今回は、『八雲さんは餌付けがしたい』2巻(スクウェアエニックス刊)刊行記念の、里見U先生のサイン会です。
私は、この作品を知ったのは比較的最近(今年の10月ぐらい)なのですが、書店の平台に平積みされていた1巻の表紙と帯を見てひとめ惚れした作品です。八雲さんはいい…。
高校の野球部に単身で越境入学した大和くんを、アパートの隣室に住む八雲さん(28歳未亡人)が文字通り餌付けするという設定の作品。いかにも美味しそうに食べているわけではないのだけれど、食べっぷりからして八雲さんの作った食事を堪能している大和くんの描写とか、なにより八雲さんの笑顔がいいんです。大和くんでなくてもあの笑顔は、「守りたい、この笑顔」って思いますね。

そして当然さっそく1巻を購入して読んだのですが、巻末の描きおろし漫画をみてぶっとびました。
なにがって、大和くんに惚れ込んでいる裏ヒロイン(?)ルイちゃんの家が「ちなヤク」なんだよなあ…(注:ネットスラングで、プロ野球チームのひいき球団を示す時に使う言い回し。もとは「ちなみにヤクルト」かな?)
そのせいか、2巻が発売された時にTwitterのヤクルトスワローズタグ界隈で、この作品がちょっと話題になっていました。タグ中で(おそらく)スワローズファン女子から流れていたのは「うちの若手選手もあんな風に餌付けしたい」だったのはご愛嬌。
しかしこの背景を考えると、ルイちゃん家は大和くんをスワローズに入れたいんかな…とか思ってしまいます(笑)。いまはドラフトも逆指名がないから意中の球団に入ることからして難しいんですけどね。有力な選手になればどの球団も欲しがるわけですし。

全然漫画と関係ない話になってしまいましたが、サイン会でも、初サイン会だからサインとイラストを描かれるので大変であろう里見U先生とではなく、編集さんと山田哲人選手のここが凄い、みたいな話に終始してしまいましたので、いまになって(「漫画の話をしろよ」という意味で)後悔というか、ひじょうに辛いです。この漫画が好きだから。

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里見U先生、スクウェア・エニックスさん、メロンブックス秋葉原店さん、楽しいサイン会をありがとうございました。