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日記といふもの

日々どうでもいいことを書き連ねて「いきたい」日記帳です。 最近はTwitterに逃避しがち。良ければそちらもよろしくです。

4コマ誌(竹書房)

11 6月

まんがライフオリジナル2013年7月号

久しぶりに全編読み通してたら面白かったので気まぐれに(笑)。

秋月りす『おうちがいちばん』
1本目>タカヒコさんの、つぐみさんへの「ええっ!?」はどういう意味で発しているのだろうか…(笑)。
2本目>あまりお酒は呑めないけど酒ぎらいではない自分には、ノンアルコール系の飲み物の割高感がよくわかります。
4本目>一人暮らしでも、タカヒコさんのような目線になりませんかね?
5本目>親子の、思いやりのすれ違いなんですけども。親からすれば「お前達(子ども)が思いやってどうする」って感じるのでしょうかねほんとのところは。

『おうちがいちばん』ってずっと後半の二色ページは再録なんですけども、そんな状況でもおそらく、アンケート的には他作品を圧倒してるのかなと思うとちょっと残念な気がします色々と。

大井昌和『ちいちゃんのおしながき』
今回は作品内スピンアウト作品みたいなことになってますが、三葉さん好きな私にはウエルカムでございます。
三本とも、ネタ的にもオチとしてもいい感じで良いなと。しかしみっちゃん(三葉さん)は、いい仕事してるのか、ろくな仕事してねえのか、もうわかんねえな。「ネズミがやってんのか」というみっちゃんへのツッコミもよかった(笑)!
 
おーはしるい『ばつ×いち』
南蛇井くん(この苗字を一発で変換したうちのIME…) のキャラがいいアクセントになってます。なにより、育志さんと由依ちゃんとの間の波風にもなってますし。
由依ちゃんがツッこむ相手が増えると、なんかイキイキしているように見えるのですが気のせいでしょうか(笑)。
あと、南蛇井くんって、育志さんと合うような気がします。だってあのコーヒーを飲めるんですもの(酷)。

佐藤両々『はるまち※ダンス』
高規格女子対低規格女子みたいな話なのですが。高規格な日野さんが打ち解けていくあたりがいいですね。
しかしひっくり返すと、「毒されてる」ともいえるのかしらん(酷)。違います違います。これは友情物語なのだ(強調)!

東屋めめ『リコーダーとランドセル』
ほんと、毎月あつしくんはデンジャラスな男だ(不審者として通報されるという意味で)。
東屋めめ先生の作品のネタの特徴ともいえる、ひとつの事象をどんどんエスカレートさせていくところが今月は凄まじく。
しかし、「防犯パトロール」のたすきを着けているあつしくんも、それはそれであやしすぎると感じるのは、私が先入観にとらわれているからなんだろうか…。

ショタっぽいヒナちゃんじゃ、いかんのか? いやヒナちゃん本人はその格好が嫌なのはわかってるけどさあ…(笑)。

宇仁田ゆみ『よっけ家族』
作物と虫、 害虫はやっぱり殺さないとダメなんですかねえ。自分はそういうのはためらいなく殺せるタイプではあるのですが、駿太郎さんの気持ちもなんかわかります。

板倉梓『野村24時』 
病気しているときに無理しても、あまりいいことにはならないよなあという感じですね野村は。
雪さんは、野村と仲いいと言われるとまんざらでもない感じなのが、野村にとってはある種悩みの種なのかね。素直になれよと(笑)。
そして(作品的には)よい意味で空気読まない斉藤さん。もし田中家の前でおかゆ作ってと斉藤さんに頼んでいたら、おかゆ以上のことになったりせんだろうかと気が気でならず(笑)。
最後のネタは接近しそうで接近できないふたりがああもう感じで、雪さんと斉藤さんとに好かれてるんだったら、もういいじゃねえかって感じですよね(投げやり)。
7月12日には単行本2巻も出ます。よかった~。楽しみです。

松田円『よこしまvゼミナール』 
今回は受験とはあまり関係ない別荘編ですが、北先生の無敵ぶりが凄い回だなと。
要塞でやるボティーガードの研修って、 それはもう演習ですね。
最後の最後に別荘の恐怖ネタが種明かし されるわけですが、ネタをあらかじめ知っていたらどうなっていたことやら…。

小坂俊史『素敵な終活』
新連載ですが、既視感があるのは同人での作風に近いところが大きいのかなと(8本目のネタとか)。
主人公が「就活」のつもりで店員さんに注文したら間違えて出てきた「終活」ブック、というあたりが、ほんとにどんだけ思いつめた表情をしていたのかと思うわけで(笑)。
さくさくと進む一本一本がそれぞれ面白いのはさすがの気合。
最近の四コマと伝統的な四コマとのハイブリッドとして、小坂俊史先生の作品はいいバランスをもった形なんじゃないかなあと、この作品からは感じられます。

碓井尻尾『星降り村事件ファイル』
「おかしいだろこいつら!?」というグループを描かせたら4コマ界では5本の指に入る存在である作者ですが、この作品も描かれているのはおかしなグループ対おかしな宇宙人(?)の親子という漫画なのです。
あと着ぐるみショー のくまがなんか変だった。子供向けのキャラじゃない気がする!(笑)
それにしても、碓井尻尾先生の漫画の世界に入り込んでしまったら気が狂ってしまいそうだ(誉め言葉)。

重野なおき『よんこまのこ』
重野なおき先生のご家庭は、やりとりが普通に漫才になってしまうのがすげえなって思います。るいくんとあいちゃんがボケ役というかネタを振る役なんですけども、ほんとに半端ない。今月はさらに半端ない。
毎月繰り出されるネタにいつも笑わされてしまいます。
接待モードになるバッティングセンターの機械は見てみたい(笑)。あと、大人用学習机ってありかも…。たしかにアシスタントのフジワラさんが言うように、学習机は大人でも広くて使いやすそうです。

