どういう形で書くべきか迷ったのですが、のちほど「モチーフ」として使わせていただく前に、まずは吐き出させていただきます。

師走冬子『花やか梅ちゃん』

この後については、師走冬子先生ファン(特に信者を自称しているような方)およびこの作品に思い入れのある方は読まないでいただきたい。
書きましたので。

もう一度言う。師走先生ファン&この作品のファンは、この先は読むな。










































「キリヤマンの借金」の解決についてのネタなのですが。
なんですかこれは。

抑え目な表現をすれば、私の思っていたところと師走先生の「ネタのさばき方」が大きく違っていたのかもしれませんが。

私は(コミックスは2巻とも持っているけど)この作品にほとんど思い入れがないからいいですがね。
もし最初から真剣に読んでいた人がいたら、こんなものを読まされたらキレるんじゃないでしょうか。
少なくとも、思い入れのない私が読んでもこの閉じ方は頭にきました。
あまりにもひどいご都合主義的な閉じ方は読者をバカにしていると思う。

だいたいキリヤマンの借金っていうのは、この物語においての重大なファクターだったはずでしょう。これがあるから梅ちゃんとキリヤマンが一緒になれないという、重いものだったはず。それをあんなかたちで帳消しにしちゃうんですか? ありえない!

私はこの回を読んでひどくくたびれました。次回は最終回ですが、はっきりいってもう読みたくないです。

たとえば、物語の終わりもなにも見えないような途中の段階でこういうことをされても、まあ笑えるかもしれないですが。
なにより許せないのは、有終の美を飾るべきラスト前でこういう駄作を描かれる事です。

いつもなら、こういうことは黙殺してしまうのですが。好きな作家だからこそ許せません。
余計なことを言って物事をこじれさせるのは私の悪い癖ですが、それが私の性分だからしょうがない。自分の思うとおりに書くだけです。
さらに蛇足を承知でいえば、こんなところで書いてないでメールで師走先生に直接意見を送ればいいだろうというご意見もあるだろうこともわかっています。
ですが、自分の痛みと「イタさ」を示すためにあえて公開の場所で書くことを選びました。


のちほど書きますが、今回は、師走先生の優れた点だと思われることが、私にとっての「やぶ蛇」になってしまったということだと思います。