如月ランデブー(すこやかペンギン)
節分の日だけ自分に会いにやってくる鬼娘の女の子が超可愛くてどうしたら...? という作品。しかもじつは相思相愛とはめっちゃ熱い。鬼娘の子が本当に可愛すぎる! 小ネタの4コマも面白いです。

INSIDE OUT(WATTS TOWER)
二人の主役キャラクターが抱く「愛のかたち」の違いをまざまざと見せつけられた。殺されたイアンにとっては、こんな愛され方なんて望んでいないだろうけど、食べてしまうことがビアンカの愛のかたちなのだ。
でもたしかにビアンカは、イアンでなくても愛して体を重ねたいと感じる女の子なのだろうけど。
最後のビアンカのモノローグが色々な意味で(笑)深い意味を感じるし、すごく重々しく感じる。

はっぴーでいず2(やたこ)
作者の2冊目の甥っ子姪っ子ちゃん本。前作品よりも叔母バカぶりに拍車が掛かっているのはもちろんですが、甥っ子ちゃん&姪っ子ちゃんと一緒にすごしているうちに感覚が若くなっているというより、幼くなっている?ようなやりとりが目に付きました。作者と甥っ子ちゃんとの想いのすれ違いがかわいそうになってきます。叔母さんの愛が重い。

冬眠ライフ(くろみや別館)
この作者の本を読むといつも思うが、実話だけどとても平和そうな環境がすごすぎる。その「ぬるさ」が独特な世界を作っていて、くせになる作品です。

首都圏通勤電車のひみつ 大震災7日間篇(東京猿人改)
オタクとサラリーマンを両立する作者が東京で遭遇した、東日本大震災とその後の計画停電&交通パニックを記録したドキュメント。
テーマを変えながら長年同じような形式で続いている作品は親しみやすい雰囲気でいつも楽しいのだが、今回は3.11直後の社会の混乱ぶりもその雰囲気に包み込みながらストレートに描かれていて、記憶が鮮明によみがえってくる。
あのときのことはやはり忘れてはいけないものだなと確信する。