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日記といふもの

日々どうでもいいことを書き連ねて「いきたい」日記帳です。 最近はTwitterに逃避しがち。良ければそちらもよろしくです。

同人誌イベント

23 3月

きらきら★とりころ?る Vol.5

すでに2日も経ってしまいました。遅ればせながらレポを。

朝方は雨、という前日の天気予報をみて、朝イチはビッグサイトのTAF(東京アニメフェア2009)に行って生鷲崎さん&生阿澄さんを拝もうかどうか迷っていた私でしたが、当日起きてみたら10時すぎ。さすがにこれは間に合うまいと、ぐだぐだしつつも路線変更してまっすぐ浜松町へ。

会場の、都立産業貿易センター浜松町館3Fに着いたのは11時半ごろでした。それにしてもこの会場、毎週末ごとにやっているのは同人誌関係のイベントばかりで、本当に館の名前どおりのことをやっているのかと心配してしまうのは余計なお世話(笑)。
さて昨年のVol.4のときも行われていた年齢確認とリストバンドが今回も行われていたのですが、私はいきなりこれに引っかかりそうになりました。いやそれが身分証を忘れたのですよ。
一時は家に取りに帰らないとダメかと思ったのですが、ぎりぎりセーフな書類(ただし通常ならアウトでしょう)を見つけてなんとかリストバンドを着けることができました。今回はさらにゾーニングもなされていたので、リストバンドがなければ成人向けの同人誌は完全に購入できなくなっていました。

中に入ります。ううむ、やはり前回と比べると活気の少なさは否めません。まあ海藍先生が本誌休載を一年以上続けられている現状では、なかなか新規開拓は難しいでしょうし…。
そんな中では、「あきるのぜろえっくす」さんのご本はかなり良かったのではないか? と思います。私が購入したのは、この日新刊の全年齢向けの分厚い「コピペ4コマ」アンソロジー本と、最近出された成人向けの『GA』本2冊。3冊とも、自分のツボに入る作品でよかったなと。とくに「コピペ4コマ本」のほうは、昨年のVol.4でも前作を刊行されたのですが、よくもまあ2年連続でこんなバカな4コマ(賛辞)を創られるものだなあと感じました。

それと、4コマファン界隈では有名なmirvさんが書かれた、「サイン会の参加手引き」本を買わせていただきましたが、情報収集に弱い私には情報収集のやり方について記載されたくだりがとても新鮮でいい情報でした。サイン会当日に関しては、慣れている人はやはりみなさんすごし方が一緒なんだなあと思いましたが、私達には当たり前なことも、新規参入する方にはなかなか理解するのが難しいのかなと。

残念ながらイベント本編に関しては書くことはこれぐらい。やはりこのイベントの真のみどころはアフターイベントなのではないかと思います。ていうかスタッフさんがそれを言うからなあ(笑)。
14時半を過ぎて、しばらくすると即売会を行っていた側とは反対側に立てられた机のうえに、今回の出品物が並んでいきます。それを参加者はジャンケン大会で争うわけです。

並んでいく賞品を見ていく中で(参加者みな、並ぶ様子を机の周りを囲んで見ている【笑】)、私が目ざとく見つけたのが、小笠原朋子先生の『山の上歌劇団』(芳文社刊)と、『教艦ASTRO』の荒井テンテーの色紙と日比野テンテーの色紙。
そのほか出品されていく物のなかで目に付いたのは、メディアワークス版『トリコロ』限定版付録の「季刊ツエルブ」単品(笑)。出品者は、古書店で単品で売られていたのを見つけたらしいですが、私も東京都内で見たことがあります>「ツエルブ」単品売り
ただ、中野の某「ま○だらけ」でも単品売りしていたことがあったので、あれだけでも売るだけの価値があるのかもしれないですがね。『トリコロ』本誌より厚みという面では豪華な付録だったからなあ。

小笠原先生ファンとして、そして、いま手元に『山の上?』がない(もしかしたら実家にはまだあるかも?)私としましては、これはネタ的にも手に入れたいと思い、山の上歌劇団を含めた本たちのジャンケン大会には気合いを入れて参加しました。
まず参加者対スタッフさんとのジャンケンに2連勝。つぎの3戦目のジャンケンでスタッフさんに勝った人から、好きな本を選べるということになりました。3戦目のジャンケンでは残念ながら敗れましたが、勝った2人は出品物中にあったサイン本2冊を持っていったので『山の上』はセーフ。その次のジャンケンで勝った私と、もうひとりの方が残り3冊の中から選べるのですが、ここでもジャンケンになるかというところで、お互い希望する本が違ったのでなんとか『山の上?』を手に入れることができました。
それにしても、それまでのジャンケンには負け続けでしたので、よくまあ狙って取れたものだと。私の小笠原朋子先生愛がなにげに強いことを知りました(笑)。
そのあと出品された、『らき☆すた』の鷲宮2009年お正月限定ねんどろいどぷち、巫女さんバージョンのかがみんも、ジャンケンに4連勝してゲット!