犬上すくね『明日もコトコト』
波乱の要素が、どかんと重くのしかかっている感じで大変な回なのですが、学くんの気持ちが明らかになれば一気に解決するのかしないのか。物語自体は面白く進んでいる感じなのですが。まだ終わらないですよね…、けっこう不安です。

柘植文『わたしのハテナちゃん』
巻末にあって、正直に言って別に好みの画でもないけどなんか読んでしまうネタの面白さ。という感じの毎月でした。最終回は残念です。
ゴミ処分場ツアーガイドの人が「芸人か!」って感じで面白いキャラというか、そんなネタで喋っていいのかという(笑)。
清掃工場の見学コースは、残念ながらちょっとお役所が作った感が仄見える内容だったのかなあと感じましたが、埋立処分場の描写は、「終わり」の場所の描写としてはいいんじゃないかなと。無駄に暗くもなく、でも人工物っぽい冷たさを感じるというか。

久々にここまで書くの苦労しました。昔はこれ毎月というか他の雑誌も含めて月5~6誌やってたんだねえ。自分でもおかしい…。 
19 1月

天津向の4コマトークvol.9 ゲスト:師走冬子先生

まだまだ興奮収まらないところです。1月16日に阿佐ヶ谷ロフトAで行われた、「天津向の4コマトークvol.9」。
今回のゲストは師走冬子先生でした。昨年12月23日に発表された時(板倉梓先生のリツイートで知った)は、ほんとに驚きました。だって、これまでのゲストのラインナップからはかなり外れていたと思うんですよ。
私は行かなかったのですが、前回の4コマトークの際にとられた「ゲストに来てほしい漫画家さんは?」というアンケートで、師走冬子先生のお名前を出した方がいたということは、前回見に行かれた方から聞いているのですが。

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イベント全体の流れは、すいーとぽてとさんがまとめたtoggeterがありますのでそちらを見てもらえればと思います。集合知が共有できる、ほんといい時代になりました(笑)。
「ひだまりないと」を観にいった頃は、記憶を定着させるためには自分でレポートを書かなければいけなかったですからね。
ということで、記憶に残っているところを中心に感想を。

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当日の限定メニューでございました。
「まゆりんの煮物」は本気で美味しかったです。いわゆる筑前煮なんですけど味付けも煮え具合もよくて。
「なんで海老メニューがないんだ(師走冬子先生の大好物)」という声もありましたが、そういやたこ焼きは師走家(ご実家のほう)の名物料理じゃないか!←師走冬子先生のブログを参照
あと「ライアスジュース」というのもあったのですが(卵に見立てたタピオカの粒入り)、豆乳ベースであまり甘くないのが飲みずらかったです、はい。料理と一緒に飲むことが多いから、甘くないほうがいいのでしょうけどね。
だもんでピンクグレープフルーツベースカクテルの「破壊光線」ばかり飲んでました。

開演後しばらくして師走冬子先生がご登場、88888(と、拍手しつつもtwitterでもエア拍手した笑)。
開演前に放映されるロフトで開催されたイベントのDVDで、切れた出演者が客席へマイクを投げる模様を映していたときに、リアルのステージがそんななっているのか、と思ってビックリしたという師走冬子先生。流石おいしいところは外さない(笑)。
「最初のオファーはなにかの間違いかと思った、DMを送る時(←向さんはツイッターのDMで最初のオファーを出すのですね)に押し間違えたんだと…」という師走冬子先生。やっぱり、と思うとともに、理由の後半のようなことをやるのはあなたぐらいでは…?とも(笑)。

そして最近の恒例、20時以降からの限定メニューをオーダーすると師走冬子先生直筆イラスト入り「
桜井まゆりファンクラブ会員証」がもらえるというファン垂涎の限定グッズでした。
発表直後の様子を見た天津向さん曰く、「マグロの競り」。言うに事欠いて(笑)。私も手、挙げてましたけどね(笑)。

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かろうじてゲットできた会員証は、「あおいちゃんとヤマトくん」のあおいちゃんでした。
休憩時間に、由架ちゃんを引き当てた方とあおヤマつながりでツーショット。
その競り市の間にもトークは続いておりまして、「師走冬子先生が美人だー」話が続いてたのですが、あんなに長く話すことじゃねーだろ、師走冬子先生が美人なのは論を待たないんだから。と腹の底では思っておりました(笑)。
漫画を描き始めたきっかけも興味深かったです。点滴をしないと喘息が治まらないから、空いた手でできる趣味を探したら漫画を描くことだった、なんて。
「スーパーメイドちるみさん」も最初は打ち切りにあったり、不安定なスタートだったんですよね。たしかに、ちるみさんのような作品がいきなりファミリー向け4コマ誌の作品群の中に載っていたら驚くでしょう。
ちるみさん以前の何年も前から「ちょっと違う4コマ」が出てくる下地はあったわけですが、そういった作品のモチーフやシチュエーションはファミリー4コマの域を出ていなかったわけで、そういう枠を最初に飛び越えてしまった作品のひとつといってもいいのでしょうか。
そして「まんがタイムきらら」創刊という大事件が助けとなってちるみさんが復活してここまで続き、いまやファミリー4コマの中でもあまり浮いてないほうになってしまう、という時代の流れがおそろしいような。
「頭の中でキャラと会話していく」という作話手法もすごいです。物を書く(描く)人たちにはありがちな手法なのかもしれませんが、心得のない人には容易に理解しづらいものですよね。

そして行われた絵しりとりでも「ルーベンス」という謎のワードが飛び出したり、師走冬子先生の語彙力の半端なさが見えたわけですが。すごいです。
その時、師走冬子先生が最後に描かれたちるみさんの絵は休憩時間中なら撮影可、ということになったので撮影したのがこちら。

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そして休憩時間には会員証大撮影会がー(笑)。

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多い多い…(笑)23枚とか集まるって、師走冬子ファン(略してトコニスタ)の連携強すぎでしょう…。以前のときはこんなに集まらなかったのに。
そして師走冬子先生は30枚の会員証のイラストを30分で描き終えるとか早業すぎるでしょう…!?

