荻野眞弓『たまのこしかけ』連載再開
産休から戻られた荻野眞弓先生。4コマ誌での復帰のトリを飾るのはこの作品。

1本目>ひさしぶりのたまこさん。やはり今回も、おいしそう。食べものが? たまこさんが? さてどちらも…。
ほんの少しですが、たまこさんは以前よりも「モデル体型」に寄ったような。
2本目>たまこさんがお休みの間に、「鉄子」がミニブームぐらいにはなりましたかねえ。「鉄分」が多いと、それに付随して泊まるところや食べるところの情報も豊かになったりします。
3本目>趣味が同じ人のほうが一緒にいて楽しい? そうでもないと思うところもあったり。ケンカの種になったりするのですよ。方向性が違ってもダダ被りしても。

4本目>たまこさんと十条さん。「乗る」こと自体は一緒ですから、そこをすり合わせれば何とかならないかなと。
6本目>(係長の手間>焼肉食べた、たまこさん)。不条理だなあ(笑)。係長さん、キレてもいいと思います。
7本目>出会いのチャンス? ほら、さきほど書いたように、被りすぎてもケンカの種なんですよ。

9本目>あの「満月(英訳)パス」、戸籍上の夫婦じゃないと使えないんですかね?
10本目>それは、たまこさん虫が良すぎるというものですかねえ。「積極的に自分を変えたく」なければ、モテたいという願いをあきらめるしかないのかなあ?
11本目>ビール片手に時刻表。昔に比べると変わり者扱いも少なくなったのかな。リラックスしたたまこさんからは、以前のたまこさんを思い出させるなにかを感じます…。

ともかく復帰されてなによりです。この作品の復帰はうれしいニュースです。


師走冬子『スーパーメイドちるみさん』
今回は、ちふゆさんと詩歌ちゃんが担当です。って「担当」言うな。 ちふゆさんが詩歌ちゃんの初めてのおつかいを追跡するわけですが。
ちふゆさんの場合、お面で顔を隠しても意味がないというか、わからいでか! というか(笑)。なんだろう「顔を隠して尻隠さず」とはこのことか(違うかも…)。
しかしいつも思うのですが、ちふゆさんって素肌のうえにじかにツナギを着てないか? そりゃあ、「ノンケでも平気で食っちまう男」と見間違がうよな。
だんだんと成長、というか治癒していく詩歌ちゃんの将来を妄想して酒に逃げるちふゆさんに、おもわず笑いが。
そんな詩歌ちゃんへの罠は、公園で遊んでるちまき教官。どうでもいいんですけど、詩歌ちゃんを砂場遊びに誘うちまき教官は、なぜか「部下を飲み屋に誘う上司」のように思えてなりません(笑)。

罠パート2は、買い物かごを車にぶつけられたと、詩歌ちゃんにいちゃもんをつけようとするやばそうな男。もし出会っていたら、いろんな意味で危険そうでしたが…。いやほんとにいろんな意味で。
そんなピンチを救うのがちるみさんです。というか、救い方がありえないだろう!(笑) もう大昔なので詳しいことは忘れてしまいましたが、格闘ゲーム「キング・オブ・ファイターズ」に出てくるマッチョな市長さんを思いだします。パンチとキックで車をぶっ壊す場面があったのですよたしか。
ちふゆさんが車を直して、「いい人でよかった」とささやいてますが、あのちるみさんを見てしまったら、たいていの人は逆らう気もなくなると思います(笑)。
あと12本目、ちふゆさんはちるみさんをどういう目で見てるんかと。ちるみさんはどこの星の人間だ(笑)。

さいごは、詩歌ちゃんもちふゆさんの親心(?)をわかってくれていてよかったですね。


テンヤ『先生はお兄ちゃん。』
夏休みが来る。そのまえには通知表が渡されるわけですが。受け取ってうれしい人は少数派ですよね…。まゆちゃんも、また違った意味でうれしくないみたいです。うれしくない、というか、兄の「サムさ」にへこんでいるような気がしますよ(笑)。
兄が作った「偽通知表」ですが、「素直さ」や「お兄ちゃん想い」にまで5段階評価の5をつけているのは、兄の盲目さの罪深いところだと思います。数字は見えないけど、なにげにパンチやキックまで評価を入れているのかと。で、それに対するまゆちゃんの評価もオール5なわけですが。その内容でもうれしいのか…兄。

7月には夏休みの宿題をあらかた終わらせていた兄。理由は言わずもがなですが、まゆちゃんと遊ぶのはいいけど(まゆちゃんはいい迷惑だったらしい)、まゆちゃんの宿題を手伝うくらいしてあげれば、もうちょっと兄の株も上がったのではないかと。兄だとそれくらいやってそうなんだけど。むしろまゆちゃんが断っていた可能性も充分あるか?

わからいでかその2。夏休みに兄が、「まゆ観察日記」をつけていたであろうことを予想した友人Aさん。しかし兄もまゆちゃんも、そんなにマジで驚くような問題じゃないだろう(笑)。どうみても当然。しかし兄が書いた「観察日記」って、母子手帳に転載しても問題なさそうなレベルを想像できるのがちょっと…、どうなのか。
それを知ってキレたまゆちゃんも、兄の観察日記を書くことで反撃しようとしたわけですが、反撃にならないことはわかりきっていた。たしかに、喜ぶだけだものな。

保健室に闖入者(?)、で中に入れない月子先生。って入ってきたのはセミですか。まあ夏の風物詩というか、中に入られたらうるさいというのはありますが(笑)。
セミの抜け殻や昆虫標本も夏休みの定番です。そんなことを言うのはやめてください月子先生、思わず思い至ってしまったではないですか。たしかに標本は「虫の死骸」ですけどねえ。そう言われてみると嫌な空間に思えてきます…>夏休み明けの教室

動物の出てくる新聞記事をスクラップしているまゆちゃん。これって社会科の宿題として役にたつのだろうか。受け取った先生の評価が知りたいです。まゆちゃんだからしかたがないと許すのか、それとも…。
国語科の兄が出した宿題のひとつが読書感想文で、兄妹もの限定というところが、兄。そこまでして兄妹仲良しなものを読みたい(?)のか。兄をとめたまゆちゃんからの電話に、やれやれと苦笑する友人Aさんが(笑)。まあいつものことっぽいですけど。
美術科は「好きなもの」を5つスケッチするというもの。なるほど、兄は「好きなもの」の意味を二重の意味で間違っていると(笑)。兄は日本語が弱いっていうよりも、我田引水なだけです。

まあさいごは、まゆちゃんも苦労しつつも、苦労の種である兄へもねぎらいを忘れないという感じで。兄はちゃんとわかってやれ(笑)。


続く作品ものちほど