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日記といふもの

日々どうでもいいことを書き連ねて「いきたい」日記帳です。 最近はTwitterに逃避しがち。良ければそちらもよろしくです。

4 9月

C76で買った同人誌を読んでみた(2)

短期集中連載コーナー。遅々として、2回目です。
今回は、まんがタイムきららなどに関係あるご本から何点か。

『INTERMISSION3 夏の番外地-』(成人向け)「NOI-GREN」
まんがタイムきららキャラットにて『CIRCLEさーくる』を連載されている榊さんのご本。こちらのサークルさんは、私が書店委託に頼らずコミケ当日にスペースまで必ず買いに行くことを決めているサークルさんのひとつ。今回は近くて助かりました…。
さて今回のご本は、いつもとはちょっと違う明るめの作品。夏真っ盛りな異次元世界の管理人を務める女の子が、とても可愛いのです。
それにしても榊さんの描く女性キャラは、同人誌作品でも商業作品でも、読者のフェティシズムをとても強くかきたてるものがあります。胸とか下半身とか。今回はその部分がより強くなっているように感じられました。
また、管理人の女の子が主人公の男性に対して無邪気に接しているのか、あるいはそうではないのか、読んでいてわからなくなってくるところもまた、この作品の魅力を増しているようです。

『ペルソナよんのほん2』「なぐもカレー部」
榊さんと同じく、まんがタイムきららキャラットにて『ラジオでGO!』を連載されているなぐも。さんのご本。
『ラジオでGO!』もそうなのですが、なぐも。さんの作品は、各キャラクター同士の接近を伴う甘い緊張感(仕事における戦友的感情・友情・恋愛etc.)があると、その作風の魅力がより高まるような。
今回の作品はそういうところでの、なぐも。さんが描く作品の魅力がたいへんはっきりと伝わってくるように思います。はっきりしたものではないのだけど、読んでいて感じる高揚感というか、やはり甘い感じのふわふわしたような感覚がいいよな、と。
そして今回は、ゲストに蕃納葱さんが。イラストなのですけれども、やっぱり綺麗な線だよなあと、見ていてしみじみ思います。やはり蕃納葱さんは、私の中でそれまでわかっていなかった、自分の、画に関する趣味嗜好をちゃんと形として見せてくださった方なのだなあと。
今回の画もなんというか、女の子のいい匂いが漂ってきそうな感じの画、なのです。
や、今回はなぐも。さんに感謝しなくてはいけません。

『09 SUMMER』「apricot+」
こちらも毎回コミケでの購入を目標としている蒼樹うめさんのご本。今回もつてを頼ってなんとか購入できました。
今回は、ちょっと長めのショートストーリーまんが1作品なのですが、これがまた良いのです。COMIC1☆3で出されたご本での、「若いっていいね」的な恋愛ショートストーリーともちょっと違う感じの、「若いっていいね」という作品です。
ヒロインの美代さん。かわいいです。でも彼氏との別れ話があってめっちゃ弱ってて、悩んでて。美代さんのような女の子をほうってはおけないんだけど、ほうっておくしかないような、そんな感じで。
で、そんな美代さんをほうっておかないのが大和くん。不器用だよなと。でもそれも、若さゆえの特権だよなと。
このふたりに幸せな展開が訪れることを願います。
蒼樹うめさんの同人誌での作品ではいつも感じられることですが、女の子の、デザイン的・内面的、両方での「透明感」を描くことに関しての、この方のスキルは高いです。
この透明感は危うい。

『Devote』(成人向け)「T-NORTH」
まんがタイムきららフォワードにて『メガミのカゴ』を連載されている北河遊哉(商業誌での名義は「松本ミトヒ。」)さんのご本。
今回は「とある魔術の禁書目録」本。「青年×少女」カップリングと書くと、誰を描いているのか、知っている人には分かるのかな?
というか、北河さんが青年(or少年?)×少女カップリングを描かれると、さすがに上手い。オリジナル作品でもそうですが、少女の魅力を最大限に引き出すところが上手いのです。
ほんとにもう、愛らしいんだから。
そして、愛らしい者と繋がりたいという気持ちを抱くのは当然のこと。その「気持ち」を真正面から描き出しているところがこの作品の魅力ではないかと。
『メガミの(カッコ)』「T-NORTH」
松本ミトヒ。さんが描く、『メガミのカゴ』番外編まんが。じつは第2弾。まんがは基本的に1ページのショート・ショートギャグですが。
とくに面白かったのは、麻倉南編の「Notマネージャー」。というか野球部にそんなもの教えられても実戦じゃ役にたたねえ!(リアル高校野球的な意味で)
香椎環姫編の「とっておき(2)」。しかしオヤジギャグとか、しぃ太さんは何でもありか!(笑いのネタが)
岡田浩輝編の「ですから!」。そういうキャラで周りと険悪にならないのは、ヒーローだからなのか!?
八重樫琉子編の「ツンデレ急便」も、明美さんと琉子先輩は立場は違っても気持ちは繋がってるなあと感じました(笑)。

『おさわり厳禁』「安全第一」
こちらは石見翔子さんのご本。コミケ当日は即完売だったらしく、当日私はなんとか合同誌のほうは購入できたのですが(それも午前中で完売したようです)、こちらの石見さん個人誌はとらのあなの通販で補完。
読んでいて、立花先輩は期待を裏切らないキャラだなと。歯の浮くようなセリフを平気で言うようなキャラだけど、それがちゃんと地に付いている感じで。でもって周りからモテモテですし。完全無欠じゃないか。
あ。長次先輩とバカップルだからそこがいちおう「欠」なのかなあ? でもこのバカップルぶりは、見ていて楽しいです。

『かなみか』(成人向け)「ビギナーズハウス」
こちらはここまでとは違って、きらら作品のファンブック型同人誌。きららの他の4コマ作品の二次創作も出されている、けっこうベテランさんのサークルなんじゃなかったかと。
無邪気に、ほのかにエッチなところが、この作品の元ネタ作品の二次創作らしくて良いと思いました。しかしじっくり読んでいると、エッチなところは「ほのかに」なはずなのにけっこうヤバイ、かも。頒布価格を考えるとお買い得な二次創作作品かもしれないです。まあ趣味が合えば、ですが。

30 8月

C76で買った同人誌を読んでみた(1)

はいどうも?(謎)。
先日の、コミックマーケット76で新刊として刊行されたご本の数々。そのほんの一部ですが、私が読んだご本について書いていこうかと思います。
ちなみに、ここまで遅くなった理由は、当日に購入できなかったご本の最後の一冊を補完できたのが8月30日だったからです(笑)。
今回は最初に購入したご本と最後に購入したご本をとりあげます。

『05』「渚宮」
小笠原朋子さん個人誌。このご本は、C76前に先行して通販で頒布がスタートしたので本番前の購入。
ここまで続いてきた連載(?)「小栗くんと小椋さん」は最終回。ここまで、ミスリーディングが鍵を握ってきたわけですが、「出来た」て(笑)。小笠原朋子さんも付録のペーパーなどで書いておられますが、たしかにミスリーディングも極まりました(笑)。
それにしても、小椋さんは回を重ねるごとに可愛くなって行きました。ここまで可愛くなっちゃったら、小栗先生は小椋さんに尽くしきってほしい。おもに「作った料理を食べてもらう」という意味で(笑)。けして小椋さんを食べちゃう(下)という意味ではなく…。
もうひとつの作品は、まんがライフオリジナルでゲスト掲載された「シェアハウス・デイジー」の再録。正直いって、連載につながる感触がなかったので掲載時には取りあげづらかったのですが、あやめさんはかわいい。天真爛漫だし。ドンくさい人に悪い人はいないでしょ。見てたらイライラするけど(笑)。
さらにもうひとつの作品が、「ひつじの皮」。女装少年ものなのですが、諒ちゃんこと霧島諒くんはヒロインよりソリッドで美人な少年。いやヒロインの菜乃ちゃんも十分美人なのに(笑)。
商業誌ですが、同じ作家が描いた『Hiスクラップ!』の亜季くんともまた違うタイプで、なにげに中性性が強くて。へんな言いかたですが、「男子としても男子にモテておかしくない」という感じです。しかも深いタイトルにもあるように、諒くんは菜乃ちゃんを食べちゃう気満々なのですよね…。
この作品、小笠原さんも予想外の続き物になったようですが、私は諒くんのこれからに注目したいです。

