小笠原朋子『とびだせニッポン!』
この連載、タイトルがコミックスと同じ、『とびだせ?』で統一されそうな勢いですが、旅行記以外のネタが載らなくなるのもそれはそれでさびしいと思う、ぜいたく…。
この雑誌での小笠原先生は、旅行記ネタがいちばん人気があるのだろうから(コミックスになったわけですし)、当然と言えばもちろんそうなのですけど。
今回は、インドネシア・ビンタン島リゾートレポート with師走冬子先生です。
旅立ちの直前に、オレ子(師走先生愛用のスーツケース)が負傷。これまでも「嵐のような旅立ち」ばかりだった小笠原先生と師走先生ですが。やはり今回も平穏な旅立ちはできませんでした。またしても無事には始まらない、小笠原朋子先生と師走先生のふたり旅だ!
最初読んだときには、「師走先生、どんだけばか力で鍵を回したんだ…」と思ったのですが、考えてみれば、師走先生ご愛用のオレ子さん、とうぜん鍵も頻繁に開け閉めされるわけで。頻繁な使用による鍵の劣化なんだろうなと。
そんな「オレ子騒動」に小笠原先生曰く、「旅行記の1ページ目は決まった」と。作品のためなら鬼になりますね、小笠原先生(笑)。
疲れたからだをゆったりさせてのんびりするために、ビンタン島のスパがあるホテルを選ばれたおふたり。だから、スパには毎日行かれるのだそうです。
当然のように「毎日ですよ?」とこたえる師走先生が(笑)。ふつうのツアーなら、一回の旅行で一回スパに行けばいいほうなのですよね?
アジアンリゾートだから金髪女性はいないよね、と高を括っていた?小笠原先生ですが。あまいです。いるんですねえ、ここにも金髪美人が。
そうなれば、小笠原先生の旅行記を愛読される方ならご承知のはず。金髪美人ウォッチャー・師走先生の金髪美人センサーが作動するわけですよ!
その様子を見る小笠原先生のつぶやきが、思わず笑いのツボに入るなあと。
ビンタン島はオーストラリアからのお客さんが多いそうですが、そういえば日本よりもオーストラリアのほうが近いのかも?
お目当てのスパ。毎日行っていたら受付のイケメンさんも「また来たんですか?」ぐらいの感じだったみたいですが、やっぱり毎日来るものでもないのか(笑)。
でも毎日行かれたおかげですっかりリフレッシュされて、おふたりともツヤツヤに。まちがいなくスパの効果はあるのですね。
ビーチでも遊んでるわけですが、って海で遊んでるはずのに飛んでます(笑)。なんで、係りの人が「泳げるか」と念押ししてるのかと思ったら。
バナナボートって、そんな風に遊ぶものでしたっけ? ビンタン島のバナナボートは遊びじゃない!(笑)
飛んでる小笠原先生と師走先生、そんなおふたりを描いた画は、妙に味があります。
その「ホテル」しかないところなので、旅行の間ずっとホテルに滞在していた小笠原先生と師走先生。そのホテルのカフェで出会ったイベス(ibeth)さん。
日本のマンガが大好き(某・頭脳は高校生、カラダは少年な探偵のマンガがお好きなそうで)とのことで、おふたりとすぐ仲良くなられたようです。
やはりそういう「きっかけになるもの」があると、外国の人ともすぐ交流できそうですし、話をしていても楽しいですよね。
そんないい島だったんですね、ビンタン島。ただ一点をのぞいて。それは陽射し。それにしても、師走先生の頭皮がえらいことになっていたのは小笠原先生の日記等でも明らかになっていましたが(ていうか、帰国早々のネタがそれですか、という【笑】)、小笠原先生の方がそれ以上にやばい事になっていたのでは…?
