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日記といふもの

日々どうでもいいことを書き連ねて「いきたい」日記帳です。 最近はTwitterに逃避しがち。良ければそちらもよろしくです。

4コマ誌(竹書房)

3 9月

まんがライフ2008年8月号

樹るう『ポヨポヨ観察日記』
2本目>「ポヨい」。読者からみると当を得ていてすごく広がりそうな言葉だけど、作品世界内では佐藤家だけの限定的な言葉。こういうネタって興味深いなあと。
6本目>美食家大福ちゃん(ハムスター)。ヒマワリの種2粒って、一食に足りるのでしょうかね? あるいは「おやつ」ぐらいの量?

おーはしるい『わくハートわくワーキング』
みお主任に、高沢くんからのプレゼント。 
仕事をしている人にあげるピアスとしては空気読んでない(笑)と思うのですが、それを仕事中のみおさんに付けさせる高沢くんて、ほんとに天然? じつはかわいい悪魔なのではないかと(笑)。
5本目>みおさんの「くまたんが…」に(笑)。オトメだみおさん…。
6本目>そりゃあ中野さんは、いつものまじめな顔でお店に入って、くまたんのピアスを買ってきたでしょうね。その顔で来られても困るかもしれんが(笑)。

小池恵子『ななこまっしぐら!』
1本目?3本目>ななこさんの水遊びは、掃除だった。実際には水遊びの一部だけど。でも「遊び」にも無駄な動きがないのですね(笑)。すべてきれいになっている(最後は、ななこさんもきれいになる)んだもの。
7本目>生ゴミのにおいを嗅いでないことに「夏の感動」を感じる佐藤さん夫婦と、ドラッグストアー店員・薬師丸さん。ほかの店員さんは「そんなんでいいのか?」って言ってますけど…、大人になる、っていうか世帯を持つってことはそういうことかもしれない。違うか?(笑)

小笠原朋子『ウチヘ行こうよ!』
恋人のゆりえさんに、誰もいない大倉家へ誘われたー!! 明彦くんです。世の一般的男子だと、そんなこと言われた日にはいろいろと心沸き立つところがあるのではないでしょうか。
ですが明彦くんはねえ。どうもそれよりもこずえさんがいないことのほうが気になるみたいです。いやむしろ、「なんでー!?」ってふうに驚愕してるようにすら。誰もいないウチへ行くことが「よくないよー!!」と言っている明彦くんは、ある意味不健全ですね(笑)。
「家の中で二人きりにならない」という大倉家の約束も、「そんな口約束」なんてと反故にしちゃうゆりえさんに振り回される明彦くんが、アワレであり、笑えます。
そういえば、女の子に「ほかの女の子にはナイショだよ」といっても意味がないんですよね。バレるらしいですよ。
明彦くんのことは家族全員信用している、というゆりえさん。そのココロは「安全牌」ですか…。ほめられてるとは思うのだけれど、男としてはいいことなのか?

同窓会に行ったという、大倉家の母・こずえさん。小学校時代の同窓会だとしても、最低ラインは42歳ですね(計算すな)。
ですが、こずえさんは同窓会の日にちを間違えていた(うっかりー!(笑))。ウチに帰ってきていたこずえさんの知らないところで(?)、ゆりえさんと明彦くんも帰ってきます。運悪く(?)出くわすこともなく。
影に隠れて様子を伺うことにしたこずえさんですが…。ねえあなた隠れてないでしょう?(笑) すぐ見つかりますってそんなんじゃ。
一方ゆりえさんとのふたりきりが落ちつかない明彦くんですけど。さすがにこずえさんがいないから落ちつかないわけじゃなかろ(笑)。
ふたりで見るDVDを選ぶのですが、あるのがぜんぶ幸三郎さんセレクトのコテコテ恋愛もの洋画コレクションだったという。少女漫画家で、しかもこずえさんとはいまだイチャイチャしてる幸三郎さんですものね。いかにも集めてそう(笑)。
そこを回避して、こずえさん所有の、演歌歌手・水川ぴろしライブDVDを選んだ明彦くんでしたが、まさかそこから盛り上がるとは。というか、恋人同士ふたりきりで見るものとして、演歌のDVDなんてあまりにも適さないはずなのに(笑)。
こずえさんいわく、ぴろしさんの目と明彦くんの目が似てるといって、盛り上がっちゃうゆりえさんですけど、ゆりえさんがそういう方向へ誘導しているわけじゃないですよね? 
もし誘導してるとしたら、どんだけ「たらし」ですかゆりえさん。
と、ここで空気を読まずに(むしろ読んでるのか?【笑】)DVDのぴろしさんに掛け声入れて隠れてたことがバレちゃうこずえさん。もし空気を読んでふたりを止めてるのだとしたら…、こちらもなんという策士でしょうかこずえさん。ないかなあ(笑)。

明彦くんを、黙って両親不在のウチに連れてきたゆりえさんを怒りつつ、「明彦くんに何もなくて良かった!」というこずえさん。やっぱり明彦くんは「安全牌」ですねやれやれ(笑)。明彦くんは「(ぼくって)される側?」と怪訝そうですが、ゆりえさんのほうが「たらし」っぽいからなあ。
そして一件落着しそうな大倉家の玄関に、取り残されたような幸三郎さんがひとり。ゆりえさんを驚かすつもりで予定よりも早く帰ってきちゃったんですね(笑)。黙ってみてあげて、くれるのか、それともくれないのか。でも今回は、明彦くんに過失はないですからね。とりあえず幸三郎さんからえもいわれぬ圧力を感じるいわれはないはずだが…。

C74で、「渚宮」にて配布された小笠原先生からのペーパーを読まれた方はご存知と思いますが、来月号、再来月号で、どう話が動くのか。あるいはいつもどおりなのか。最後まで読み続けていこうと思います。
31 8月

まんがくらぶオリジナル2008年10月号

野広実由『うちの姉様』
今月は遠野さん特集?
2本目なのですけどね。まず遠野さんと「眼鏡カフェ」、というか遠野さんと「形から入る萌え系」というのが水と油のように思うのです。でもその前に、遠野さんの同級生さん。坊主頭で眼鏡カフェのウェイターさん…。お客さんにはウケてるのかなあ?(佐藤両々先生にはウケると思うけど【笑】)
3本目。1コマ目のあのしぐさがウケるとは考えにくい…。むしろキモい…(暴言・笑)。
もちろん涼音さんがお店に来なければ話にならない? わけですが。しかし今回の彼女は、来たは良いけどお店では奇行しかしてない。何をいまさらですが。
そうか、遠野さんの場合は「朝まで実験」につきあってくれるのが一番うれしいのか。
しかし遠野さんも最後は、奇行というか怪しい言動で返してしまいました。「いやらしい意味でだ!」ってやはり遠野さんも男だし(笑)。
そしてあさみさんはかなりの常識人キャラなんだなー、というのがよくわかります。日ごろはタイムマシンとか発明してるけど。

