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日記といふもの

日々どうでもいいことを書き連ねて「いきたい」日記帳です。 最近はTwitterに逃避しがち。良ければそちらもよろしくです。

4コマ誌(その他)

30 11月

4コマオブザイヤー2014に投票しました

新刊部門
師走冬子『ようこそ!オーロラ百貨店(1)』
この作品をひと言で言えば、「師走冬子のばかばかしい話」。
なぜそう思うかって?社会人としてありえないキャラ達が勤める、ありえないデパートを描いた作品だからさ!
だからそこがいい。

湖西晶『〆切ごはん(1)』
毎回、主人公であるゆかりさんの料理の腕に感服する次第です。この作品はB級グルメというのともちょっと違う、「ゆるグルメ漫画」だと私は提唱したい

桃井涼太『艦隊これくしょん-艦これ-4コマコミック 吹雪、がんばります!(1)』
艦これという殺伐としたゲーム(何)の世界に咲いた一輪の花。へたするとゲーム本編よりもキャラクター造形が彫り込まれてるかもしれない。

テンヤ『黒森さんの好きなこと(1)』
連載開始時から、不幸な人を見るのが大好きな少女とその周りの人々を描く、ということで話が動くのかと思っていましたが、その線を外さずに単行本が出るまで続いているのは、意外というべきか流石というべきか。ともあれ、黒森さんに憧れる相手キャラとの恋のさやあてもあったりして、今後の物語の流れにも期待したくなる一作。

松田円『200年の夜と孤独 ~おひとりさま吸血鬼~(1)』
200年を生き続ける女吸血鬼、という時点でまずミステリアスだけど、そんな部分をうまくひっくり返すかのような吸血鬼しのぶさんの「強さ」がじつにいい笑いに結び付いている。

既刊部門
あさのゆきこ『オトナのいろは(2)』
すでに新作も出されている現在でも、「終わってしまったー!」という感じなのだけども。
ハッピーエンドなのだけれど、全編どことなくせつなくて胸を締め付ける。キャラクターも作話も良いからこそ。
余談としては、作者の方が作られた後日談の同人誌がまた良い意味で本編とはガラッと変わっていて、「いい続きだった」と感じた。

師走冬子『スーパーメイドちるみさん(12)』
はい!大団円でした。
風呂敷は大きかったけど、ちるみさんはもちろん、メインキャラたちはほぼそれぞれの物語の決着をつけるなど、作者渾身の最終巻だったと感じます。ちるみさんが幸せになれてよかったです。
ほんとうにお疲れさまでした! 

板倉梓『野村24時(3)』
野村と田中三姉妹との同居生活にもラストが!? なーんて。
野村の人生が(おそらく彼の中では)大きく変わっていく時期が描かれているが、作者の筆致のなかに、野村の人生が変わっていくことに対する読者への説得力を感じた。作品から感じる雰囲気はゆるいのに、その裏側にある重さを読み解きたくなる作品だった。
 
5周年アニバーサリー部門 
佐藤両々『わさんぼん(1)』
ランキングをよく見ると、ファミリー系4コマ誌作品からの数少ないランキング上位作品の一つなのですね。でもそれだけの価値がある作品なんだよなーと。
キャラクターの造形力には定評ある佐藤両々作品なところに、4コマとしては珍しいであろう舞台の着想の意外さ、そこに4コマだからこそ作れるテンポと作話が加わっている。ファミリー系4コマの堅実さの中にも野心的な部分がある作品。
2 6月

たかの宗美スペシャルVol.12(ぶんか社)

小笠原朋子『ニュースになりたい!』
最初のページ。柱の上のところに書かれた、「自意識発展途上!!」というフレーズが秀逸。そんな今回。
でもほんとうに、将太くんのそういうところのお話なので、こういうふうに簡潔な言葉で言い表されてしまうとこちらとしてはなにも書くことが無くなるわけで…。
レビュアー殺しだなあ(笑)。

子役のお仕事をやっているからなのか、「マジメ」と言われるとかなり参ってしまう将太くん。そう言われる自分は演じていないときの喋りかたがつまらないんじゃ…? と思い悩んでしまうわけです。
でも将太くんのような子に限らず、10代ってそんなものなんですよね。ボキャブラリーとか話の引き出しがあるわけでもなし。だけど今でこそそう思う私も10代のときは、「どうせ俺が喋ってもたいしたことは言えねえよ!」と思っていて、基本的に周りとの会話を避けてたりしましたし。それはともかく。
志津さんに悩みを打ち明けても、志津さんのキャラでは解決には至りません(笑)。天然のひと…。たぶん基本スペックは高い、頭の良い人なのだと思うのですが志津さんは。
そんな将太くんの悩みを解決しようと立ち上がったのがミッキーこと幹本さんなのですけれども。
しかし幹本さんの場合、まじめに考えているのだとは思うのですが…、KY?(笑) 「みんなの弟」というコンセプトで幹本さんが将太くんの新しいキャラを作ってみたわけですが。
なんだろうなあ…。将太くんの場合、ドラマの中のような日常とは隔たりのある「別の場所」でならそういう違うキャラになればいいけれども、日常の中でいきなり違うキャラになってしまうのは、はっきり言っちゃえばイタい感じだよなあと。一生懸命やってる将太くんには悪いけれどもだ(笑)。
やはりそういう意味で幹本さんの「演技指導」はKYというか、幹本さんは脚本家とかには向いてなさそうだなと(そんな)。

