小笠原朋子さんの商業再録誌。
今回はコミックス(1巻のみ【芳文社刊】)に収録できなかった部分を同人誌でまとめられた、ということになります。掲載誌だった「まんがタイムナチュラル」は、私は休刊になる前の最後のほうは購読していたはずですが(読んだ記憶があるから)、小笠原さんが連載されていたほとんどの期間は読んでいないと思います。
でもみちるさんに関する記憶だけはありました。それだけ彼女のキャラクターが濃いのだということでしょう(笑)。
この作品、小笠原朋子先生の作品の中では4コマまんがのなかでも4コマ色が強い作品のひとつに数えられるのではないかと、読んでいて感じました。
『僕君』は、タイミングとしては、私がはじめて最初から読んでいた小笠原作品となる『ウワサのふたり』(竹書房)との過渡期にあたる作品になるのではないかと思うのですが、雰囲気としては『さくらハイツ102』(双葉社)のほうが近い。
いま挙げた両作品はストーリー的な要素が強いですが、『僕君』はストーリー的な要素を帯びつつも、作中の時の流れがもう少しゆったりとしたものに感じられる作品です。
そういえば、『僕君』をふくむこの3作品、どれもキャラクターがみなほっそり細めに見えます。
じつは今回購入したコミティア85で小笠原さんに、主人公であるみちるさんのイラストをこのご本へ描いていただいたのですが、いま描かれるみちるさんはわりとふっくら顔というか。今回の再録誌の表紙もそうですね。
また、キャラクターが演じるボケのゆるさは今とさほどかわらないですが、ツッコミキャラがツッコミを入れる鋭さは『僕君』や『さくらハイツ』のほうが鋭いように思います。
小笠原先生の描く作品とキャラクターがどのように変容して行ったか、さらにはキャラクターの動かし方がどのように変わったかを読み取っていくという部分で、この再録誌はとても貴重なものだと思います。
また私個人としては、ツッコミの鋭さが逆にとても新鮮で楽しいです。これは古本屋さんに行って(新刊は、まずどこにもないですよね?)コミックス1巻を探したくなりました。
今回はコミックス(1巻のみ【芳文社刊】)に収録できなかった部分を同人誌でまとめられた、ということになります。掲載誌だった「まんがタイムナチュラル」は、私は休刊になる前の最後のほうは購読していたはずですが(読んだ記憶があるから)、小笠原さんが連載されていたほとんどの期間は読んでいないと思います。
でもみちるさんに関する記憶だけはありました。それだけ彼女のキャラクターが濃いのだということでしょう(笑)。
この作品、小笠原朋子先生の作品の中では4コマまんがのなかでも4コマ色が強い作品のひとつに数えられるのではないかと、読んでいて感じました。
『僕君』は、タイミングとしては、私がはじめて最初から読んでいた小笠原作品となる『ウワサのふたり』(竹書房)との過渡期にあたる作品になるのではないかと思うのですが、雰囲気としては『さくらハイツ102』(双葉社)のほうが近い。
いま挙げた両作品はストーリー的な要素が強いですが、『僕君』はストーリー的な要素を帯びつつも、作中の時の流れがもう少しゆったりとしたものに感じられる作品です。
そういえば、『僕君』をふくむこの3作品、どれもキャラクターがみなほっそり細めに見えます。
じつは今回購入したコミティア85で小笠原さんに、主人公であるみちるさんのイラストをこのご本へ描いていただいたのですが、いま描かれるみちるさんはわりとふっくら顔というか。今回の再録誌の表紙もそうですね。
また、キャラクターが演じるボケのゆるさは今とさほどかわらないですが、ツッコミキャラがツッコミを入れる鋭さは『僕君』や『さくらハイツ』のほうが鋭いように思います。
小笠原先生の描く作品とキャラクターがどのように変容して行ったか、さらにはキャラクターの動かし方がどのように変わったかを読み取っていくという部分で、この再録誌はとても貴重なものだと思います。
また私個人としては、ツッコミの鋭さが逆にとても新鮮で楽しいです。これは古本屋さんに行って(新刊は、まずどこにもないですよね?)コミックス1巻を探したくなりました。
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