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『山の上歌劇団』を提供してくれたココのかたには感謝しております。『山の上?』の感想について欲しているのであればちょっとだけ待ってほしいですが(私信)。一通り読んでいると、この時期の小笠原先生作品にはめずらしくストレートに笑える4コマになっていると思いましたけども。

そしてオーラスに登場したサプライズ出品物は、海藍先生直筆色紙×4枚。
これが登場したときは、みんな静まり返りました。しかしそれにしても、先生色紙描いてるぐらいなら少しは仕事しte(略)。
本当は色紙などではなく、ボツ原稿orラフカットorボツネタ帳が登場するはずだったらしいですが。
スタッフさんから参加者に伝えられた海藍先生からのメッセージ(?)としては、連載再開のめどは立ちそうなので、もう少し待っててね、という感じのものでした。
そのあとのスタッフさんの発言に、私も含めてみんなが「それは言っちゃダメ!」的に首を横に振った発言があったのですが、それが何だったのか思いだせません。
正直、これは気合いをいれず参加していましたが、まずスタッフさんとのジャンケンに3連勝してしまい、もうひとつ勝てばゲットできるかも? というところで負けてしまいました。いちどに4人勝たなければ可能性があったんだよね…。

さて来年の開催(Vol.6)は、2010年3月14日に会場は押さえているものの、トリコロの連載再開が冬までに(09年中?)なければきらとり開催を断念して別のイベントにするとのことでした。今回の活気の少なさを思うと、やむをえないかな、とは感じます。
ただ、トリコロの再開云々に絡めることで海藍先生に余計なプレッシャーをかけることが死亡フラグにならなければいいのですが(笑え、ない)。
ともあれ、次回も開催があればいいのですが。
個人的には翌週に水戸であるイベントの直前作業が高い確率で入りうるので、行けるかどうか微妙ですが…。
15 2月

コミティア87(東京ビッグサイト・東1ホール)

毎年変わらず同じ時期にコミティアはやってくる。

ということで2月開催のコミティアです。
今回は東1ホールを使ってのコミティア。個人的には、このぐらいの規模が全サークルの表紙を見てまわるのにはちょうどいいですな。

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コミティア86で連続参加2年目に突入した前日設営。昨日は寒くなくてほんとにすごしやすい環境でした。いすや机を扱っているとむしろ暑かったぐらいです(笑)。
右の写真は今回の新コミティアグッズ・「きみぴこ軍手」。

そして当日です。
今回は早めに行って入場列にも並んだのですが、10時25分ごろについたときには、ガレリアの1ホール入り口から伸びた列が東エントランス近くまで。伸びたなあ。

じつは私、先週もサンシャインクリエイションに行っていまして、そこでつい、ひさしぶりに外周サークル列に並ぶ楽しさを思いだしてしまったため(Bolzeさんとか、すごい列でしたね…)、今回も外周の列に並んでしまったのですが、今回は空振りでした。

で、そんなことで開会から30分も時間を空費してしまってから小笠原朋子さん&深森あきさんの「渚宮」(い-16b)に行ったのですが、新刊のうち一冊を買い逃してしまいました。「渚のふたり2」を。机の上を確認してから買ったので、売り切れていた可能性が高いのですが、見逃していた可能性もなくはなし…。
(と思っていたのですが、じつはそもそも会場に本が届いていなかったとのこと →小笠原朋子さんのブログより
それもショックなのですが、あとから今回配布のペーパーを読んだときのショックも大きいです。
こちらに関してはすぐ上に記事を割いて載せましたのでそちらで。
→19日になり次第再掲します。しばらくお待ちください。

