サイン会もさすがにもう終わったかな? という時間帯です。
『宙のまにまに(7)』(講談社刊)の刊行記念として行われた今回のサイン会。ストーリー漫画のサイン会に行くのは久しぶりでした。もちろん柏原麻実先生のサイン会も初参加。
実をいうと今回、柏原麻実先生のサイン会なんて行けるはずがなかったのです。なにより参加整理券配布日が平日でしたし。
ところが配布当日の朝、twitterで紀伊國屋書店に並んでいらした方のpostを読んでいて、ツッコミ半分でぽつりと「いいなあ…」とpostを送ったところ、その方から「もう一枚整理券をもらう時間的余裕はあるので、よかったらどうですか?」とメールが。もう当然のことながら、「できるならお任せします!」とメールしましたよ。
結局、配布開始時間に相当の人数が並んだらしく2枚取りは難しいかも…、という状況でしたが、なんとか取っていただくことができました。

さてそこで問題が。『宙のまにまに』がアニメ化されているのも知っているし、その主題歌をスフィアが歌っているのでよく聴いてもいる。ですが、配布日の時点ではそこまでだったんですね。私の柏原麻実先生と『宙のまにまに』に対する認識は。アニメも、地アナの自宅ではUHFの電波が入らないので見られずじまい(地デジめ…)。
先週のサイン会で事前にお会いして本と整理券を受け取ることはできたので(ありがとうございます!)、当然予習のために7巻を読んだのですが、まったりした雰囲気なのにスピード感があって、たしかにこれはアニメ化されても十分面白い作品になっているだろうなと感心しました。
とくに「おいかけられて」の姫(蒔田さん)とその後輩・次原章一の初々しさは心が温かくなる作品でした。

さて当日。整理券の枚数最後のほうでしたので、列に並ぶ時間も16時15分といつものサイン会と比べるとかなり遅いほうの時間。集合時間あたりは紀伊國屋書店の9階から8階まで列が続いていたのですが、いったん列が整うとあとはスピーディー…、にはなりません。どうも一人あたりにかけている時間が長めの様子。9階の会場が近づくと、柏原麻実先生の特徴あるお声(初聴でしたが、ぶっちゃけ「アニメ声」ですよね・笑)が聞こえます。どうやら話し込む時間が長いらしい。

なにせ初めてお会いする作家さん、しかもアニメ化されていてもアニメは未見で、ご本1冊読んだだけの人間で大丈夫なのかと。「喋り過ぎはボロが出る」と自分に言い聞かせながら順番を待っていると、逆に緊張して心臓がドキドキする始末…(笑)。
会場となっているお部屋に入り順番待ちすると私の順番が。
「こんにちは。今日はお疲れさまです」と挨拶させていただきました。

まず整理券に書いた私のHNをご覧になり、すぐにサインの宛書きから入れ始めた柏原麻実先生。私のHNを見てまごつかない漫画家さんは珍しいかも。
最初に柏原麻実先生から、「今回のサイン会は整理券を取るのが大変らしかったみたいですねー?」とご質問が。「友人に取ってもらえたのですが、なんか10時の開店時刻にはほぼ無くなったみたいですよ」と、私。アニメ化にされて、内容も良い作品ですからさすがの人気ですよね。
そして、「イラストを入れるキャラクターのご希望はありますか?」と尋ねられたので、「追いかけられて」の印象から姫をお願いしました。

柏原麻実先生から、「アニメはご覧になられましたか?」と尋ねられたので、ここは正直に「残念ながら、うちは電波が入らなくて見られなかったんですよ…」と答え、「でも、すごくいいアニメになったというお話はいろいろなところから聞いていますし、DVDになったら必ず観ますよ」と続けました。
すると柏原麻実先生からは、「スタッフの方々にもがんばっていただいて、原作者の私から見ても本当に、『良いな!』と思える作品になったんですよ~」、「ぜひDVDで観てくださいね」とDVD鑑賞のお勧めが(笑)。

そしてサインとイラストを入れ終わる間際に柏原麻実先生から、「アニメに負けずに原作のほうもがんばっていきますので、これからも応援してください!」とお話されたので、「もちろんですし、なによりアニメが世に出る前に、原作がまず大事ですから」と私も答えて、「そう言っていただけると…。ありがとうございます」と言われたところで柏原麻実先生がサインとイラストを入れ終わりました。

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個人的には、この程度の知識で会話が出来るのか心配でならなかったのですが、柏原麻実先生のほうが積極的に話しかけてくださる方だったのでリアクション芸人タイプの私には大変助かりました(笑)。

今回は、柏原麻実先生や講談社の方、紀伊國屋書店の方だけでなく、整理券を取ってくださった方もいなければ参加できなかったわけで、ほんとうに感謝の言葉でいっぱいです。
本当にありがとうございました。