将太くんの新しいキャラには、志津さんもおもいっきり引いたわけで。やはり志津さんも、将太くんに日常の中で突然違うキャラを作られたことにドン引きしたのではなかろうか、と思うのですが。
そして返す刀で、「いつもどおりの将ちゃんが好きハート」(おっとハートマークは余計か)と。
そのひと言で立ち直っちゃう将太くん。ほんと若いっていいですよね。思い悩んでいてもちょっとのきっかけで立ち直れちゃう。志津さんから「(前略)好き」と言われただけで…。
そんな様子を見た幹本さんは、志津さんのことを魔性の女呼ばわりしてますけど。まあ人聞きの悪い(笑)。そういう幹本さんのキャラは、どうみても素じゃないと思うのですが私は。

ところが最後は、ななえさんがおいしいところを持っていくわけですが(笑)。というかその格好はどうみても森下あかりさん(『おいしい日曜日』【竹書房刊】)です。ええと、ななえさんのお歳は…(笑)。
たしかに、将太くんはツッコミキャラをやるほうが映えるかも。
そして、志津さんと幹本さんはねぇ。志津さんは、幹本さんのキャラをうざがってるのにその幹本さんにめちゃめちゃからんでいくあたりがどうみても…(笑)。

山野りんりん『へなレシピ!』
1本目>気づくの遅っ!(笑) でも、料理用スプーンを家に常備しているうちって、全世帯のうちどれくらいいるんだろ…。
2本目・3本目>巨大ズッキーニ祭りとなった山野家。ズッキーニって、見たところヘチマに近いんですかねえ。見た目はヘチマ、中身は茄子? ウリ科の植物ですし。そう考えると、料理をズッキーニづくしにしたら山野りんりん先生のだんな様が飽きたというのも頷けます…。と私が思うのは、子どものとき一番嫌いな野菜が茄子だったからかも。今は焼き茄子が好きになったので食べられますけど。
4本目「冷凍マジック」>「自作の冷凍ゴボウは宝物」て! もはや何のために作ったのか冷凍ゴボウ(笑)。
6本目「アレ?」>色取りが似てるから? でしょうかねえ。関係ないですけど、レタスを加熱して食べるのって、いつからメジャーになったんですかね? なんかいつのまにか、「レタスチャーハン」だの、「レタスの炒め物」だのが登場するようになったような…。
7本目「レシピ?」>また関係ないんですけど、この4コマで一番最初に目がいったのは、「夏みかんわかめ」の文字でした。どんな味なんだ。
これも、山野家おにぎりの「レシピ」でしょう。れっきとしたものです。たとえ萩特産の「しそわかめふりかけ」をご飯に混ぜて握るだけだとしても。

1 4月

たかの宗美スペシャル!! vol.11(ぶんか社)

小笠原朋子『ニュースになりたい!』
前回は将太くんのお悩み解決編? でしたが、今回は志津さんのお悩み解決編? でしょうか。ようするにvol.9で掲載された、「幹本さん&志津さんデート編」の後日談です。
デート直後にその様子が記事になってしまったアイドルの幹本さん(ミッキー)と志津さん。「罰ゲーム」という事情があったから、騒がれるのを意に介さない志津さんでしたが、当然のごとく幹本ファンの嫉妬の嵐が。
それでも志津さんは意に介していないように思えるのは…なぜでしょう(笑)。
「めんどうくさくなったので髪を切っ」たという志津さん。心の負担が、とかそういう理由じゃなくて、純粋に変装のための髪切りですよね。自分で切ったぐらいですし。
ちょっとあれな言い方ですが、科学的というか、プラグマティズムというか、唯物論的思考の持ち主なんだな志津さんは。

マスターのななえさんは、そんな志津さんを「男前…」とあきれ半分で見ているように思えますが(笑)、散切り頭でも志津さんはきれいだよなあ、と思ってしまうのは私の目が盲目になっているせいでしょうか。
将太くんはそんな志津さんに少なからぬショックを受けている様子。というか、志津さんへのバッシングの凄さを知ってショックを受けたというか?
志津さんと幹本さんが「ほんとはすごく仲悪いのにー!!」と、真実(?)と違ういわれなきバッシングを受けていたことに怒っているようです。ななえさんは、将太くんとは違うように思っているみたいですがね(笑)。
さてさすがに客商売で散切り頭はまずいと、なんとか志津さんの髪と顔をごまかしたいななえさんが、ちょちょいとメイクを志津さんに施します。
これが思いっきり決まるっ!(笑) たしかにすばらしいですね、ななえさんが施すメイクは。散切り頭の荒削りな感じ(それ女性に対する誉め言葉じゃないだろ)の志津さんも良いけれど。
将太くんもそう思っていた。だけど将太くんが思いきり誉めても志津さんは意に介してくれな?い(笑)。
志津さんとのデート事件以来ななえさんの喫茶店から遠ざかっていた幹本さんも、そんなグッド(?)タイミングで久しぶりにお店にやってくる、と。まあ幹本さんも、志津さんへのいわれなき(?)バッシングを止めるためにファンの子たちに直接話してきたのだから努力はしています。
幹本さんから遠ざかろうとしていた志津さんを、ななえさんは幹本さんの前に引っぱり出してくるわけですが、どうみてもななえさんは、幹本さんと志津さんの距離がかなり近いと思ってますね? ケンカするほど仲が良い、ですね?
モデルチェンジというかバージョンアップというか、そんな志津さんを見た幹本さんですが…、「なんかフツーになった」ってそんな反応はないんじゃないの? って気もします。

