再びまとめ書きになってしまいました。申し訳ない…。
「まんがライフオリジナル」2009年9月号&10月号(竹書房)
『パパ☆Lv1(レベルワン)』新連載
小笠原朋子先生しばらくぶりの、そして待望の新連載です。
いきなり連載一本目がプロポーズ(笑)。このへんの唐突な出だしが小笠原先生の作品らしいところ。そんなプロポーズで結ばれた3人が、香芝景樹(けいき)・千代子(ちよこ)・つぐみの3人家族。主夫の景樹さん、かわいいです。もう少しくだけた言葉を使えば、カワユス。反面、主夫としての「重み」はないですが(笑)。それも当然か、世間にもまれた経験のない23歳ですから。
でも逆に、世知辛さのなさそうなところが、カワユスにつながっているのかも。
つぐみちゃんは5歳の幼稚園児ですが、自分のことを「パパ」と呼んでほしい景樹さんに、「断固拒否する」と応えて机をバンバンと叩く(笑)。そんなキャラクターが、やはり小笠原先生の描くキャラクターらしくて楽しいですし面白い。そして景樹さんを「パパ」と呼びたくない理由も、いかにも小笠原朋子作品らしい感じで良いです。そしてそんなつぐみちゃんもかわいい。
そして一家の大黒柱(あれ?)で正しいのが千代子さん。会社の敏腕社員として活躍されているのですから。で、景樹さんと結婚したわけですが、景樹さんにはハラハラドキドキさせられているわけです。なんというのか、千代子さんにとってみたら、子供がもう一人増えちゃったんじゃないのか? とすら思えるハラハラドキドキぶりなわけです。
で、初回は家事に振り回されて疲れてしまった景樹さんがつぐみちゃんの布団で寝てしまうというその心配どおりの状況になってしまうわけですが。
そんなこともあって、どうしても同じ目線で景樹さんを見られない千代子さんに景樹さんは…。ボケ倒すのですね(笑)。
でも、そんな感じで上手くいってしまうのだから結果オーライ? そしてハラハラドキドキしたあげくに景樹さんに癒されている千代子さんもかわいく見えて。ああもう、みんなかわいいですねえこの作品は。
そして2回目。2回目ではうってかわって、景樹さんのしっかりしたところが出てくるお話になるわけですが、この「うってかわりかた」がかなり激しくて、驚くというか戸惑ったというか。
まずお弁当。景樹さんはすごいちゃんとしたお弁当、というか、ある意味ラブラブ夫婦らしいお弁当を作ったわけですが。いまどきハートマークとか、やらないよなあ、と(笑)。まあ、二次元世界のラブラブな世界のお弁当としては正しいでしょう。
でもさすがに千代子さんには耐えられなかったと。まあ、千代子さんには耐えられないでしょうねえ(笑)。とりあえず、見た目関係なく一気に残さず(ココ大事)かきこんだという千代子さん、正解です。
そしてそこで同時に明らかになる、つぐみちゃんと千代子さんとの「差」なわけですが(笑)。たしかに、娘さんに「ラブラブ」弁当はないかな?
