29日、「ひだまりないと」に行く前に行ったイベントがこちら。
長月みそか先生(『HR』芳文社刊 など)がはじめて表紙&挿絵イラストを描かれた作品となる、小柳粒男著:『くうそうノンフィク日和』(講談社刊)の発売記念サイン会です。
会場のKOBO-CAFEは、中野ブロードウエイの4階の一室に29日までの期間限定で開設されていた講談社BOXレーベル直営のカフェ。場所が、ブロードウェイでもとても奥まったところで、しかも手前がすべて医院ばかりという、とんでもない立地。期間限定なので館内にある地図にも書いてないし(月刊の館内案内パンフレットには書いてあるのですが…)、はじめてくる人間にはまったくわからないところで、たどり着くまでにさんざん迷いました。開始の15時前に着いたのですが、すでに喫茶の席は満席とのこと。サイン会だけでも大丈夫、とのことでしたので待つことにしました。
しかし待つのになにか違和感がありまして。やってることはいつものサイン会と同じはずなのに。と思ったら、書店で行うサイン会は、会場はたいてい書店内のオープンな場所(仕切りがあるとしても)なのに対して、今回は喫茶店の中でのサイン会ですからねえ。クローズドなのですよ雰囲気が。
15時までの段階で店内に10人ほどと、私の後ろに5人ないし6人ほど並んでいる状態。開始から40分ほどたって、最初の頃にサインをいただいた方たちがお店を出られたようで、私たちも喫茶しながらサイン会に参加できることになりました。
店内に入りブレンドを頼んで、ちょっと飲んだぐらいのところでサインの順番が来ました。すでに完売でしたが、西尾維新先生が書かれたショートショート入りの小冊子つきブレンドコーヒーもあったようです(1,000円)。
ある意味当然ですが、今回のサイン会は喫茶店のテーブルを挟んで、喫茶店の椅子に座られた長月先生と小柳先生と向かい合うかたちになります。そして私の横には講談社の編集者の方が。
なぜ横なんだ! って感じですが(笑)、4人掛けだからしかたない。
長月先生がこういったノベルズのイラストのお仕事をされるのが初めてと聞いてとても意外だったのですが、ぶっちゃけた話、これまでは本業+まんがのお仕事が手一杯で受けられなかったとのこと。現在「(まんがのお仕事は)休筆中(長月先生談)」の長月先生に、以前からお話を持っていきたかったという講談社の編集さんが時機を見て依頼されたとのことでした。
長月先生のブログでは、「サイン会というよりも交流会」と書かれていましたが、まさしくそんな雰囲気でした。
そういうだけに、やはりこちらとしても本は読んでおかないといけないだろうと、前もって本を購入して一読だけでもしておいたのですが、これが役にたちました。
編集のかたから、「長月先生のファンの方ですか? そうしたらまだ中身のほうは(読んでない)?」と尋ねられたので、「長月先生のファンですが、文章もちょっとだけ読ませていただきました」と答えて、淡々とした文章が続くのに、読んでいるうちにいつのまにか局面が急展開していて、「(川端康成の)雪国効果だと名づけました」と。要するに、「トンネルを抜けるとそこは…」ということですね。
それに対して編集の方は、「小柳先生はメジャーコードの文章を書かないですからねえ」と。これは人物の感情の起伏を出さない文章ということかなと。
小柳粒男先生と長月みそか先生。どういう関係でこのおふたりのコンビを組まれたのかと私のほうから尋ねると、編集の方からは、べつにおふたりが知り合いというわけではなく、編集の方が長月先生にお仕事を依頼されたときに、長月先生が描かれる絵にいちばん合うであろう文章を持っていこうということで選ばれたということでした。まず、画ありきということでしょうか。
9月には小柳&長月コンビの2冊目が刊行されるというお話がありまして(こちらはもちろん読みますが)、さらに編集の方から、イメージとしては『HR』に近いイメージで、おそらくはストーリーものとして、小柳先生作品からなのか、あるいは他の作品からか、はたまた長月先生のオリジナルか、そこまではわかりませんが、長月先生の筆で何かしら漫画を描いていただきたい、という構想をうかがいまして、私も思わず、「それはぜひ!読みたいです」と答えました。
なかなか本業のほうもご多忙のご様子ですが、なんとか形になってくれると良いかなと思っております。
サインも終わって、その前には『くうそうノンフィク日和』の告知ポスターにもサインを入れていただき(参加者全員プレゼントでした)、さらには「KODANSHABOX」気鋭の新人作家さん似顔絵イラスト入り缶バッヂ(非売品・ニッチだなあ)までいただいて、新宿へむかうことになりました。
今回はサイン&イラストがあまりにも素晴らしい出来なので(編集者のかたもめちゃめちゃほめていらした)、ここはあえて見ていただきたいと思います。
本当は私への宛書まで入れてひとつのものになっていると思うのですが…、さすがに私の本名をさらすつもりはないので本名はモザイクで。
このあとの「ひだまりないと」も凄かったですし、29日は本当に有意義な一日、有意義なサイン会でした…。
さらにいうと、「ひだまりないと」で上映された『ひだまりスケッチ×365』のエンディングで大きなネタバレが。
今回も前作『ひだまりスケッチ』同様、地上波限定で終わりの提供テロップのバックにイラストがあります。
第1回目を描かれたのはだれか…、ここでここまでふっておけばわかるでしょ?