『渚のふたり(3)』「渚宮」
こちらはC76当日購入。小笠原朋子さんと深森あきさんの恒例の二人誌。今回は少女本、というか幼女本なのかも。深森さんの作品「CLOTHES TO YOU」は、女の子のやんちゃっぷりと気まぐれさにとてもリアリティを感じるのです。でもって、深森さんが描く女の子はかっこよくっていじましい。愛着を感じるタイプの女の子ですね。
小笠原さんの作品「大きくなったら?」は、かわいい女の子と、かわいいお父さん&かわいいお母さんの一家を描いたお話。ファンタジーな感じもしなくはないですが、どこかのアニメの売り文句ではないけれど、「かわいいは、正義!」なのです。
でもとりあえず、めいちゃんは早いとこ、大きくなったら何になったらいいかを考えておいたほうがいい(笑)。考えなくてもいい時期なのが今なのですけどね。

『つめたいおかし』(成人向け)「カイチョーマニアックス」
夏コミ当日に買えずにとらのあなで補完した一冊。だから東方&同人音楽の日に東でスタッフやってて西なんて行けませんて。
ナナミヤスナさんは、実質今年になってから知ったといっていいサークル&作家さんですが。
なんというかやはり、じつに繊細というか鋭いというか、綺麗な線で描かれている作品なのです。こういう綺麗な線で描かれた作品には弱いですね私は。
そのうえ、リリティア&ヴォルスングのふたりの強い絆があるから濃密な時間を過ごせるんだよ、というところをきちんと描かれているところが、成人向け作品としてはまたたまりません。
手放しで誉めたい作品。

『elle*』(成人向け)「m.s.t」
サークル名は異なりますが、この作品の作者もナナミヤスナさん。このご本が、30日に届いた最後のC76本です。「会長はメイド様!」本。
まず、装丁を見てちょっと驚き。角が取れているのです。こういう装丁は、ちょっとしたことですが面白い考えですよね。
こちらは、『つめたい?』と比べると癒し系度数が高い作品。なのですが、癒し系度が高いぶんというべきなのか、描かれている情念も強いように思えます。愛のゆれ幅がが大きいのですよ。
『つめたい?』が安定した夫婦愛を描いているなら、『elle*』は熱愛中の恋人同士の愛をそのまま描きました、って感じです。
ヤバイ、碓井くんヤバイって感じですね。危険な男だ。鮎沢さんもかわいいし。
それにしても、これだけ情念の強いご本がなかなか手に入らない(コミケ→無理・とら店頭→完売・残部をナナミヤさんがとら通販に流してくれてやっと買えた!)のは損失です。じつにもったいない。
29 8月

シギサワカヤ『ファムファタル 運命の女(2)』(アスキー・メディアワークス刊)を読む

twitterにも書いたネタなのですが。本を開いてみて最初に目に飛び込む口絵。あれはどういうシチュエーションなのかいまひとつ理解に苦しむ、といいますか(笑)。
本気でシギサワカヤ先生(あえて「先生」づけ)を問い詰めたいです(笑)。

さて、シギサワカヤさんの最新単行本。とても久しぶりに思えるのですが。事実、前に出た単行本は『ファムファタル』1巻『溺れるようにできている』(芳文社刊)になるのか。約一年ぶり。
2巻もですねえ、良いですよ。

海老沢家の三女・由佳里さんは1巻よりも「身の引き方」が深くなったぶん、展開のスリリング感がより増したようです。由佳里さんは、いうなれば恋のマタドールとでも言いたくなるような。
まっすぐつっこんで来る猛牛・ハイ君を、絶妙のタイミングでいなしていて、間合いは完璧。だったはずが、2巻のラストでついにハイ君の角に弾かれてしまったのか…。
まあでも、内容のほうは単行本を読んでいただければいいと思うのです。

私がこの2巻を読んで感じたことはひとつ。
「なぜシギサワさんはこんな『かっこいいまんが』を描けるのだろうか…」と。
いや。描かれている内容は、1巻から一貫して、男と女のぶざまな様なのです。とくに、ハイ君をはじめとした、男性キャラクター陣のぶざまさといったら。
男性の漫画家さんも、恋愛ごとでのぶざまな様を描くことは多いと思うのです。成人向けまんが作品だと、わりと見る機会が多いと思うのですが。
しかしたいていの場合、そのぶざまな様は、まるで照れ隠しのように描き切られることもないまま終わるのがほとんどなように思います。成人向け作品なら簡単に「その次」へ逃げられるわけですし。

翻ってシギサワさんは、そういった「ぶざまな様」を真っ直ぐな視点から描ききろうとしている。読者の側も当然、そのぶざまな様を直視しなければいけなくなるわけで。
以前に紹介した『九月病(上・下)』もそうでしたが、シギサワさんのそういう点が、読者の神経に良い意味で「障る」のだろうなと。
ぶざまな様をまっすぐに描くことがかっこいい。
こんなかっこいいまんがに、私は読者としてあこがれてしまいます。いや、正確には表現者の端くれとして(それも単なる1ブロガーですが)あこがれている、というべきか。

蛇足として。シギサワカヤさんの作品って、食に対する執着が凄いですよね。なにかしら食うものが出てきますものね。微妙に悪食なのはシギサワさんが描くヒロインの特徴なのか?
そういう面も、私がシギサワさんの作品に注目しているひとつかもしれません。

あと先日、先月発売された雑誌「wings」(新書館刊)のシギサワさんゲスト掲載号を読んだのですが、やはり変わっていないシギサワ節に笑いました。
ていうか、明らかに作品を読まれている対象が違うはずなのに、まったく同じシギサワ節を読ませるあたりは、良くも悪くもちょっとどうかと思います。
もちろん、シギサワさんにそのまんま描かせている編集者さんにももうちょっと考えてほしいと思うのですがね。
24 8月

コミティア89(東京ビッグサイト・西1ホール)

一週間ぶりでございます。
この一週間は、仕事と夏コミで買えなかった本を補完すべく(←金がないと言っているのにだ!)かけずりまわっていて、夏コミの疲労感がまったく抜けてません…。お酒飲んじゃうと「やる気」がなくなるのも更新の手が止まる原因なんですけどね。

と、今週はコミティアでした。今回もちゃんと前日設営から。

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今回は、のべで50人ほどが設営に参加されたとのこと。
設営が2時間ほどで終わったのは、会場の狭さもありますが、かなり速かったのではないかと。


そして当日。
前日までの疲れが出たのか、起きたら昼まえだったわけですが…。
13時ごろに到着したころには、ティアズマガジンも完売しており、昨年の同時期に同会場で行われたコミティアよりもかなり参加人数が増えていた印象です。みんな貪欲すぎるだろ(笑)。

今回私は、夏コミで買えなかったサークルさん&見つけたところでどうしても欲しいと思ったところだけ買ったので、夏コミで訪れたサークルさんにはあまり立ち寄ってなかったりします。

そういえば、私が今回初めて訪れたサークルさんで、椅子のところに積んであった(おそらくサークルさんが購入してこられた)本の一番うえに、小笠原朋子さん&深森あきさんの二人誌『渚のふたり(3)』や小笠原朋子さんの個人誌『05』(「渚宮」そ02b)が置かれていたのは、「おお、サークルさんも買ってるんだ」という感じでなにげにうれしかったです。

「ストロカインムコスタ錠」さん(こ06a)で購入したのは、『夏蟲絵日記10』。夏コミ新刊ですが、夏コミで買いに行ったときは既に完売していまして。
このサークルさんのご本は、いつも定番で出されている「パン屋さんめぐりの本」シリーズもそうですが、人類の重要な欲求をあつかうだけに、ある意味卑近に感じられて、そして安心して読めるのです。
「ベーコン・ハムは肉じゃない」!? わかります。この感覚が理解できるのはやはり男の子なのかなあ?
あと、「てんたいしょー」って、天体ショーのことですか。「点対称」かと思った…。