4本目の「伝わらない」での、アゲて、アゲて、アゲて、落とす、という感じの展開がじつに面白いというか。
それにしても、千代子さんとつぐみちゃんは似たもの親子であるわけですけれども、景樹さんが大好きなところも、似たものというか、お互い同じぐらいの愛の炎を燃やしているあたりは、血は争えないって感じです…。
そして、景樹さんのしっかりしている点のもうひとつは、独身時代から目標を持った生活をしていたということ。しっかりお財布の管理をして、留学に行きたいという思いを、千代子さんたちとの新生活にひとまず変えた感じの景樹さんですが、こだわりはなかったのかな?と。やっぱり千代子さんが大切なのかなあと。まあ、生かされる場面は今後もあることでしょう。
ラストは、つぐみちゃんと千代子さん、それぞれが欲しいお弁当を作ってあげた景樹さん。なかなかあなどれないオトコです。
遅くなってしまいましたが、まずは待望の新作。誌内での扱いもけっこう良い位置にあるように思え、今後の展開も楽しみな作品になっていると感じました。
たかの宗美スペシャルVol.13(ぶんか社)
『ニュースになりたい!』
今回はちょっと趣向が変わって、ななえさんの少女時代のお話になっています。
そうか。ななえさんは、とまちゃん(『あいたま』師走冬子先生)みたいな女の子だったのですね(笑)。笑いが取れなきゃ死ぬみたいな。「私の血はみんなの笑いでできているのよ」みたいな。
いちおう美人なのに(いちおう言うな)、なぜそんな方向に走るのか(笑)。いいよなあ、「共演したい芸能人:いかりや長介」というそのセンスは買います。
しかし、アイドル業界に入ろうとしたらそういう気質は邪魔者でしないわけで…。そりゃあサルのまね(not猿真似)をオーディションでやったら落ちますよね。
まあ、将太くんのいまの容姿を作ったのはななえさんの容姿のおかげなのかと思いますけどね。この気質が遺伝しなくてよかった、のだろうな(笑)。
いっぽう、将太くんのいまの頭脳を作ったのはお父さんです。子役のお仕事のために勉強を犠牲にしないということだそうですが、すごい頭が良いらしいです。ななえさんに言わせると、子役をやらせておくのがもったいない、という感じなのかな?と。でも、ななえさんはそんな将太くんの頭脳にはあまり貢献してない、ようです。勉強を見てくれるのはお父さん。
すごくしっかりしたお父さんなのですけど、翔太くんの内面(幹本さん談:「キャラの薄い子?」)を作ったのもお父さんなのかと思うと、ちょっと損しているのかなあと思わなくもなかったり。
それにしても、こんなお父さんがどうしてななえさんと出逢ったのか? それこそ、血が笑いでできている感じのななえさんと、あんなにしっかりしたお父さんが出逢うところが想像つきません。
そして、幹本さんは子役時代成績が悪かったらしいです。って、志津さんに見抜かれているし(笑)!
「まんがライフオリジナル」2009年9月号&10月号(竹書房)
『パパ☆Lv1(レベルワン)』新連載
小笠原朋子先生しばらくぶりの、そして待望の新連載です。
いきなり連載一本目がプロポーズ(笑)。このへんの唐突な出だしが小笠原先生の作品らしいところ。そんなプロポーズで結ばれた3人が、香芝景樹(けいき)・千代子(ちよこ)・つぐみの3人家族。主夫の景樹さん、かわいいです。もう少しくだけた言葉を使えば、カワユス。反面、主夫としての「重み」はないですが(笑)。それも当然か、世間にもまれた経験のない23歳ですから。
でも逆に、世知辛さのなさそうなところが、カワユスにつながっているのかも。
つぐみちゃんは5歳の幼稚園児ですが、自分のことを「パパ」と呼んでほしい景樹さんに、「断固拒否する」と応えて机をバンバンと叩く(笑)。そんなキャラクターが、やはり小笠原先生の描くキャラクターらしくて楽しいですし面白い。そして景樹さんを「パパ」と呼びたくない理由も、いかにも小笠原朋子作品らしい感じで良いです。そしてそんなつぐみちゃんもかわいい。
そして一家の大黒柱(あれ?)で正しいのが千代子さん。会社の敏腕社員として活躍されているのですから。で、景樹さんと結婚したわけですが、景樹さんにはハラハラドキドキさせられているわけです。なんというのか、千代子さんにとってみたら、子供がもう一人増えちゃったんじゃないのか? とすら思えるハラハラドキドキぶりなわけです。
で、初回は家事に振り回されて疲れてしまった景樹さんがつぐみちゃんの布団で寝てしまうというその心配どおりの状況になってしまうわけですが。
そんなこともあって、どうしても同じ目線で景樹さんを見られない千代子さんに景樹さんは…。ボケ倒すのですね(笑)。
でも、そんな感じで上手くいってしまうのだから結果オーライ? そしてハラハラドキドキしたあげくに景樹さんに癒されている千代子さんもかわいく見えて。ああもう、みんなかわいいですねえこの作品は。
そして2回目。2回目ではうってかわって、景樹さんのしっかりしたところが出てくるお話になるわけですが、この「うってかわりかた」がかなり激しくて、驚くというか戸惑ったというか。
まずお弁当。景樹さんはすごいちゃんとしたお弁当、というか、ある意味ラブラブ夫婦らしいお弁当を作ったわけですが。いまどきハートマークとか、やらないよなあ、と(笑)。まあ、二次元世界のラブラブな世界のお弁当としては正しいでしょう。
でもさすがに千代子さんには耐えられなかったと。まあ、千代子さんには耐えられないでしょうねえ(笑)。とりあえず、見た目関係なく一気に残さず(ココ大事)かきこんだという千代子さん、正解です。
そしてそこで同時に明らかになる、つぐみちゃんと千代子さんとの「差」なわけですが(笑)。たしかに、娘さんに「ラブラブ」弁当はないかな?