さらに幹本さん、返す刀で志津さんに、「明日からまた地味なすっぴんでいいからね」って…。いやきっと、「むしろすっぴんが良い」と思っているんだぜ幹本さんは。ならばやはり、わかってる! ということだと思います、はい(俺基準)。
そしてさらに返す刀で、「ショートのほうがかわいい」って。やるなミッキー。伊達に売れっ子じゃない。

そんなこんなで、翌日もすっぴんなのに輝いてる志津さんです。やはりこれは「恋する人は美しくなる」なんだろうなあ…。フラグ(?)立っちゃった感じですよねえ。


山野りんりん『へなレシピ!』ゲスト掲載
「たかの宗美スペシャル!!」では初登場とのこと。
それにしても山野先生が着ているシャツの柄が場面ごとに変わるのですが、「酢」、「SOY SAUCE(醤油)」ときたから「料理のさしすせそ」かと思ったらさいごは「Ketchup(ケチャップ)」ですか。新・三種の神器みたいな…(なにが「新」なのか俺)。

1本目>バジルペーストって、松の実を「つなぎ」にして伸ばすんだ?、と今更知った私です。しかし「乾燥剤」のパックを入れたままミキサーて…。あるある(笑)。私はB型の粗忽人間なのですが、似たような失敗あるなあと。でも当然、それは一から作り直しですよね?。
2本目「バッチリなんです」>なにがバッチリって、だんな様をりんりんクオリティに慣れさせることには、ということらしいです。だけど「ぬるいと感じた味噌汁はレンジでチン」はちょっと俺基準ではきつい(笑)。まあでもだんな様もそういうことには元来気にされないタイプのようにも感じるので(>以前竹書房のエッセイ4コマで描かれた『エラーメッセージの男』)、いいのかな?
3本目「魅惑の煮豚」>お肉をやわらかくする方法、全部いちどにやったらむしろ固くなった。そりゃあまあなりますよねきっと。2コマ目に書いてある内容だと、明らかに効能が相反してそうな内容もありますし。

4本目「やりきれません」・5本目「でも保存可能期間が不明」>ドライパセリ。そうそう、パセリって凄く成長が速いんですってね。私が知ったのは川原泉先生のまんがからですけども。仕上げにミソこしで粉砕(すり鉢も使えそうだ)っていうのが、なんか洋物食材っぽくないですけどね(笑)。でもたしかに、ドライパセリと青海苔は似てるなあ。「肉じゃがもイタリアン風味」って、どんなハイブリッド?
6本目「レシピ?」>「山野風お好み焼き」だそうですが、肉のかわりに松山あげ(愛媛県特産の日持ちがする油揚げだそうです。関東人には馴染みがまったくない…)で食感を、ちりめんじゃこでうまみを増すのが山野家流のようです。松山あげはなくとも、油揚げを入れるのは良いかも。ヘルシーですね。
22 2月

小笠原朋子先生作品の詰め合わせ

まんがタイムMYPALCOMICS 本当にあったここだけの話ピカピカ「O型自分の取扱書」(芳文社刊)
血液型がO型の漫画家さんがご自身のことについて描かれた作品と、他の血液型の漫画家さんから見たO型の人について描かれた作品とに別れているようで。

小笠原朋子『O型交遊録』
小笠原朋子先生の血液型はO型。ということで、ご自身のことについて描いた部分と、O型の小笠原先生から見た他の血液型の人との付き合い方について描かれた作品が主です。
でも、この作品を通して読んでみると、O型の人のことがさらによくわからなくなってくるような気がするのは私だけでしょうか?(笑)
なにせ、「自分優先」だけど「モメたくないから対人関係には気を使うので『八方美人』ととられ」、「仲良くなった相手には『どS』になる=対人関係に気を使わない?」。よくわからない…。
ですが、B型の私も基本マイペースだけど相手に合わせるほうが優先、なところがあったりしますから、そう考えると、血液型とは関係ないその人の性格に左右されている部分もあるような…? そうしたらこの本必要ないだろ?って話になってしまいますが(笑)。
小笠原先生と付き合いの多い血液型はB型の人、だそうです(群馬県在住のあの方も)。O型なご自身を「大ざっぱ」とおっしゃる小笠原先生とB型のマイペースぶりが上手く合うのでしょうか。
ところで、O型がご家族の80パーセントを占める小笠原先生のご実家の様子を見ていると、O型はオンとオフの切り替えがとても上手いのだと思います。時にその切り替え幅が大きすぎるときもあるようですが(笑)、他の血液型のひとと比べると、仕事でも学業でもバランスよく成功しやすいのではないでしょうか。A型の人のほうが成功するのかもしれないけれど、「常にオン」なイメージがあるので疲弊しやすいのではないか、とかそういう理由ですが。