東屋めめ『リコーダーとランドセル』
1本目>ようするに成長してないってことですね、あつしくん。
2本目>あつしくん。夏休みだからって、家でごろ寝はどんなもんかな…。タケ兄もニートだからって、日がなごろ寝は。
3・4本目>あつしくんと沙夜さん。やはりこのまま勘違ったまま距離が近づくのでしょうか。ばれた時が怖い(笑)。
7本目>「見るだけでなにもしないから!」って、さすがにそれは無理筋がありすぎるでしょう東屋先生。でも笑った。
9本目>盛山先生。ネットの情報丸写しな子を探せるから、「自由研究(を見るのが)楽しみですね」か。黒い、黒いな(笑)。というか世知辛い時代になったということでしょうか。
盛山先生、今回は幼げな感じです。回ごとに見た目の印象が違うのは、設定的にいまだ年齢不詳であったり、描かれる東屋先生も、設定を決めきれない部分があるのかなと。

佐藤両々『こうかふこうか』
先月号では幸花さんが台風を呼び込んで開催を阻まれた、海水浴が実現です。両々先生は今回描かれるためにご苦労されていたようですよ(8月発売の「すくすくパラダイス」Vol.10【竹書房】ご参照)。
今回は慶喜さんが活躍されているのです。というか幸花さんのお守り役できたはずなのですが、岩井さんと絡んでまともでいられる数少ない一人が慶喜さんなように思います。強いですよね?(ほめ言葉にならんか)。
でも、慶喜さんはおねえちゃんだからな! 慶喜さんに助けられた通りすがりのゆうくん。

そういやこの季節だとくらげがいるのか。「クラゲがいると泳げないね?」となるのが普通のパターンですが、幸花さんたちは泳いでます。つーか岩井さん、幸花さんをくらげの海へジャーマンはどうなのか(笑)。もはや狙っているとしか思えません!(笑)
しまいにゃクラゲを投げちゃう岩井さんはすごい。雪合戦じゃないんだから。でも慶喜さんのほうがうわてですよね。海パンに入れますかクラゲを。あのう、それって入れたのは後ろのほうですよね? で、そのタイトルは「クラゲ受難」。岩井さんじゃなくてクラゲのほうが災難なのですね。

山野りんりん『ヒジキのお仕事』
3本目>天は私を見放したー!(違う違う!) ヒジキさんたちにパンチしてもらって、浮かびますかねアイデア?
5本目>志村ー! って感じですけど。タイミングがかぶっているからわからないのか、鰐石さんが机に伏して寝ているのが、起きてるのと見分けがつかないのか?
6本目>猫たちが寝ることを交代で出来たなら、苦労はしない!(何の苦労?)
8・9本目>「秘技」っていうわりにはヒジキさんたち寝てるのか…。なんか知らんけども、死屍累々って感じでねえ。鰐石さんには、夏の夜の恐怖体験になったようです。

富永ゆかり『クロジとマーブル』
2本目>マーブルのモヒカンヘアー。どんだけ風が強いのか。どんだけマーブルの毛が(略)。
4本目>マーブルのほうが一枚うわて。そんな高等技術(?)をいつ覚えたのか(笑)。
5本目>撃った(?)マーブルが無表情なところが味わい深いです。

小池恵子『おかあさまといっしょ』
そうそう、以前ここでも取り上げた『あれるげん』がデジタルで読めるようになったらしいです。しばらく前に、私も2巻を探しだす事ができたのですが、本を探さなくても読めるようになる機会が増えるのは良いですね。

今回は、かなり息が合っていると思われるお嫁さんとお姑さんである。しかしその「息の合う理由」がなあ(笑)。他者にツッコミを入れることで息が合っちゃうというのは、たしかにお嫁さん言うところの「下衆の勘ぐり」ですわな。でも、ありがちなことだとも思います。
で、ラストにお嫁さんの出生の秘密の一端が? お嫁さんの幼少期は、ネグレクトの被害者だったのかい?

神堂あらし『永久就職活動中』ゲスト掲載
このタイトル、「永久就職」の「就職活動」をするってことなのね。
主人公のまゆきさんが、常識人なんだか、ダメ人間なんだか、いろいろと混在しているところが面白いというか、深いですよね。人間にとっていちばん怖いのはやはり人間? ってことでしょうか。さすがにそういう考えをもったまんがではないと思いますけどね(笑)。
でも、まゆきさんのあずかり知らぬところで永久就職のチャンスを逸したり、自業自得だったりするところあり、面白いキャラクターですね。あくまで周りから見る分には(酷い?)。

小笠原朋子『ゆなさなニッキ』
夏休み。思春期に差し掛かった小学6年生のみんなに、「ヤンチャしないように」と注意する浅野先生です。ヤンチャねえ。もうちょっと大人だと、「羽目を外す」というのが合ってますかね。
ていうか佐奈ちゃん。ヤンチャの意味を「背伸びして悪いことをする」と知って、なんで佑奈ちゃんのほうで想像するんか(笑)。むしろオトナな佑奈ちゃんはそんなことしないよ…。
で、夏休み本番。ヤンチャしてるのは佐奈ちゃんのほうでした!? だけど佐奈ちゃんの場合、年上男をかばって年上女相手に睨み効かすのもハマりすぎてます。そりゃ幸子さんも驚く。
と思ったら、これは自作自演(?)だったらしい。芝居のタイトルは「お兄ちゃんのヤンチャな夏の後始末」。脚本が佑奈ちゃん、主演のふたりが佐奈ちゃん(兼演出)と、お兄さん? そう。佑奈佐奈姉妹にはお兄さんがいたんですねえ。彼はかっこいいみたいです。幸子さんの目で見ると。
でもけっこういい歳(失礼)そうなお兄さんだけど、なんかこの人から胡散臭さを感じるのはなぜだろう。それは後でわかるようですが。

夏を迎えて、佐奈ちゃんはまた背が伸びたらしい。また本来の小学6年生から離れていってるんですね(笑)。でもたしかに外見だけは18歳で通りそうなわけで。あくまでも外見だけは(大事なことなので2回言いました)。
しかも胸まで成長!? って幸子さんが驚愕してますが。これは仕込みだったようです。胸に肉まんを。あれ? ま、まあ、さすがに小6の子がヌーブラつけて胸を仕込むわけにもいかんわけだが。
でも佐奈ちゃん、「おなかがすいたらたべるんだよ」って、そういやふかした肉まんを胸に押しつけていて熱くなかったのか? しかもいまはタイトルどおりの季節なわけで。なんにも包んでなかったら、きっと汗まみれなわけで。もしおなかが空いてなくても、人にはあげないほうがいいよ? 
いやむしろマニア垂涎ものか?(死)