4本目の「伝わらない」での、アゲて、アゲて、アゲて、落とす、という感じの展開がじつに面白いというか。
それにしても、千代子さんとつぐみちゃんは似たもの親子であるわけですけれども、景樹さんが大好きなところも、似たものというか、お互い同じぐらいの愛の炎を燃やしているあたりは、血は争えないって感じです…。
そして、景樹さんのしっかりしている点のもうひとつは、独身時代から目標を持った生活をしていたということ。しっかりお財布の管理をして、留学に行きたいという思いを、千代子さんたちとの新生活にひとまず変えた感じの景樹さんですが、こだわりはなかったのかな?と。やっぱり千代子さんが大切なのかなあと。まあ、生かされる場面は今後もあることでしょう。
ラストは、つぐみちゃんと千代子さん、それぞれが欲しいお弁当を作ってあげた景樹さん。なかなかあなどれないオトコです。
遅くなってしまいましたが、まずは待望の新作。誌内での扱いもけっこう良い位置にあるように思え、今後の展開も楽しみな作品になっていると感じました。
たかの宗美スペシャルVol.13(ぶんか社)
『ニュースになりたい!』
今回はちょっと趣向が変わって、ななえさんの少女時代のお話になっています。
そうか。ななえさんは、とまちゃん(『あいたま』師走冬子先生)みたいな女の子だったのですね(笑)。笑いが取れなきゃ死ぬみたいな。「私の血はみんなの笑いでできているのよ」みたいな。
いちおう美人なのに(いちおう言うな)、なぜそんな方向に走るのか(笑)。いいよなあ、「共演したい芸能人:いかりや長介」というそのセンスは買います。
しかし、アイドル業界に入ろうとしたらそういう気質は邪魔者でしないわけで…。そりゃあサルのまね(not猿真似)をオーディションでやったら落ちますよね。
まあ、将太くんのいまの容姿を作ったのはななえさんの容姿のおかげなのかと思いますけどね。この気質が遺伝しなくてよかった、のだろうな(笑)。
いっぽう、将太くんのいまの頭脳を作ったのはお父さんです。子役のお仕事のために勉強を犠牲にしないということだそうですが、すごい頭が良いらしいです。ななえさんに言わせると、子役をやらせておくのがもったいない、という感じなのかな?と。でも、ななえさんはそんな将太くんの頭脳にはあまり貢献してない、ようです。勉強を見てくれるのはお父さん。
すごくしっかりしたお父さんなのですけど、翔太くんの内面(幹本さん談:「キャラの薄い子?」)を作ったのもお父さんなのかと思うと、ちょっと損しているのかなあと思わなくもなかったり。
それにしても、こんなお父さんがどうしてななえさんと出逢ったのか? それこそ、血が笑いでできている感じのななえさんと、あんなにしっかりしたお父さんが出逢うところが想像つきません。
そして、幹本さんは子役時代成績が悪かったらしいです。って、志津さんに見抜かれているし(笑)!
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