ベトナムに行ってきたヨ物語 後編(カンプ。)
二人の漫画家さんのベトナム旅行記本後編。
前編は買い物ばかりしていたようなおぼえがありますが(失礼)、後編はけっこう真面目なベトナム史を探求する訪問記になってました。
ミリタリー好きにはもっと面白いかも?ベトナム戦争に対する視野が広がりますね。
二人の漫画家さんたちの珍道中ぶりも健在で楽しいです。

一日一回、あなたを好きだと思わせて。(妄想をトランクに詰めて)
恋愛、結婚など「好き」という情念にまつわる短篇集。ハッピーエンドありバッドエンドあり…、この作者はバッドエンドの描き方が上手い。というよりも、発散していく感情よりも収縮していく感情を描くほうが上手いのだろう。
収縮していく感情のせつなさ、無念さがリアルに感じられて読むほうもせつない。
でも、描かれるハッピーエンドもまるできらきらと輝いているようで素敵です。

風鈴ナイト(くろみや別館)
今回は実録ものでも創作ものでも、4コマの「起承転結」のうちの転と結のそらし方というか、はぐらかし方というか、そういう部分の切れ味がよくて、読んでいて楽しくなります。
苗字で使われる高の字の「はしごだか」の話は全編通してあるあるぽかった…。

「部活動宇宙船 レッド・アンブレラ号」(妄文とりはる社) 
舞台はSF、SFなんだけど、ものすごく人間くさい話から感じる違和感が面白い。当たり前ですけど宇宙人も人間臭くなかったら地球人とコミュニケーションがとれないものね。ひとつひとつの設定がSFとギャグと人間くささの三点で際立っているなと感じます。

新鎌ヶ谷のパン屋さん Canis Minor(ストロカインムコスタ錠)
天気が良くないと「パンが本調子じゃない」って、パンの世界も奥が深いな…。