三嶋くるみさんの合同サークル「Poppy Sood と羽々堂」(そ08a)は、歩いていて、見覚えのある画に惹かれて。
三嶋さんが昨年冬に出されたご本『ユメミルヤクソク』は、普通に上手い作品。なにがというと、展開の動かし方とか、読者のツボを突くギミックとか、そういうものの散りばめかたが普通に上手い。
ある種イチャモンをつけるとするなら、上手いので同人誌の作品という気がしないところでしょうか。その作者の作品を初めて読む人間にも感じられそうな「試行錯誤感」があまり見あたらないというのか。
羽々堂さんで出されていた、『プラチナおれんじ』(成人向け)も、読んでみるとやはり、上手いと感じられる作品。
登場する、敵役の男性のスカしっぷりがけっこうイラつきますが(笑)。
この作品は、どういう位置の作品なのかというカテゴライズが難しい。成人男性向けマンガというにはちと違うし。やはり作中で作者さんが書かれているように、ティーンズ・ラブ作品なのだろうかなと。

「Pistola Rossa」(つ03b)さんのご本は、「Radical Girls Blue」。コミティア初参加というのは、イベントも初参加なのかな? それとも二次創作では既に作品を出されているのか?
こちらのほうは、オリジナル初(?)作品なだけに、不安定なのだけれども、それだけに試行錯誤感があって面白い。不安定ではあるのだけれど、読む側を不安にはさせないものがちゃんとありますし。
最後がちょっと尻切れ感があるので、ちゃんと続きが読みたいなあと思わせる作品。三度目の恋は実った、ってことで良いんですよね?

「ICE PINK」さん(わ11a)の作品『ぷにまぞりーた』(成人向け)は、表紙をみて、何度も買おうかどうしようか迷って購入したのですが。読んでみてある意味裏切られた作品。
作中で描かれていることはかなりハードなのですが、展開の無理やりさ、ナンセンスさ、キャラクターのアタマのネジの飛び具合をあわせて読んでいると、笑えてしょうがない作品。やっていることはハードなのに、受け取る側としては、なんのギャグだ? と言いたくなるぐらいに面白い作品です。
ただし、やっていることはネタ的にハードなので、読んだ人がみんながみんな笑えるとは思えませんけれども。
ただ、久しぶりに「当たり」の本だと思いました。ギャグとしては。
ただ作者さんはさすがにギャグだと思って描いてはいないのかもしれませんが。

しばらくぶりに、意外と楽しめたコミティアでした。


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帰り、自宅の近所から。
もう夏も終わるね…。
17 8月

C76

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今回は疲れました。
15日の夜は、「もうスタッフをリタイヤしてもいいよな…」と考えて眠れなくなったくらいに精神的に疲れていた、というのが正直なところです。

まだ、3日間で購入した本もほとんど読んでないですし。
それどころじゃなかったので。
盆休みを完全に使い切りましたが、まったく休んでない5日間が終わりました。明日から仕事なのか…?


そして一夜明けて。そして仕事帰りに池袋でプチ4日目までかまして(笑)、あらためて購入した本を眺めてみると久々に買い過ぎた感が…。
うーん。昔と比べると本当に欲しい本だけを厳選して購入しているのですが。
一サークルの新刊フルセットが3000円とかおかしいだろ絶対(笑)。
業務は、他のスタッフに迷惑をかけることも多くて、成否半々だっただけに、量を買えてしまったのは逆に複雑です。

購入したご本の感想は別で書くとして、全体の感想としては、おそろしい東方と同人音楽、という感じです。今回の日程は、「1日目・3日目・3日目」でしたから。それなんていう『月月火水木金金』だ…。
2日目より3日目のほうが格段にうまくいったのだけど。

しばらくは発泡酒しか飲めないなあ。
そして今週末にはコミティア。コミケで購入したサークルさんとかなりかぶっているはずなので、購入冊数は抑えられるはずですが。
4 8月

TVアニメ『かなめも』第5話を観る

突然流れた「今回のダイジェスト」を見て、「ああ、『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系のほう)のエンディング(『さよならするのはつらいけど』)みたいだ…」と思ったのは私だけか?(笑)
テーマ曲バックにして流れてるしな、あの「ダイジェスト」。いっそ、それぞれの場面にオバちゃんの笑い声風なSEを入れたら良かったんでは(笑)。

さて、石見翔子先生のブログでも伝えられたように、今回はカットの嵐だったようです。その結果のダイジェスト、か…?

しかしですね、いくらなんでもまだ放送1ヶ月目が過ぎたばかりのこの時期に、納期が迫って慌てて作りテレビ東京さんに確認したらカットされまくり、なんて風には考えられません。仕込みでしょ、これは。挑発的なことを言えば「八百長」というか。
関東キー局では最も厳しいとも言われる、テレ東の放送基準を逆手に取ったギャグだとすら見えるのですが、さて。
ああでも、私はアニメ『ひだまりスケッチ』でのいわゆる「富士山」も、演出効果としては「あり」だと思ってしまった人間なので、きっと見込み違いなのだろう(笑)。

でも、「カットされてしまった(風?)」ということになると、そういう状態のものを見て全体の感想を書くのは駄目だと思うのです。まあ、カットされたものを見せられるというのは面白いことではない。

さてそんなカットの標的になってしまった(涙)ゆめとゆうきなのですが。
前半では、雨や台風が絡んでくるエピソードからのお話をつないでいましたが、ゆうきを演じる、遠藤綾さんの声の魅力とその演技の魅力がよくわかりました。
前回の「ミュージカル仕立て」では声に抑揚がなく、歌になると魅力が乏しく感じてしまった遠藤綾さんですが、今回のように、ゆめに対するまじめさとか、一途さとか、さらにはそういうものを突き抜けてヤンデレ気味な、とか、そういう部分での想いの深さ・重さを表現するのがとても上手いのだなと。
なんというか、遠藤綾さんが演じるゆうきだと、新聞販売店という枷がなかったら、ゆめを外へ出さないように部屋に閉じ込めていたりしそうだと感じるくらいに。

そういえば、CDドラマの『落花流水』でも、遠藤綾さん演じる水夏せんぱいは、秋穂さんへの想いが強そうで、いざコトがあったら秋穂さんを積極的にリードしそうなくらいに感じたものですし、そういう演技が上手い声優さんなのでしょうね。

いっぽう後半は、台風のあいまにみんなで銭湯へ、というオリジナル作品だったわけですが。
というか、はるかさん暴れすぎ、ていうね(笑)。
今回は、後半のお話じたいはオリジナルでしたが、昔のアニメから有名なフレーズを使いまくるあたりが同人(誌)的でした。
はるかさんの口から『Gガン』の有名なセリフが来たときは、「それはどうかと(笑)」(良い意味で)、って思いましたが。すげえ。
そして、はるかに対抗する「鬼の代理」が面白かったです。あそこまで行くと、たしかにはるかさんに対する「鬼」だよねえ代理は。しまいにゃレッドカード(風呂場から退場)には笑いましたが。
また、はるかさんが美華ちゃんにどんどん絡んでくるとは思ってなかったです。良くも悪くも「馴れ馴れしい」のがはるかさんのキャラなんだろうな。
そう考えると、かなちゃんは良くも悪くも「初々しい」ってことなのかな。どうしても周りとの距離感が見えますし。それだけに美華ちゃんとの距離の近さが目立つわけですね。

ああ、かえすがえすもカットされているのが惜しいですね。カットされている部分でおかしくなっている展開もおそらくあるはずだし。なにか観る側には消化不良です。
2 8月

ひとすじの影が差す世界と、光のパノラマと。

このブログのタイトルのところで書いている巻頭言で、石見翔子先生の『スズナリ!』の世界観にフィットしたサウンドトラックとして私が挙げたのが、はっぴいえんどというグループの『はっぴいえんど(通称ゆでめん)』というアルバム。
最近では、「まんがタイムきららキャラット」誌に掲載された、大沖先生の『はるみねーしょん』のタイトルイラストでこのアルバムのジャケットデザインがモチーフとして使われたので、画像的には覚えておられる方もいるのではないかと思うのですが。それはさておき。

そして以前に、私が蕃納葱先生の『教艦ASTRO』にフィットしたサウンドトラックとして挙げたのが、大瀧詠一の『アーリー大瀧詠一』というアルバムですが。
大瀧詠一がはっぴいえんどのメンバーで、大瀧詠一以外のはっぴいえんどのメンバーが、『アーリー大瀧詠一』収録曲での大瀧詠一の音作りに参加している、というのは、大瀧詠一を、あるいははっぴいえんどを知っている人ならご存知のことと思います。

