さて佐野妙先生の作品について書いたところでちょっと横道にそれますが。
以前に書いたレビューでもネタとして書こうかと思っていたのですが、佐野妙先生も4コマ作品連載デビューが06年なのですね。
「も」、と書いたのは、ここ最近、4コマ誌で中心的な存在になりつつある作家さんの連載開始がみんな06年スタートだからなのですが。

佐野妙先生以外にも例を挙げてみれば、東屋めめ先生(『ご契約ください!』【竹書房】・『すぃーとるーむ?』【芳文社】など)、宮原るり先生(『みそララ』・『恋愛ラボ』【芳文社】など)、テンヤ先生(『先生はお兄ちゃん。』【芳文社】)、矢直ちなみ先生(『乙姫各駅散歩』【芳文社】など)、柚月もなか先生(『カフェらった!』【芳文社】など)あたりのお名前が挙がります。
さらに雑誌の刊行日ベースで考えれば、北条晶先生(『はっぴぃママレード。』【芳文社】・『お父さんは年下』【竹書房】など)も06年デビュー(『はぴママ。』のゲスト掲載が06年11月刊行の「まんがタイムファミリー」07年1月号から。たしか『お父さんは年下』も初掲載は同時期だったかと)。

しかしこうして名前を挙げてみると、ほんとに作品の内容が濃い作家さんが揃っている印象です。
漫画界ではジャンルを問わず、時折こういう形で同じ時期に才能が揃ってデビューすることがあるのですが、この方々、のちに「4コマ界花の06年組」なんて呼ばれるかも?