小笠原朋子先生のうれしいニュースは、3月17日に『おいしい日曜日』の単行本、4月17日には『ウチへ行こうよ!』の単行本が、それぞれ竹書房から発売になることが決定したとのこと。『おいしい?』に関してはすでに12日発売の「まんがライフオリジナル」で判明していましたし、これは当然単行本化されてほしい作品だと思っていたのですが、『ウチへ?』のほうはさすがに単行本は厳しいかな? と思っていたので正直驚きました。
でもどちらもほんとうにうれしい単行本化です。どちらも2冊は買います、お布施します。とここで公約しておきましょう。
そしてどちらも、できればなりふりかまわず宣伝してほしい&宣伝させてほしいです。ブログに貼るバナーだけでも作ってもらえれば貼って宣伝するのですが。

冬コミの時に偶然通りかかって購入した椎名南(しいなみなみ)さんの「台風クラブ」(ね-11b)のご本。
今回またしてもチェックしていなかったのですが(ティアズマガジン、前日入手なもので)、コミティアだと全スペース見るので買えるんですよね(笑)。総集編を1冊購入。いちばん最初期の作品ですが、最近の総集編収録作よりも笑いをとる部分が少ないのだなと。そのぶん、「心に触れる」部分が多くあるように思えましたが。

北河遊哉(松本ミトヒ。)さんの「T-NORTH」(は-08b)のご本は、「カナリア」シリーズの後日談3冊目(たしかに「後日談」のほうが分量多くなっていますよね)。2月2日が猫の日だからネコ耳&ネコドレスでイチャイチャするお話。今回はカラー表紙とポストカードが入魂の作品です。
しかし主人公の奏汰さんがちっちゃな恋人のユリアちゃんにかなり振り回されているような気もする、このごろです。

「紙端国体劇場」さん(く-11a)のご本は、バレンタイン本。
あれ、これって「逆チョコ」になるのかな? そもそも男から男に渡す時点で違うのだろうか…。

「草壁正和」さん(お-05a)のご本は、東大闘争の講堂事件に至る流れを書いた説明に感心しました。1ページにも満たないのですが、錯綜した情報をまとめたうえで、イラストも含めてかなり上手く説明されているのではないかと。
本編では、機動隊長たちの複雑な心情をセリフで上手く表現しているところもニクいと思います。


そのほかだと、「MAGNETIC FIELD」さんのご本(そ-33b・R18)は、軽い作風も重い作風も上手く料理されていて良い作品にされているな、とか。
初購入の「口だけ番長」さんのご本(い-29b・R18)はキャラクター作りやシナリオ作りがすごく良いなあと感じました。でもそんな一回で「目覚めて」しまうなんてできすぎじゃないの? とも思うのですが、まあお話ですからね。

もうひとつ、ごく個人的にオモシロかったことがありまして、とある本を買っている私の後ろにただならぬ気配を感じたと思ったら、私の次にサトミン(コミケカタログのDr.モロー先生のまんがにも出てくる、サトミンさんです)が私と同じ本を買っていくという光景を目撃しました。私は心の中で思わずニヤリと(笑)。
1 1月

あけおめ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

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この一週間はビッグサイトでの某イベントに忙殺されました…。
今回はこれまでの「一兵卒」とはほんの少しだけ違うポジションに就くことになってしまい、拘束時間は一緒でも、とても毎日帰宅後に記事を書くことなどできない状況になってしまいました。考えなければいけないことも多くなったし。
さらにイベントが終った後には、上司の人がすごく思い悩んで仕事をされていたのだな、と気づかされてへこんでいました。
自分にその手腕がないと思っていた私がそのポジションに就くことから逃げたために、私より若いその人が上司に就いたということもあったので。
これは今後に向けて覚悟を決めねばならんのかもしれないなと。

とはいえ今回のイベント全体としては、ホール長いわく「史上初といえる平穏さ」で3日間(設営日を入れて4日間)を乗り切れたことはすばらしいことだったのではないでしょうか。

仕事以外の面では、上司の人の心意気もあり、とくに3日目には買い物に行く時間も作ってもらえてありがたかったです。まさか3日目の午前中に30分も買い物できる時間ができるとは思わなかった…。
ただ残念ながら、西ホールまで買い物に行けたのは仕事がひと段落した15時過ぎ。目当てのサークルさんは完売しているとか新刊を落とされたとかでほとんど買い物できず。創作系も最近はハンパねえ。
佐藤両々さんのところも新刊を落とされてましたが。というか忙しすぎるだろう最近の両々さんは…。

