ブックファースト新宿本店サイン会恒例ウェルカムホワイトボード
『100万ボルトの彼女』 刊行記念サイン会として行われた楯山ヒロコ先生のサイン会です。
ブックファーストでのサイン会は基本的に店舗に行かないと参加券をゲットできないわけですが、このやり方は悪くないんじゃないかと思うんですよね。COMICZINとかもそんな感じですが。超人気漫画家さんや作品のサイン会だと色々考えないといけないんでしょうけどね。
さて当日は順番が前のほうだったので、サイン会開始からしばらく楯山ヒロコ先生と参加者とのやりとりを見聞きできたわけですが、まあいろいろな人がいるものですね。キャラのルックスをちょっと変えたイラストをお願いする人も多かったり、男子キャラを選ぶ人が(4コマのサイン会のなかでは)わりと多かったり。
他の書店での特典イラスト風にツインテールな鳴神さんを描いたら別人、とかありましたけど。あと2つ変えてほしいというお願いは断られてました。それこそ別キャラになってしまうから...的な意味のようですが。
『椿さん』2巻のサイン会以来でしたが、初サイン会だったそのときよりも対応のよさやイラストを描かれる手際が上がったんだろうなあと感じました。
私も鳴神さんとナイスコンビなひかりさんとギリギリまで迷って主人公の鳴神さんにしましたが、変化球を頼む人が多いなかで埋もれてますかね…(笑)。
この作品のタイトルを見て、なんか堀内孝雄の「君の瞳は100万ボルト」と思い出してしまう、という話をしたのですが、楯山ヒロコ先生は、「それを意識していないわけでもないです」、「4コマ雑誌の読者は世代的に30台前後より上のひとが多いので、フレーズ的にその曲のタイトルも頭にあったと思います」と。
編集さん(山東ユカ先生のサイン会にいらした方と同じ女性かと)は、「タイトル決めが難航しましたね」、「『エレキと女子高生』という案も出してたんですけど」 と。
しかし楯山ヒロコ先生は、「でもそれだとなんかベンチャーズ的雰囲気というか、エレキギターを持って腹巻してテンガロンハットの女子高生を描きたくなる…」、ってそれ映画『ギターを抱いた渡り鳥』の小林旭ですから(笑)。
ちなみに私は『エレキと~』というフレーズを聞いたとき、どうしてもまんがタイムきららの軽音楽部4コマを思い出し(略)。
そこから、楯山ヒロコ先生と編集さんとで「小林旭とか、そういう『ハンサム』に存在価値があった時代っていいですよね」、「でもいまとなってはベンチャーズとか小林旭って趣味としてはニッチすぎますよね」という話に。
テレビではなく映画だったからこそ「ハンサム」に存在価値があったのかもしれませんね。
あとニッチすぎる趣味という点で私が、「趣味は実益を兼ねない」んですよねえ…。まさしくカネをドブに捨てている実感があって(ツラい)…と話すと、楯山ヒロコ先生は、「他の人からすればそう見えても、『お前らの中ではそうなんだろ、お前らの中では』って感じですよ」と(笑)。
そういえばわりと特撮関係もニッチな趣味ですが。特撮ものといえば、楯山ヒロコ先生が同人で出された「あくとう」という作品が大好きで。特撮で悪役を演じる父親の姿も渋いけど、その息子のキャラがうまく立っていて面白いんですよ。
というわけで、楯山ヒロコ先生がイラストとサインを描き終えられて完了でした。
楯山ヒロコ先生、竹書房さん、ブックファースト新宿本店さん、楽しいサイン会をありがとうございました!
Comment
コメントする