と、ここまで長々と説明しましたが、私から見ると、ここで挙げた2枚のアルバムにはどちらからも、ほの暗い暗さといいますか、微妙な根暗さというか(笑)、そういうものを感じます。シニカルというか、斜に構えた感じもしますが。

とすると、私がこの2枚をサウンドトラックとして挙げたふたつの作品も、やはり共通した雰囲気があるということなのかなあと、最近『スズナリ!』を読み返してみて感じたのですが。
ただ、「暗さ」というとマイナスイメージが強すぎるように思えます。美術的観点でみると、「影」というべきかなと。影のつけかたというのは、絵画などでは重要な要素を占めることもありますから。

『スズナリ!』(とくに2巻)における影の差した雰囲気は、この作品を読まれた方には理解してもらえやすいように思います。
コミカルなように見えても、どこかしらにひとすじの影が差すというか。
鈴を失った楓の喪失感や、鈴を取り戻そうとする楓の悔恨を描いたあたりがいちばん分かりやすいですが、読んでいて痛がるような痛みを感じるわけではないけれど、鉛を飲み込んだような胃の重さを感じる、といいますか。
『教艦ASTRO』の場合は、キャラクターたちが『スズナリ!』よりもコミカルに動く度合いが高いので、読んでいてもなかなか「影の差しかた」に気づかないことも多いのですが、たとえば私から見ると、分別のついた大人(しかも教師!)という存在であるがゆえに「牧和泉先生が好き!」という気持ちをおもてに出せない、烏丸テンテーの葛藤とか、牧兄先生を愛し尽くしたいのにいまひとつ突きぬけられない、荒井テンテーの内なるモヤモヤとか、そういう部分に影の差しかたを感じます。

でも、こういう「作品の中に影を差させる」作業というのは、ストレスが溜まるんじゃあないかなと思うのですよね。私だったら、はっきりいって仕事としてはやりたくないです。楽しめる趣味としてならなんとか。と感じますが。
でも、『スズナリ!』も『教艦ASTRO』も、そういった「影」の差すところがなかったら、私にとっては魅力ががくっと下がるわけで、この両作品では影の差しかたの絶妙さがそのまま、作品の肝になっているのではないかとすら思うほどです。

また、そういう意味では、石見翔子先生の『かなめも』という作品はじつに興味深いと思うのですね。
なにせ、「おにゃのこ同士がくっつくのはこの世界の正義ですがなにか?」的な(笑)世界観をはじめ、作品全体に影の差している気配がまるでありません。ここまで違う作品をよく描けるものだと感じます。

じつは、『かなめも』こそは4コマとしてじつに「合っている」作品であり、『スズナリ!』はほんとうなら一迅社の「百合姫」あたりで描かれていたほうが合っていたのではないか、という仮定も、私の中にはあるのですが。
30 7月

雁えりか『でんぱら!』(一迅社刊)を読む

結論から書くと、期待せずに読んでみたら面白かった一冊。

遠慮せずに私が見たままの評価を書けば、カバーのデザインはふつうですし、画はCLAMPのそれみたいですし…。正直、「いまどきCLAMP!?」と思いました。
作中の画も、CLAMPの作品のような濃さを持っているので、初見で一話だけ読んだら目に入りやすい一方で、読む側の好みが別れそうな作品です。

でも、『レイアース』とか『CCさくら』をリアルタイムで知っている世代にはその濃さが嬉しい。やはり惹きつけられるんですよねえ。
内容のメインは、よくある学園生活&ちょっと特殊なシチュエーションの「学園冒険譚」的な展開ですが、きちんと作りこまれたお話は、画の濃さに負けないものになっています。
キャラクターもよく作られていて、読む側の心に鋭く引っかかるようなキャラがいるわけではないですが、どのキャラクターもちょうどいい感じで作品に嵌っているのです。
個人的には、ボーイズラブ?的な脇線展開とか、幼女なのにテンぱった時の会話がすべてお父さんの真似になってしまう(そして作中ではほぼ常にテンぱっている)キャラクターあたりは、とてもスパイスが効いていてよかったなと感じました。

好みは分かれるかもしれませんが、読んでみたら「当たり」の人は多いかもしれません。
27 7月

TVアニメ『かなめも』第4話を観る

さあ、観る人をある意味ふるいに掛けてきた感のある(笑)第4話。

「ミュージカル仕立て」で歌であふれていましたが。
これは、(表向き)子供向けミュージカル(例:『セーラームーン』のミュージカル等)を観に行っていたような大人にむけた作りなのだろうなと。詩や曲のセンスがそれっぽいですし。
このあたりの作り方がレコード会社主導で作られている作品らしいところなのではないかなと。
聴いていると、役を演じながら歌をうたうという部分でさすがに上手いのは「歌もうたう声優」堀江由衣さんかなと。
釘宮理恵さんも、キャラソンなどをうたう経験が多いぶん、一日の長があると感じます。

そして今回は、石見翔子先生が描かれた第4話を、ミュージカルやいろいろなところで膨らませてアニメ第4話にしているわけですが、先日書いた「同人誌的展開」の作り方が実践されていたのは。後半の「みんなで買ってきた水着で配達に行くよ?」のあたりでしょう。
ミュージカルもまじえながら、「たしかに水着で配達に行けばそういうことになるわなぁ…」的な膨らませかたじゃないですか。
第3話での「拡張」にもうまくつなげてきていて。「こんな拡張、ありなのか?」って思うところでしょうけれども、そのへんはフィクションですわな(笑)。
それにしても、かなちゃんが歩いていて着崩れた水着をなおすところはちょっとアブナいですね。あれアングルが狙いすぎでしょ(笑)。

と、今回も原作で未登場な美華ちゃんをどう登場させるかとなったら、やはり拡張がらみでの登場になるわけで。美華ちゃん、風新新聞のお色気(?)拡張に勝つためにって、覚悟決まりすぎです(笑)。
美華ちゃんの水着は、ちょっと忍者っぽい気がしましたけど。美華ちゃんとなにか関係があるのか?

ラストは、みんなで代理が水を入れたビニールプールに入るってことで。うまく決着をつけているわけですね。うまく1話完結型にオチをつけているところだと思いました。

それにしてもはるかさんはあいかわらず人としてダメすぎ(笑)。
かなちゃんを前にしたときのムッハー! ぶりは、かなちゃんたちと同じ女性とは思えないときもある(笑)。
25 7月

『かなめも』拡張活動第2弾・ポスター&風新新聞号外手渡し会

現在テレビ東京系で放送中のTVアニメ『かなめも』。
この作品の宣伝手段の特色として行われているのが、秋葉原を中心に、不定期に番宣イベント(『かなめも』的には「拡張」)を行う、というもの。

25日にアニメイト秋葉原本店前にて、その「拡張活動」の第2弾が行われたので参加してきました。

「風新新聞拡張員」としてメルマガ登録している人には、前日に告知のメールが届き、「拡張員カード」を配られている人には、番宣ポスターかCDの発売告知ポスターがランダムで配布されるとのこと。
13時ごろからイベント開始ということで、12時半ごろから人が集まりはじめ、13時ごろの時点でかなり拡張員カードを持った人が集まったために列形成。アニメイトの前は、かなり歩道が狭い場所なのですが、比較的スムーズに列形成ができているのは、慣れた人が多いからなんだろうなと(笑)。

13時5分過ぎぐらいに、キャンペーンガールのお三方、それに今回の拡張活動に参加される声優さん、そしてスターチャイルドのスタッフの方が、風新新聞販売店仕様の自転車とともにご登場。

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私は行けなかった前回は、ひなた役の喜多村英梨さんが参加しての「風新新聞号外第1号」お渡し会だったそうですが、今回のお渡し会には、代理を演じられている水原薫さんが参加されました。
「自転車以外撮影禁止」という注意事項が説明されたあと、さっそく水原さんのごあいさつへ。
でもごあいさつというか、代理の声で、「がんばって拡張しなさ?い!」というのが今回のご挨拶のメインであったと思います(笑)。
店舗前でのゲリラ的イベントなので、マイクなんてしゃれたものは使えず、ハンドトーキーでのごあいさつというのが逆にリアリティを感じさせます。