で、東ホールのわが職場に戻ろうと歩いていたら、事前ノーチェックだったのですが偶然通りかかった椎名南(しいなみなみ)さんのスペースで『動物の看護婦サン』シリーズを初購入。コミティアでは時折お見かけしていたのですが…。
4コマとショートストーリーが混在したシリーズですが、4コマでは動物病院の日常をコミカルに捉えた作品を、ストーリーでは「動物とヒトとの付き合い方」について、ちょっと考えさせられる作品を描かれていることが多いようです。どちらも読ませる作品になっていて、かなりの「当たり」でした。次のコミティアあたりで一気に揃えてしまいそうで怖いです(笑)。

同じく3日目の東ホールでは、ここ最近はつねに購入している(といっても3回目ですが)榊さんのご本『魔王のメイドさん2』。今回は、前回の夏の本よりもさらに重い展開が待っている作品でした。主人公の「脳内妄想もの」なわけですが、ただの妄想とはレベルが違いますからね(?)。
とはいえ、煩悩爆発なところはいつもどおりで、ページ数はこれまでよりも減りましたが、爆発の勢いは上がっているのでお買い得(?)なのではないかと。
あと前回のリベンジという点で、なぐも。さんのご本を夏コミでのご本とともに購入できたのがよかったです。今回のペルソナ4本・『ペルソナよんのほん』のショートストーリーは、ストーリーなのに4コマ作品である『ラジオでGO!』の雰囲気に近いといいますか、心暖まる感じの作品なのは良いです。夏に出されたユグドラ本・『ユグドラのほん』では、「干物」のインパクトに爆笑しました。

北河遊哉さんのご本は、一冊はご自身初の「百合ストーリー」のプレビュー本。でも『メガミのカゴ』(こちらは「松本ミトヒ。」先生としての作品ですが)のせいか、初めてという気もしないのですが…。
それにしても北河さんはほんとうにキャラクター作りが上手い! これだけ作りこまれた(ように見える)キャラクターを持っている作品だと、大型作品になる予感がするのですがどうなのでしょう。
もう一冊は「コードギアス」の星刻×天子様本・『Lullaby』。以前の成人向本を読んだ時も思いましたが、この方の気持ちがとても強く全面に出ている本だと思います。なにより「描いている人の気持ちが前面に出る」というのは、私が好きな作品の条件の一つなので…。

霜風るみ(ふかさくえみ)さんのご本は、未来からやってきた女の子の薬作りに振り回される少年のお話。モチーフ自体はSF・ファンタジーならありうる話でしたが、オチの意外さに驚きました。でもたしかに、そういうオチもありでしょうか。帰結を考えれば「あり」なオチなのですが、突拍子もないようにもなぜか思える、けっこう笑えるオチです。

そして、今回は(入手できるかという点で)どうだろうか、と思っていた蒼樹うめさんのご本・『マーブルチョコレート』もなんとか入手できてよかったです。
ちゃんと画ができている人なら、ラフスケッチでもすごく見られるものになっていると思うのです。むしろ、うめ先生はちゃんとラフスケッチを描かれているのではないかなと。
そして後半の百合まんが(?)が良すぎます! 女性ではない自分でも、なんというか「女の子の気持ちになってドキドキできる作品」というか。
うめ先生もそうですが、描く(書く)のが上手い人は、キャラクターとは性別や立場が違う読み手にも、キャラクターたちの心情と読み手の気持ちとを共感させてしまうところがすばらしいのです。

あと1日目の本では、「ジャンル的にオンリーワン」、という部分で、「草壁正和」というサークルさんの70年代警視庁機動隊本が良かったです。
先日のコミティア(そういえばまだレポ書いてない…)で初購入だったのですが、ジャンルの珍しさもさることながら、シリアスな状況をコミカルに描けるところが面白いと思いました。
これはこの作品を描かれている方の手腕が大きいはず。


今回も、見本誌を整理しながら見初めた本が当たりだったりと、得るものは大きいイベントでした。
夏まではちと長いのですが、次はもっと楽しめるようになりたいです。スタッフとしても、買い手としても。
24 8月

コミティア85(東京ビッグサイト・西3&4ホール)

前日設営から一夜明けて。びみょーに今日もあいにくのお天気でしたが、コミティア85に行ってきました。
昨年夏のコミティアと同じく「夏コミの翌週」ということで、来場者はGWの前回よりぐっと少なめ。参加サークル数もぐっと少ないですが…。
でもその分、ゆったり回れるのが夏コミティアの利点です。

