そろそろライブ2回回しは厳しくなってきましたが、楽しいライブなのでやっぱり今後も1日あったら2回観たいですねえ。次回が楽しみです。