歩道をはさんで、店舗側にポスターを渡す水原さんや風新新聞号外を渡すキャンペーンガールさんたち。歩道の反対側の端に拡張員たちの列が続くという、歩行者がいなかったらなんともシュールに見えそうな光景。歩行者がひっきりなしだからいいのだけど(笑)。
20人ほどで私の順番。一人あたりの時間はそれほどないのですが、
「水原さんの演じる代理の声にハマってます」、「代理に新聞店でこき使われたいっす!」と、水原さんからポスターを受け取りながら言わせてもらいました。
水原さんも、「ちょっ!(笑)」って感じで笑ってくださったあとに、「じゃあ、ぜひぜひ『かなめも』を拡張してください!」と。
そのお応えに、私もこぶしを握って応えさせていただきました。

ポスターお渡し会が終わった後も、14時過ぎごろまで水原さんを交えた風新新聞号外第2号お渡し会が続いたようです。
暑いなか、水原さんはじめ皆さんほんとうにお疲れだったと思います。こちらもどんどん拡張しなきゃですね。
23 7月

お客さんちょっと聞いてくださいよ?(バカ話)。

いえね。先日TVアニメ『GA?芸術科デザインアートクラス』を2話まとめて観たんですわ。うち、『GA』が放送される地域じゃないんでちょっと知人から(自主規制)。
あ、でもDVDがリリースされたらレンタルか購入はするので大丈夫です(なにが?)。
しかし地デジのおかげでアナログでテレ玉すら観られなくなるのはどういうことなの(電波が入らない…)。
それはともかく。

同時期から始まった、TVアニメ『かなめも』との、アプローチの違いが面白くて。

私も感想を書いているように、アニメの『かなめも』は、原作である石見翔子先生が描かれた作品の、描かれていない「余地」の部分をうまいこと膨らませてうまくアニメのお話を作られているわけです。
言い方がうまく言えないのですが…、あの「膨らませかた」というのは、同人誌的(全年齢向け)というか。『かなめも』のギャグ同人誌を作るとああいう作品になるじゃないかな? と思うのですよね。
毎回のように脚本家や原画担当の方が変わることも考えあわせると、一種の同人(的)アンソロジーと見られなくもないのかと。
こういうアプローチで創られたアニメ作品ってこれまでにもあったのでしょうか? 私はアニメをほとんど観ないので(『ひだまりスケッチ』が久しぶりに観るアニメでした)、よくわからないのですが。
それにしても冒険的な作品だよな、と。

では『GA』は? というと、基本的に原作マターというか、下手をすると原作を読んでいないと面白くないんじゃ…? とも思えるぐらいに原作に沿った作品づくりをされているわけで。
ただ、原作をさきに読んでいた場合に、「『GA』のあのキャラがあんなふうに動いてる…!!」的な感動の受けかたは大きいように思います。
アニメスタッフが、きゆづきさとこ先生の描いた作品とその世界を大切にしているのはよくわかりますし、観ていて楽しい作品になっているのはうれしいですね。
私は今後もなかなかコンスタントには観られないのですが、早く続きが観たいなという気持ちになります。
22 7月

TVアニメ『かなめも』第3話を観る

代理…。今回は代理が…、驚きの黒さに!(笑)
学校での代理の声を聞くと、「そんな! 声まで変わって!」、なんてどこかで聞いたフレーズを思い浮かべてしまいます。
代理の「拡張スマイル」は純白(あくまで営業用)なのに。

が、そんな代理もはだしで逃げ出すレベルの黒さなのがかなちゃんの拡張スマイル(?)なわけで…。こちらのほうがインパクト大なようです。
それにしても表情をあらわす言葉で「ニボラスポーン」という擬音は初耳かつ意味不明ですね(笑)。
おまけに「ドロッ…、グシャッ」って、どこの媒図かずお作品(ホラー作品のほうで)だ…。顔面崩壊というと、つい先日亡くなった歌手の方を思いだしますが。

しかし代理にしてもかなちゃんにしても、石見翔子先生が描かれた部分から、アニメ独自で作りだされた部分への飛躍の仕方がほんとにはじけてます。
アニメ上の都合(ですよね?)で早々に登場することになる美華ちゃんとかなちゃんの関係も、早々に登場させるがゆえに早急に濃い関係にしていかなければいけないわけで、そうなると「拡張」話でのインパクトを増していかないといけない、だからこそのかなちゃんの拡張スマイル(?)なのでしょうか。

はるかさんとひなたさんの関係も、アニメでは、石見先生が描く「ボケツッコミ」の関係よりもアグレッシブというか、格闘技の世界をほうふつとさせるような(笑)。
ひなたさんは対空戦強いですよね。さながら、空を跳ぶはるかさんを叩き落とす撃墜女王。
はるかさんははるかさんで、撃墜されると揺れるんだなあ。ボヨヨンと(謎)。
このふたりはおそらく年齢が近いこともあって(といっても2?3歳から5?6歳は違うか?)、仲は良いのだろうなと。それゆえのボケツッコミか(笑)。
まあ、はるかさんはボケてるというのも違うのでしょうけど。彼女の気持ちは常にマジですから。だからこそきけ(略)。

飛躍のしかたがじつに面白いと感じる第3話です。
20 7月

松来未祐LIVE2009 ?なっとく、いっとく!? みゆサマー?

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行ってきました2公演。やはりみゆサマーは「熱」かったです。
まずは14時開演の昼公演。会場の渋谷・クラブエイジアは坂の途中にあるクラブスペースなので、待機列にいる時点で日に当てられてかなり暑かったです。
今回は、昼公演が入場列222番で夜公演が118番だったので、あんまり前のほうでは観られないな?と半ば諦めつつ。
しかし、当然なのですが入場も後のほうになるので厳しかったです。近辺には日よけになるものもなかったですし(周りはすべてクラブかライブハウスかラブホ【笑】)。
あと、物販も200番以降ではかなり厳しかったです。長蛇の列を並んで物販の場所に近づいた段階で、残っているのがTシャツだけとは…。

公演開始前の注意事項は、いつも松来さんのお役目です(笑)。舞台袖あたりでいつもやってらっしゃるんだろうなと。
昼夜ともに、携帯電話の電源や撮影・録音禁止とともに、「松来未祐より目立つ行為はやめて」と説明されていましたが、これって遠まわしに「(過剰な)オタ芸禁止」ってことなのかな?
自分はいちど、オタ芸(をやりたい)連中からいやな目にあったことがあるのでそれなら大歓迎ですけれども。

松来さんのライブで曲を演奏される三十路バンド、今回は緊急事態でメンバー交代されて、ひとり二十五歳のかたが「(松来さんはじめ、バンドのほかのメンバーの方々が語るところの)救世主」として入られていましたが、その三十路バンドが位置につかれて、いよいよ松来さんが舞台に。
と松来さんを見たら、やせてる!
5月に行われた、はりけ?んず前田登さんのソロコントライブ『登風』にゲストされた松来さんを観て以来だったのですが、松来さんがやせてる! のです。すごい。
「正月太りが半年近くたっても続いている」と嘆いておられた松来さん、でも5月以降、「ライブまでにダイエット成功させる!」とラジオ等でおっしゃっていた松来さん。やはり有言実行の人です。