レポートまんが in 「duet」3月号(集英社)
今回は小笠原朋子先生がTBS系ドラマ『RESCUE』の撮影現場イラストレポを描かれています。
このレポまんがは、毎回撮影中の休憩時間を切りとった作品が多いので、撮影に臨んでいる演者さんたちが差し入れなどを食べているところが多いのは仕様ですね(笑)。
そんな差し入れのポップコーンを、一個ひょいっと口に吸い込んで食べることが簡単にできる増田貴久くんと、できなかった中丸雄一くんのコントラスト。そして中丸くんの、消え入りそうな逆ギレぶり(やる前は余裕しゃくしゃくだったのに…)が笑いのツボです。
そんな演者さんたちも、オンとオフを瞬時の切り替えられるところはさすがです。


たかの宗美スペシャルVol.10(ぶんか社)
小笠原朋子『ニュースになりたい』
前回は、志津さんとミッキーが某ワールドでデートしちゃったりして、どうなるのかと思ったら、1話完結が基本線みたいですね。今回はそれとはまた別のお話。
「学校はたのしいよ!(休みの日は演技したくなかったな)」と、志津さん相手に「演技」してしまう将太くんです。でも、「演技」なんてしちゃううちは志津さんとの距離は縮まらないと思うぞ将太くん…。
学校ではなにげに敬遠されがちな将太くんなのです。チヤホヤされているがゆえに敬遠されてしまうというのは、リアルな社会でもよくある話です。打ち解けたくても打ち解けさせてくれない、というのでしょうか。
そんなときに打ち解けさせてくれるのが、「母ちゃん」ことななえさんです。やっぱりなというか(笑)。フランクというか「ファンキー&フランク」でフランキーといった感じです。喫茶店を持っている人だから、そういうところはお手のものだろうしなあと。将太くんを敬遠していた周りの子達も、ななえさんの術中にはまりますわねこれは(笑)。
ついでにななえさん若返ってるし!(数字上で・笑)

それと本筋と微妙に関係ないところですが。
そうですか。『ニュースになりたい』の世界はまゆりん(国民的アイドル)がいる世界と同じだったのか…。
そして今回は、いまだ名もないメガネっ子な、将太くんの同級生が良かったです。小笠原先生が自覚されているかはともかく、小笠原先生絵の、萌えのハイライトのひとつは「眼鏡っ子」だと思いますです、はい。


まんがタイムオリジナル2009年4月号(竹書房)
小笠原朋子『ゆなさなニッキ』最終回
単行本『おいしい日曜日ハート』は3月17日に
『ウチへ行こうよ!』は4月17日にそれぞれ発売

ということで、小笠原朋子先生の4コマ連載作品はひとまずひと段落ということになりました。

今回は最終回だけに全員集合か、と思ったらさにあらず。なにげに密室芸というか、佑奈ちゃんと佐奈ちゃんがねむる二段ベッドでのお話という、超狭い距離のエピソードです。
まず最初に思うのですが、佐奈ちゃん(おっきい)が二段ベッドの上段って思いきりきつくないのかと(笑)。小学生用のベッドで上段だと、底が抜けないかと。抜けたら佑奈ちゃん大惨事だな(笑)。
実際には上から落ちましたけれども(笑)。というか、たしかにそんな瞬間を目の当たりにしたらいくら冷静な佑奈ちゃんでもトラウマになるわな。
そして、上から落ちた佐奈ちゃんが見た夢が…。佑奈ちゃんがたくさん食べ過ぎておなかが破裂て、それどこのホラー作品ですか。というか媒図かずお先生のまんがでそんなのを読んだことがあったような。
それ以前に、佑奈ちゃんはそんなに大量に食べることがないだろうに。健康に気を使わない佐奈ちゃん(私の偏見です)じゃあるまいし。
しかし、冷静な佑奈ちゃんも、佐奈ちゃんが死んじゃうことを想像していたら涙が出るわけですね。佐奈ちゃんは別の想像をしたようですが(笑)。たしかに強い恐怖を感じたときには出る場合もあるけど(爆)…。

そして、そういえば…という感じなのですが、佑奈佐奈ちゃんも4月になれば中学生なのですねえ。この作品は4月になる前に終わってしまったけれど、4月になったら幸子さんも、そして、太田“宇宙と書いて”そらくんも、きっと4月になれば同じクラスになる。そういうものです。予定調和(笑)。
最後にひとコマだけ、5年後の佑奈佐奈ちゃんが描かれてますが、佑奈さんが大きくなるのもまた、予定調和ですわね(笑)。佐奈ちゃんもそんなムチャいうなよと。キモチはわかるけど(笑)。
6 8月

たかの宗美スペシャル!! Vol.7(ぶんか社)

小笠原朋子『ニュースになりたい!』
ミッキーこと幹本さんと一緒に帰宅した将太くん。迎える志津さんは、幹本さんをガン無視っすか(笑)。
さらに晩御飯を一日おきで食べにくるらしい幹本さんに不満タラタラだったりするのですが。あいかわらず、志津さんは幹本さんをどう思っているのか? 単純に、不快に思っているとも思えないんですけどね。過去のエピソードを思い返すと。
幹本さんもプライドが高いのでケンカになるけど、「ケンカするほど仲が良い」とも言いますから(笑)。
でも将太くんも幹本さんに遠慮がなくなってきましたね。幹本さんが晩御飯を食べにくる理由に、「(幹本さんに)友達いないからじゃ…」と挙げるなんて、ズケズケ言うじゃないか(笑)。志津さんがそばにいるようになって、志津さんから影響を受けるようになったのかなと。