幸子ちゃんも、佑奈佐奈姉妹のお兄さんから一緒にお茶に誘われるわけですが、その誘いに、どうもいい顔をしないのが佑奈ちゃんです。幸子さんが考えたように、「そうか。佑奈ちゃんはお兄ちゃんのことが…」と考えるのが普通かもしれません。ですが、「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので(笑)。
お兄さんが連れて行った先はメイドカフェでした。そうです、お兄さんは見た目だけはかっこいいオタクの人(佑奈ちゃんいわく、「こっちの人」)だったのです。
高校2年生の彼は、夏休みのプチひきこもりから脱出するために、外デビュー。しかし外の荒波(?)は高く、思いっきり佑奈ちゃんに助けを呼んだのでした。っておい!(笑)
高校2年生が小学6年生に助けを求めるか。
「なんてこう面倒くさいの うちの兄妹」「あたしもヤンチャしたいよ…」という佑奈ちゃんのつぶやきが、「心の叫び」に聞こえてきます。
なんですかねこのヒエラルキー。佑奈ちゃん(小6)>>佐奈ちゃん(小6)≧お兄さん(高2) って感じ?

昔から女の子が苦手だったというお兄さん。ガキのころから優男ですね、わかります。
双子の妹さんが産まれたときには、「このまま小さければ…」「それか大きくなって僕を守って…」と願ったといいます。ていうか、後者のほうは、あまりにも情けなさ過ぎて涙が(笑)。
それはまさしく、佑奈ちゃんが言うとおり「呪い」の域だと思いますね。ほんとに。

森井ケンシロウ『さかな&ねこ』
モチーフがシュールなので、それほど問題はないと思うのですが(むしろ私は爆笑してます)、最近のネタが、強盗殺人じゃね? って感じのネタが多いのは面白いのだけど気になります。今回でいえば2本目とか4本目とか5本目とか。2本目とか4本目とかだと、ねこがさかなを食べた後、お金とか払ってないと思うのです(笑)。
5本目もねえ。なんか、ニュース映像とかでよく出てくる、アメリカのコンビニ強盗を防犯カメラが撮影した図みたいでねえ(笑)。あれは律儀にお金を払っているのかな?
それでいうと3本目も、金魚すくいでを金魚をたくさん取られた腹いせにさかなを食っちまってるような気がして。
それをいったら、この作品世界がシュールなんだからまともじゃないんだけども。
14 8月

まんがライフオリジナル2008年9月号

小笠原朋子『おいしい日曜日ハート

いまだに三上さんちへのお手伝い業をやめてないあかりさんです。じゃあ前回同様、森下兄も三上さんを監視しているのか、というとそれはありません。いくらなんでも本業にさしつかえるだろう…。
ということで、森下兄が代わりにつかわしたのが乾さん(♂)。「またあかりに手を出そうとしたら守るんだ!!」と、乾さんを叱咤していたようですが。それは無理、でもないのか? 
やばい、三上さんにじゃれる乾さんは危険です。かわいい。むしろ三上さんは仕事が手につかないのでは。
森下兄はいまだに三上さんを疑っているようですが、結局のところあかりさんへの未練が残ってしまっている三上さんにとって、その疑いはあながち間違ってないわけで。
でもその未練が残った理由って、あかりさんも森下兄もそれぞれ一枚ぐらい噛んでるからなあ。と思ったけど、森下兄が疑う理由は、自分が「恋を諦めない」人だからなんですか? 不屈の闘志も、時と場所と相手を考えんとね(笑)。
もちろん、三上さんの「未練」の原因は三上さん自身がいちばん大きいのは自明。なんだけど、やっぱり見ている側にとっては、この未練は不憫すぎるわけです。すでに三上さんの心は悲鳴を上げているわけですが…。

と、三上さんちに忍び込んでいた(?)、あの文学少女然とした彼女が見つかって。というかよく、「ウワサでこの近所に住んでるって聞い」たというだけで三上先生の家を探しあてたなあ。たしかに三上さんが「ストーカー?」って思うのは無理ないと思います(笑)。
外で三上さんに会えないのは、「(三上)先生引きこもりだから」というあかりさんですが、それはひどい。だいいち、彼女が家に来た時点で対応しているのがあかりさんじゃなくて乾さんだって時点でなんか間違っていると思うんですけど(笑)。
ですがまあ、三上さんが外に出たのって、あかりさんに告った回と、出版社のパーティーに行った回と…、他にありましたっけ? じつは「引きこもり」というのを笑えないような気もしてきました。

しかしそんな彼女が三上さんちの新しいお手伝いさん志望で、しかも作家・三上さんの大ファンときたら、渡りに船だなってところではありますが。
そんな彼女の名は石原美加さん。まだ年齢は不詳ですが笑顔がかわいい。作家志望でもあるってことは、ファンでもある三上さんから何かを吸収したいと思っているのかなと。
しかし、そんな美加さんの願いも三上さんは断ろうとします。やはりあかりさんへの未練を捨てて出て行く、という決意は本物なのです。
って、その決意が確たるものになったところへやってきたのは森下兄。やってきて早々、三上さんに「やっぱり引っ越すのやめてくれ!!」と。
なんのこっちゃと思ったら、三上さん引っ越す→編集の田辺さんが来なくなる→俺田辺さんに会えない という図式に先ほど気づいたのだと。「さっき」なんだ…。やっぱりこの兄、頭がよ(略)。
だが森下兄は最終兵器を持っている。森下父だ。森下父がマジでキレると料理される、というか精肉されちゃうらしい。もうここまできたら、映画『デリカテッセン』の世界です。

で、森下兄と美加さんが出会うわけだが。しかしこのふたり、ひと目あっただけだけど妙に意気投合していそうなのが気になります。美加さんって田辺さんとそっくりだし、不屈の闘志に手当たり次第(?)属性も持っている森下兄だからなあ。大丈夫なのか?
だが心配すべきはそっちじゃない気もします(笑)。だってこれで、美加さんがあたらしいお手伝いさんになることが決まってしまった感があるし。あかりさんは、すでにお役御免だと思っているし。
もう三上さんからすれば、「俺を置いていくな?(いろいろな意味で)」という感じじゃないでしょうか…。まったく。


