「本当にあった笑える話Pinky」2009年11月号(ぶんか社)
師走冬子『チヤホヤさせて』ゲスト掲載
『チヤホヤ』も、「ほんわら」グループではPinkyで3誌目の掲載となり、これで「ほんわら」全誌掲載経験あり、ということに。
テーマを決めて描かれている作品としては、こういう形での掲載は珍しいことではないかと。
さて今回は…、Pinkyだけに(注・Pinkyはお水・風俗系実話漫画誌です)放尿プレイですね、わかります(違)。
いやでも自分としてはあまり茶化せないところもありますが。実家で飼っていた犬が似たような状況になったことがあるので。
プライドを傷つけられたストレスから来るそそう癖というのは大変です。犬・猫にかぎらず動物はヒトよりもストレスにはかなり弱い側面があるのに、動物のメンタルヘルスというのはまったく進んでいないような感じがするのですがどうなのでしょう。ヒトのメンタルヘルスに動物を使う(いわゆる「癒し」ですね)という発想はあるのに。
それにしても、茶々ちゃん(ネコ・2歳)は大きくなりましたね。たしかに千也ちゃん(ネコ・3歳)がビビルのも分かる気が。以前の回で、「窮猫 猫を噛む」のようなお話がありましたけど、あの時はまだ茶々ちゃんは子猫でしたからねえ。それがさらに大きくなったら…。でも基本、仲はいいらしいですから安心です。
と、ヒトサイドでは、師走冬子先生のお母様のノリツッコミ的な、というか、師走冬子先生に説明していて、千也ちゃんがそそうをするのを止められなかったから冬子先生にツッコむあたりがノリツッコミみたいだなと(笑)。
そして、千也ちゃんへの対処法として正論を吐く(?)師走冬子先生に夕飯としてカップラーメンを出そうとするお母様もいいオチをつけられるなあと。

4コマでは、熊田プウ助先生の作品が、描かれている熊田先生の周りの人がかなりバカバカしくて気楽に笑えるところがいいなと。
あと、梅宮あいこ先生のストーリーものも、できれば過去の分からまとめて読みたいと思うのですが(4コマのほうは単行本もあるのですね)、なかなか難しいのでしょうかね。

「たかの宗美スペシャル!!」Vol.14(ぶんか社)
小笠原朋子『ニュースになりたい!』
将太くんのドラマの撮影スタジオに招待された、ななえさんと志津さん。「志津ちゃんも家族みたい」だから志津さんも一緒らしいですが、その言葉を誤解しちゃうのが将太くんです。やっぱり自意識過剰?
さて、「(未来の)ぼくの嫁」が正しいか、「ななえさんの妹」が正しいか(笑)。しかし、志津さんを「妹」と言ってるななえさん、あなたはいったいいくつなのかと(禁句)。でも今回のななえさんは、あきらかに若く見えるメイクをしているような。何が狙いなのか(笑)。そんなななえさんをツッコミを入れた将太くんは(こぶしで?)、何に対してツッコんだのか。
将太くんとしては、ここは撮影でかっこいい場面を見せて志津さんをときめかせたいようです。恋する男だな(笑)。
しかしほんとにななえさんは若メイクのせいもあってか、現場に馴染んでるところが怖いです。前回(Vol.13)も思ったのですが、志津さんほどではないけど、ななえさんもつかみどころがない女性なんだよなあ…。典型的なステージママって感じでもないですし。

と、ななえさんのミッキー(幹本さん)アンテナがぴぴっと。スタジオなのに幹本さんに飛びついちゃうところは、やはりななえさんは馴染みすぎてると思います(笑)。別のドラマの撮影に来ていたという幹本さん。主演ドラマを撮っているあたり、やっぱり売れているひとだということ。
と、ななえさんはここで空気を読んでいるのか読んでないのか、志津さんと幹本さんをふたりきりにしてしまうわけで。
撮影だからメイクばっちりの幹本さんと、すっぴんがメイクの志津さんという対比が面白い。でも幹本さんあなた、どう聞いても志津さんとの会話は口説いてるようにしかみえません。志津さんに「超浮いてる」(魅力的だ)と言ってみたり、「勇気あるよね」(「自分」を持ってるよね)とか、「遠くからでも(志津さんのことが)よくわかった(ニヤニヤ)」なんて、もはや決めゼリフにしか…。
ふたりの世界になってしまっているわけです。
そしてそれを傍で見ているななえさん。そりゃあ「ふたりの世界」ではそのふたりが主人公ですもの。ドラマになるわなあ。

ですがもちろん! その世界に割って入らなければならない人がひとり…。はい、将太くんです。志津さんをわたすわけには行きませんから。
自分を見ようともしない将太くんを止めようとする幹本さんへの将太くんの目は、もう必死そのもの。もう敵ですよ敵。必死な目をしてしまう時点でまだ子供なのでしょうけどね将太くんは。
ただ、恋をしている者の前では先輩もなにも、同じ「人間」でしかないわけで。恋をするとそうなってしまうのですよね。
演技もノリにのったらしい将太くん。いろいろな意味で、掴めるのかな?

4コマでは、さかもとみゆき先生の『三丁目刑事』がバカバカしいハイテンションで面白いです。この作品のアフロ刑事を見ていると、今年の春?夏ごろににCM等で流れていた「おしゃれ番長?♪」とか歌っている曲を思いだします(笑)。