さて、なんだかうれしそうな、将太くんのお母さん・ななえさん。どうしたかと思ったら、ななえさんが経営する喫茶店がタウン誌に載ることになったのだそうです。撮影に備え、エステの予約までするほどに舞い上がってます。
ななえさんが舞い上がる理由はもうひとつ。これまで、人気子役でもある将太くんの人気に支えられているように思われていたお店だったななえさんのお店ですが、今回の取材はななえさんのつくる料理が理由らしいから。
それがわかってすかさず、「ななえさん料理うまいですしねー」とお世辞、じゃない的確なコメントを言える幹本さんはさすが。うれしいななえさんも、幹本さんと一緒に舞い上がろうと盛り上がってますよ(笑)。

そんなななえさん、志津さんを店の奥に連れていってますがなにかあるみたいで。
幹本さんとふたりになった将太くん。やはり幹本さんには率直な気持ちが言えるらしい。要するに、「将太くんの人気に支えられているように思われている」ところが、将太くんの心に引っかかるようで。自分がいると、お母さんの料理が将太くんの「添え物」になってしまうのか、ということですね。
でもななえさんも、自分のお店のカレーに「将ちゃんカレー」とか名づけてる時点でたしかにどうなんだろう。幹本さんも「けっこう自業自得だろ…」とななえさんのネーミングにツッコんでますが。
でも幹本さんは、自分がななえさんのお店に来るのは居心地がいいからで、ななえさんの料理はなにを食べてもおいしいのだと、絶賛しています。幹本さんにとっては、お店にいる将太くんめあてのファン(でももちろんミッキーも好きなひと多し)が節度を守っているのも大きな理由のようです。それも含めて、「ななえさんの人柄」のおかげだ、とまた絶賛。ほんと、毎日のように ななえさんのお店に来ているみたいですね(笑)。
ともかく、将太くんの存在だけで流行っているお店じゃないんだぞと、そう思うのは将太くんのうぬぼれ過ぎてるところだぞと、幹本さんが大人なところを見せてます。
個人的には、この場面で幹本さんの言うことにうなずいている将太くんがかわいく感じますが。
しかし、幹本さんの言うことを聞いていた将太くんに大きな疑問(とヤキモチ?)が。あれだけケンカしている志津さんがいるのに、なぜ居心地良く感じて毎日のように通うのかと! それってやっぱり…? 幹本さんも気づいてないっぽいですが?

お店の奥から出てきた、ななえさんと志津さん。志津さんが髪型を変えて、ななえさんそっくりのワンピース姿に! かわいいですたしかに…。
「『美人姉妹のお店』っていわれたいの」と、志津さんのスタイルを変えた理由を語るななえさんですが。聞いた幹本くん、飲んでた水吹いたな(笑)。
幹本さんはどっちにツッコミを入れたかったのだろう…。ななえさんかなあやっぱり。吹いたあとのななえさんの驚愕ぶりをみると。なあに10歳以上歳の離れた姉妹だってどこにでもいるさ(追い打ち)。

結局、タウン誌には「カレーのおいしいお店」として載ったそうです。そりゃ何ヶ月もかかって完成させたカレーですものね。ネーミングは大丈夫だったんだろうか。


山田まりお『しげきっくす』
1本目>日焼け止め。しげきくん、お尻まで出して日焼け止めを塗らせるって、どこの夏の風物詩だ(笑)。柱のアオリ・「5歳にしてこのイロケ!!」って、ねーよ!(笑)
2本目>無防備。たいていの人は、おしりは無防備だと思う。
3本目>あさりなめんなー!(笑) 
5本目>ウニ。剥き身のウニを踏むのは、「もったいない」と、「感触がきもちわるい」という二つの理由で嫌です…。
7本目>せめて、かわりに飲み干すぐらいにしとけば…。

7 6月

まんがタウン2008年7月号(双葉社)

どういう形で書くべきか迷ったのですが、のちほど「モチーフ」として使わせていただく前に、まずは吐き出させていただきます。

師走冬子『花やか梅ちゃん』

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3 6月

まんが4コマKINGSぱれっと2008年7月号(一迅社)

湖西晶『ソーダ村のソーダさん。』
左右田家の朝は、いつも変わらず朝食から、ってきょうはおかずが、少ない。
しかし、そんなときに果子さんではなく沙和さんからおかずをとりあげるなつめ様って何様!? って左右田神社のご当主さまです。はい。
でもそんな光景を目の当たりにして「ひどい…!」とか思いつつも、ガツガツ食べているのは果子さん。心とおなかは別ですか?(笑)

なぜなつめさんはただひとりの親類である沙和さんに冷たいのか? その理由を知りたい果子さんは高原さんに尋ねてみるのですが、これはうまくはぐらかされたのかな? しかし、取りあったチョコレートをあげてはぐらかすのではなく、チョコレートを自分のものにしたことではぐらかしちゃう高原さんはなにげにキレ者ですね。
若さをたてに、甘いものは私のもの、と主張する果子さんですが…、高原さんにとっては地雷だったようです。しまいにゃフォローしてるつもりかなんだかわからないけど、「全然若いですよ! とても34歳には見えな(略)」とまで言っちゃってさらに地雷を爆発させている果子さんです。むしろ俺的には34歳大歓迎なんですが(でも本人にそういうこと言うと怒られたりするんだよね…)。

書きだしがまとまったところで続きはのちほど
29 5月

たかの宗美スペシャル!! Vol.6(ぶんか社)