ただ放送当日になって気付いたのですが、上映されたエンディングアニメが第1話のものかはわからないんですよね…。
まあ1話分は確定って事で(弱気)。
長月みそか先生(『HR』芳文社刊 など)がはじめて表紙&挿絵イラストを描かれた作品となる、小柳粒男著:『くうそうノンフィク日和』(講談社刊)の発売記念サイン会です。
会場のKOBO-CAFEは、中野ブロードウエイの4階の一室に29日までの期間限定で開設されていた講談社BOXレーベル直営のカフェ。場所が、ブロードウェイでもとても奥まったところで、しかも手前がすべて医院ばかりという、とんでもない立地。期間限定なので館内にある地図にも書いてないし(月刊の館内案内パンフレットには書いてあるのですが…)、はじめてくる人間にはまったくわからないところで、たどり着くまでにさんざん迷いました。開始の15時前に着いたのですが、すでに喫茶の席は満席とのこと。サイン会だけでも大丈夫、とのことでしたので待つことにしました。
しかし待つのになにか違和感がありまして。やってることはいつものサイン会と同じはずなのに。と思ったら、書店で行うサイン会は、会場はたいてい書店内のオープンな場所(仕切りがあるとしても)なのに対して、今回は喫茶店の中でのサイン会ですからねえ。クローズドなのですよ雰囲気が。
15時までの段階で店内に10人ほどと、私の後ろに5人ないし6人ほど並んでいる状態。開始から40分ほどたって、最初の頃にサインをいただいた方たちがお店を出られたようで、私たちも喫茶しながらサイン会に参加できることになりました。
店内に入りブレンドを頼んで、ちょっと飲んだぐらいのところでサインの順番が来ました。すでに完売でしたが、西尾維新先生が書かれたショートショート入りの小冊子つきブレンドコーヒーもあったようです(1,000円)。
ある意味当然ですが、今回のサイン会は喫茶店のテーブルを挟んで、喫茶店の椅子に座られた長月先生と小柳先生と向かい合うかたちになります。そして私の横には講談社の編集者の方が。
なぜ横なんだ! って感じですが(笑)、4人掛けだからしかたない。
長月先生がこういったノベルズのイラストのお仕事をされるのが初めてと聞いてとても意外だったのですが、ぶっちゃけた話、これまでは本業+まんがのお仕事が手一杯で受けられなかったとのこと。現在「(まんがのお仕事は)休筆中(長月先生談)」の長月先生に、以前からお話を持っていきたかったという講談社の編集さんが時機を見て依頼されたとのことでした。
長月先生のブログでは、「サイン会というよりも交流会」と書かれていましたが、まさしくそんな雰囲気でした。
そういうだけに、やはりこちらとしても本は読んでおかないといけないだろうと、前もって本を購入して一読だけでもしておいたのですが、これが役にたちました。
編集のかたから、「長月先生のファンの方ですか? そうしたらまだ中身のほうは(読んでない)?」と尋ねられたので、「長月先生のファンですが、文章もちょっとだけ読ませていただきました」と答えて、淡々とした文章が続くのに、読んでいるうちにいつのまにか局面が急展開していて、「(川端康成の)雪国効果だと名づけました」と。要するに、「トンネルを抜けるとそこは…」ということですね。
それに対して編集の方は、「小柳先生はメジャーコードの文章を書かないですからねえ」と。これは人物の感情の起伏を出さない文章ということかなと。
小柳粒男先生と長月みそか先生。どういう関係でこのおふたりのコンビを組まれたのかと私のほうから尋ねると、編集の方からは、べつにおふたりが知り合いというわけではなく、編集の方が長月先生にお仕事を依頼されたときに、長月先生が描かれる絵にいちばん合うであろう文章を持っていこうということで選ばれたということでした。まず、画ありきということでしょうか。
9月には小柳&長月コンビの2冊目が刊行されるというお話がありまして(こちらはもちろん読みますが)、さらに編集の方から、イメージとしては『HR』に近いイメージで、おそらくはストーリーものとして、小柳先生作品からなのか、あるいは他の作品からか、はたまた長月先生のオリジナルか、そこまではわかりませんが、長月先生の筆で何かしら漫画を描いていただきたい、という構想をうかがいまして、私も思わず、「それはぜひ!読みたいです」と答えました。
なかなか本業のほうもご多忙のご様子ですが、なんとか形になってくれると良いかなと思っております。
サインも終わって、その前には『くうそうノンフィク日和』の告知ポスターにもサインを入れていただき(参加者全員プレゼントでした)、さらには「KODANSHABOX」気鋭の新人作家さん似顔絵イラスト入り缶バッヂ(非売品・ニッチだなあ)までいただいて、新宿へむかうことになりました。
今回はサイン&イラストがあまりにも素晴らしい出来なので(編集者のかたもめちゃめちゃほめていらした)、ここはあえて見ていただきたいと思います。
本当は私への宛書まで入れてひとつのものになっていると思うのですが…、さすがに私の本名をさらすつもりはないので本名はモザイクで。
このあとの「ひだまりないと」も凄かったですし、29日は本当に有意義な一日、有意義なサイン会でした…。
さらにいうと、「ひだまりないと」で上映された『ひだまりスケッチ×365』のエンディングで大きなネタバレが。
今回も前作『ひだまりスケッチ』同様、地上波限定で終わりの提供テロップのバックにイラストがあります。
第1回目を描かれたのはだれか…、ここでここまでふっておけばわかるでしょ?
ただ放送当日になって気付いたのですが、上映されたエンディングアニメが第1話のものかはわからないんですよね…。
まあ1話分は確定って事で(弱気)。
Comment
コメントする