昨年のニューヨーク旅行の際も、炎天下に日中ずーっとおられた小笠原先生の頭皮がむけた! というネタ(コミックス『とびだせニッポン!』(秋田書店刊)参照)がありましたが、その状態を越えています。
おそらく、頭皮が水ぶくれになったのだと思いますが、日焼けで熱傷度2度相当(だったかと)のやけどになる陽射しって…。ちょっとこわいです。
強い陽射しのビンタン島では、帽子ぐらいはかぶった方がよろしいかと。
まあでも、旅立つ前はお疲れだったようですから、この旅でリフレッシュされて本当によかったと思います。
宮原るり『ときめき欲しい症候群』
「恋に恋する」を通り越し、「失恋にすら恋する」のが、ときめき欲しい症候群なのだそうです。
前回の怪談ばなし編と同様に、宮原るり先生がご自分とその身の回りの方々の失恋経験を描いておられます。
「でもそれって、多数に当てはまるとは思えないんですけど?」的なネタも多々あるわけですが。むしろそこが狙いなのですねきっと。
とりあえず、宮原先生はいつでもおちゃめな心の持ち主なのは、よくわかりました(笑)。
宮原先生のお姉様の、「失恋して熱唱」というネタは「ドキュメント女ののど自慢」じゃないんだから…。という感じで。
もちろんぜんぜん、カラッとした流れなんですけれども。すくなくとも、失恋して動揺してるとか、そういう様子は見られないですよね、そのカラオケからは。
そして宮原先生は、失恋したときは失恋の世界に浸る、引きずる、とのこと。
前号の怪談ばなしでの、ナウシカの歌(幼いナウシカのモノローグで流れる歌ですね)に入り込んでしまう少女時代の宮原先生といい、自分の世界に深く入り込まれるところがあるのですね宮原先生は。浸りこんでいる自分が周りからどう思われているかは別なのです。それは当然。
しかし、失恋して、天気にやつ当たりするのもどうなんでしょうか…。
おおた綾乃『涙はココにおいてゆけ!!』
1本目>いやあ、画的にはじつにいい…。しかし、男性から怖れられるような巨乳って、どんなですか。
こじつけっぽく考えてみると、胸を目当てに彼女に近づいてるんじゃないか? という男性側の罪悪感が、彼女の乳に怖れる理由のような気もします。
2本目>1年で9回の失恋なんて無理! 身が(というより心が)もたん…。
4本目>要するに、失恋しないかぎりその女性に幸せは来ないと。魅力的な女性だったら、逆に別れられなくて難儀するんだなあ。
男は男で、ぜったい彼女のことを捕まえられないのか…。その女性にに惚れた男のほうもミジメだなあ。
6本目>いやネット中継だったら、「すれ違う」のはおかしくなくね? 回線の状況で。そういう問題じゃないのか?
7本目>じつは、男のほうは手練手管しだいでおいしいシチュエーションだったかも…。って、こんなこと考えちゃダメですか?
8本目>魅力的な彼。だからこそ、恋敵は意外なところからあらわれると。文字通り「箱入り」にしておかないとうまくいかないんじゃねえかと…?
続く作品ものちほど
この連載、タイトルがコミックスと同じ、『とびだせ?』で統一されそうな勢いですが、旅行記以外のネタが載らなくなるのもそれはそれでさびしいと思う、ぜいたく…。
この雑誌での小笠原先生は、旅行記ネタがいちばん人気があるのだろうから(コミックスになったわけですし)、当然と言えばもちろんそうなのですけど。
今回は、インドネシア・ビンタン島リゾートレポート with師走冬子先生です。
旅立ちの直前に、オレ子(師走先生愛用のスーツケース)が負傷。これまでも「嵐のような旅立ち」ばかりだった小笠原先生と師走先生ですが。やはり今回も平穏な旅立ちはできませんでした。またしても無事には始まらない、小笠原朋子先生と師走先生のふたり旅だ!
最初読んだときには、「師走先生、どんだけばか力で鍵を回したんだ…」と思ったのですが、考えてみれば、師走先生ご愛用のオレ子さん、とうぜん鍵も頻繁に開け閉めされるわけで。頻繁な使用による鍵の劣化なんだろうなと。
そんな「オレ子騒動」に小笠原先生曰く、「旅行記の1ページ目は決まった」と。作品のためなら鬼になりますね、小笠原先生(笑)。
疲れたからだをゆったりさせてのんびりするために、ビンタン島のスパがあるホテルを選ばれたおふたり。だから、スパには毎日行かれるのだそうです。
当然のように「毎日ですよ?」とこたえる師走先生が(笑)。ふつうのツアーなら、一回の旅行で一回スパに行けばいいほうなのですよね?
アジアンリゾートだから金髪女性はいないよね、と高を括っていた?小笠原先生ですが。あまいです。いるんですねえ、ここにも金髪美人が。
そうなれば、小笠原先生の旅行記を愛読される方ならご承知のはず。金髪美人ウォッチャー・師走先生の金髪美人センサーが作動するわけですよ!
その様子を見る小笠原先生のつぶやきが、思わず笑いのツボに入るなあと。
ビンタン島はオーストラリアからのお客さんが多いそうですが、そういえば日本よりもオーストラリアのほうが近いのかも?