そして2部ではしばらく天津向さん自慢タイムが続きまして…。3月に出る竹書房の「本ゆ」増刊で天津向・実話誌原作デビューだそうですよ。

ラストで師走冬子先生再登場!888(もういい)
抽選会は当たりませんでしたが、最後の恒例「4コマとは」のコメント色紙を描く時に…、
師走冬子先生が描くイラストが大きくていい!…あれ、字を書くスペースがなくね?
そしてそのスペースに「ありがとうございました」と書く師走冬子先生。こ、これは。
やはり段取りが通ってなかった様子。それでも「4コマとは それぞれの人生」とコメントを書き入れられた師走冬子先生でした(サインは入れられなかったもよう)。
イラストの大きさが分かった時点で期待(?)はしてましたが、ほんと師走冬子先生はおいしい所を外さないな(笑)と。

人も集まり、熱気にあふれていいイベントでした。師走冬子先生のお人柄ですね。
天津向さん、阿佐ヶ谷ロフトAの皆さん、そして師走冬子先生、今回は本当にありがとうございました。

1 11月

「『おいしい日曜日』&『ウチへ行こうよ!』コラボブック」が届きました

小笠原朋子先生が今年出された単行本、『おいしい日曜日』と『ウチへ行こうよ!』(ともに竹書房刊)の2冊購入応募者全員プレゼント、「コラボブック」が先頃完成。竹書房さんの方からきょう届きました。

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まず表紙のデザインが素晴らしいですね。両作品の全メインキャラが一列に並ぶという単純なものなのですが、空色と白を基調としたパステルカラーの色使いがとても目を引きます。小笠原先生の「腕の良さ」のひとつは、このパステルカラーの使い方の上手さにもあると思います。
そういえば、このデザインは小笠原先生がサークル「渚宮」で出されている同人誌ともかなり近いように感じられます。本の体裁も同人誌と一緒ですからね。

内容は、『おいしい日曜日』の単行本未収録部分を載せたところがメインなのですが、とくに4作目の、「出版社の新年会にいく三上さん&あかりさん」の回は、単行本から省かれたときに悔しかったので、限られた形とはいえ補完されたのはとても良かったです。なにより、三上さん&あかりさんに別の第三者が(準)恋敵的な立場で現れるという展開は他の回ではなかったですし、目新しさという点では作中のベスト1に挙げられてもおかしくない回だったと思うのですが。
あと、あかりさんの友人が生殺しにあう回も、想像するだに彼らの哀れさがしみてきて(笑)、連載時から面白かったなあと。

描きおろしは、文字通りの両作品コラボ。『日曜日』の2年後という設定だそうですが。
方向性としてはわりと違った作品だったと感じられる両作品だったのですが、うまくコラボレートされているなと。
それにしても三上さんと明彦くんは好みが合うよねぴったりと(笑)。
しかし、こずえさんが如月聖良先生に化けるネタは連載&単行本でも使われましたが、こういう形で再び使われるとは。三上さんと如月聖良先生は同じ創作者同士だしアリっちゃアリですよねこういう展開も。
そして最後のオチも、ああ良かった?。という感じです。でもこの二人だと、紆余曲折あったんだろうなあ…と。そこが知りたい。単行本後半のような堂々巡り的展開かもしれないけどそこが。

じつに楽しいコラボブックです。だけどこれ、このクオリティ&ハイレベルなら同人誌として頒布して普通に完売レベルですよ。全プレとはいえ、限定数なのが色々な意味でもったいないです。
12 10月

小笠原朋子先生作品の2点セット(3)

今回は、いつもとは違って狙ってやってます。いつもは「つめあわせ」ですが、今回は2作品なので「2点セット」で。

「duet」2009年11月号(ホーム社)のレポートまんが@『マイガール』
すでに連載化されている、「duet」誌での小笠原朋子先生のドラマ撮影現場レポ。今回は特別版なのか、2本で計2ページとなっています。倍です(笑)。
今回はそのひとつの作品のほうを。
このあと取りあげる『パパLv.1』もそうなのですが、最近の小笠原朋子先生の作品に増えた魅力のひとつは、男女を問わずかわいい子供を描く腕がめきめきと上がったことではないかと。
その意味で、テレビ朝日系ドラマ『マイガール』の撮影現場イラストレポは小笠原朋子先生にぴったりでしょう。
もうね、小笠原朋子先生が描く、コハル役の石井萌々果ちゃんがめちゃめちゃかわいいのです。そしてしかも、萌々果ちゃんと共演する、主役の正宗役・相葉雅紀さんとの、撮影の合間でのじゃれてる感じを見ていると、ふたりともがすごくかわいくなるのです。コハルの髪を整える正宗のシーンでの、「ニャー」と言う萌々果ちゃんと、相葉さんとのからみとかもう最高!(笑)
そして、相葉さんに世話女房的な萌々果ちゃんの様子も描かれていますが、これはなんというか、小笠原朋子先生が描く女の子のパーソナリティにとても近いものがあって、小笠原朋子先生が描くためにセッティングされている光景ではないかと思えてしまいます…(笑)。でも、ああいう世話好きなところって、女の子にはよくありますよね。
にしてもかわいいなあ…。