例によって、セットリストなど記憶・記録できる状況ではないので書けないのですが(でもやっている方もいるんですよね。あれはすごい。)、昼公演と夜公演とでかなりセットリストは変わっていたような。昼のほうがバラード系が多かった印象があります。そのぶん、昼は歌や曲をじっくり聴くことができたような。
そのかわり、盛りあがりは夜のほうがありましたけれども。夜はアニメ『ひだまりスケッチ』シリーズやアニメ・ゲーム『ダ・カーポ』シリーズのような知名度が高いタイトルの曲も多かったですし。
昼の回の物販の列に並んでいたとき、ロビーをぐるっと見回しなが進んでいたのですが、たくさんあるお花の中で佐々木望さんからのお花を見つけまして、あれ?なにかの作品で共演されてたりしたかな、と思っていたのですが、昼の部で理由が判明。
今回の企画として、曲自体は松来さんとは直接関係ないけれども、松来さんにとってゆかりのある曲を松来さんがうたうコーナーが昼夜両方でありまして。
昼の回で松来さんがうたっておられたのが、松来さんが中学生時代にファンだった『サムライトルーパー』のキャラクターを演じられていた佐々木さんが歌うキャラソンだったのですね。その縁だったのか。佐々木望さんというと、松来さん近辺の世代のアニメ好き女子にとってはアイドル的存在ですねえ。いまもかな?
夜の回では、松来さんが以前のアニメ等のオーディションで歌の審査があったときに必ず歌っていたという、川本真琴さんの「1/2」をうたっておられたのですが、松来さんが意識しているかどうかは別として、この曲もアニメ『るろうに剣心』のテーマ曲でしたから、るろ剣ファンを自負される新谷良子さんあたりにとっては思いいれがある曲なのではないかなと気づきました。
きょうは新谷さんが観に来られていたのかどうかわかりませんが…。と思っていたら、新谷さんのブログで観にいかれていたことがあきらかに。

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そして夜の回。2回回しで観ていた私ですが、思い入れのある曲が多く聴けたのは夜の回でしたし、やはり聴いていてとても楽しいと思えたのも夜の回でした。少しですが、ステージからの距離も近かったですし。
とくに記憶が強いのは、『ダ・カーポ』シリーズからの一曲、「オレンジワルツ」。松来さんを見ながらこの曲を聴いていたとき、私は『レ・ミゼラブル』のミュージカルに出演されていた役者さんから出た、ある言葉を思いだしたのです。それは、「(レミゼに出演して以降)一曲の歌をうたうということは、ひとつのミュージカルを演じることと同じなのだと気づいた」というもの。
そういう言葉を思いだすということは、おそらく私は、『オレンジワルツ』をうたう松来さんからそれだけの説得力を感じられたのです。

吉野屋先生のキャラソンを松来さんが昼夜ともにうたわれていたのはわたし的には普通だったのですが(笑)、「ひだまりランド・ゴーランド」を夜の部でうたわれたのは意外でした。
というかこれはサプライズとして用意されていたのではないかと?
そこに行くまでの過程がまた…。
今回はわりとさらっとライブの流れが流れていくのかなと思っていたら、松来さんがアンコールでステージに戻ってこられて、三十路バンドのみなさんからきょう一日の感想などを聞いておられるうちに感極まってしまったのか、ご自身の感想を話されるときにはなみだ声になってしまわれて。
「ライブに入る前は、きょうのライブで観客のみんなをどう楽しませるか悩んでいたのだけれど、ライブに入ったとたんにそんなことは吹き飛んでしまいました」
「みんな(観客・バンド・ライブのスタッフも含めたすべてのひと)がいるから楽しめるんだなって…」
そんな松来さんから出るお言葉を聴いていたら、こちらまで一瞬うるっと来てしまいました…。
いやもうこちらが「ありがとう」って言いたくなるのでほんとに。

「あなたのハートにはきゅん!どきゅん」があればみんな盛りあがれてしまう松来さんのライブなのですが、それだけじゃない部分も数多くあると感じた今回のライブでした。

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ほか、気づいた点としては、

・昼夜ともに、松来さんが以前に撮られたPVがライブ中に放映されたのですが、昼のやつはなんというのか、ソロ曲なのに「ドリカム風味」というか、昭和じゃないけどギリギリ平成センスというのか。 「松来さんは今のほうが若い」という、リハ中にあったらしい三十路バンドからのお言葉は正しいかも(笑)。
夜の部に流れたPVは、撮られたときのいきさつのほうが…。正直PV自体の感想が吹き飛んだ…。

・「LOVE YOU」は、今後の松来さんライブの定番になりそうな予感! それぐらい、「適度に」盛りあがれる曲だと思いました。
「はきゅん!どきゅん!」も大好きだけど、ああいう、ある意味「盛り上がりすぎる」曲が何曲もあっても困るし年寄り的に(笑)。

・「ときめき☆フォルテッシモ」も、どちらかというと「盛り上がりすぎる」曲なのかも。あのノリは好きだけども昼夜1回ずつでいいな年寄り的には(笑)。
逆に、「ここだよ。」が昼の回だけだったのは残念。

・そういえば、「サニサニデイ♪」が夜の回のアンコール前ラストだったのも驚きでした。この曲も「適度に盛りあがる系」でしょうか。

・「絶望レストラン」初フルバージョンがこのライブだったとは。ライブでの使用許可を取るときの松来さんと、キングレコードさんとのやりとりが軽すぎて、その重みが実感できません(笑)。

・音響は良くなかった今回のライブ。松来さんの歌が聴き取りづらいところがあったのはいただけません。バンドの音は良かったんですけどね。このへんは、「ライブハウス」ではないクラブエイジアの限界?

とりあえず書きだして見るとこんな感じかなあと。
バンドの皆さんもおっしゃっていましたが、松来さんのライブは今後も毎年やっていってほしいですね。年を重ねて熟成していくものもある。
そろそろライブ2回回しは厳しくなってきましたが、楽しいライブなのでやっぱり今後も1日あったら2回観たいですねえ。次回が楽しみです。
13 7月

松本ミトヒ。『メガミのカゴ(3)』(芳文社刊)を読む

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とりあえず、公式に描きおろしペーパーorカードが付くと発表されている3ヶ所の書店で購入してきました。
左から、たちばな書店、COMIC ZIN、とらのあな。
しかしたちばな書店川口店は在庫が少なすぎ。私が買ったので最後でしたよ…。
まあ、同日発売の『S線上のテナ』が店頭に5冊ぐらいしか並んでなかったお店なので、入荷数は推して知るべしなのかと。
モットイレロヨ!!

そういえば、まだこの作品の「全体を見た感想」って書いたことがなかったような…。

この作品の持ち味というと、おもに南さんがかもし出すテンションの高さとか、そこから関連するような、オタク的な「けれん味・ハッタリ」のたぐいではないでしょうか。
読んでみてからあらためて考えてみると、(作品名などを出さないからほぼセーフだけれども)商業誌だと少々危うげにすらうつるパロディとか、お色気的な部分でのけれん味もありますし。
でも、5月のコミティアで出された同人誌(「北河遊哉」名義)の感想でも書いたように、この方の作品は読ませる部分はちゃんと読ませるわけです。作者が言わんとするところを読者にストレートに理解させる、という部分に長けている作家さんですから。
そういう意味で、この作品は初期からとても安心して読める作品になっていると思いますし、だからこそ、長く続く作品になりつつあるのでしょう。

詳しい内容についてはまた明日にでも!
週末以外はなかなか書く時間がとれないわけですが…! スマン言い訳で。
13 7月

TVアニメ『かなめも』第2話を観る

第2話では、第1話よりも再構成&オリジナル要素がかなり増してきたわけですが。
いやぁおいしいだろ。もとい(笑)、おかしいですよこのアニメ。すこぶるいい意味で(笑)。

冒頭からかなちゃんは妄想大爆発。てか宇宙人襲来て(笑)。アブダクションて。

はるかさんも絶好調! もうね、そもそも人としてダメだろはるかさん。
もうね、あそこまで絶好調なはるかさんは警察に捕まらないことを祈るのみです(笑)。赤ちゃんプレイとか、マニアックを通り越した領域ですね(笑)。
そうそう、かなちゃんを拉致るのはリアルで犯罪ですよはるかさん(笑)。
かなちゃんが乗った自転車を押した勢いでかなちゃんにフライングボディプレスとかね、もう見てらんない。腹が…(笑)。
しまいにゃかなちゃんのストーキングしてるし(ほんとは違います)。

ゆめさんとゆうきさんはハッテンしまくりだし…。
「私の命が危ないですっ!」とか言ってますけど、ゆうきさん元気にゆめさんを密室まで引きずりまわしとるやないかいッ!(笑)
彼女達に狭い密室を与えるのは(ある意味)危険です。
というか、全年齢向けアニメだからこその密室プレイですね。わかります(笑)。

ラスト付近は、かなちゃんのはじめての配達になるわけですが、こちらは前半のダメっぷり(すこぶる良い意味で)とは打って変わって、映像美を感じさせます。
にわか雨と、雨が上がって光が差す光景のコントラストが美しいです。

そんなにわか雨に煙る神田明神で出会う、かなちゃんと美華ちゃんなわけですが。美華ちゃんは、演じられている釘宮理恵さんに合わせたキャラクターデザインになっているような気がするのは気のせいでしょうか?
どちらかというと、シンプルなツンデレキャラになっていますよね。

前半のダメぶり(笑)と、後半の映像美のコントラストがくっきり出ていて、楽しい第2話です。

でもアニメの場合、第2話までは気合を入れた作り方をされていることが多いようなので、これからが勝負です。期待してます。

11 7月

上州名物と言えば…?