続く作品ものちほど
22 7月

まんがくらぶオリジナル2008年9月号

東屋めめ『リコーダーとランドセル』
2本目>手を繋いでもねえ。その差のせいで信用してくれないというか、むしろ疑いに拍車が(笑)。
4本目?9本目>プールのあつしくん。裸になるとこどもっぽく見えるのか? それともしぐさがこどもなのか? 
それにしても沙夜さんとあつしくんはほんとに似合いのふたりなんだけどな(見た目だけは【笑】)。
10本目>盛山先生…。いかにも教師が着そうな水着なのに、無駄に(略)…。
それにしてもこの先生、妙に年齢不詳っぽい。「おーはしるいスペシャル」のときの盛山先生特集では、けっこう若手っぽい(新任ではないにせよ)感じですけどねえ。

野広実由『うちの姉様』 
1本目・2本目>しかし涼音お姉さんは、一歩間違うと意地悪な姉に見られかねないなあと。肩書きがあるだけに、「天然」とか「KY」ってのが似合わないから…。
まあ、頭がいいけどKYっていう属性(?)はこの雑誌の他作品にもいますからねえ。
3本目>「スイカ」違い。るるちゃんが言っているのは後ろにアクセントがつくスイカ(↑)で、遠野さんが持っているのは、前にアクセントがくる(↑)スイカ。
4本目>世界的発明が水の泡か(笑)…。
5本目・7本目>あさみさんと比べると、涼音さんはむっちり系ボディーなのがわかりますね。
10本目>手ブラで隠してくる涼音さんも凄いけど、遠野さんはなんであんな遠くまで走っているんだか。おかげで涼音さんの名場面を見損ねたわけだが。
むしろ見てはいけなかったのかもしれないが(笑)。

黒金魚『いけどん三世帯』ゲスト掲載
「ブログ系ゲスト」と言うふれこみですが。どうにも実話系な雰囲気が付きまとう作品。いやオリジナル作品なわけですが。リアリティがありすぎるように感じるのがいけないのか?
おなじ竹書房なら、「本ゆ」あたりに載せるほうがちょうどいいと思うのですが…。そうでなくても、周りの作品にもうすこし「あく」がないと目立ちすぎるような気はします。

佐藤両々『こうかふこうか』コミックス第1巻発売中
慶喜さんが真剣になる、幸花さんとの海水浴。いやむしろ、慶喜さんだから真剣になるのでしょうか? ライフセーバーの資格持ちですから。
髪ものびてきた岩井さん。幸花さんの水着姿が見たいから海に行きたい岩井さんですが、幸花さんを水に近づけることは殺人行為なんでしょうか、ね(笑)。
あくまでも幸花さんとふたりで行くことにこだわる岩井さん。そんな岩井さんを亀山さんと財前さんが頑なに止めていますが、なんですかこれは。
このふたりだと、岩井さんが狼に変身するとでも思ってそうに感じるのは気のせいか?(笑) そんな…。するのか?

それにしても、幸花さん、会社の同僚と海に行くのにスク水はちょっと。亀山さんも、「マニア垂涎」とかそういうことを言うレベルじゃないと思います(笑)。
岩井さんに「ヒモみたいな」セクシー水着を買ってくるという亀山さん。いやでも実際あるよなあ(>男性用ヒモ水着)。実用には適さないタイプかもしれんが。

幸花さんの水着を選ぶ鶴見さん。たしかに、「ビキニだとポロリしちゃう」というのは理解できるなあ。そういう系のアクシデントは岩井さんといっしょのときだけかもしれないけど。
そういう意味では、幸花さんにウエットスーツを選んでしまう鶴見さんの見立ても間違ってはいないのか? それを着て泳げるかどうかは別ですがね。
そして、慶喜さんの水着を見立てた亀山さんも、また間違ってはいないのかも? しかし慶喜さん、腹筋が割れるほど鍛えてるとは。もし、ボディービルダー系の感覚(ナルシズム的というか…)に目覚めたら、もっとすごいことになりそうな。

山野りんりん『ヒジキのお仕事』連載スタート
前号のゲストから連載へ。「安住の地」にたどり着いたというか。  
2本目>鰐石さんがたくさん。その光景自体はすごい、夢みたいな光景ですが(夢だろ)。鰐石さんに囲まれたい…。
だが、ヒジキさんはストレス(?)で死ぬんじゃないか?
3本目>猫ってやっぱり、そうしないとなじめないんですかね?>新しい箱をツメでぐしゃぐしゃに
4本目>鰐石さん、スイカ5分の1食べたくらいでお腹をこわすなんて、胃腸弱いですね…。ていうか見るとこ、そこじゃないか。

7本目・8本目>ヒジキさんは鰐石家のネコのボスなんだから、席は一人で独占するものなんですよ。7本目みたいにネコが集中していたら、その中に入るわけにもいかないし(みんなの上に乗るとか?【笑】)。
しかし8本目は、ノリツッコミのツッコミなし、みたいなコントですね…(笑)。

小笠原朋子『ゆなさなニッキ』
1本目>泳げる佐奈ちゃん(デカくておバカで熱い)と、泳げない佑奈ちゃん(ちいさくて天才でクール)。いつもと立場が逆転する? と思ったのですが、佐奈ちゃん…、どこのアレなおっさんですか!(笑) そりゃ佑奈ちゃんもドン引くわ。
2本目>佐奈ちゃん。そりゃ人面魚は魚だから泳げるだろう。飛べない鳥はいるけど泳げない魚はいないと思う。まあそれ以前に、佐奈ちゃんは「人魚」だと思って佑奈ちゃんをほめてたわけだが。
3本目>昔を思いだして、せっかく佑奈ちゃんのほうから佐奈ちゃんとの距離を縮めようしているのに、佐奈ちゃんの「オヤジ目線」がすべて台無しにしていると見えるのは、私だけじゃないですよね? というか、高校生にだって間違われそうな佐奈ちゃんがそんな目線だと、なにげにアブない(笑)。
4本目>「胸以外ナイスバ!!(by幸子さん)」という佐奈ちゃん。別の見方をすれば、胸以外は高校生と間違われそうな、ってことか。
しかし浅野先生、髪の毛の結び方を「マニアック」っていうのは言い方としても間違ってないかい? たぶん佐奈ちゃんが自分で髪を結ぶのが下手なだけだと思うけど。
さらに先生の発言を聞きまちがえてる幸子さん。ああやっぱりこの娘は…(笑)。