まんがライフオリジナル2009年11月号(竹書房)
『パパ★Lv.1』
やあ3話目なんですけども。つぐみちゃんの「強奪愛」が凄すぎます。
すでにつぐみちゃんの中では、景樹さんに対する愛は「つぐみ>千代子」という力関係が成立しているわけで(笑)。あくまでつぐみちゃんの中でだけですが。
それでもって、今回は千代子さんと景樹さんのあいだにちょっとだけ嵐が吹き荒れたわけですが、そこにあわせるかのように、わりと「効いてる」脇役キャラを多数投入しているのは上手く計算されているなあと感じます。隣家の住人とか、幼稚園の先生とか。幼稚園の先生は、基本的に1本しか出ていないのにけっこうインパクトがありますね。いろいろと含んでいるところがありそうなところがそう思わせるのかも(笑)。
そして、つぐみちゃんとおとなりさんの光太くんの様子(光太くんめっさ片想い【笑】)を見て、景樹さんの父性愛はレベルアップしているという(笑)。かなりもりあがる3話目になっています。
いっぽうで、「ひとりカヤの外」的な千代子さんは会社で、部下の人たちを仕事わんこそば状態に追い込む暴虐を(なんの腹いせか【笑】)。それにしても、この会社の人たちって上司にも遠慮無い物言いをしてくれてすごく面白いです。
でも、千代子さんも景樹さんに甘えることでうまく距離感を近づけることができたらいいのですけれどもねえ。
あとですねえ。ゴメン、景樹さんにヒゲはないですわ(笑)。景樹さんはやはり、カワユスなければ。

それにしても、小笠原朋子先生は甥っ子さん姪っ子さんの影響なのか、ほんとうにかわいい子供を描く手腕が素晴らしいなと感じます。今回の2作品のようなつながりが、またどんどん作品にフィードバックされていくんだなと思うと、どれだけいい作品を創っていかれることか…、とても楽しみです。
30 9月

「まんがライフMOMO」2009年11月号

師走冬子『奥さまはアイドル』
祝・部長昇進、博嗣さんなわけですね。めでたい。
ところで社員→係長→課長→部長の順ですよまゆりちゃん(笑)。でも会社で働く人でないと、会社の役職の順番なんて理解できないですよねえ。
会社によっては、課長や部長でも担当する部署によって軽重があったりしますし、さらには係長の下に「主任」とか、部長と専務のあいだに「本部長」なんて役職があるところもありますし。出世したらしたで、社長や会長なんていわずに「COO」とか「CEO」なんていいますものね。もうわけわかりません。
博嗣さん的に目標は、「目指せ社長」なのかと思いますが、まゆりちゃんなら「目指せトップアイドルと主婦の両立」なのでしょうか。

そして、松川さんに博嗣さんの出世話を話すため、遺書をしたためて松川さんの前に立つまゆりちゃんが生真面目すぎ、そしてバカすぎる(笑)…。
松川さんの「まゆり殺ス」発言なんて冗談に決まって。いや、博嗣さんに関してはそう言い切れないところがイヤなのですが(笑)。
で、その出世話に即反応する松川さんも松川さんです。かわいい、というかまゆりちゃんの事になるとお子ちゃまです、松川さんの心は。
そして舞い上がってとまらないまゆりちゃんの心。9本目「うれしい」の様子なんてのはほんとよくわかるなあと。むしろひとりのほうが、止める人間がいないから楽しいのですきっと。
一方そのころ博嗣さんは、仁志岡さんとただならぬ仲ということになっていた(部下たちの間で)。仁志岡さんは空気読んでるのか読んでないのか、よくわかりません(笑)。

12本目の「落第だけは」のオチも勢いがありすぎてすごいです。「桜井は寝てません!!」なのが、変なリアリティを感じてしまいます(笑)。
博嗣さんに贈る歌の題名もなあ。なぜに「ファンタジー」。まゆりちゃんが考える歌の題名って、言わんとするところはわかるし創ったときの気持ちも分かるのですが。なにか速球を待ってたら超遅球が投げられてきたような、そんな感じです。

野広実由『うちの姉様』
るるちゃんの癖、というか「スピスピ」って、ものを食べるときに空気を大きく吸い込んじゃうのは消化に悪いですよね。胃には気をつけたほうがいいです。子供のときは私も似たような癖を持っていたので。
形から入った、おしとやかな涼音さん。たしかにきれいなのですが、『ヘチャーイ』とかやってたらダメだわな(笑)。しかし、お母さんのワンピースって、涼音さんのお母さんのわりには趣味が若い?
そして遠野さんのファッションチェック(笑)。ですが、やはり文章ですべて表現しているのでしょうか。まあ写真を撮っているから視覚的には問題なし(違)。

山口舞子『ひなちゃんが王子!』
王子様のような小学生・ひなちゃんのお話なので今回は学芸会のお話になっているわけですが、この学芸会のダンスの韻の踏み方だとかリズムのノリかたとかが、すごく良いと思いました。『カギっこ』でもそうでしたが、山口舞子先生は時折こういう、「韻」とか「リズミカル」のようなものを重視したお話を描かれているように感じます。このあたりが山口舞子先生の真骨頂だと。

東屋めめ『まぐ ばぐ』
・酒トラップに引っかかる虫たちがなんだかなあって感じなのですが(笑)、虫がアルコールに弱いのは事実ですからね。それでうわばみだったらもう目も当てられない(笑)。
・ぶどう狩りに虫たちを連れて行ったら普通に食害ですね、わかります。

16 9月

小笠原朋子先生作品のつめあわせ(2)