「かかあ天下と空っ風」。
ですがこのブログではそうでなく、おーはしるい先生と師走冬子先生、となるでしょうか。

今月のまんがタイムコミックスの新刊、師走冬子先生の『あおいちゃんとヤマトくん(5)』には、COMICS JUNKDO(町田店・津田沼店・高崎店)限定でペーパーがつきます。
町田は先日まんがの森がなくなって、出かけるモチベーションが低下してしまいました。
津田沼も、そこだけ行くのにはちょっと微妙。千葉のマグマニと合わせて行くかとも思ったのですが、途中下車だと高くつくのです。
ならばやはり師走冬子先生の地元で買おうじゃないの。ということで高崎まで行ってきました。

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行きの湘南新宿ラインが人身事故で15分遅れになって待たされましたが、今回は前回よりもグレードアップ。往復グリーン車です(笑)。朝は青空も見えましたが、群馬県内に入ったあたりから雲が垂れ込める空に。
雨の心配はなさそうでしたが。
昼まえに高崎着。

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3月の旅で駅前の写真をあちこち撮っていたので、今回は駅前から外れたところの写真。

JUNKDOの店内は撮影禁止なので、師走冬子先生&おーはしるい先生直筆色紙は心のメモリ(7月売りのジャンボでのヤマトのセリフ)に保存しておきました(笑)。
でもけっこういい場所(3月におーはしるい先生の原画展が行われたあたり)に飾られていたのでよかったです。
そしてその場所ではいま、今月発売のまんがタイムコミックス『恋愛ラボ(3)』と『smileすぃーつ(2)』の原画展が開催されています。
展示されている原画は、フルカラーが2?3枚ずつと、2色&白黒の原稿があわせて10枚ずつぐらい。
使われている4コマはいろいろな回から取られているので、もしかしたら町田店や津田沼店と別々の原稿になっているのかも。

そして今回の目的となる、『あおヤマ(5)』を購入。
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単行本が水着、今月売りのジャンボが水着ときて、このペーパーはパジャマ&抱き枕なのですね。
この写真では隠れていますが、この種のペーパーに師走冬子先生の自画像が入っているのが珍しいような。

あと、OYSTER先生の『毎週火曜はチューズデイ!』にもJUNKDO限定ペーパーがついてくるようです(ペーパーはモノクロ)。私はとらのあなで購入してしまったのでここでは買いませんでしたが。

そして買い物が終わってから3月にも行ったあのカツ丼を食べに行ったのですが。

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カツは小さいほうが美味しい気がする…。ジャンボカツ(カツ丼のC)だと大味かも。
このカツ丼って、新潟では「新潟カツ丼」と言うらしいですが(じつは東京にもお店がある)、どっちが発祥なのやら。

群馬にきたら最後は帰りがけに上毛新聞を買って帰るのですが。
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今日行った、という唯一の証拠画像だったり。

それにしても「お悔やみ記事」がみょうに充実していたり、地域情報がきめ細かかったりと、地方紙って買ってみると面白いですよね。他の地方もみんなそうなのか?
そういえば、上毛新聞のなかでは「高崎」と「前橋」は街は隣同士でも違う地域なのですね。高崎は草津と同じ地域で、前橋は伊勢崎や渋川と同じ地域らしい。他県人にはよくわからない割りふり。

10 7月

小笠原朋子先生の4コマ(ですよね…?)連載決定!

すでに昨日中から竹書房のWebサイトでは明らかになっていたようですが、私は雑誌で見てみないと信じられなかったので、きょう発売(なぜか今号は土曜の前倒し発売なのですね)のまんがライフオリジナルで確認しました。

小笠原朋子先生の新連載決定です!
まんがライフオリジナル09年9月号(8月11日発売)から
タイトルは『パパ★Lv1(レベルワン)』

いやぁ、小笠原朋子先生の4コマ連載が終了してはや半年。
単行本2冊は出版されましたけれども、もしかしたら、もう小笠原朋子先生は4コマ誌に戻ってこないのではないか…、という一縷の不安を持っていただけに、ある意味意外ですし、だからこそうれしい…。

やっぱり期待されているんですよね。
最近の流れをぶったぎり、ゲスト掲載なしでいきなりの「新連載」ですもの。
雑誌ならカットはあるかな? と思ってWebサイトでの掲載時には記事にするのを待ったのですが、いままでとはちょっと違うと思うのですよ。
やはり、よりいっそう気合いが入っていると思います。

小笠原先生に掛けるコメントと違う気もするのですが、「チャンス」という言葉が頭の中に浮かんできます。

楽しみです。
6 7月

TVアニメ『かなめも』第1話を観る

日曜の深夜25時というのはさすがに起きていられません…。

ということで録画したものを帰宅してから観ている(残念ながら12chは映りが悪い…)わけですが。

最初のシリアス気味な展開から、コミカルな展開に、さらにシリアスとコミカルを行ったりきたりさせていくあたりの転換のうまさを感じます。
今回は、石見翔子先生が描かれた連載(単行本1巻)第1話と第2話の前半を題材に作られた第2話なわけですが、石見先生が描かれたものをシナリオ化するだけでは時間的に量が足りないわけです。そこで、場面や各声優さんのセリフを増やしてつなぐことによって量をましていくわけですが、この「アニメ独特の部分」にあたるところの膨らませ方がうまいと思いました。自然に増えているというか(こう書くと増毛法みたいだ)。
なぜ自然に見えるかというと、『かなめも』を読むときに、読者が石見先生にうまく誘導されて、まんがの作中で描かれていなくても私たちの脳内で補完していたであろう部分が、アニメではうまく継ぎ足されているというか。

作品への感想はこれぐらいにして、作中への感想はといいますと。

「風新新聞」の見出しにかこつけた時事ネタが多いっすね(笑)。
「何が悪い」には爆笑。
あと、時事ネタとは違う気もしますけど、新聞屋さんの壁に貼られた、「みかん狩りに行こう!」の貼り紙は、どうしても「狩りに行こう!」に目が行っちゃうんですよね。モ○ハン?

そして場面転換になると出てくるのが、石見ロボだった!(笑)
でも出てきたから言えますけど、じつはそういうところででてくるんじゃないかなと予想はしてました。さすがに石見先生ご本人の声はなかったか(笑)。

声優さんも、イメージとかなり合っているように感じました。
かな役の豊崎愛生さんは初めて聴く声でしたが、豊崎さんの声は石見先生の作品が持つ雰囲気や「間」を表現できているのではないでしょうか。
代理役の水原薫さんは、ある意味石見先生が描く代理よりもSっぽいというか。失礼だなあ、私。でもよりアグレッシブなところが面白いです。
ゆめ(CV:広橋涼さん)とゆうき(CV:遠藤綾さん)は、ぴったりなのもそうなのですが、原作よりも進んでますよねいろいろと。早くも空気が違うというか。ここはかなり驚いた点かもしれないです。
ひなた(CV:喜多村英梨さん)は、どちらかというとラジオなどでやられている「かっこいい」感じの喜多村さんの演技がうまくはまっているなあと。アニメでは存在感がより増すかもという感じですよね。
そしてはるか役の堀江由衣さん。この新聞屋さんのメンツのなかでは最年長な役どころで、存在感というか、演技に手ごたえのある方が演じられているのは安心感があるなあと。あのはるかさんのセリフを表現できてしまうのは凄いですよ…。あきらかにパワーアップしてるし(笑)。
エンディング曲(堀江さん作詞・作曲)も、ビートが効いたポップな曲は「かなめも」の明るさにうまく合っているように感じます(これはオープニングもそう感じますが)。

そしてこの作品でもエンドカードがある(今回は未影先生)ということは、毎回きららの作家さん(とは限らないけれども)がエンドカードの画を描かれるのかな。
MAXの漫画家さん中心なのか? 今期は『GA』もありますからねえ。どうなんでしょ?

