新刊部門
師走冬子『ようこそ!オーロラ百貨店(1)』
湖西晶『〆切ごはん(1)』
毎回、主人公であるゆかりさんの料理の腕に感服する次第です。この作品はB級グルメというのともちょっと違う、「ゆるグルメ漫画」だと私は提唱したい
桃井涼太『艦隊これくしょん-艦これ-4コマコミック 吹雪、がんばります!(1)』
艦これという殺伐としたゲーム(何)の世界に咲いた一輪の花。へたするとゲーム本編よりもキャラクター造形が彫り込まれてるかもしれない。
テンヤ『黒森さんの好きなこと(1)』
連載開始時から、不幸な人を見るのが大好きな少女とその周りの人々を描く、ということで話が動くのかと思っていましたが、その線を外さずに単行本が出るまで続いているのは、意外というべきか流石というべきか。ともあれ、黒森さんに憧れる相手キャラとの恋のさやあてもあったりして、今後の物語の流れにも期待したくなる一作。
松田円『200年の夜と孤独 ~おひとりさま吸血鬼~(1)』
200年を生き続ける女吸血鬼、という時点でまずミステリアスだけど、そんな部分をうまくひっくり返すかのような吸血鬼しのぶさんの「強さ」がじつにいい笑いに結び付いている。
既刊部門
あさのゆきこ『オトナのいろは(2)』
佐藤両々『わさんぼん(1)』
ランキングをよく見ると、ファミリー系4コマ誌作品からの数少ないランキング上位作品の一つなのですね。でもそれだけの価値がある作品なんだよなーと。
キャラクターの造形力には定評ある佐藤両々作品なところに、4コマとしては珍しいであろう舞台の着想の意外さ、そこに4コマだからこそ作れるテンポと作話が加わっている。ファミリー系4コマの堅実さの中にも野心的な部分がある作品。
師走冬子『ようこそ!オーロラ百貨店(1)』
この作品をひと言で言えば、「師走冬子のばかばかしい話」。
なぜそう思うかって?社会人としてありえないキャラ達が勤める、ありえないデパートを描いた作品だからさ!
だからそこがいい。湖西晶『〆切ごはん(1)』
毎回、主人公であるゆかりさんの料理の腕に感服する次第です。この作品はB級グルメというのともちょっと違う、「ゆるグルメ漫画」だと私は提唱したい
桃井涼太『艦隊これくしょん-艦これ-4コマコミック 吹雪、がんばります!(1)』
艦これという殺伐としたゲーム(何)の世界に咲いた一輪の花。へたするとゲーム本編よりもキャラクター造形が彫り込まれてるかもしれない。
テンヤ『黒森さんの好きなこと(1)』
連載開始時から、不幸な人を見るのが大好きな少女とその周りの人々を描く、ということで話が動くのかと思っていましたが、その線を外さずに単行本が出るまで続いているのは、意外というべきか流石というべきか。ともあれ、黒森さんに憧れる相手キャラとの恋のさやあてもあったりして、今後の物語の流れにも期待したくなる一作。
松田円『200年の夜と孤独 ~おひとりさま吸血鬼~(1)』
200年を生き続ける女吸血鬼、という時点でまずミステリアスだけど、そんな部分をうまくひっくり返すかのような吸血鬼しのぶさんの「強さ」がじつにいい笑いに結び付いている。
既刊部門
あさのゆきこ『オトナのいろは(2)』
すでに新作も出されている現在でも、「終わってしまったー!」という感じなのだけども。
ハッピーエンドなのだけれど、全編どことなくせつなくて胸を締め付ける。キャラクターも作話も良いからこそ。
余談としては、作者の方が作られた後日談の同人誌がまた良い意味で本編とはガラッと変わっていて、「いい続きだった」と感じた。
師走冬子『スーパーメイドちるみさん(12)』
板倉梓『野村24時(3)』
野村と田中三姉妹との同居生活にもラストが!? なーんて。
師走冬子『スーパーメイドちるみさん(12)』
はい!大団円でした。
風呂敷は大きかったけど、ちるみさんはもちろん、メインキャラたちはほぼそれぞれの物語の決着をつけるなど、作者渾身の最終巻だったと感じます。ちるみさんが幸せになれてよかったです。
ほんとうにお疲れさまでした! 板倉梓『野村24時(3)』
野村と田中三姉妹との同居生活にもラストが!? なーんて。
野村の人生が(おそらく彼の中では)大きく変わっていく時期が描かれているが、作者の筆致のなかに、野村の人生が変わっていくことに対する読者への説得力を感じた。作品から感じる雰囲気はゆるいのに、その裏側にある重さを読み解きたくなる作品だった。
5周年アニバーサリー部門 佐藤両々『わさんぼん(1)』
ランキングをよく見ると、ファミリー系4コマ誌作品からの数少ないランキング上位作品の一つなのですね。でもそれだけの価値がある作品なんだよなーと。
キャラクターの造形力には定評ある佐藤両々作品なところに、4コマとしては珍しいであろう舞台の着想の意外さ、そこに4コマだからこそ作れるテンポと作話が加わっている。ファミリー系4コマの堅実さの中にも野心的な部分がある作品。