再びまとめ書きになってしまいました。申し訳ない…。

「まんがライフオリジナル」2009年9月号&10月号(竹書房)
『パパ☆Lv1(レベルワン)』新連載
小笠原朋子先生しばらくぶりの、そして待望の新連載です。
いきなり連載一本目がプロポーズ(笑)。このへんの唐突な出だしが小笠原先生の作品らしいところ。そんなプロポーズで結ばれた3人が、香芝景樹(けいき)・千代子(ちよこ)・つぐみの3人家族。主夫の景樹さん、かわいいです。もう少しくだけた言葉を使えば、カワユス。反面、主夫としての「重み」はないですが(笑)。それも当然か、世間にもまれた経験のない23歳ですから。
でも逆に、世知辛さのなさそうなところが、カワユスにつながっているのかも。
つぐみちゃんは5歳の幼稚園児ですが、自分のことを「パパ」と呼んでほしい景樹さんに、「断固拒否する」と応えて机をバンバンと叩く(笑)。そんなキャラクターが、やはり小笠原先生の描くキャラクターらしくて楽しいですし面白い。そして景樹さんを「パパ」と呼びたくない理由も、いかにも小笠原朋子作品らしい感じで良いです。そしてそんなつぐみちゃんもかわいい。
そして一家の大黒柱(あれ?)で正しいのが千代子さん。会社の敏腕社員として活躍されているのですから。で、景樹さんと結婚したわけですが、景樹さんにはハラハラドキドキさせられているわけです。なんというのか、千代子さんにとってみたら、子供がもう一人増えちゃったんじゃないのか? とすら思えるハラハラドキドキぶりなわけです。
で、初回は家事に振り回されて疲れてしまった景樹さんがつぐみちゃんの布団で寝てしまうというその心配どおりの状況になってしまうわけですが。
そんなこともあって、どうしても同じ目線で景樹さんを見られない千代子さんに景樹さんは…。ボケ倒すのですね(笑)。
でも、そんな感じで上手くいってしまうのだから結果オーライ? そしてハラハラドキドキしたあげくに景樹さんに癒されている千代子さんもかわいく見えて。ああもう、みんなかわいいですねえこの作品は。

そして2回目。2回目ではうってかわって、景樹さんのしっかりしたところが出てくるお話になるわけですが、この「うってかわりかた」がかなり激しくて、驚くというか戸惑ったというか。
まずお弁当。景樹さんはすごいちゃんとしたお弁当、というか、ある意味ラブラブ夫婦らしいお弁当を作ったわけですが。いまどきハートマークとか、やらないよなあ、と(笑)。まあ、二次元世界のラブラブな世界のお弁当としては正しいでしょう。
でもさすがに千代子さんには耐えられなかったと。まあ、千代子さんには耐えられないでしょうねえ(笑)。とりあえず、見た目関係なく一気に残さず(ココ大事)かきこんだという千代子さん、正解です。
そしてそこで同時に明らかになる、つぐみちゃんと千代子さんとの「差」なわけですが(笑)。たしかに、娘さんに「ラブラブ」弁当はないかな? 
4本目の「伝わらない」での、アゲて、アゲて、アゲて、落とす、という感じの展開がじつに面白いというか。
それにしても、千代子さんとつぐみちゃんは似たもの親子であるわけですけれども、景樹さんが大好きなところも、似たものというか、お互い同じぐらいの愛の炎を燃やしているあたりは、血は争えないって感じです…。
そして、景樹さんのしっかりしている点のもうひとつは、独身時代から目標を持った生活をしていたということ。しっかりお財布の管理をして、留学に行きたいという思いを、千代子さんたちとの新生活にひとまず変えた感じの景樹さんですが、こだわりはなかったのかな?と。やっぱり千代子さんが大切なのかなあと。まあ、生かされる場面は今後もあることでしょう。
ラストは、つぐみちゃんと千代子さん、それぞれが欲しいお弁当を作ってあげた景樹さん。なかなかあなどれないオトコです。

遅くなってしまいましたが、まずは待望の新作。誌内での扱いもけっこう良い位置にあるように思え、今後の展開も楽しみな作品になっていると感じました。


たかの宗美スペシャルVol.13(ぶんか社)
『ニュースになりたい!』
今回はちょっと趣向が変わって、ななえさんの少女時代のお話になっています。
そうか。ななえさんは、とまちゃん(『あいたま』師走冬子先生)みたいな女の子だったのですね(笑)。笑いが取れなきゃ死ぬみたいな。「私の血はみんなの笑いでできているのよ」みたいな。
いちおう美人なのに(いちおう言うな)、なぜそんな方向に走るのか(笑)。いいよなあ、「共演したい芸能人:いかりや長介」というそのセンスは買います。
しかし、アイドル業界に入ろうとしたらそういう気質は邪魔者でしないわけで…。そりゃあサルのまね(not猿真似)をオーディションでやったら落ちますよね。
まあ、将太くんのいまの容姿を作ったのはななえさんの容姿のおかげなのかと思いますけどね。この気質が遺伝しなくてよかった、のだろうな(笑)。
いっぽう、将太くんのいまの頭脳を作ったのはお父さんです。子役のお仕事のために勉強を犠牲にしないということだそうですが、すごい頭が良いらしいです。ななえさんに言わせると、子役をやらせておくのがもったいない、という感じなのかな?と。でも、ななえさんはそんな将太くんの頭脳にはあまり貢献してない、ようです。勉強を見てくれるのはお父さん。
すごくしっかりしたお父さんなのですけど、翔太くんの内面(幹本さん談:「キャラの薄い子?」)を作ったのもお父さんなのかと思うと、ちょっと損しているのかなあと思わなくもなかったり。
それにしても、こんなお父さんがどうしてななえさんと出逢ったのか? それこそ、血が笑いでできている感じのななえさんと、あんなにしっかりしたお父さんが出逢うところが想像つきません。
そして、幹本さんは子役時代成績が悪かったらしいです。って、志津さんに見抜かれているし(笑)!
10 7月

小笠原朋子先生の4コマ(ですよね…?)連載決定!