前日設営でいただいたティアズマガジンをチェックして(コミティアだと、ひととおり全サークルカットをチェックします)、今回最初に驚いたのが、森井ケンシロウさん(も15「森井ケンシロウ」)がサークル参加されていることでした。「くらオリ」で、徹底的なワンパターンとシュールレアリスムを極めた4コマ『さかな&ねこ』を連載されている、あの方です。あれは読んでいるうちにくせになりますね。
今回出された同人誌『トンチキ&グレミーオ』のメイン作品(タイトル同名)は、猫2匹のドツキ漫才的なギャグ4コマ。『さかな&ねこ』よりもシュールな部分は薄いです。そのぶん、『さかねこ』のシュールなところが好きな私は物足りなさもありますが。でも報われないボケ役のグレミーオは好きです。
そして『さかねこ』のシュールさは、ゲストされた作家さんの作品で補われます。
so-shiさんの作品は、『さかねこ』の擬人化(?)でショタっぽくちょい萌え系で、でもシュールな部分はそのままなので、ホラーまんがになりかねないところです(笑)。でもこの雰囲気は良い。
吉田仲良さんの作品は、so-shiさんとは逆に『さかねこ』の世界をさらに動物化(?)することで、シュールレアリスムを深めています。これはほんとに、「笑い」よりも怖さが先にくる面白さです。
むんこさんの作品は、ねこが化け猫なのですね。メメ子さんを食っちまう(「eat」という意味で)とは。

会場でサークルスペースをまわって(今回も全部まわりました)びっくりしたのは、カネコマサルさん(合同サークルだったので、サークルナンバーをチェックできず…)の個人誌があったこと。「まんがタイムきららキャラット」で連載されている『ふら・ふろ』のもつシュールさ、というか「ボケとボケ」的なふたりのコントが好きなので。
「ですま・夏」は昨年出されたご本のようです。コンビニを舞台に、『ふら・ふろ』と同じく、ふたりの主人公がボケまくる作品なのですが、シュールな部分としてはこちらのほうが凄味があります。というか全編ツッコミ通しにできるギャグは…。このシュールさが合う人には、1ページで1回以上笑えることを保証します。

もひとつびっくりしたのは、田川ちょこさん(も08a「チョコチ」)の個人誌を読めたこと。「まんがタイムジャンボ」では『ひかるファンファーレ』を連載されていますが、最近のラブコメ(的)展開がはまってきつつあるのではないかと思います。
今回のご本は「初オリジナルジャンル同人誌」とのことですが、こちらは完全ラブコメ。ひと味違った「年の差設定」付きラブコメですが、この設定、犯罪っぽくないでしょうか?(笑)


さて先週の夏コミでは購入を諦めた小笠原朋子さん&深森あきさん(さ01b「渚宮」)の個人再録誌をようやく購入できました。
小笠原さんの再録誌「僕は君のもの」の感想はすぐ上に。
小笠原さんには、『僕君』に出てくるみちるさん(ほとんど読んだことがない作品でも、彼女の存在だけは覚えていた)のイラストまで入れてサインをお願いしてしまいました。無理を言ってしまってすみません。
そして先週買わせていただいた個人誌「01」の感想もひとこと言わせていただきました(「01」の詳しい感想はこちら)が、『小栗くんと小椋さん』は同人誌にはもったいない作品です! なんて生意気なことを言ってしまって…。
でも『僕君』についても「01」についても、いろいろと興味深いお話をうかがうことができてよかったです。
小笠原さんの個人誌「02」(仮称?)も、早ければ11月のコミティア86で発行される予定とのことですので、『栗椋』の続きもあればいいな、と期待しています。でもほんとに、『栗椋』は味わい深い面白さを持つ作品だと思います。
コミティアの「プッシュ&レビュー」に、この作品で初めて投稿しようと思いましたから。
会場では言いそびれましたが、同じく「01」に描かれた『Hiスクラップ!!』のアフターストーリーもうれしいですね。再録だけでないこういうところが、同人誌と商業誌ののいい関係でもあると思います。