5本目>なにげに、太田くんとキスの出来そうな距離まで急接近してうれしそうな幸子さんです。でもこれ、目が悪い太田くんのネタを8本目とあわせて読むと、すごい切ないですよ?
6本目?9本目>佑奈ちゃんを特訓する佐奈ちゃん。やっぱり、立場が逆転した佐奈ちゃんがうれしそうに見えるのですが(笑)。プールの中でコケたのは、幸せボケか?
幼いとき、おぼれた佐奈ちゃんを助けようとして巻き込まれたために泳げなくなっていた佑奈ちゃん。そういう理由だったのね。それを確認し、原因を作った佐奈ちゃんをぶん殴ってトラウマを克服する佑奈ちゃんは、いかにも佑奈ちゃんらしい解決のしかただと思います(笑)。

9本目>目が悪くても佑奈ちゃんはわかる太田くん。5本目では、幸子さんをまったく見分けられないのに。これが愛の差なのか、幸子さんには残酷というか…。
10本目>泳げなくなっていたときの佑奈ちゃんの思い出と、泳いでいるときは佑奈ちゃんと同じところにいられた佐奈ちゃんの思い出。今回の出来事で、そのふたりの思い出が佑奈ちゃんのなかでうまく結びついたのですね。佐奈ちゃんも忘れなければ、佑奈ちゃんと同じようにわかる日がいつか来ると思うのですが。


続く作品ものちほど
19 7月

まんがライフ2008年9月号

小笠原朋子『ウチヘ行こうよ!』
明彦くん倒れる。「こう見えていたって健康体」の説明が似合わない1コマ目ですが。
ええと、べつに死んでるわけではないですよね? それにしてもゆりえさんは、なぜお父さんの幸三郎さんを疑うのか?(笑)。ゆりえさんも、やはり幸三郎さんがなにをしでかすかわからない人だと思っているのか…。
倒れた明彦くん。ゆりえ母・こずえさんの、「一緒にプール行かない?」発言が、「立ちくらみ」の引きがねらしいですけど。
それって、「こずえさんにプールへ誘われる→体の一部に血が集中→集中しすぎて立ちくらみ」というコンボか? って、それどこの、遊人『校内写生』…。
それにしてもこずえさん、ゆりえさんとお揃いビキニまで買ってまで行くとは、どんな気合いの入り方…、と思ったら嘘か(笑)。
このシーン、私が持っている版の「ライフ」だけかもしれませんが、ちょうど明彦くんの鼻のところにインクのよごれがありまして、まるで明彦くんが鼻血を出した後のような感じになってます(笑)。
それはともかく、明朗快活に、ゆりえさん&こずえさんのお守り役としてプールへ行きます、と語る明彦くん。ですが今回はこずえさんのほうも欲望を抑えられない(笑)。
よだれを流して「ジュルジュル…」といった感じのこずえさんは、そう、まるで犬(笑)。

で、今回めずらしくゆりえさん&こずえさんと一緒に行けないのは幸三郎さん。彼の背中になにかがあるから、なわけもなく(笑)。
幸三郎さん=如月聖良先生の連載作・『あいつは恋のオシャレ泥棒☆(略称:オシャ泥☆)』の最終巻単行本作業が忙しいようです。幸三郎さんは、明彦くんにも作業を手伝ってほしいのか? それともこれをエサにして明彦くんをふたりから引き離したいのか?(笑)
あやうく乗り気になってしまいそうな明彦くんに、ゆりえさんはあきれ顔。そんなゆりえさんに明彦くんは、「僕が好きなのは如月聖良先生だから」とごまかし?を。
あれ? それだとまるで、如月先生に近づくためにゆりえさんに近づいたみたいでは?(笑) いやもちろん、明彦くんが幸三郎さんの秘密を知ったのは大倉家を訪れた後のことですからそんなことはないのですが。
それよりも、ゆりえさんから如月先生に乗りかえた、というふうに読んだ側に想像させてしまうと、よけいにややこしいことになるかなと(笑)。

こずえさん母娘が、なぜ急にプールに行くなんて言いだしたのか。やはり理由はあるのですね。それにしても、ふたりとも「ダイエット」だの「メタボ対策」だのと言いだすあたり、そういう体質でもあるのか? と心配になるところですが。
かたや明彦くんは、現実?を直視すればこずえさんへの熱も冷めるか、と希望的観測を願っていますが、そういう場合、娘のゆりえさん以上にまばゆい姿を見せつけられる展開になるに決まっているだろう…、と(笑)。
しかし現実はさらに斜め上。というかより現実的だったというべきか。こずえさん完全防備! そう、紫外線対策は歳相応に必要だったということか。
反対に、ゆりえさんは惜しげもなく肌を見せちゃって、明彦くんも、「かわいー!!」と見惚れてます。これが若さか(笑)。
んーまあ、こずえさんがむだに明彦くんを悩殺するよりも、こずえさんにはゆりえさんの引き立て役になってもらったほうがすんなり話が進むので良いのではないかと?


続く作品ものちほど
15 7月

まんがライフオリジナル2008年8月号

小笠原朋子『おいしい日曜日ハート
扉絵のふたり。デフォルメされているのだけれどデザイン的部分だけでもない感じ。こういうイラストも描かれるのが小笠原先生なんだよなと。

三上さんの気持ちを知ってか知らずか、あかりさんが「次のお手伝いさんが見つかるまでは」と三上さんちに戻ってきました。が、三上さんはテンションダウン。なんでって、複雑でねえ。
多分に三上さんのテンションが落ちる理由のひとつは、森下兄。三上さんちで三上さんにマンマークしてるから。
森下兄、怖いです。なにが怖いって「妹ラブ」でガチガチに固まっている。気持ちが定まっている人ほどおそろしいものはありません。
そして「私への告白は嘘だったんだから…」と兄を諌めるあかりさんの言葉にテンションがさらにガタ落ちする三上さんです。三上さん自身が、あかりさんへの気持ちをとりつくろうために言ったことですが、「身から出たさび」とは、言いたくないですね。
もうあかりさんの顔を見られない三上さん。どうしたらいいのかと悩みまくっているようですが、さすがにあかりさんの純粋さを知ってしまえば、「顔も見たくない」とは言えませんわね…。

あかりさんの後のお手伝いさん。あかりさんは、「私とは逆の人」がいいと言っていますが、それって自分と似た人が三上さんのそばにいるのは嫌なのかな? と。
それを聞いて森下兄は、「田辺さんはダメ!!」と半泣きで止めてますが、「頭がよくて」「先生の小説が好きで」というのは当てはまるけど、「品がある」かどうかは? 三上さんからすれば「大人の女の人」ではあるかもしれんが。
そして出されたもう一人の候補者は? さすがに三上さんでなくても、「かわいい」には疑問符が付きそうです(ゴメン)。

