まんがタイムMYPALCOMICS 本当にあったここだけの話ピカピカ「O型自分の取扱書」(芳文社刊)
血液型がO型の漫画家さんがご自身のことについて描かれた作品と、他の血液型の漫画家さんから見たO型の人について描かれた作品とに別れているようで。

小笠原朋子『O型交遊録』
小笠原朋子先生の血液型はO型。ということで、ご自身のことについて描いた部分と、O型の小笠原先生から見た他の血液型の人との付き合い方について描かれた作品が主です。
でも、この作品を通して読んでみると、O型の人のことがさらによくわからなくなってくるような気がするのは私だけでしょうか?(笑)
なにせ、「自分優先」だけど「モメたくないから対人関係には気を使うので『八方美人』ととられ」、「仲良くなった相手には『どS』になる=対人関係に気を使わない?」。よくわからない…。
ですが、B型の私も基本マイペースだけど相手に合わせるほうが優先、なところがあったりしますから、そう考えると、血液型とは関係ないその人の性格に左右されている部分もあるような…? そうしたらこの本必要ないだろ?って話になってしまいますが(笑)。
小笠原先生と付き合いの多い血液型はB型の人、だそうです(群馬県在住のあの方も)。O型なご自身を「大ざっぱ」とおっしゃる小笠原先生とB型のマイペースぶりが上手く合うのでしょうか。
ところで、O型がご家族の80パーセントを占める小笠原先生のご実家の様子を見ていると、O型はオンとオフの切り替えがとても上手いのだと思います。時にその切り替え幅が大きすぎるときもあるようですが(笑)、他の血液型のひとと比べると、仕事でも学業でもバランスよく成功しやすいのではないでしょうか。A型の人のほうが成功するのかもしれないけれど、「常にオン」なイメージがあるので疲弊しやすいのではないか、とかそういう理由ですが。


レポートまんが in 「duet」3月号(集英社)
今回は小笠原朋子先生がTBS系ドラマ『RESCUE』の撮影現場イラストレポを描かれています。
このレポまんがは、毎回撮影中の休憩時間を切りとった作品が多いので、撮影に臨んでいる演者さんたちが差し入れなどを食べているところが多いのは仕様ですね(笑)。
そんな差し入れのポップコーンを、一個ひょいっと口に吸い込んで食べることが簡単にできる増田貴久くんと、できなかった中丸雄一くんのコントラスト。そして中丸くんの、消え入りそうな逆ギレぶり(やる前は余裕しゃくしゃくだったのに…)が笑いのツボです。
そんな演者さんたちも、オンとオフを瞬時の切り替えられるところはさすがです。


たかの宗美スペシャルVol.10(ぶんか社)
小笠原朋子『ニュースになりたい』
前回は、志津さんとミッキーが某ワールドでデートしちゃったりして、どうなるのかと思ったら、1話完結が基本線みたいですね。今回はそれとはまた別のお話。
「学校はたのしいよ!(休みの日は演技したくなかったな)」と、志津さん相手に「演技」してしまう将太くんです。でも、「演技」なんてしちゃううちは志津さんとの距離は縮まらないと思うぞ将太くん…。
学校ではなにげに敬遠されがちな将太くんなのです。チヤホヤされているがゆえに敬遠されてしまうというのは、リアルな社会でもよくある話です。打ち解けたくても打ち解けさせてくれない、というのでしょうか。
そんなときに打ち解けさせてくれるのが、「母ちゃん」ことななえさんです。やっぱりなというか(笑)。フランクというか「ファンキー&フランク」でフランキーといった感じです。喫茶店を持っている人だから、そういうところはお手のものだろうしなあと。将太くんを敬遠していた周りの子達も、ななえさんの術中にはまりますわねこれは(笑)。
ついでにななえさん若返ってるし!(数字上で・笑)

それと本筋と微妙に関係ないところですが。
そうですか。『ニュースになりたい』の世界はまゆりん(国民的アイドル)がいる世界と同じだったのか…。
そして今回は、いまだ名もないメガネっ子な、将太くんの同級生が良かったです。小笠原先生が自覚されているかはともかく、小笠原先生絵の、萌えのハイライトのひとつは「眼鏡っ子」だと思いますです、はい。


まんがタイムオリジナル2009年4月号(竹書房)
小笠原朋子『ゆなさなニッキ』最終回
単行本『おいしい日曜日ハート』は3月17日に
『ウチへ行こうよ!』は4月17日にそれぞれ発売

ということで、小笠原朋子先生の4コマ連載作品はひとまずひと段落ということになりました。

今回は最終回だけに全員集合か、と思ったらさにあらず。なにげに密室芸というか、佑奈ちゃんと佐奈ちゃんがねむる二段ベッドでのお話という、超狭い距離のエピソードです。
まず最初に思うのですが、佐奈ちゃん(おっきい)が二段ベッドの上段って思いきりきつくないのかと(笑)。小学生用のベッドで上段だと、底が抜けないかと。抜けたら佑奈ちゃん大惨事だな(笑)。
実際には上から落ちましたけれども(笑)。というか、たしかにそんな瞬間を目の当たりにしたらいくら冷静な佑奈ちゃんでもトラウマになるわな。
そして、上から落ちた佐奈ちゃんが見た夢が…。佑奈ちゃんがたくさん食べ過ぎておなかが破裂て、それどこのホラー作品ですか。というか媒図かずお先生のまんがでそんなのを読んだことがあったような。
それ以前に、佑奈ちゃんはそんなに大量に食べることがないだろうに。健康に気を使わない佐奈ちゃん(私の偏見です)じゃあるまいし。
しかし、冷静な佑奈ちゃんも、佐奈ちゃんが死んじゃうことを想像していたら涙が出るわけですね。佐奈ちゃんは別の想像をしたようですが(笑)。たしかに強い恐怖を感じたときには出る場合もあるけど(爆)…。

そして、そういえば…という感じなのですが、佑奈佐奈ちゃんも4月になれば中学生なのですねえ。この作品は4月になる前に終わってしまったけれど、4月になったら幸子さんも、そして、太田“宇宙と書いて”そらくんも、きっと4月になれば同じクラスになる。そういうものです。予定調和(笑)。
最後にひとコマだけ、5年後の佑奈佐奈ちゃんが描かれてますが、佑奈さんが大きくなるのもまた、予定調和ですわね(笑)。佐奈ちゃんもそんなムチャいうなよと。キモチはわかるけど(笑)。