「無理を言って」つながりでいうと、北河遊哉(松本ミトヒ。)さん(あ24a「T-NORTH」)のところでは、夏コミで買えなかった新刊&今回の新刊を買わせていただいて、持参した『メガミのカゴ(1)』にサインを入れていただきました。そういえば、コミティアでは自作であれば商業誌も販売できるのです。スペースの机の上にも『メガミのカゴ(1)』があったのですが、売り物ですよね?(と思ったら机の上にあったのは「見本」だったようです)
じつは23日にツタヤ亀有店の「まんがタイムきららコミックスフェア」に行った(秋葉原でのmarbleのイベントから、ビッグサイトでの前日設営に向かう前の夕方に行った)のですが、サインが入っていると勘違いして4冊目を購入した(すでにほとんどのサイン本がなくなっていたようです)ので、そのリベンジをさせていただきました。北河さんがお暇そうなときを見計らって行ったのですが、北河さんご本人にはいい迷惑だったかも?(笑)
でもコミティアで、以前購入していて一時離れていた北河さんのご本と再会し、そうしたら作品が「まんがタイムきららフォワード」に載りはじめてあれよあれよと連載化・単行本化と進んで、最初は同人誌にサインをいただくつもりが、もうここまできたらコミックスが出るまでサインをいただくのは待とうと待っていた甲斐があったというものです。
というか、今回の新刊「嫌煙家Petit」をいま読んだのですが、『メガミのカゴ(1)』のセルフパロディに思わず吹きました。
ところで、サインをいただくときにちょっとお話をさせていただいたのですが、書店に出されたサイン本にはすべて同じひとりのキャラが描かれているそうです。思わず「明美さんじゃないんすか?」と叫んでしまった(誇張)のですが、イラストを入れるのに使う「手数の差」でそうなったとのこと。かなり多目の冊数にサインを入れられたとのことですので(冊数も小耳に挟んだように思いますが伏せときます)。
あと、コミケやコミティアの会場でもサインをいただくことはできますが、いただけるのはサインのみということで、キャラクターのイラスト等は手数&時間的に入れられないようです。これからのイベント等でサインをお願いされる方はご注意を。


さてコミティアに限らず、同人界では擬人化が流行っておりますが、紙端国体劇場さん(そ01)の首都圏鉄道擬人化本を再び購入。6月に出されたのが「メトロ副都心線本」。そうですか。あの時期はネタには事欠かなかったですものね副都心線。さすがです。副都心線がわりと「チャらい」系キャラなのが意外でした。もうちょっと真面目なイメージのキャラかと思っていたのですが。まあでも今のところは通勤よりも遊びで使われるイメージが多いのでそういうところなのかもしれません。

擬人化といえば、「企業擬人化」というご本を見つけてしまったのですが(ふ07「CUSUM」)、ネタ(というか実際の出来事が多いのですが)をきっちり煮つめて作っている印象で面白いです。キャラもみんなかわいいし(全員ボーイズだけど【爆】)。
なんというか、良い感じの「間」を持っている雰囲気があって良いと思います。

さらに4コマネタでは、神戸市消防局広報誌に連載中の4コマまんが再録誌というのがあって購入しました(め15b「HACHOPINA倶楽部」)。
『それゆけ!ほむらくん』と題されたこの4コマ作品。
主人公である、ほむらくんのキャラが良いです。彼が発するオヤジ(?)ギャグはサムいけど(笑)。マスクをするネタでわかるのですが、顔がリアルにデカいという設定なのですねほむらくんは。
だとしたらデカすぎるんじゃ…(笑)。酸素マスクとかもつけるのが大変だろうに。


それでは次回、11月16日のコミティア86(東京ビッグサイト東1ホール予定)を楽しみに待ちましょうか。

24 8月

コミティア85前日設営

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もう今日ですが、東京ビッグサイト西3・4ホールで行われるコミティア85の前日設営をやってきました。昼過ぎから雨が降りだし、設営の時刻あたりは強く降ったり弱く降ったりとあいにくの天候でしたが、いつも並みには設営参加者は揃ったようです(30人ほどか?)。

なんか、コミティアの公式サイトで出ていた時間よりも早めに始まっていたようで、時間どおりに会場まで行ったらすでに机がほぼ並びきった状態でした。
それなら最初から参加したかったですよ…。

で、私はサークルスペースのシールを机の上に貼るところからのスタートだったのですが、今回はホール形状の特殊性から、「い」ブロックと「う」ブロックがおもしろい配置になっております。コミティアでないとできない並びではないかなあと思うのですが。

その後、椅子を机に置いていくのですが、今回は椅子の到着が遅れているらしく、全配置数の3分の2ぐらいの椅子は24日未明にならないとビッグサイトに到着しないとのことで、開催日の朝にスタッフさんが椅子を置くことになったようです。具体的には「に」?「む」ブロックあたりまでは前日で置けたのかな?
もし明朝、準備ができていなくても、どうかスタッフさんを責めないであげてほしいな、っと。
私は明日は一般参加なので気楽なものですが。