小笠原朋子『ニュースになりたい!』
きょうはななえさんの喫茶店の給料日。そして売れっ子の子役・将太くんにおこづかいが渡される日でもあるようです。ふたりいっしょに、志津さんにはお給料、将太くんにはおこづかいがそれぞれ渡されるというのもめずらしいような気がします。お店がオフィシャルの世界で、将太くんのことは三上家のプライベート、という区分けが私の中にあったのかも。
とはいっても、売れっ子の将太くんの存在がお店の集客に役立っている側面があるのでそうまっぷたつに区分けできるものでもないのでしょう。
志津さんはお給料を受け取って感謝しているようす。将太くんもおこづかいをもらってホクホク、とはいかないようです。おこづかいが少ないと思っているようなのですが…、その理由はまた後から出てきます。

さてななえさんにその不満をぶつけたい将太くん。そこにお母さんが新しいエプロンを買ってきていたものだから、「火に油」のようです。そういえばそのエプロン、どこかで見るようなデザインですが…、これもまた後で。
将太くんが、少ないと思っているおこづかいを上げるためには、おこづかいの値上げを要求するほかありません。でもそんな要求にもななえさんは、めずらしく厳しい表情で「ダメ」のひとことで却下です。おこづかいの額ををむだに上げると、「マコーレー・カルキンみたいになっ」ちゃうと本気でビビっているのか、それとも将太くんに脅しをかけているのか、ななえさんは(笑)。たかが千円されど千円。
ここでちょっと横道。ここを読んでマコーレー・カルキンのことをググって見たのですが。『ホーム・アローン』からはや十数年、今の彼は典型的な「転落した、元・子役」の姿なんですねえ…。知りませんでした。日本でも、むかしは有名な子役だったひとがお金で身を持ち崩して転落する、なんてことは枚挙に暇がなかったりします。
将太くんがマコーレー・カルキンのことを知っているのは、きっと『ホームアローン』でも観て役者の勉強もしていたのでしょうね(笑)。

ななえさんは、将太くんが働いて得たギャラをちゃんと貯金して、大人になった将太くんにちゃんと渡すといっています。すくなくとも、そう言うななえさんの言葉に嘘はなさそうですし、目も将太くんを真剣にみています。
「お母ちゃんお金には厳しいよ!」というななえさんですが、喫茶店の経営者としての顔、そして将太くんの親としての顔、その両方の意味でちゃんと見ている、考えている、ってことなのだと思うのです。だから志津さんもそんなななえさんに、よく言ったという言葉の代わりに拍手。

ところでその、将太くんがおこづかいの額を上げたかった理由とは、志津さんの誕生日プレゼントのためだったのですね。志津さんの誕生日を知った理由が携帯のメールアドレス、っていうところが時代です…。というか、19歳の志津さんが携帯を買ったのは今回が初めてだなんて、やはり志津さんは浮世離れした女性ですね。しかし、メアドを「名前+誕生日」にするという付け方も普通なのかな?
でも誕生日を直前に知ったから所持金が2000円しかない、と。ううむ。
2000円で買えるもので、できるだけ良いものを買ってプレゼントすることに苦心するのではなく、お金をできるだけたくさんもってプレゼントを買いたい、という考え方になっちゃうのもまだまだ若い(ていうか11歳)将太くんなら普通なのかなと。
でも、ミッキーこと幹本さんが楽屋に挨拶に来てもどんより真っ暗な将太くんなんです。暗い、暗すぎます。将太くんのいる楽屋全体をどんよりさせているほど悩む将太くんです。単刀直入に「お金が欲しい…」という将太くんも怖すぎです(笑)。
仔細を聞いた幹本さん。プレゼントする相手は生意気なウエートレスなのか? とこちらもなにかビビってますが。素直じゃない、のかな? でも幹本さんの脳裏に浮かぶ志津さんのすがたには「天敵」とあって。うーん。すなおも何も、幹本さんにはやはりまだそりが合わない相手なのかな志津さんは?

「お金欲しいお金欲しい」という将太くんを止める幹本さん。お金を持ってそうな「変なおじさん」というのは怖いなぁ。「変なおばさん」でもじゅうぶん怖いけども。
将太くんに、「心は金じゃ買えないから」と諭す幹本さん。いいこと言う! と思ったのですがなぜか目が死んでる(笑)。幹本さん的には微妙なんだなこの言葉。自分がもらう物は高いものを、というふたりもいっそ正直でいいと思います(笑)。

志津さんの誕生日当日。そこには、ちゃんと2000円で買えたであろう物をプレゼントする将太くんの姿が。そばには幹本さんも。誰にあげるかバレバレだ(笑)。
私は、将太くんがそのストラップというものを選んだセンスも、ストラップのデザインを見る目もいいと思いますよ。なにより携帯を買った人にあげるものですものね。
でも志津さんは「少ないおこづかいから本当にありがとう」と将太くんの頭をナデナデ。いい品物をくれたことがうれしいんじゃない、少ないおこづかいをやりくりしてプレゼントをくれたことがうれしいのでしょうか。ううむ将太くんにしてみれば微妙なのか…。

そしてななえさんが幹本さんにみせる新しいエプロン姿は、メイドエプロン風かいっ(笑)。メイド風の姿に合うエプロンだったんですね。やれやれまったく(笑)。
9 5月

まんが4コマKINGSぱれっと2008年6月号(一迅社)