一方の三上さんは、あかりさんとの記憶を忘れるためにも、引っ越してしまえばいいと考えていました。これには森下兄妹ともにさみしさが募るようで。
「兄が『さみしい』と言っていましたよ」と、兄の言葉に自分の気持ちも託して三上さんに言うあかりさんはかわいいです。三上さんは取り合ってくれないけど(笑)。兄からすれば、三上さんは『トム&ジェリー』のジェリーみたいなものかしらん。
でも、三上さんだってさみしいのです。やっぱりあかりさんと別れるのはつらいんですよね…。
ただ、「今の仕事」が一段落つかないと引っ越せないようで、まだ時間に余裕はあるみたいですが。上で書いたような理由で仕事が手につかないのも、時間が出来る理由のようで。

本屋にきたあかりさんと、あかりさんが三上さんちのお手伝いをやめることになったことを聞きつけた魚屋さん。そして、あかりさんがクビになったことに騒ぐ彼をにらむ(まあ本屋さんで騒いでちゃいかんわね)、いかにも文学少女(?)然とした女性は・・・だれ?
三上という名前に心当たりがありそうなようにも見えますが、三上さんの小説のファンだったりしたら、あかりさんが挙げた「次のお手伝いさん」の条件に当てはまってきそうな。
とりあえず、「私の第一印象」は、会ってみると魅力的な女性である予感がしますが…?さて。

続く作品ものちほど
20 6月

まんがくらぶオリジナル2008年8月号

山野りんりん『ヒジキのお仕事』ゲスト掲載 『ナギーにおまかせ!』コミックス発売中
同じ竹書房の「あにパラ」等でおなじみの『ヒジキ』がゲストで登場。
今回は、主人公(?)の少女漫画家・鰐石さんの表情がこれまでよりも豊かになって楽しいです。どっちかというと、喜怒哀楽のうちの「哀」の表情が多いのはこれまで通りですが。
5本目のイケメン出前持ちに出会ってときめく鰐石さんの表情とか、6本目と7本目の鰐石さんのさまざまな表情はいいですねえ。
そういえば、5本目はサイレントなのでちょっとわかりにくいのですが、このオチって、「体操服とジャージ(鰐石さんの仕事着)でときめいてても意味ねーよ!」って意味なのか。あるいはおなかを掴んでいるので、「メタボ!」というのも思ったのですが、鰐石さんそんな体型じゃないし。
風をめぐる対等なライバル関係にある鰐石さんと猫たちの行動に笑ったり、8本目の、鰐石さんもほんと「禁断の世界(笑)」が好きだねえ…とか(笑)。
でも考えオチ的に笑えるのは9本目。鰐石さんはどういう心境で無表情にさくっとコメントを削除したのか…。
来月号からは新連載で登場とのこと。新しい作品になるのか。正直にいえば、『ヒジキ』連載でも毎月読めるようになるぶんうれしいのですが。

佐藤両々『こうかふこうか』コミックス1巻発売中
今回は扉絵から違います。姉御!亀山さん。
部課内でいちばんのイケメンらしい財前さん(ここでも運勢関係の字が。徹底してます)。先日の岩井さん告白「変」のときも、彼がどさくさにまぎれて幸花さんに告っていたのは記憶にあたらしいところ。って、その話まだ続いてたんか。岩井さんと幸花さんとのあいだがある程度の決着を見たのですっかり忘れてました(苦笑)。
財前さんは幸花さんに、一緒に映画に行こうと誘ってくるわけですが、そんな話を聞いたら岩井さんが割り込んでくるのは当然のことか。
岩井さんがある種天然野郎なのは承知しているし空気を読まないのも承知の上ですが、ここ最近のいきさつを知っていると、岩井さんの目も幸花さんを狙っている男の目に、普通に見えるわけで、はい。
そんな財前さんも岩井さんも、どっちも断れないのが幸花さん。その優柔不断さがどうにも許せないのが亀山さん、なのです。いちおう岩井さんとは「保留」のような状況にある幸花さんですから、財前さんの誘いを受けても別に問題はないとはいえ、先日の告白の返事もせにゃならんし、流されているばかりではいられない! のですよ。
亀山さんは幸花さんのことを、「ズルい!」「イライラしすぎて具合悪くなりそう!!」だと怒るわけですが、幸花さんの「優柔不断さ」のメカニズムも亀山さんの苛立ちの原因もわかるだけに、どちらもツラい。幸花さんの優柔不断さは人生の初級編、亀山さんの苛立ちは人生の上級者コースですわね。

幸・亀・鶴、女性三人が居酒屋で、どうすりゃいいの!? と考えるわけです。そこで酔うなかで出てきた、「幸花さんのいちばん慕う人」が亀山さんだった件。これけっこう大事かもしれない。
私も「岩井さん告白『変』」のときに書きましたが、あの状態ではもう亀山さんのことをふっきらなきゃ物事は進まないんじゃないの? と思ったのですが、幸花さんはそう思ってないんだなと。
それを受けた亀山さんのセリフが、ほんとうに「姉御!」って感じで…。
さらにその言葉を受けた幸花さん。財前さんの誘いを断って、ここからどう行くのか。
それにしても、岩井さんはほんっと空気読んでないですね!(笑)

小笠原朋子『ゆなさなニッキ』
1本目>調理実習が楽しみ! な、妹・佐奈ちゃん。食べるのが楽しみ、じゃないんです。姉のエプロン姿が見たいんです。どんだけ旦那様のような趣味(というかオヤジのような趣味【笑】)なのか(笑)。
2本目>担任・浅野先生が多趣味にわたりすぎ! ていうか「金髪美女が作ってくれる朝食」って、どんなシチュエーションだ!? 日本ではあまり考えにくいですよね…。彼を慕う女教師さん、髪を染めて整形をすればだいじょうぶ! ではないかと?(さすがに無謀だ…)
3本目>どこまでもきびしい姉・佑奈ちゃん。のように見えてじつは…、なわけですが。この姉妹、やはり離れたらパワーが激減しますね。
4本目>「おみそ」な佐奈ちゃん。近くの他人より遠くの佑奈ちゃん…? だが佑奈ちゃんの剣幕では頼る人がいない。どうしろと(笑)。
5本目>佑奈ちゃん組の朝食・太田レシピ。いちおう「みんなで考える」というというのがあると思うのですが、これ、太田くんだけが考えていたのではないかと思ってしまいます。だってあまりにも佑奈ちゃん向けすぎる…。幸子さんといっしょに「言われてみれば!」って、なんか白々しく聞こえるのは、気のせいではない(笑)。
6本目>佐奈ちゃん組の朝食レシピは洋食。佐奈ちゃんいわく、「質より量」って、どこぞの喫茶店のモーニングじゃあないんだから(笑)。メニューもそんな感じだけど。
7本目>誰が相手でも明るくできる、誰とも仲良くなれるのは佐奈ちゃん。そんな佐奈ちゃんへのコンプレックスを感じてしまう佑奈ちゃんですが、そう感じるのも佐奈ちゃんが自分の足りないところを埋めてくれると感じているから、だと思います。そして佑奈ちゃんが考える朝食レシピも、佑奈ちゃんのコンプレックスを埋めるメニューだったりします。
やっぱりこの姉妹はふたり一緒じゃなきゃ。