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なんじゃこのトラップは!?
同じく24日に西1ホールで開催されるイベントの入場列をさばくための可動柵のようですが、上から見ると何の迷路かと思うような…。
そして例のエスカレーターはいまだ動かぬまま。
17 8月

一進一退(最終日なのに…)

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C74、最終日でした…。
個人的には、最終日でしたがタイトルどおり「一進一退」というか、中途半端で終わってしまった今回の仕事でした。
今回は遅刻してるしなあ。フル参戦ではない時点で、どうみても満点を取れる仕事ではないのだけれど。
しごと自体は、今日もうまく進んでくれたのでよかったですが、やはりサークルさんとも交流できた昨日のほうが、仕事を楽しめたんだなあと今更ながら感じます。

でもそのかわり、お金がなかったけど(ぶっちゃけすぎ)、当然ながら本は買ってきました(5冊ほどだが…)。

西ホールへも行ってきたのですが、今回から東1傍と西1傍を結んだルートが
朝と夕方のみの運用になっていたのですね。今回西1・2ホールへ行くのはきょうが最初だったので面食らってしまいました。

小笠原朋子さんと深森あきさんのサークルでは、小笠原朋子さん個人誌の「01」と「渚のふたり」を買わせていただきました(再録誌2種は給料が出たあとの来週のコミティアで…)。
との合同誌「渚のふたり」(合同サークル「渚宮」の名前から来てるんですねこのタイトル)は、おふたりが今回出されたそれぞれの再録誌(小笠原さんの『僕は君のもの』と、深森さんの『いっしょに朝ごはん(2)』)の作品のアナザーストーリーをとりかえっこで描かれたまんががメインのご本。
おふたりの対談等も載っているのですが、なんか、私が昔読んでいた同人誌を思い出して懐かしさをおぼえたりしました。
最近は同人誌でも対談って減りましたよね。個人誌・ひとりサークルが増えたのがいちばん大きいのだろうけども。
小笠原さんが書かれていたのですが、深森さんはたしかに絵が上手いです。その絵のためもあってか、独特の『僕君』になっているなあと思います。うまく深森ワールドに引き込んでいる感じか。
「01」のほうは、一読して、ここで『Hiスクラップ!!』なんだ。びっくり! って感じでしたわ。麻生、罪なオトコ…(笑)。亜季くんまで泣かせるなんて。でもその亜季くんの表情がいいっ! それにしても、亜季くんはいくつになるまであんな感じなんですかね。永遠に?(笑)
『Hiスクラップ!!』関連で、師走冬子先生がゲストで描かれていますが、亜季くん兄・真季さんの危険なテンションは普通です。師走的に考えて(笑)。
もうひとつのオリジナル作品「小栗くんと小椋さん」は、「花より団子」を地で行っているはずなのに、なぜかラブストーリーに見えてしまう(笑)作品。
使っているシチュエーションがラブコメそのものだからかなあ。そのわりに、小栗くんも小椋さんも両者とも「花より団子」だから、なんか妙な感じ。
しかしなにげにひとつ大きく笑えたのは「ぐりとぐら」に扮したふたりのイラスト。というかなぜ、夏コミという場所で二度も「ぐりとぐら」のパロディを見ることになるのか?

佐藤両々さんの「両々王国」では、新刊の「ままの本*9 すきすき編」を。
これはたしかに、「K坂編」と名づけても不思議はない内容ですね。
なにより、K坂先生(みえみえの伏字←両々先生がつけているのです)をその異名どおり、ちゃんと「4コマ王子」として王子様らしく描かれている点では、両々さんの右に出るものはいない。そう確信できます。
中篇恋愛小説(現在進行中?)ですね。
22ページ『うちの娘を泣かす者』のオチ。「ジャポニカめ…!!」はちょっと腹抱えて笑いました。

榊さんのオリジナル作品「この夏 君はいなかった」は、せつなすぎる作品です。
前回C73のときに出された同人誌の精さんが主役の作品がすごくバカすぎて面白かったので(断じて言いますが褒め言葉です)、今回は不意打ちを食らった感じです。
でも今回の作品も前回の作品とは別方向で面白さを感じます。
オチはせつないのだけど、でもその根底にある、恋愛の透明感のせいか、読んでいて暗さを感じさせないのが良いなと思いました。あと私にとっては、榊先生の作品は煩悩大爆発な作品なので。
「カレー部」のかたのご本と両方とも買えたら良かったのにな。今回は本当にまいりました。