湖西晶『ソーダ村のソーダさん。』
1本目>高原さんのつくる美味しいごはんを、果子さんはモリモリ食べているようです。ていうか4杯目ってのは居候の立場でなくても食べすぎだろう。居候という意味でも健康という意味でも、古浦自重(笑)。
そして、今回のなつめさんはことわざを間違えません。でもその裏で果子さんは葛藤していました。この神社が、そしてなつめさんたちがどうなるのかを伝えるべきなのかと。
2本目>「働かざる者食うべからず」なら、「食べた者は働くべし」なわけで。前回同様雪かきに精を出す果子さんです。雪をもろに被っている斎田さんですが、文句を言う以前に、下ろされた雪の下にいるあんたが悪いよ(笑)。
品のないことを教えてるのは果子さんが勤める雑誌の編集長さん。この辺はいろいろな向きがあると思います。かけるのが好きな人、かけられるところを見るのが好きな人、いろいろです。ですが、「かけるのはともかく、かけられるのは」、って斎田さん? いやあ、その向きは想定してませんでした(笑)。男がかけられるのは…、BL?
3本目>斎田さんが警察官である以前に、誰がやっても犯すのは悪いことですよね? ていうか斎田さん、役どころを変えてもやりたいことは変わってねえのか?(笑)

4-6本目・15本目>果子さんが未来から来たなんて信じていない斎田さん。果子さんの家を探すために、果子さんから連絡先を聞き出そうとしています。
「そこ(果子さんの家)に14歳のアンタがいたら(果子さんが未来から来たことを)信じ」ると斎田さんは言っていますが、そんな斎田さんの疑問を吹き飛ばすようなことを果子さんが言いだすのです。
「連絡できる身内はもういません! 私もいまは意識不明!」、「…どうせなら(未来から着く時期が)もうちょっと過去ならよかったのに」。
…斎田さんでなくても、「は!?」、と言いたくなりますわね。要するに、4年前の果子さんは何らかの事故か事件に巻き込まれて意識不明だったと。身内のひと(おそらく果子さんのご両親&いたなら兄弟姉妹)も同じ出来事に巻き込まれて亡くなったのでしょうね。でもその出来事があったのはさらに前で、もう過去を直すことはできないと。
ということは、果子さんも左右田神社の人々と同じような立場にいたということなのか。だからこそ今回のラスト・15本目で、「私みたいな目には誰もあわせたくない」と果子さんが決意しているのです。

7-10本目>左右田神社の人々を死なせたくはない、だけど過去を改変することは危険なのではないか(「タイムパラドックス」ですね)。ということで葛藤する果子さんのもとに再び現れたD(ディートリンデ)・ペッパー。前回の果子さんの自己紹介が寒空の下だったので、ペッパーさんは果子さんを「ぺっぷし」と呼んでおります。ペプシではない、コカコーラです彼女は(笑)。
でも果子さんは果子さんで、勝手に「ペパちん」なんてあだ名をつけてますから(笑)おあいこでしょうか。
そのペパちん。葛藤する果子さんに、時が来れば元に帰れるし、火事を防いでも防がなくても果子さんには何の影響もないと助言します。それを聞いた果子さんは即決します。火事を防ぐと。
いやこれは意外でした。「過去をやり直す」系読み物の定番パターンなら、火事を防ぐような行動をとれば不都合が生じてしまうことが多いと思います。
たとえば、火事を防げても果子さんが消滅するとか、火事を防いだらその代わりに別のアクシデントが起きてトータルでプラスマイナスゼロになるとか。そういうことが起きないとわかっていたら、普通は火事を防ごうと思うでしょう。逆に、そういう定番に行かないぶん、難しい選択にもなるような。

11-14本目>5本目と6本目で果子さんが怒りに任せて斎田さんにぶっかけた雪のせいで、斎田さんは冷凍人間になりました。って、どんな冷凍庫だよ左右田村。
でもただでは起きない斎田さんです。沙和さんに人肌で暖めてくれと…、やるのかやらないのかこのふたり。
まあそれはともかく? 頭も冷えたらしい斎田さんは、困っている果子さんを追い込むような真似はしないように気持ちを切り替えたようです。
しかし、「キャー」とか沙和さんが言っているんだけども、ほんとにやってるのかやってないのか。

14-15本目>ペパちんが果子さんに出した、神社の人たちを救う条件とは。ひとつ、「未来のことは誰にも何ひとつ教えないこと」。これは難しいですね。明かせないがための葛藤が、これからのこの作品の盛り上がる「鍵」になるのでしょうか?
もうひとつの条件が「(できれば)なつめちゃんと仲良くすること」だそうです。こちらは難しいのか難しくないのか、これは果子さん次第でもあり、なによりなつめちゃん次第なんですよね…。相変わらず果子さんを奴隷のようにこき使うなつめちゃんだし。
そしてテレビのニュースで流れた事件。その火事が、果子さんの人生をめちゃめちゃにした「出来事」だったのでしょうね。しかし、よくわからない単語が入っているように思うのですが、こちらも謎のようです。

つづく作品ものちほど
30 3月

たかの宗美スペシャル!!Vol.5(ぶんか社)