映りが悪いけど、日曜深夜では起きてられないけれど、悪条件ばかりですが次回以降も楽しみです。

4 7月

石見翔子先生サイン会 in ゲーマーズ秋葉原本店

石見翔子先生の『かなめも』アニメ化記念サイン会。当日編です。

サイン会の会場は、ゲーマーズ秋葉原本店の8階イベントスペース。昨年、なぐも先生のサイン会が開催されたのと同じ場所です。
13時半に開場、14時からサイン会開始ということで、13時20分ごろにゲーマーズに行ってみると、すでに列ができていたという…。
参加券をよく見ると、「参加券の番号=サイン会の順番ではありません」という表記がされていたので問題ないわけですけれども。やはり昨年行われた真田一輝先生のサイン会と同じ罠にはまってしまったわけですか(笑)。

開場が若干遅れるということで、並んで待つこと30分ほど。13時50分ごろに入場開始となりました。
入ってみると、だいたい40番目ぐらいの位置でしたでしょうか。
入ってすぐ、芳文社のサイン会ではいつもお見かけする芳文社の方からアンケートが配られました。内容は、

1:『かなめも』を知ったメディアは?
2:(『かなめも』以外で)好きな作品、あるいはいつも購読している雑誌は?
3:『かなめも』のなかで好きなキャラは?
4:今後の『かなめも』に期待する展開等は?
5:石見翔子先生にメッセージを

というもの。
アンケートが配られてから、ペンを忘れてきてしまっていたことに気づいたのですが、筆記用のクリップボードとペンが貸し出されたのはありがたかったです。

それと同じタイミングで、今回のサイン会で石見先生が描いてくださるイラストのキャラクターを7人のキャラのなかから選べるということで、いかにも手描きのスケッチ風に描かれた7人のキャラクターが描かれた見本用のペーパーが列ごとに回ってきました。
私の場合、今回描いていただくとしたらはるかさんと決めていたのですが(理由はのちほど)、他のキャラクターもこういう風に描かれるんだ?、というのがかいま見えて楽しかったです。持ち帰れないのが残念でしたが。むしろ全員お持ち帰り用のペーパーにしてもよかったのかも?

14時ごろに石見翔子先生が入場されて、すぐにサイン会が始まりました。
私の前に40人ほどで、私の順番が来たのがちょうど15時ごろだったことから考えると、ひとり当たりの時間は1分半ほどでしょうか。
ゲーマーズでのサイン会では、サインをされている机を前にして、横に10人ぐらいずつで列を作って順番を待つので、最初のうちは人が多くて様子がよく見えないのですが、石見先生がサインをされている場所からの距離が近いので、話し声などはわりと聞こえやすかったです。
石見先生は担当の編集者の方?(初めてお見かけする方だったかと)とご一緒でしたが、基本的に参加者との対応をされているのは編集者の方だったかと。

聞こえてきた限りでは、かなちゃんを除いた今回の一番人気は美華ちゃんだったようです。「美華ちゃん大人気ですね?」って感じで編集者の方が話しておられたので。やはりツンデレキャラは強い(笑)。
イラストを描いていただけるキャラは7人限定でしたが、要望はありだったのかも? ネコミミを要望されていた参加者の方がいらしたので。

そして今回のお祝いの花は、主催の芳文社さんと、「百合姫」で石見先生が連載されている一迅社さんからのお花が。どちらの花かごにも百合の花が入っていたのは、狙っていたのか(笑)。

やがて私の順番が。「はじめまして。きょうはよろしくお願いします」と挨拶させていただきました。
参加券の裏に書いた宛書のハンドルネームを見た編集者さんが、「やっぱりこのお名前って、宇宙に行ったあれから取られたんですか?」と私に逆質問を。そこに食いつかれるとは思ってませんでした(笑)。まあたしかにあの木星探査機で間違いないのですが。
「そうですね。『いつもなにかを探してる』という意味も含めてこの名前にしたんです」と応えた私に、「そうですか。『萌え』も探してらっしゃるということですか」とさらに応える編集者さん。
ちょっ!(笑) そんなつもりは…、あったのかな? わかりません?

てっきり、イラストにはるかさんを選んだことについて聞かれると思っていたので。
「はるかさんは、人生“ネバーギブアップ”、“ドントマインド”なキャラだから」と答えるつもりだったのに(笑)。

それはともかく。
石見翔子先生の作品が持つ独特な雰囲気とか、4コマ漫画を読んでいるはずなのに受ける感情のゆれ幅が良い意味で4コマらしくない大きさですねぇ、とか、そんなことを話していたら、石見先生はサインとイラストを入れ終わりました。けっこう手数が掛かってそうな画なのに、速い。

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とある書店で入手した、『かなめも』1巻のサイン本といっしょに。右が今日のサイン会のもの。

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そして、今回のサイン会限定ペーパーといっしょに渡していただけました。

とても楽しいサイン会でした。
今後の石見先生の作品、そして『かなめも』のアニメにも期待しています。
30 6月

桑原ひひひ『ニコがサンタ』(芳文社刊)を読む

桑原ひひひ先生が、「まんがタイムきららキャラット」で隔月連載されていた作品。
言っちゃあなんですが、先頃終了した『きつねさんに化かされたい!』(4巻【最終刊】は7月に発売ですね)と比べると、地味に連載されていた印象のある作品です。雑誌の真ん中より前に来たことがなかったんじゃあないかなと。
その地味さゆえに、単行本が出るのかどうかやきもきしていたのですが、出てくれてよかったです(笑)。あらためて、単行本で落ち着いて読んでみました。

桑原ひひひ先生の作品は、『きつねさんに?』の場合は「色っぽさ」がかなり前面に出ていたと思うのですが、この作品では登場するキャラクターが男性も女性もコケティシュなのですよね。『ニコがサンタ』では、小学生の双子の妹・文月とサンタクロースのニコとの交流が軸になっているお話なので、かなりコケティッシュな部分を抑え目に描かれているとは思うのですが、とくにニコは、なんだかんだいっても歳不相応なコケティッシュに描かれていると思うのです。
日本語で言ってしまうと、「色っぽい」というのとは違うし、「かわいらしい」というのも違う。やはり横文字で「コケティッシュ」というほかないような。
桑原ひひひ先生が、この作品をこういう設定にされて、なおかつコケティッシュな部分を抑えて描かれたのには大きな理由があったようなのですが、それは作者の後書きを読んでいただくとして。
しかし、連載初期でのニコの会話のセンスって、どうみても30過ぎた私よりも上なような気がするんですよね。子どもは理解できないと思うんだ。いや本編中でも文月は理解できてないのですけれども(笑)。

ゲストで掲載されていた頃から連載初期にかけてのニコは、それはもうかなり暴力的なのですが、そういう部分がとても面白い。
「トッ○」(某社のお菓子)をぷっと吹いて相手の額に命中て。きみは仕事人か木枯らし文次郎か!? って思いましたが(笑)。そのあたりも含めてセンスがやっぱり70年代?80年代だなと。歳不相応です。
そして文月と出会い、というかニコ宅の隣にある文月宅まで押しかけて文月と友人になるニコなわけですが、このあたりの強引さぶりが、桑原ひひひ先生らしい描き方といいますか、やはり面白いと感じます。
サンタなニコなだけにクリスマスへ向かってお話は進んでいくわけですが、この間桑原ひひひ先生が、単純にニコと文月の友情を切りとって描いていくあたりを読んでいて、私はとてもこそばゆい気持ちにさせられたというか。
いうなれば「こどもこどもしてる」というような感じのところが、読んでいる私の心に、快感なのだけれども違和感でもあるような、そんななんともいえない印象を与えたような。

『きつねさんに?』のような色っぽさを求める人には向かないかもしれない作品ですが、もし桑原ひひひ作品を未読でも、この作品をどこかで少しでも読んでみて、そのなかから感じられるはずの「こそばゆい気持ち」を快感に思える人は、ぜひとも読みこんでみると面白いと思います。
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