いつも読むサークルさんがコピー誌だったのもあるのですが(笑)。
『カフェらった!(2)』(いわしの甘露煮)
商業連載作品の再録本。(1)は商業単行本になったのだけど…
連載後半に当たるこの作品では、脇キャラたちの恋模様だったり、主人公の生活環境が掘り下げられたりと盛り上がる展開になり、メイド喫茶のかわいい女の子たちが動き回る展開がうまくまとめられている。それだけに、商業で刊行されなかったのは残念でもあるが…
ともあれ、まとめて読める形になったのは良かったと思う。待望していたので嬉しかった。
『バレンタインロマンス』(ムンチャイ)
バレンタインの時期だからこそ出せるドタバタ劇(笑)。
主人公・まゆが作るチョコレートを巡って、シスコン兄はもちろん、まゆを想う人(?)が心そわそわする。
その一方で、まゆが想う人はのほほんとしているのに最後には彼らしからぬ行動でビシッと決めてしまうあたりが、意外に感じつつも鮮やかな展開を作っている。
『俺×彼女05』(Senseism)
妻子に囲まれ幸せな家庭を築く教師が、教え子の女生徒に犯される。
教師を一途に想う女生徒の純粋さと邪悪さ、そして彼女が与える快感が教師を壊していく、その描写と展開に衝撃を受ける。
だが、壊れたことの「つけ」は必ず支払わなければならない。その支払方法…哀しい終焉。
読んでいて、作者が描く女生徒の純粋さと邪悪さの両面にとにかく惹きつけられてしまうし、壊れていく教師にも、同情とも共感とも何かが違う感情が芽生える。
『働く車。』(草壁正和)
警察で働く車の擬人化本。
それぞれの車の特徴を活かしたネタを用いたギャグ漫画に、思わず読み入ってしまう。
今回イラストだけだった車たちを描いた漫画作品も読んでみたいなあと。