すでに昨日中から竹書房のWebサイトでは明らかになっていたようですが、私は雑誌で見てみないと信じられなかったので、きょう発売(なぜか今号は土曜の前倒し発売なのですね)のまんがライフオリジナルで確認しました。

小笠原朋子先生の新連載決定です!
まんがライフオリジナル09年9月号(8月11日発売)から
タイトルは『パパ★Lv1(レベルワン)』

いやぁ、小笠原朋子先生の4コマ連載が終了してはや半年。
単行本2冊は出版されましたけれども、もしかしたら、もう小笠原朋子先生は4コマ誌に戻ってこないのではないか…、という一縷の不安を持っていただけに、ある意味意外ですし、だからこそうれしい…。

やっぱり期待されているんですよね。
最近の流れをぶったぎり、ゲスト掲載なしでいきなりの「新連載」ですもの。
雑誌ならカットはあるかな? と思ってWebサイトでの掲載時には記事にするのを待ったのですが、いままでとはちょっと違うと思うのですよ。
やはり、よりいっそう気合いが入っていると思います。

小笠原先生に掛けるコメントと違う気もするのですが、「チャンス」という言葉が頭の中に浮かんできます。

楽しみです。
13 11月

まんがライフオリジナル2008年12月号

小笠原朋子『おいしい日曜日ハート』最終回
最終回ですか。
先月号で突然の最終回告知。この作品に思い入れ過ぎていた私は、ショックでしばらく4コマ作品のレビューなど書く気になりませんでした。
いやほんとに。サボってたわけじゃない…。

とうとう引越しが決まってしまった三上さん。悲しんでくれるのは乾さんだけ!? そんなわけはないですよね。あかりさんはもちろん悲しんでいるのです。
でも涙ぐんでる乾さんにはちょっと笑えました。
で森下兄は、心配したとおり美加さんといい感じになっているわけで。この軟弱者がっ!(笑) 
美加さんが三上さんのことを好きだと思ったのは、読者である私たちも勘違いしていた、ってことでしょうか。「三上美加」には絶対なりたくない(by美加さん)、というのもどうかと思うけど(笑)。

あかりさんは、ようやく自分の行いが三上さんを誤解させていたことに気づいたようです。ぶっちゃけた話、三上さんのココロを「生殺し」にしていたんですものね。でも気づくの遅いよな…。
三上さんにも謝って、これで仕切りなおしになるのかな?
そしてあかりさんは学校で料理の勉強をすることに。森下家としては、あかりさんに料理の才能を伸ばしてもらって、いまの「森下精肉店」にくわえて、お弁当屋さんのほうまで事業の手を広げようという野心を持っているんじゃないのかという気もするのですが(笑)。数年後にはお店が大きくなっているかもしれません。
そして、三上さんを誤解させていたことに気づくとともに、三上さんへの気持ちにも気づいてしまったあかりさん。もう三上さんを誤解させる必要はありませんよね。

三上さんは引越しをやめるべきかと悩んでるし。というか、このラストは引越しをやめるのかどうか、どちらとも取れるラストになっているわけですよね。まあ、引越しをやめてもやめなくても進む道は一緒だからどうでもいいような気も…(笑)。
そして三上さんの将来は、小説家兼、森下精肉店弁当部の入り婿決定ということですな。

三上さんが告って玉砕したとき、私がちょうど聞いていたのは『バチェラー・ガール』でした。作品が終わると決まって、この曲を歌っていた稲垣潤一の曲、『SHINE ON ME』のような雰囲気で終わるといいなと思っていたのですが、そんな感じで終わったのはよかったかなと思います。まばゆいように輝くあかりさんと三上さんに、幸あれ。


そのほかの作品ものちほど。
22 9月

まんがくらぶオリジナル2008年11月号

まんがくらぶオリジナル2008年11月号

東屋めめ『リコーダーとランドセル』
2本目>二人三脚。もうあつしくんの足にパートナーの体ごとくくりつけておけばいいんじゃないかと(笑)。もはや二人三脚じゃないですがね。
3本目>そうか、姉も「保護者」か。上の兄弟姉妹がいないので、そんなことにいまさら気づく私。
5本目>自営業とはちょっと違いますが、自分の働く仕事を考え付くアイデアはあるんだなタケ兄。というかその器具類はどうやって用意してきたのかと(笑)。
7本目>適材適所で使い分けができればいいんですけどねあつしくんを。学校の運動会じゃ適材適所は無理か?
9本目>借り物競争でのあつしくんと盛山先生。なんだその誘拐事件(笑)。せめてお姫様抱っこだったら…、雰囲気が(笑)。
11本目?13本目>あつしくんと沙夜さん。また誤解してる。しかも今回は妙にひねった誤解のさせ方で(笑)。彼女が本当のあつしくんと出会える日はいつの日なのか。
15本目>それはいくらなんでも、本当に小学生じゃなかったらつまみ出されるだろうに。「体操服でコスプレした男」って(笑)。まあほんと大変です盛山先生は、いろんな意味で。

佐藤両々『こうかふこうか』
1本目>日焼け。みんな日焼けしていると印象が違いますね。でもこのネタは白黒だとわかりずれえ(笑)。よくみると幸花さんと岩井さんのところに貼られたトーンだけ、網目が濃いのです。焼きすぎというか、幸花さん的にみると「黒焦げ」?
2本目>なにより幸花さんの場合、水風呂に入ることは風邪ひきにつながるとなぜ考えられないのか!? (笑)
3本目>久しぶりです、お局叶(かない)さん。今回は肌が白いだけで珍しい存在に。その肌は、化粧品で肌を養っているからこそきれいなのですね。ていうか前よりきれいになっているところが怖い気もします。
しかし岩井さん、ニスはない!(笑) 「プラモ用で良くねぇ?」ってフィギュアか! それにそんなもの塗ったら「つやつや」どころか「テカテカ」になるぞ(笑)。

5本目>マスクを忘れて。しかしこの幸花さんは不幸なのじゃなくて、単に粗忽なだけですよね(笑)。
8本目>おんたま。温泉卵をコンビニバスタの上に乗せただけでリッチに感じられる亀山さんは、慎ましやかですね。それにしても、岩井さんのセリフは「風」がつくだけでなんでそんなに長ったらしく聞こえるのか。6本目にもあるネタですが、「ヤキソバ風茹で麺」のフレーズはその通りなのだけれどなんかおもろい。
9本目>皮肉を忘れない叶さん。でも、焼きすぎたらヤバいのは亀山さんだけじゃない。焼けた人はみな一緒ですから(笑)。
10本目>秋の幸花さん。やっと動ける季節になったのに、アクティブになると危険だから「引きこもりの秋」にしろと?(笑)
11本目>幸花さんと亀山さん。なにがあっても、この二人が理解しあっている仲なのは言わずもがな、ですが、そういう関係になることは想像できない(笑)。なぜだろう…。