蒼樹うめさんのご本『トコトコナツ』もなんとか入手できました(自力ではないが…)。しかしうめ先生もハンターなのかよ。どんだけすごいのかモンハン。
「時間がないから本文も書き文字」らしいですが、それもまた「味」が出ていて良いのではないかと思います。
蒼樹うめさんが描かれる同人誌の作品は基本オリジナルなのですが、今回はサイダーのような清涼感のある「恋話」でよかったです。

みぶなつきさんのご本も買いました。イラストなのでああだこうだと書く余地がないのですが。なんというか新境地ですね、このかたの今回のテーマは。
16 8月

いいぞいいぞ

(15日の続き)
結局、なでしこジャパンの試合を最後まで見届けてしまい(よく勝った! しかも開催国相手にだぜ)、興奮さめぬまま2時過ぎまで横になったまま寝られず。
やべえ寝坊2度はねえぜ、と緊張したまま居眠りするように寝ていたら、ちゃんと4時過ぎには起きてました…。

けさの仕事は昨日からすると拍子抜けするくらいに楽に進み、その前にはひさしぶりにブロックを回る仕事もできて、いつもよりもっとサークルさんと交流できたのは嬉しかったです。
この調子で最終日の仕事もうまく流れるようにしたい。
しかし見本誌ですごくいい本があっても、買いにいけないのは辛すぎる。

明日は2?3冊ぐらいは買いに行けると思うのですが(というより行かなきゃ)。
15 8月

なんともない

C74・1日目。
結局、きょうの『ひだまり』の録画予約が出来たのはきょうの0時半。それから寝たのですが、寝坊しました…。
仕事の実質開始時間には間に合ったんです。でも。
いやああんなに明るい時間にビッグサイトに着いたのはひさしぶりdeath(死)…。

イベント自体は、いつも通りのイベントだったと思います。私の職場はきょうがいちばん忙しかったと思いますが(そう思いたい)、あと2日、普通に進んでくれれば。
私としては、個人的事情で今回はほとんど本が買えないので、仕事を楽しみたいと思います。でも本が買えないと死にそうだよ(馬場麗ちゃん『しょっぴんブギ』かよ)。

でも「まんがタイムきらら」のイラスト集は買いました。これはほんと買っておいて損はないので。
やっぱり榊先生とざら先生のイラストは良い! 藤野さんはほんと…、やりすぎです榊先生。
ざら先生のイラストは、アイデアとデザインが良い。ぐりぐら(not口八丁先生)パロなのですか!?

あと「ひだまりわっしょいさんろくご!!」うちわは、まんがタイムきららブースでも配ってました。むしろアニプレックスブースでは配っているのを見なかったような(15日14時頃)。


しかしNHKは、北京五輪のサッカー中継を高校野球みたいにリレー放送するなよ(笑)。どういう理屈かさっぱりわからん。
14 8月

明日からが本番

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とまあ、写真の羅列になりましたが…。
14日はC74の設営日。
約ひと月ぶりのビッグサイトでしたが、エスカレーターの事故もあり、さまざまな脅迫・予告書き込みありで、当初は今までとは違うことになるのかと思いました。

設営開始前の朝礼で、今回の対応に関する説明を含めた挨拶を、共同代表の一人であるフデタニンが行うというある種異例な状況でしたが、その言葉の一つ一つを聴くかぎりは、すべての参加者(スタッフ・サークル・一般・企業)が誠実に対応すれば、いままでと変わりないコミケットで行けるのではないかと感じられるところもありました。あくまでも私の個人的意見として、ですが。

全ての参加者が「やらなければいけないこと」は確実に増えると思いますが、必要なことを誠実に、そして過剰にならないようにやってほしいのです。
そうすれば、結果としてはこれまでと同じコミケットになると思います。

とりあえず、C74期間中の更新はあってもごく少量と思ってくださると幸いです。
自宅で起きていられる時間は、一日あたり2時間もないと思われるので…。起きて20分、ビッグサイトから帰ってきて1時間半かな。時間があって。

15日の『ひだまりスケッチ×365』は、これから寝てその時間に起きられたらリアルタイムで(そしてたぶんそのままビッグサイト行き)、起きられなければ16日以降に録画したビデオを見て更新します。
しかもまだ、オリンピックで放送時間がわからないんだよね…。
13 8月

「コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ」について

コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ

とにかく、C74へ行かれるすべての方にリンク先の内容を読んでいただきたい。
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※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
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