お目当てのスパ。毎日行っていたら受付のイケメンさんも「また来たんですか?」ぐらいの感じだったみたいですが、やっぱり毎日来るものでもないのか(笑)。
でも毎日行かれたおかげですっかりリフレッシュされて、おふたりともツヤツヤに。まちがいなくスパの効果はあるのですね。
ビーチでも遊んでるわけですが、って海で遊んでるはずのに飛んでます(笑)。なんで、係りの人が「泳げるか」と念押ししてるのかと思ったら。
バナナボートって、そんな風に遊ぶものでしたっけ? ビンタン島のバナナボートは遊びじゃない!(笑)
飛んでる小笠原先生と師走先生、そんなおふたりを描いた画は、妙に味があります。
その「ホテル」しかないところなので、旅行の間ずっとホテルに滞在していた小笠原先生と師走先生。そのホテルのカフェで出会ったイベス(ibeth)さん。
日本のマンガが大好き(某・頭脳は高校生、カラダは少年な探偵のマンガがお好きなそうで)とのことで、おふたりとすぐ仲良くなられたようです。
やはりそういう「きっかけになるもの」があると、外国の人ともすぐ交流できそうですし、話をしていても楽しいですよね。
そんないい島だったんですね、ビンタン島。ただ一点をのぞいて。それは陽射し。それにしても、師走先生の頭皮がえらいことになっていたのは小笠原先生の日記等でも明らかになっていましたが(ていうか、帰国早々のネタがそれですか、という【笑】)、小笠原先生の方がそれ以上にやばい事になっていたのでは…?
昨年のニューヨーク旅行の際も、炎天下に日中ずーっとおられた小笠原先生の頭皮がむけた! というネタ(コミックス『とびだせニッポン!』(秋田書店刊)参照)がありましたが、その状態を越えています。
おそらく、頭皮が水ぶくれになったのだと思いますが、日焼けで熱傷度2度相当(だったかと)のやけどになる陽射しって…。ちょっとこわいです。
強い陽射しのビンタン島では、帽子ぐらいはかぶった方がよろしいかと。
まあでも、旅立つ前はお疲れだったようですから、この旅でリフレッシュされて本当によかったと思います。
宮原るり『ときめき欲しい症候群』
「恋に恋する」を通り越し、「失恋にすら恋する」のが、ときめき欲しい症候群なのだそうです。
前回の怪談ばなし編と同様に、宮原るり先生がご自分とその身の回りの方々の失恋経験を描いておられます。
「でもそれって、多数に当てはまるとは思えないんですけど?」的なネタも多々あるわけですが。むしろそこが狙いなのですねきっと。
とりあえず、宮原先生はいつでもおちゃめな心の持ち主なのは、よくわかりました(笑)。
宮原先生のお姉様の、「失恋して熱唱」というネタは「ドキュメント女ののど自慢」じゃないんだから…。という感じで。
もちろんぜんぜん、カラッとした流れなんですけれども。すくなくとも、失恋して動揺してるとか、そういう様子は見られないですよね、そのカラオケからは。
そして宮原先生は、失恋したときは失恋の世界に浸る、引きずる、とのこと。
前号の怪談ばなしでの、ナウシカの歌(幼いナウシカのモノローグで流れる歌ですね)に入り込んでしまう少女時代の宮原先生といい、自分の世界に深く入り込まれるところがあるのですね宮原先生は。浸りこんでいる自分が周りからどう思われているかは別なのです。それは当然。
しかし、失恋して、天気にやつ当たりするのもどうなんでしょうか…。
おおた綾乃『涙はココにおいてゆけ!!』
1本目>いやあ、画的にはじつにいい…。しかし、男性から怖れられるような巨乳って、どんなですか。
こじつけっぽく考えてみると、胸を目当てに彼女に近づいてるんじゃないか? という男性側の罪悪感が、彼女の乳に怖れる理由のような気もします。
2本目>1年で9回の失恋なんて無理! 身が(というより心が)もたん…。
4本目>要するに、失恋しないかぎりその女性に幸せは来ないと。魅力的な女性だったら、逆に別れられなくて難儀するんだなあ。
男は男で、ぜったい彼女のことを捕まえられないのか…。その女性にに惚れた男のほうもミジメだなあ。
6本目>いやネット中継だったら、「すれ違う」のはおかしくなくね? 回線の状況で。そういう問題じゃないのか?
7本目>じつは、男のほうは手練手管しだいでおいしいシチュエーションだったかも…。って、こんなこと考えちゃダメですか?
8本目>魅力的な彼。だからこそ、恋敵は意外なところからあらわれると。文字通り「箱入り」にしておかないとうまくいかないんじゃねえかと…?
続く作品ものちほど