今月3つ目のサイン会。今月はじめの小坂俊史先生(3年ぶり)・安田まさえ先生(初サイン会)とはかわって、こちらは4コマ漫画家さんとしては頻繁なペースでサイン会を開催してくださっている(とはいえほぼ年イチペースぐらいですが)、こいずみまり先生のサイン会です。
でも今回サイン会を主催する出版社は芳文社。こいずみまり先生・初の芳文社での単行本『横浜物語(1)』の刊行記念サイン会でした。 

参加券の予約は電話で楽勝だったのですが、告知が微妙にあちこちでズレていた感じでしょうか。
有隣堂戸塚モディ店では昨年、なぐも。先生が『ラジオでGO!(3)』(芳文社刊)のサイン会をされていたのが記憶に新しいところ。このお店での4コマ漫画家さんのサイン会はこれで2回目でしょうか。
戸塚は湘南新宿ライン沿線ですので、池袋から電車一本でこられるのもいいところです(電車賃高いけど笑)。

ちょうど整列開始直後ぐらいの時間に到着したので、もう前に人が並んでいる状態でしたが、雰囲気のいいお店なので、それほど並ぶのも面倒ではなく。
そのうちに、芳文社のサイン会ではいつもお見かけする芳文社の方が、こいずみまり先生お手製のペーパー、というには大きい「横浜物語しんぶん」を配られたり、このようなアンケートを配られる芳文社の方がいたりと、

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並ぶことに飽きさせることもなくサイン会は進みました。

きょうのこいずみまり先生は、チャイナ服に網タイツでした。でもサイン会は座りっぱなしだからタイツはほとんど見えないんですよね(笑)。
そして、40分ほどで私の番に。
挨拶をして、ハンドルネームを宛書にしていたのですがそれを確認して、「ボヤージさん。あ、それじゃフランス語読みか」と、こいずみまり先生。
Twitterのほうはフランス語読みをアカウントにしてるんですけどね。と私が言うと、「あー、Twitterはなかなかはじめられないんですよね…」と、図らずもTwitterの話に。
じつはもうTwitterをされていない4コマ漫画家さんも少数派になっていたので、こいずみまり先生に関しても気にはなっていたのですが、「Web系にあまり強くないから」的な理由だったようです。
Twitterの場合、こいずみまり先生だと漫画家さんだけフォローしても人数がかなりな数(掲載誌・作品多いですから)になりそうで、タイムラインを読むだけでも大変なような気もします。他社作品ですけど、『ねこまんが』でのこいずみまり先生を見るにつけ(笑)。
まあ今となっては、あえてはじめないのもひとつの道なようにも思います。

さて、『横浜物語』は、こいずみまり先生ご本人もペーパーで「久しぶりのストーリー4コマ」と書かれていますが、『ジンクホワイト』などの作品があるように、 こいずみまり先生はストーリー4コマの名手でもあります。
『横浜物語』はその定評あるストーリーテリングに、こいずみまり先生の4コマ作品らしいシュールな笑いを呼び込む力が加わって良作になっていると感じます。

そういえばこの作品で登場するキャラクターはごく少ないのに、名前も知れない「お隣さん」というヒロインキャラが作中でさまざまなキャラクターに着替えているところも面白いです。私は、描いていただくキャラのリクエストにOL姿の詰めた髪に眼鏡なお隣さんを選んだのですが、ツインテや巻き髪、ストレートロングなど、さまざまなキャラクターを演じているというのかなんというのか。ツインテのお隣さんはちょっとやんちゃ(子どもっぽい感じもしますが…)でかわいいですし、こちらとOL姿と、どちらを選ぶか迷ったものです。

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 サイン会を開催してくださったこいずみまり先生、芳文社さん、そして有隣堂戸塚モディ店さん。本当にありがとうございます。