「メメ子ちゃんフラッシュアニメ」製作中だそうですが、今回の巻末カラーにはその打ち合わせの様子などが。
製作は、『さかなとねこ』の森井ケンシロウ先生とのことですが、製作記念4コマのオチでなにげに爆笑。べ、べつに森井先生がシナリオを書くわけじゃあ、ないですよね?
8月発売の10月号に、フラッシュアニメを収録したDVDが付くそうですが、値段、いくらになるんかと。
どうせなら、これまでに竹書房作品から製作された、他のフラッシュアニメ(『クロジとマーブル』・『ポヨポヨ観察日記』)も収録してもらえれば、値段にも見合うものになるのではないかと思うのですが…。

続く作品ものちほど
18 6月

まんがライフ2008年8月号

小笠原朋子『ウチヘ行こうよ!』
小心者の明彦くんが、恋人であり大胆にして果断なゆりえさんに言いました。「今日 ウチに来ない?」。そう今回はいつもと逆です。
今回は逆の立場になってしまったゆりえさんが、びっくりしちゃってます。そうですよね、いつもなら明彦くんが演じる役回りに、ゆりえさんが当たってしまったのですから。
しかしそのあげくに「別れる」ってゆりえさん…。恋人の両親に紹介されてしまうから別れる、なんて理由は聞いたことないっすよ!(笑)
ですが今回、ゆりえさんを自宅に連れて行くことになる明彦くんにも「痛み」が。
「ああ今日はこずえさん(ゆりえ母)に会えないんだなあ…」って。ちょっ、このマンガ的には大事かもしれんが、明彦くんとゆりえさん的には(笑)。

明彦くんの自宅を訪問。明彦くんの妹・明日香ちゃん(ゆりえさんが明彦くんの浮気相手と間違えた子ね【笑】)と再会し、そして明彦くんのお母様と出会ったゆりえさん。そしてゆりえさんは明彦くんのお母様からきつい一発(笑)を。…それどこの「非道!! 嫁(?)に暴言を吐く鬼姑(?)」ですか?
ゆりえさんぶっ倒れてるし! お母様はゆりえさんが「元気な子って聞いたから」驚かしてみたらしいですが、そういう問題でもないと思うんですけど(笑)。

あらためて対面した、ゆりえさんと明彦母。それにしてもお母様の発言は、白戸家での明彦くんの位置がよくわかる発言ですね。「いなくても気付かない」、「家でもそうなんだ…」って、ゆりえさんもお母様も。明彦くんと明日香ちゃんがほのぼのしているわきで、すごい残酷な…(笑)。
それにしても、ゆりえ父・幸三郎さんの評価は定まりませんねえ。幸三郎さんにまだ会っていない明彦母は少女漫画家の彼に憧れの感情を持っているかと思うと、ゆりえさんは、「ごく普通です!!」とばかり強調するし、幸三郎さんにいちど会ったことのある明日香ちゃんは、「やさしいよっ」と言うし(ヤ〇ザの親分のような雰囲気に気圧されたことは記憶からなくなったのか?【笑】)、明彦くんは明彦くんで、「どこが…?(アレが普通なわけねーだろ!?)」と、幸三郎さんの事を思いおこして目が死んでるし(笑)。

そうしている間に、明彦くんがゆりえさんが連れてくるからとケーキを買いに出た明彦くんのお父様が帰宅。明彦くんのお父さんは、娘のように歳下のゆりえさんにも腰が低いのです。明彦くんと同じです。顔も似てます。そういう血筋なんです、きっと。
ケーキがなかったから大福を買ってきたことにも、お父さんには非がないのに謝っているし。あきらかに奥さんの尻に敷かれてます。本当にあり(略)。
明彦くん、家ではゆりえさんのことばかり話しているのでしょうか。「誰かにとられないか心配」とまで言っているのだとか。だからお父さんがゆりえさんに、明彦くんのことをよろしくお願いしちゃいます。

で、ゆりえさんは、明彦くんがこずえさんと「すーっごく仲が良」いと明彦くんのお父さんに話すのですが。明彦くん過剰すぎ!(笑) なのか、それともゆりえさんの女の勘なのかこれは!?
ゆりえさんと明彦くんのご両親との顔合わせを無事に終えた明彦くん。ゆりえさんを送ります。そのゆりえさんが最後にひとこと、「お父さん…ステキだね」。
そう、家では奥さまをたて、息子の明彦くんの顔までさらっとたててしまうお父さんなのです。それでいて存在感もある、明彦くんのお父さん。そんなお父さんに憧れてしまうゆりえさんでしたが…、一方の明彦くんは。
明彦くんは考えすぎというか自意識過剰というかビビリすぎというか(笑)。きみ、ゆりえさんが言った言葉の行間の、読むとこ間違ってるから。

つづく作品ものちほど

11 6月

まんがライフオリジナル2008年7月号

小笠原朋子『おいしい日曜日ハート
三上さんが戻ってきて、ないです。そもそも旅に出てないから(笑)。
あかりさんに言い寄ったことで、怒りの導火線に火がついてる森下兄。怖いです、即三上さんを殴ってきそうですね。でもあかりさんの一言が場を和ませます。ある意味、三上さんも森下兄の弱みを聞いちゃったってことでいいのでしょうか>先月号の兄ばなし

あかりさんは、自分が三上さんをフったことで三上さんがどうかしてないかを心配していたようですが、三上さんはすべてを「なかったこと」にすることでこの場を収めようとしています。あかりさんへの告白なんて嘘、あかりさんなんか好きじゃない、って。
それすごく切なすぎます…。みかみさんはあかりさんのことを思って身を引こうとしているのですね。よく考えれば、あかりさん(&森下兄もかな?)の頭がちょっと弱いからこそ通用しそうな論法なんですけどね。じっさい、三上さんの意図に気づいているのは編集者の田辺さんだけだし。
そして、気づいた田辺さんも泣いてくれるんだ、うれしいですね。

