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テンヤ先生の企画ブログ(上の「特設リンク…?」からどうぞ)で送っていただいたしおりと一緒に。現在も企画継続中のようですよ…?
発売日に1冊、サイン本も買わせていただいたので2冊持ちです。

「まんがタイムジャンボ」での連載開始から約1年分の連載と「まんがタイムラブリー」での連載分を合わせて収録されたコミックス。
「D1グランプリ」獲得記念連載分から採録されているかと思いますが、当初の作品と最近の作品を比べてみると、じつは兄がかなり常人に近づいているのではないかということに驚いております。
兄の中身が「まゆちゃんがすべて」なのは変わらないのですが(笑)、当初のほうがその論理の飛躍度が激しかったというか、エキセントリックな性格だったというか。
その性格と論理の飛躍を緩和させたのが、兄とまゆちゃんの間に入る月子先生の存在だったのかもしれないと思うと、月子先生というキャラをこの作品の中に入れたのはとても良い選択だったのではないかと。
最初の頃の展開のままなら、読むほうも息切れしていたかもしれないですし。

一方まゆちゃんのほうはというと、基本的にはあまり変わっていないように感じます。兄の行動を受けて動くことが多いキャラ(兄へのツッコミ含め)だから変わる必要がない、とも考えられますが、あの兄の行動を受け止められるんだからじつはすごいキャラなんだぜ? とも感じます。
そして友人Aさん。彼女はすべての回に登場している皆勤キャラだと思うのですが、彼女がなぜ名前のないままで続けるようになったのか、その謎はこのコミックスでも明かされないまま、登場キャラ説明でも姿が出ても名前を出してもらえないという…(笑)。名前が出るかどうかは別として(いいのか?)、なぜそこまで明かされなくなったのかのほうが、私は気になります。

最後はおまけの4コマが3本あるのですが。3本目の兄妹性格とりかえっこは、典型的な「妹キャラ」が出てくる作品(ゲームでも漫画でも)のキャラクターにしか見えないです(笑)。兄も妹も。
この作品のキャラクター設定って、もともとそういうことだったのでしょうか…。

こうして作品がまとまってくれるのはとてもうれしいことです。もちろん2巻以降も刊行されることを願っております。