コミックス第2巻も11月に発売決定とのこと。1巻が「大増刷発売中」とのことですから当然? でしょう。

山野りんりん『ヒジキのお仕事』
3本目>少女漫画家・鰐石さんの母来るの巻。それにしても親子そっくりですねえ。娘さんは父親に似るものだとよくいうけれど。おばさんパーマがなければ、ほんとに「増殖」というか、分身の術という感じか。
4本目>お母様がお見合い話を持ってきても、鰐石さんの理想は…、ごめん、はっきり言って高すぎです(笑)。
5本目>なんてスーパーインポーズ!(笑) というか、「野生のカン」で言語を翻訳できるものなのか、ヒジキさん?(笑)
8本目>厄介な話が終われば、酒盛りです。親子でお酒を飲んで盛りあがれるというのもいまどき珍しい。似たもの親子なだけに、ちゃんと猫たちも均等に寄っていくのですね(笑)。

こいずみまり『ねこまんが』コミックス第5巻発売中&『みずほアンビバレンツ(1)』(双葉社刊)も
先日のサイン会記事でもちょっと書きましたが、横浜特集です。サイン会のときにもこいずみまり先生とちょっと話題にしたのですが、ほんとにローカルネタです。
横浜市は、総面積がとても広い&周辺のベッドタウンが広いこともあって人口はとても多いですが、横浜駅周辺はどういう街なのか、東京都心と違ってわかりづらい街です。
たしかに、横浜駅から桜木町(&みなとみらい地区)?関内・石川町(&元町)あたりは県庁などの官庁街や商業施設がありますけど、方向を変えると、電車に乗っても一駅進むとほとんど住宅街なんですよね。東横線の反町しかり、相鉄線の平沼橋しかり、京急も神奈川新町の次あたりからはもう住宅地の割合が大きい(特に山側は)。「職住接近」の先駆けといえる街なのかもしれません。といいつつ東京に通う人のほうが多いんだと思いますけどねあの辺りだと。

そんな感じの街なので、サイン会記事でも書いたように横浜駅の中ですら食料品系は安さ&質を争う激戦地になるのです。東京都豊島区在住者としても、これはうらやましい限り。物価は高いですからねこっちは。
こいずみ先生のアシスタントさんたちは横浜から引っ越されたこいずみ先生に不満タラタラのようですが、読んでいるほうからみても、なんでそんなところから出て行くかね、こいずみ先生は、って感じなんですけども(笑)。

小笠原朋子『ゆなさなニッキ』
虫歯です。姉も妹も虫歯です(ネタばらし)。でも妹(おっきい)の佐奈ちゃんのほうがひどい虫歯というのは、いかにも健康には気を使ってなさそうな佐奈ちゃんの性格からみて、ああそんな感じと思ってしまいます。ヒドいか? というかふたりとも12歳、小学6年だし…(笑)。でも佑奈ちゃんのほうは健康にも気を使いそうではあります。その歳で。
もちろんそんなタイミングを見逃さないのは太田くん。妹の歯痛が姉にうつるほど仲が良いんだ、なんて。そんなところで佑奈佐奈姉妹の心のつながりを誉めてどうする、とも思いますが(笑)。そして幸子さんは相変わらず太田くんには袖にされるのでした。大丈夫、太田くんが幸子さんのほうを向いてくれる日がきっと来る。…たぶん。

健康には気を使わない(決めつけるなよ)佐奈ちゃんは、当然歯医者に行くのも苦手ですよねえ。「死んだほうがマシ」なんてお決まりのセリフを。まあ子供はよく言いますけども。さらには「この街を出よう」「名前を変えて(佑奈ちゃんと)一緒に暮らそう」とまで。きみはどこの犯罪者だ。あるいは『矢切の渡し』か!(笑)
そしてとうとう実力行使。しかし、プールでおぼれかけたときに一度やっているけれど、ふたりとも意識がはっきりしているときに佑奈ちゃんが佐奈ちゃんをぶん殴るのは初めてじゃないかと。このたんこぶのでき方は、「ぶん殴る」という表現がぴったりだと思います。歯痛よりもぶん殴られたほうが痛いんではないだろうかと。歯痛と比べたらあくまでも一時的なものだけど。
鞭をふるった佑奈ちゃんですが飴を使うこともわすれません(どこの猛獣使いだ)。「歯医者さんに行ったらなんでもしてあげ」るって、いいのか。相手はあのオッサン入ってる佐奈ちゃんだというのに(笑)。でもハンバーグに負けた佑奈ちゃん…。

歯医者への付き添いも佑奈ちゃんですけど…、それはいいのか? ふつう親御さんが連れて行くものじゃないのか。学校の先生方というか、担任の浅野先生も心得たものなのかなと。親御さんよりも頼りになるって…?
歯医者さんでの佐奈ちゃんは、恐怖の表情も絶叫もとんでもないものに。並みの小学生よりかおっきいからな。でもなあ、見た目高校生の佐奈ちゃんが恐怖におびえたり絶叫したりするってのは、並みのホラー映画を観てるよりも迫力あるかもしれない(笑)。
でも治療はあっさり終わった佐奈ちゃん。佑奈ちゃんも、「がんばったね」と心配してくれていて良かったです。大事なことなので二回言ってください、な佐奈ちゃんには笑いましたけど。
しかし、佐奈ちゃんの恐怖は一度では終わらない。まあ当然ですわな(笑)。でも歯医者さんの治療は、よほどひどい虫歯でもなければ文字通り「痛いのは最初だけ」なはずなので、それほど心配する必要は…、と思ったのですが、佑奈ちゃんも同じ恐怖を味わうことになるわけですね。やれやれ。