三上さんからすれば、身も心も引き裂かれそうなつらい心境ですよ。
ミュージカルの『レミゼ』でマリウスが「狂いそうさー♪」ってコゼットへの恋心を歌う場面があるのですが、ほんと、シャウトしたくなるようなそんな感じです。
あれ、でもこれじゃ三上さんは全然あかりさんをあきらめてないみたいですかね。
ともかく、「(告白が嘘だったことを)わかってもらえないと困るんだ」とあかりさんを冷たく突き放してまで、告白を「なかったこと」にしてあきらめようとする三上さん。
強い男ですね。あかりさんのような人をを目の前にしたら、私はとても。自分が泣きだしてでも、考え直して欲しいと言いだしそうです。

ひとまず別れた三上さんとあかりさん。田辺さんはこの経験をこやしにして更なる仕事を、と言ってますが。無理でしょそんな。燃え上がる愛しさを打ち消した後のリハビリは、すごい時間がかかるのだから。
時は移って翌々日。さすがに一晩寝ればケロッと、というふうには行かなかった様子。
ですが、なぜか三上さんちにはあかりさんがいる。三上さんが出てこないからって、合鍵で入ってきたらしい。ああそれは合鍵を取り上げなかった三上さんのミスだ(笑)。
もう一度三上さんのお手伝いをしたい、というあかりさん。三上さんの告白(&デコにチュー)が嘘なら、というあかりさん。やべえ三上さん逃げられない!
この天然あかりさんからは逃げられない!
それにしても、「あれは嘘だったんですよね?」と聞くあかりさんを見ると、「嘘じゃないよ嘘じゃないよ!」と涙目になりそうなダメな私です。

やはりこの恋の透明感は本物。

おーはしるい『ばつ×いち』
今回はバカみたいに笑わせていただきました。由依さんが、由依さんが毒吐きすぎ!(笑)
1本目から、育志さんを店長と思ってないような発言が満載で面白すぎです。
しかしタウン誌(not双葉社)の取材理由が、「すごいコーヒー」ってのも。そんな情報で取材に来るな! って感じです(笑)。
そして育志さんの「飲む人の健康が心配になるコーヒー=すごいコーヒー」も、いつまでたっても向上の機運も見られず…。
そのコーヒーを飲んで「取材の人が倒れたりしたら」と由依さんが心配したりもするのですが。食中毒ともちょっと違うし、犯罪には当たらんのかな?
そして浅井さんも本領発揮。ナチュラルに由依さんくどくし、育志さんが眠ってしまう怪しいドリンク剤を出してきたりするし。由依さんは、浅井さんともいいコンビネーションをとれるようになったなあと(笑)>「後で聞きます!」
最後のオチも良いです。取材者が女性ふたりだったのはこのオチへの布石だったのか、と(笑)。でも「超特集・浅井薬局のすべて(浅井さんロングインタビューつき)」とかやられても読者の役にたつのだろうか…。

碓井尻尾『店長の憂鬱』
2本目>言いえて妙(笑)。どう考えても食感は最悪だけど。
3本目>アユカワさん、それ普通に「業務上横領」だろう。危険なオンナ(笑)。
5本目>たしかに手際よすぎなアユカワさん。何時間で作ったのかそれを…。
7本目>べつに必ず叶うわけじゃないんだから焼却する必要はないだろ店長。

続く作品ものちほど
19 5月

まんがくらぶオリジナル2008年7月号

小笠原朋子『ゆなさなニッキ』

髪をしばると印象が変わってしまう佑奈ちゃん。ただでさえ妹の佐奈ちゃんより小さいところへ、髪をしばるとおさなげな印象が強くなります。
ゆなさなウオッチャーの太田くんですら下級生と間違えるほどに。先月号でもありましたが、佐奈ちゃんと親子に見えちゃう「見た目年齢差」15歳にも現実味が…。
佑奈ちゃんとの「おそろい命」な佐奈ちゃんですが、髪型だけは同じにできないのだそうで。髪を伸ばせない性格みたいです、ってそういうものなのですか、女性の髪型の決め方ってのは?

それにしても今回の佑奈ちゃんは、佐奈ちゃんのことをつきはなし続けています。つきはなすというよりも、高いところから叩き落してるって表現があってるかも。まさに「どS」(笑)。幸子さんの言葉を待つまでもありません。
その「叩き落しかた」もさまざま。髪を伸ばせない佐奈ちゃんを「無駄無駄無駄!」とばかりにあっさり叩き落したかと思うと(<2本目)、泣き言を言う佐奈ちゃんを「おまえの気持ちはその程度か?」というかのように胃に穴を開けんとする勢いでネチネチしたり(<3本目)、苦労して佑奈ちゃんとおそろいの髪にした佐奈ちゃんを「くだらん…」とばかりに自分の髪形を変えて剣豪のごとくばっさり斬り捨てたりと(<6本目)、幅ひろいどSぶりには末恐ろしいものを感じます。ま、いつも担任の浅野先生にも一歩も引かずにどSなのですから、佐奈ちゃんあたりではお話になりませんがね(笑)。

いっぽう、先月号でちょっとだけふたりの背景がわかってきた幸子さんと太田くん。佐奈ちゃんを叩き落す佑奈ちゃんを「Sだよね」と評する幸子さんですが、太田くんには何のことやら。ああやっぱりこの年代は女の子のほうが大人なんですね。
幸子さんの側にしてみると、太田くんへのへたな発言は「化けの皮が剥がれる」という気もしなくは…、っていったら言いすぎですね。でも「S」という単語がピンと来ない太田くんを相手に、必死で話をそらすあたりはやっぱり…。
その太田くん、女の子の髪は長いほうが良いようです。というか佑奈ちゃん佐奈ちゃんの髪だけがモデルケースなので、あまり聞く意味がないと思うよ幸子さん。というかめげるな。

さて担任の浅野先生と、彼を慕う同僚先生ですが。オシャレに気を使う小学生を見て、「ファッションより読書を」という同僚先生は別に間違った事をいっているわけではありません。
べつにオシャレに気を使ってない(使えない)ことをごまかしてるわけじゃありません。そんなふうに考えてる浅野先生の思考があれなだけです。しかし浅野先生もネチネチしてるな(笑)。

さいごは、やさしく佐奈ちゃんの髪をメイクアップしてあげてる佑奈ちゃんですが…。たしかにお揃いだけどTPOを考えない佑奈ちゃんのメイクアップは、やはり佐奈ちゃんで遊んでるとしか思えません(笑)。やさしくS、それが佑奈ちゃんのモットーではないでしょうか。

続く作品ものちほど
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