小笠原朋子『ニュースになりたい!』
将太くん(11)は恋をした。恋心の行く先は志津さん(19)。前回のいきさつを考えたら、志津さんに恋しないはずがないでしょうね。
そんな将太くん。主役のドラマまである売れっ子の子役ですが、役で履いている半ズボンが恥ずかしいのか。でもそれが好き、っていう趣味の方もチラホラいるみたいだからいいんじゃないかと(笑)。

ミッキーことアイドルの幹本慎二さんが前回に続いて再登場したのですが、二度目の登場があるとは思いませんでした。前回が、あまりにも志津さんのかませ犬っぽかったですから。志津さんがアルバイトしている喫茶店の店長・ななえさん(将太くんのお母さん)と意気投合したらしいですが、やっぱり前回ななえさんに食われたんじゃなかろうかと(いろんな意味で)。
そんなミッキー。このひとって、わりと人間不信だと思います。お店にいる将太くんファンの女性たちがミッキーと知って騒いていても突き放してる感じだし。まあ人間不信というとちょっと深刻ですけど、人気商売に疲れているところはあるのかも。子役出身で、一時は人気を失って辛酸をなめた時代もあるようですから。
で、意気投合って? と思ったら、やっぱりななえさんが仕込んでたのか。わざわざミッキー専用のコーヒー券(切り離せるようにミシン線入り)までつくるのは、マメというかやり過ぎでしょう(笑)。
それでもってミッキーは、将太くんの「子役としての」人気に、いい気になるなと、言外で言っていたりします。「いい気になるな」というのは、別にヤキモチとか捨てゼリフとかじゃなくて、子役のときにいい気になっていたら成長したとたんに人気がなくなって辛酸をなめた自分とダブるからのようです。前回の、チャラい感じのキャラとはうって変わって、いい先輩キャラ(将太くんの、事務所の先輩でもある)じゃないかと。

しかしこれは、小笠原朋子先生がわざとやっているのかどうかわからないけれど、いろいろな読み方ができるというか、読み方に幅を付けられるストーリーになっていると思います。とくに最終ページを読むと。
オーソドックスには、前回ミッキーが志津さんと出会い、志津さんの自分に素直すぎる(笑)正しいもの言いで精神的にぶちのめされて、人間不信&ひねくれた心を直した、と読むのがひとつ。
なのですが、志津さんに「将太くんを心配してるの?」と聞かれて、赤くなって否定するミッキー(男のツンデレ…)と、ななえさんの「私が目当てじゃなかったんだ…」というセリフを見ていると、ミッキーも志津さんを好きになったのか? とも思えるし(柱のアオリとみるとそれもあるっぽいですが)。
書いていいかどうか分からないけど、ミッキーと将太くんにもなにかあるのか? とかなんて読めたりもします(でも「将太見てるとイライラする」ってのはある意味フラグだよな【何のフラグだ】・笑)。
ともかく、志津さんはミッキーを見直したようです。将太くんも気が気でない日々が続くんだろうな…。
でも志津さんとミッキーも、似合いそうなふたりだものなぁ。読んでいてこれは困る。志津さんと将太くんも、どちらのふたりも応援したくなります。

樹るう『漫画描きと猫♪』ゲスト掲載>実録『ポヨポヨ観察日記』って感じではある。猫のタイプは違うけど。
2本目・樹るう先生の愛猫・ムーくん。生まれたての子猫の時期で「ブサイク」ってのは、かなり厳しい境遇ですよね…。
3本目・樹先生のお母様。猫が苦手だったらしいですが、「食わず嫌い」だったのでしょうかね? いやでも近づいてみたら意外に好きになるっていうのもありますよね。
4本目・これは猫好きにしかわからない感覚なのかも。犬は室内犬でもヒザの上でじっとしてくれるなんてことないもんなぁ。
5本目・男の歌姫もいるって、それ全然別の漫画の話か(笑)。
8本目・モリモリ成長したらしいムーくん。「大きくしすぎました」って、何キロと具体的に書かれていないのは、樹先生流の情けなのでしょうか。
11本目・ムーくんダイエット嫌い? まあダイエットが好きな生き物っていませんよね…。

佐藤ゆうこ『ぬくもりさん』ゲスト掲載>佐藤ゆうこ先生とそのお父様のおはなし。佐藤先生はネタに事欠かない良いご家族をお持ちで幸せだと思います。
1本目・出納帳をこまめに付けるお父様。ていうか会計事務所から褒められるこまめさって凄すぎです。
2本目・「おごる」と言われてど派手に驚く。お父様流の気遣いなんだろうか。
4・5本目・パスタの種類。ああでも、そんな専門知識的に細かく書かれてしまうと理解できん、というのはわかりますね。
8・9本目・ネーミングセンスが秀逸?なお父様。ある意味、見たまんまじゃん!? とも言えますけどね。
10本目・でもうなぎ屋さんの娘さんが「フナちゃん」ってのはすごいセンスです。おなじ水棲生物ですけどねえ。

たかの宗美『マイベル!』>「幻の未発表作品」ということは、まだ若手時代の作品なのか。ストック用に描かれて掲載されなかったとか?
キャラクターデザインが安定しているというか、いじわるな言い方をすれば固定化している現在の作品と違って、わりと不安定ではあるのですが、ネタの膨らませ方と面白さは変わらないですね。キャラデザインも、不安定ながら味があって、良いと思うのです。
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※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
非リア充集団がクラスメイトを女装させて彼女にしてみた|2012.11.26発売 パンなキッス3巻9/22発売!
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