森井ケンシロウ『さかな&ねこ』
1本目>当然このあと、殿様とその家来も「ねこがおいしくいただきました」よね?(笑)
2本目>そもそも、さかなとねこの両者を「合体」させることに無理があるだろう。プロレス的に。
3本目>これを読んで思い出したのが、「セント・バレンタインデーの虐殺」…。
6本目>小が大を飲む。って違うか。
7本目>何のために拾ったんだという…。捨てさかなには何という過酷な運命(笑)。
11 9月

まんがライフオリジナル2008年10月号

東屋めめ『ご契約ください!』
1本目>社長、戦わなきゃ現実と!(ってこれじゃあのCMのフレーズそのままですね【笑】)
2本目>初見だと、ああ社長はあいかわらずバカだなと思ってしまうのですが、読み込むうちに、この「情にもろい」ところは社長の持ち味なのかと。
3本目>この吉田さんに、「振り込め詐欺的」なテイストを感じてしまうのはなぜだろう。

8本目?9本目>ああっと。あっけなく出会いを果たしてしまった吉田さんと黒木さんでありました。ほんとあっけない。最初の勝負(?)は吉田さんの圧勝ですが、「底が強くて50年履ける靴」をダースで買ってしまう黒木さんも黒木さんだと思う(笑)。
10本目>吉田さんの息抜き。社長さんが黙っていても買ってくれるチョロさ(涙)ゆえなのか、あるいは社長の存在そのものが癒しの対象なのか。

碓井尻尾『店長の憂鬱』
1本目>アユカワ、そういう問題じゃない(笑)。ところでこの作家さん、お世辞にも魚を描くのが上手くはないですよね。先月号の「金魚」といい。寿司屋まんがでそれはどうか。あるいはわざとなのか!?
2本目>店長。最終的にキレるのはそこなのか?(笑)
4本目>アユカワさんは、「自由」っていうよりもマイペースすぎる(&自分本位すぎる)のが問題なのだと。でもいちおう、方向付けとしてはアユカワさんハート→店長、なんですよね? あの自由すぎる行動は店長の気を引いてるわけではないのかな?
6本目>「パン食い」ならぬ魚食い競争か。猫しか参加しない…。というかまるでその図は魚を干してるみたいだ。
7本目>「癒される魚」。どんな魚だ。
8本目>カニ死ぬぞ。

佐藤両々『しょっぴんブギ』3ヶ月ゲスト第2回
「連載」、というよりもこのタイプでずっと続いていくのかも?
デパートで5分待ち合わせに遅れただけで、両手に買い物袋がいっぱいな馬場麗さんですけども。コンビニとかならともかくデパートで、5分間でそんなに買い物できるものですかね?
わた菓子作り機(業務用)を買った麗さん。ああいう機械って、わた菓子以外ほかに使い道がないですよね? そういうものを買っちゃうのが、いかにも麗さんらしい無駄遣い(?)です。

7本目>5コマ目はもちろん、「家族でおいしくいただきました」ですよね? むしろ麗さんは、「なにを量食べても体型変わらない」ぐらいじゃないと(笑)。

小笠原朋子『おいしい日曜日ハート
あかりさんは去りました(三上さん家から)。かわりに来たのが石原美加さんです。けっきょく美加さんを雇ったんですね。というかまあ、三上さんが森下兄と美加さんのコンビネーションに勝てるはずもなし(笑)。めっちゃかわいいんですけどね美加さん。
そんでもってその美加さんがおべんとまで持ってきてくれるなんて、世の男性諸氏からすれば嫉妬されること間違いなしですよ? 三上さん?
そして、三上さんのためにそれまで勤めていた会社を離れてまでお手伝いに来ようという美加さんです。三上さんにとっては、この一途さがすごいしんどいみたいですけど。まあ三上さんにはあかりさんがいるわけだしねえ(でもいろんな意味で負けそう)。
美加さんのほうはというと、三上さんがひくほどの一途さ…。これってヤンデレ?(笑)

美加さんから逃げた(?)三上さんはあかりさんと再会。あかりさんはなにをしてるかといえば、求職中です。まあ突発的にクビになってしまったのだから職を確保できないのはやむを得なかったわけですけれど。でもこうなると、あかりさんはなんのために三上さん家のお手伝いをして、なんのためにクビになったのか、わからなくなってきます。
そもそもあの「お手伝い」って、三上さんはあかりさんにちゃんと給料を払っていたんだ!? くらいの感じですよね。まあボランティアではないにしろ、材料費とかは実費で出してたであろうとはいえ、三上さんがそんなことできる身分だったなんて(失礼な)。

それを思いだして、支払える給料が安いからといって、美加さんのお手伝いを断ろう、そして引っ越そうと決心した三上さん。重いんですね、美加さんの志が。
そのどさくさにまぎれて、美加さんが辞める会社に入り込めないかと画策するあかりさん。必死だな(笑)。でも、引っ越したいという三上さんを止めたいそぶりなあかりさんは、やっぱり三上さんにまだ脈があるのかしらん…。

そして、三上さんが美加さんを断りたい理由がもうひとつあった。そうですか、料理がヤバかったと。食べられないんですね。
そんなところで三上さんとあかりさんに出くわした美加さんですが。あれ、服装が。というか7本目のタイトルでバレているわけですが、高校生だったんかい。
だめだよ三上さん、美加さんに手を出したら捕まっちゃうよ(出さねえっつうの!)。
しかしこのタイミングで出くわした美加さん。いったいどこにショックを受けたのかが気になります。
自分が作ったご飯が食べられない出来だったことか、三上さんが、三上さん家から去ったはずのあかりさんと一緒にいることか。でも前者だったら、自分でわかりそうなものですが。
それにしても美加さんは、若いからこその一途さなのか。

三上さんはどう責任をとるのか(ってどこの責任をだ【笑】)、無責任に楽しみです。

続く作品はのちほど。
ところで、小坂俊史先生の『中央モノローグ線』にもミカさんがいるわけですが。美加さんとは歳が若干違うけど、文学部生で、けっこうキャラが被ってそう。
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